令和時代に突入した2019年5月以降から、ビットコインを中心に各仮想通貨が値上がりを見せ始め、再び注目を浴びています。
日本国内で注目や人気を集めている通貨はいくつかありますが、その中の一つにカルダノがあります。
ADAコイン(エイダコイン)としてプレセールからの価格上昇が有名な通貨ですが、2019年6月現在、日本国内の仮想通貨取引所では取り扱いがありません。
そこで今回は、ADAを取り扱っている取引所についてお届けをしていきます。
あなたの投資戦略の一つとなれば幸いです。
カルダノは国内取引所では扱いがない
カルダノは、ADAコインの名前で有名で、日本人にも人気の通貨です。
日本人にとって大きな影響を与えた仮想通貨
日本からプレセールが始まり、取引所上場後はプレセール時からの価格上昇が話題となりました。
2017年10月1日に上場を果たしましたが、その後もプレセールやICO(Initial Coin Offering)があるたびに、ADAの例が取り上げられるなど、日本人にとっては特に大きな影響を与えた仮想通貨です。
「ADA長者」という言葉が生まれるなど、カルダノによって億万長者になった人もいます。
国内取引所では取り扱いがない
それだけ日本人に影響を与えたカルダノですが、日本国内の仮想通貨取引所では取り扱いがありません。
国内の仮想通貨取引所で取り扱いされるには、金融庁のホワイトリストと呼ばれるリストに登録(認可)される必要があります。
カルダノは認可されていない通貨ですので、国内の取引所ではなく、海外の取引所で手に入れることになります。
国内の仮想通貨取引所でビットコイン(BTC)を購入し、そのビットコインを使って海外の取引所でADAと取引をするという流れが一般的です。
カルダノを扱っている取引所
国内ではお笑い芸人たむらけんじ氏の経営する「炭火焼肉たむら」でADA決済がスタートするなど、今後のADAの普及が気になるところ。
カルダノを手に入れるために、海外の取引所でカルダノを取り扱っているところはどこなのかを見ていきましょう。
Binance(バイナンス)
日本でも知名度が高く、世界的にも有名で取引高の多いバイナンス。
世界最大規模の取引所でカルダノ(ADA)が取り扱われています。
トレーダーからの人気が高く、取引量が多い
特にトレーダーに人気のある取引所ですので、活発な取引が行われます。
活発な取引があるということは、スムーズな取引ができるということです。
欲しいときに欲しい通貨を手に入れるには、取引の活発な取引所が良いので、バイナンスはADAを取引するにはおすすめの取引所と言えます。
バイナンスコインを保有すると手数料が半額になる
また、取引手数料が安いことも特徴で、取引所トークンであるバイナンスコインBNBを保有するとさらに手数料が半額になるため、継続的な取引を考えている人はBNBを保有するというのも一つの手です。
日本語には未対応、日本円での直接購入もできない
ADAを手に入れることはできますが、バイナンスでは日本円の入金には対応していませんので、国内の仮想通貨取引所で一度ビットコインを購入してからバイナンスに送金し、ADAとの取引を行うことになります。
バイナンスだけでなく、国内仮想通貨取引所での取引も準備が必要です。
かつてはサイトが日本語対応していましたが、現在は日本語対応していませんので、英語を読むか翻訳機能を使っての取引となるので注意。
Bittrex(ビットレックス)
ビットレックスは2017年10月1日にADAが初めて上場した取引所です。
BTCだけでなくETHやUSDTでも購入可能
ビットレックスは、ビットコインだけでなく、イーサリアム(ETH)やテザー(USDT)でもADAとの取引ができるという特徴があります。
ビットレックスも日本円には対応していませんので、取引を行う際はビットコインを国内取引所で購入、送金をしてからの取引となります。
ビットコインだけでなく、イーサリアムでも取引ができますので、イーサリアムを購入するか、すでに持っているイーサリアムを使ってADAとの取引が可能です。
手数料がやや高めで、継続的な取引には不向き
ただし、ビットレックスは他の取引所に比べてやや手数料が高く設定されています。
世界の仮想通貨取引所の一般的な手数料は0.2%ですが、ビットレックスは0.25%とやや割高。
継続的な取引を考えている場合で、手数料が気になるという人には不向きかもしれません。
しかし、ADAをはじめとする数多くの通貨を取り扱っていますので、ADA以外に何か希望の通貨がある場合には、お勧めできる取引所です。
BitMEX(ビットメックス)
ビットメックスは世界最大規模の仮想通貨FX取引所です。
FXトレーダーにはお馴染みの取引所で、ユーザーも多く活発な取引が日々行われています。
最大100倍までのレバレッジ取引が可能
ADAが上場しているのはもちろんですが、ビットメックスはレバレッジ取引が行える取引所です。
ビットコインは最大で100倍のレバレッジをかけることが可能で、ADAなどのアルトコインでも最大20倍のレバレッジ取引が可能となっています。
日本語に対応している
海外の取引所の中で、ビットメックスは日本語対応している数少ない取引所でもあります。
公式サイトで日本語表記を選択すれば、日本人でも手軽で安心に取引を行うことが可能です。
ビットコインとADAの通常取引ではなく、レバレッジ取引に興味関心がある人にはおすすめの取引所になります。
現物取引ができず、入金はビットコインのみ
レバレッジ取引が可能なビットメックスですが、現物取引ができないため注意が必要です。
現物取引を行いたい場合は別の取引所を使うことになります。
入金はビットコインのみです。
日本語対応しているので使いやすさはありますが、他の取引所と比べて、セキュリティがやや不安な部分がありますので、用途によって使い分けていきましょう。
Huobi(フォビ)
シンガポールに拠点を置く仮想通貨取引所フォビでもADAを取り扱っています。
取引高は世界3位で活発な取引がある
フォビは世界中に拠点を増やしている勢いのある取引所で、取引高が世界3位になるなど世界でも最大級の規模と言える取引所です。
取引高が多いということは、それだけユーザーも多いということが言えますので、スムーズな取引を行うことができます。
アルトコインは最大3倍のレバレッジ取引が可能
また、ADAだけでなく多くの通貨を取り扱っていることや、アルトコインの場合は最大で3倍のレバレッジ取引を行うことができることも大きな特徴です。
取引手数料は一律0.2%で、アプリも高評価
取引の際に気になる手数料が、どの通貨であったとしても0.2%で一律となっていることも大きなメリットで、アプリでの取引が行いやすいとアプリの支持も好調。
公式サイトは日本語未対応、日本サイトではADAの取り扱いなし
気をつけたいことは、フォビジャパンという日本の取引所がありますが、そこではADAは取り扱われていないというと。
そしてフォビグローバルではADAを取り扱っていますが、公式サイトが日本語対応していないという点。
今後、フォビジャパンでもADAの取り扱いがスタートしないか注目したい取引所です。
BaseFEX(ベースフェックス)
ベースフェックスはレバレッジ取引が行える仮想通貨取引所です。
BTCの預け入れで最大100倍のレバレッジ取引が可能
ビットコインを預け入れることでレバレッジ取引を行うことが可能で、ADAも取り扱っています。
最大で100倍のレバレッジをかけられることが大きな特徴です。
日本語に対応しているが、現物取引はできない
海外取引所でありながら日本語対応もしています。
ただし、レバレッジ取引のみ取り扱っているため現物取引は行うことができません。
また、サーバーが若干弱いところがあり、注文が通りにくい場合があるので注意が必要です。
カルダノを海外取引所で取引する際の注意点
カルダノはこれまで説明をしたように、海外の取引所でのみ取り扱われている通貨です。
プレセールで購入した人でない限り、海外の取引所で取引をしてADAを入手することになります。
海外の取引所を利用する上で注意点がいくつかありますので、ADA取引をする前にしっかりと把握しておきましょう。
取引高の多い取引所を利用する
海外の取引所は正確な数がわからないほど存在すると言われています。
ADAを取り扱っている取引所はそれほど多くはありませんが、取引高が少ない取引所の利用はおすすめできません。
その理由は、取引が成立しないことが多いからです。
つまり、ADAを欲しいタイミングで取引ができないということになってしまいます。
ですので、取引高の多いバイナンスや、ビットレックスなどを使うと良いです。
これはADAだけでなく、他の通貨の取引にも言えることですので覚えておきましょう。
海外の取引所に置きっ放しにしない
海外の取引所でADAを入手したとしても、そのまま海外の取引所に置いたままにすることは危険です。
日本でも一時期話題になりましたが、常にハッキングのリスクがつきものです。
規模が大きいからといって安心できるというわけでもなく、過去には大きな取引所でもハッキング被害がでています。
ADAにはカルダノ公式サイトでダウンロードができる専用のウォレットなどがありますので、必ず自分で管理ができる環境下においておきましょう。
海外の取引所で、突然送金ができなくなるということもありますので、ADAを入手したら、自分のウォレットに送金してリスクを減らしておくという意識が大切です。
日本人でも取引可能か
海外の取引所では、日本人の受け入れを行なっていないような取引所も存在します。
最近では個人認証が必須となってきていますので、口座開設時にパスポートなどの個人情報を提出することになります。
取引所の信用度もありますが、事前に日本人でも取引可能かを調べておきましょう。
取引所のセキュリティや運営状態が怪しいと、提出した個人情報がどのように扱われるか不安です。
取引所を利用する際は、事前のチェックを忘れずに。
現物取引に対応しているか
ビットメックスのように、海外の取引所ではレバレッジ取引に対応しているものの現物取引は対応していないというところがあります。
現物取引をしたいのに、レバレッジ取引しかなかったということがないように、現物取引をしたい人は現物取引は対応しているのか、レバレッジ取引をしたい人は、レバレッジに対応しているかを調べておきましょう。
特に日本の中ではレバレッジ取引のみに対応しているという仮想通貨取引所はないので、慣れないうちは不思議に感じると思います。
ですが、レバレッジ取引のメリットやデメリットを知らずに手を出すことは危険極まりない行為です。
しっかりと自分自身の目的にあった取引が行えるかの事前チェックは怠らないようにしておきましょう。
まとめ
カルダノ(ADA)は、日本人に人気の通貨ですが、国内の取引所では扱いがないというやや不便な立ち位置の通貨。
しかし、ADA決済を取り入れる店舗もでてきていますので、今後の普及に期待したいところです。
今後、日本国内の仮想通貨取引所で取り扱いが開始されるかは不明ですが、それまでは海外の取引所を利用してADAを入手することになります。
開発スピードが懸念されているカルダノですが、ロードマップが更新されたり、最新情報を展開するなど運営はしっかりしているので、今後が期待できる通貨です。
カルダノの今後の動きにも注目しつつ、令和に入ってからの仮想通貨界の盛り上がりにも注目をしていきたいところです。
カルダノの取り扱い取引所が増えること、ADAの価格が上がっていくことを期待しながら今後の行く末を見守っていきましょう。