![クリプトカレンシーの意味は暗号通貨?おすすめ取引所10選まとめ](https://ittoinfo.com/wp-content/uploads/2019/07/20190719_190719_0001_0.jpg)
2017年に世間を騒がしたクリプトカレンシーバブル。
億万長者を作ると共に多くの破産者も生み出しました。
その後、一時期よりテレビの露出も減ったクリプトカレンシーですが、まだまだ投資家の中では人気です。
新たにクリプトカレンシーに興味を持つ方も多く、関連ニュースサイトが盛んに更新されています。
そこでこの記事ではクリプトカレンシーや取引所の特徴について解説したいと思います。
クリプトカレンシー初心者の方でも読める内容ですので、クリプトカレンシーとは何か、今から始めるならどの取引所がおすすめなのか知りたい方は是非読んでみてください。
この記事の目次
クリプトカレンシーとはどういう意味?
クリプトカレンシーとはインターネット上で通貨のように利用することができる電子データのことを指します。
クリプトが暗号で、カレンシーが通貨をそれぞれ意味し、日本では「暗号通貨」と呼ばれます。
暗号化される理由はインターネット上で安全に通貨として機能するためです。
クリプトカレンシーは暗号化されているために内容をひと目で判断することが難しく、改ざんも簡単にはできません。
データ自体が通貨を表現しているわけではありません。
インターネットで送受信しているクリプトカレンシーは取引情報なのです。
お金のやり取りに関する情報を改ざんされないように保持することで通貨の機能を実現しています。
インターネットを活用できるため既存の通貨インフラより安全で高速な取引が、安価に構築できるのが強みです。
将来的には世界の通貨のあり方を大きく変えるとも言われています。
クリプトカレンシーが普及していくには
クリプトカレンシーは可能性に満ちた新たな通貨ですが、広く利用されるためには乗り越えなければならない障害がいくつかあります。
クリプトカレンシーのやっかいな問題はどのように解消され普及の道を進むのでしょうか?
日常生活で利用されるようになる
最近ビットコインを中心にネット通販や実店舗の買い物の支払いなど、実社会でクリプトカレンシーが利用されるケースが増えてきました。
クリプトカレンシーが通貨として認識されるには日頃の経済活動で利用される必要があります。
そうやって多くの人の目に触れることが増えれば企業や政治もクリプトカレンシーを無視できなくなります。
2019年においても、クリプトカレンシーは世界の銀行間送金で使われるなど実体経済との結びつきは強くなっています。
この流れは今後も続くと見られ、クリプトカレンシーの活躍の場は間違いなく増えていくでしょう。
スケーラビリティの改善
世界で最も時価総額が高いクリプトカレンシーがビットコインです。
このビットコインをはじめクリプトカレンシーには、スケーラビリティの問題を抱えているものがいくつかあります。
スケーラビリティの問題というのは取引量が増えると、それを処理できなくなり取引が停止してしまうことです。
ビットコインのスケーラビリティ問題とは、ビットコインにおけるブロックチェーンのブロックサイズが1メガバイト(MB)に制限されている結果起きている問題である 。1MBよりも大きいブロックは無効なものとして自動的にネットワークから排除される。
引用:Wikipedia
レジで会計をする時に支払いが何分経っても終わらなかったら非常に不便です。
クリプトカレンシーの利用者が増えても取引が停止しないよう取引処理速度は今以上に高速になる必要があります。
この問題を解決するために生まれたのがビットコインキャッシュなどの新生クリプトカレンシーです。
取引速度が高速でスケーラビリティ問題を解消する鍵とも言われるものです。
まだ市場規模でビットコインの後塵を拝していますが、ビットコインキャッシュの時価総額は順調に伸びています。
またビットコイン自体もスケーラビリティの問題を独自の技術で解決しようと試みているようです。
このようにスケーラビリティの問題については解決の道筋が見えてきています。
価格の安定化
クリプトカレンシーは通貨としてよりも投資対象として扱われている側面が否定できません。
まったく実体経済に関わっていないにも関わらず金銭的価値だけは付いているケースも珍しくありません。
そのため価格が非常に乱高下するクリプトカレンシーが目立ちます。
特に時価総額が低いものは激しく動きます。
一日で5%以上も価格が上下したのでは安定した商取引には利用できません。
しかしクリプトカレンシーが実体経済でも利用されるケースが増えているので、この問題は時間が解決してくれると考えられています。
セキュリティーの問題
クリプトカレンシーの売買を管理する取引所は頻繁にハッキングに遭います。
取引所のセキュリティに問題があれば投資家が預けた資産の流出は避けきれず、クリプトカレンシーに対する信頼を大きく失うことになります。
しかしこの問題は、これから取引所やクリプトカレンシーの統廃合によって自然に解決されると言う話もあります。
脆弱なものが脱落することでセキュリティがより強固なクリプトカレンシーが生き残るのでハッキングに対してより強くなることを考えられます。
おすすめのクリプトカレンシーの取引所
クリプトカレンシーを購入するには2つの方法があります。
- 取引所でユーザー間の取引をする
- 取引所が販売するものを購入する
必ず利用することになる取引所ですが、初心者の場合はどの取引所を利用すれば良いのか見当もつかないでしょう。
そこで国内外のおすすめ取引所をそれぞれ5つずつ紹介していきます。
国内のおすすめ取引所
国内取引所で人気なところの多くは取引手数料がほぼ無料で、初心者向けサポートが充実しています。
しかし現在はそれだけでトップになれるほど甘くはありません。
各取引所がどんな魅力的なサービスを提供しているか見ていきましょう。
DeCurret(ディーカレット)
![ディーカレット(DeCurret)](https://ittoinfo.com/wp-content/uploads/2019/04/ディーカレットDeCurret)|デジタル通貨のメインバンク-www.decurret.com_.jpg)
SOMPOホールディングスをはじめとした日本の名だたる大企業からの資金サポートを受け設立された取引所です。
セキュリティーなどの問題が生じても、大きな後ろ盾があるので他の取引所にくらべて補償がスムーズに行われる可能性が高いと考えられます。
取引所を利用する上でハッキングリスクは利用者にとっても悩みのタネですから、救済が期待できるのは大きなメリットでしょう。
さらにシステムを運営しているのは東証一部上場のIIJですから、ハッキングに対する備えは確かなものが期待できます。
もうひとつの売りは、取引所に慣れていない初心者に対するサポートです。
入出金のやり方のような初歩的な質問でも電話で手取り足取り教えてくれるので初心者におすすめです。
BITPoint
![Bitpoint](https://ittoinfo.com/wp-content/uploads/2019/04/bitpoint_.jpg)
2016年に、東証二部上場の株式会社リミックスポイントによって設立された取引所です。
翌年には金融庁の仮想通貨交換業者にも登録を済ませていますから安心して利用できます。
最大の魅力は取引手数料が全て無料であること。
頻繁にトレードしても費用がかさみませんから、取引量を増やして少しずつ利益を確保していく投資スタイルが使えます。
レバレッジをかけて取引できますから少ない軍資金で大きく稼ぐことも可能です。
さらに世界標準のクリプトカレンシー取引ツールであるMT4が利用できるので、自動売買に挑戦することも可能です。
クリプトカレンシー投資の基礎を学んだ方が次のステップや新しい手法に挑戦するのに利用するといいでしょう。
また、2019年7月にハッキングされたとはいえ、迅速な対応を示したのも、ある意味では好印象と言えます。
Coincheck
![仮想通貨取引所Coincheck(コインチェック)](https://ittoinfo.com/wp-content/uploads/2019/04/coincheck.jpg)
2014年から運営を続けてる老舗ビットコイン取引所です。
現在は東証1部上場のマネックスグループの完全子会社となっており、流出事件以降は安定した経営が続き人気も高いです。
不安視されていたセキュリティー面も国内外の情報セキュリティー企業にモニタリングさせることで高い安全性を維持しています。
誰でも使えると評判のユーザーインターフェースのおかげで初心者を中心に人気が高いのも見逃せません。
初心者が安全安心にクリプトカレンシーの取引をするなら選択肢に入れてほしい取引所と言えます。
GMOコイン
![仮想通貨取引所GMOコイン](https://ittoinfo.com/wp-content/uploads/2019/04/gmo.png)
GMOコインは証券取引で実績のあるGMOインターネットグループが運営しています。
アルトコインの売買にレバレッジをかけたり、空売りをするなど様々な方法で取引が可能です。
取引所の中ではスプレッドが狭い部類なので、レバレッジをかけずにマッタリと仮想通貨取引を楽しむことも可能です。
サポートは365日いつでも対応してくれるので不安な点はすぐ相談できます。
豊富な選択肢の中から最良の投資オプションを決めたい経験者から、取引手順も知らない初心者まで幅広く利用できる柔軟性に富んだ取引所です。
bitbank
![仮想通貨取引所bitbank(ビットバンク)](https://ittoinfo.com/wp-content/uploads/2019/05/bitbank-1.jpg)
直接利用者にクリプトカレンシーの販売をしない取引所です。
代わりにユーザー間でクリプトカレンシーを売買することをサポートしています。
ユーザーから購入することで販売所で購入するより安く手に入るのがメリットです。
しかし好きなタイミングで取引ができないデメリットもあります。
取り扱っているクリプトカレンシー6種類ありますが、モナコインなど比較的マイナーなものに関してはすぐに取引相手が見つからないことが懸念材料です。
取引を活性化するための試みはユニークで利用者にメリットがあります。
新規に取引を提案するメイカー行為に関しては手数料がマイナスとなります。
つまり取引を新規作成するほど手数料分が貰える仕組みになっています。
少しでもお得に取引したい方は使ってみる価値がある取引所です。
海外のおすすめ取引所
クリプトカレンシーの取引所は日本だけでなく世界各地にあります。
海外の取引所を利用するメリットのひとつは、取り扱うクリプトカレンシーの種類が豊富なことですが、これ以外にもいろいろなメリットがあります。
言語の壁を乗り越えてでも利用したい各取引所の利点について紹介します。
Binance
![仮想通貨取引所Binance(バイナンス)](https://ittoinfo.com/wp-content/uploads/2019/04/Binance.jpg)
香港で設立され現在マルタを本拠地とする世界的クリプトカレンシー取引所です。
設立半年足らずで会員数600万人以上に達した秘密のひとつは手数料の安さ。
取引手数料が世界トップクラスの0.05%~0.1%となっています。
この最安クラスの手数料が、Binanace独自のクリプトカレンシーであるBNBを利用することで半分になります。
取引量が増えるほど手数料コストはかさんできますから、取引回数の多い方にとって手数料の安さは大変魅力的でしょう。
またセキュリティの高さもBinanceの会員数増加に一役買っています。
2018年に確認できるだけで2回の不正アクセスを受けましたが、サーバーを停止させるだけで資金流出はありませんでした。
海外クリプトカレンシー市場でお得かつ安全に投資をしたいなら、おすすめの取引所です。
Bittrex
![仮想通貨取引所Bittrex](https://ittoinfo.com/wp-content/uploads/2019/05/Bittrex.jpg)
国内のものとは比べ物にならないくらい取り扱うクリプトカレンシーの種類が多いアメリカの取引所です。
200種類以上のクリプトカレンシーを売買することができます。
国内では20種類が限度ですから圧倒的な品揃えです。
非常に安価で購入できる、いわゆる草コインに投資して大きなリターンを得る夢を叶えるチャンスがあります。
一方、取引手数料は0.25%と海外取引所の中でも高い部類です。
しかしICO直後のクリプトカレンシーが手に入るので、手数料の高さを気にせず積極的に売買が行われ、取引量は世界でも有数のレベルとなっています。
ICO直後のクリプトカレンシーは価格が上昇する傾向があるので、上手く売り抜ける自信のある方にとっては最高の取引所と言えます。
BitMEX
![BitMEX](https://ittoinfo.com/wp-content/uploads/2019/05/BitMEX-1.jpg)
クリプトカレンシーのFX取引量で世界一に輝く取引所です。
レバレッジ取引に最適なことでも知られていて、最大100倍ものレバレッジをかけられます。
国内では最大25倍ですから、とんでもない倍率です。
魅力は日本の取引所のように追証を求められることがない点で、大きな損失を出した時でも取引を継続できます。
追証とはFX取引で損失が膨らまないように設けられた制度ですが、強制的に損失を計上させられることに不満を感じる方も少なくありません。
BitMEXは損失に関しては自己の判断に任せていますので、より自由なFX取引が可能です。
また、海外取引所には珍しいく取引ツールのインタフェースが完全に日本語化されているので言葉の壁に悩むことがありません。
デメリットは現物取引には対応していないことです。
一般的な取引所に比べてクリプトカレンシーの長期保有は難しくなっています。
一歩間違うと大きな損失を被るリスクがありますが、値動きの激しいクリプトカレンシーでFX取引がやりたいなら挑戦してみたい取引所です。
BitMart
![BitMart](https://ittoinfo.com/wp-content/uploads/2019/07/BitMart.jpg)
2018年に設立し、1年で取引量が世界ランキングで30位に入るほど積極的にクリプトカレンシーユーザーから利用されている取引所です。
そのメリットはワールドクラスの取引手数料0.05%。
Binanceに迫る安い手数料に加えてツールが日本語対応しているので日本でも利用している方が数多くいます。
そのため使い方や使い勝手についての記事が多く見つかりますから、それらを参考にすればツールの使用方法で戸惑うことはありません。
難点は海外の取引所にしては取り扱っているクリプトカレンシーの種類が少ないことです。
ですが将来有望な若いクリプトカレンシーにユーザーが投票してBitMartに上場させる仕組みがあり、事前に青田買いしておけば大きな利益を手にできるチャンスがあります。
Bibox
![Bibox](https://ittoinfo.com/wp-content/uploads/2019/07/Bibox.jpg)
2017年に中国で生まれた取引所です。
最大のメリットは最高0.05%の手数料の安さです。
システム面ではそれ以外に目立った点はありませんが、創業者は取引所事業で実績のある2人であることが注目されています。
Biboxの創業者は取引量が世界4位になったこともあるOkcoinをかつて設立した人物なんです。
そのためこれからBiboxで提供されるサービスに期待している方も少なくありません。
新サービスが業界の勢力地図を大きく変えることもあるクリプトカレンシー業界ですから、これから注目の取引所として是非名前を覚えておきましょう。
クリプトカレンシーのまとめ
クリプトカレンシーはこれからも伸びる可能性を大いに秘めています。
経済との結びつきは時を追うごとに密になっていますし、新たな事業資金の獲得手段として利用されることも増えています。
大きな動きが定期的に起き、値動きの激しい市場ですから株式などの有価証券より大きく稼げるチャンスがあります。
今から挑戦しても遅くありませんよ。