
2017年半ばあたりからビットコインの価格が急騰し始め、一時は1ビットコインが200万円を超える空前の仮想通貨ブームを迎えました。
ビットコインに追随する形で、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコインといったアルトコインの価格も2017年末から次々と急騰し始めました。
そんな仮想通貨ブームの中で、仮想通貨で1億円以上稼ぐ億り人と呼ばれる人も多数出てきました。
仮想通貨投資家は次なる億り人になるために、時価総額の低い仮想通貨、いわゆる草コインに多く投資する人が増えていきました。
2018年1月に起こったコインチェックをハッカーが攻撃して仮想通貨が盗まれる事件が起こって以降、仮想通貨の価格は軒並み急落しましたが、今なお草コインの人気は根強いものとなっています。
そこでここでは多数の草コインの取引を扱うトレードサトシという海外の仮想通貨取引所について紹介していきます。
Trade Satoshi(トレードサトシ)取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | Trade Satoshi(トレードサトシ) |
独自トークン有無 | - |
設立日 | 2015年 |
取引所がある国 | イギリス |
公式ホームページ | https://tradesatoshi.com/ |
日本語対応 | 〇 |
日本人対応 | 〇 |
@TradeSatoshi | |
@tradesatoshi | |
r/Tradesatoshi | |
YouTube | - |
TelegramID | - |
Trade Satoshi(トレードサトシ)取引所とは
トレードサトシはイギリスのロンドンに拠点を置いている仮想通貨取引所です。
取引所の開設は2015年となっていて、2017年の仮想通貨ブーム以前から仮想通貨取引を取り扱っていました。
1日の出来高は1000万円程度で決して規模の大きい仮想通貨取引所ではありません。
250以上ある仮想通貨取引所の中で取引量は150位より下にランクしています。
基軸通貨にはBTC、ETH、USDT、DOGEの4種類の仮想通貨が採用されていて、300種類を超える仮想通貨の取引をすることができます。
Trade Satoshi(トレードサトシ)取引所の特徴
多数のアルトコインを取り扱っている
トレードサトシの一番の特徴であり、利用者にとってメリットとなるのは、取り扱っている仮想通貨の種類が多いことです。
世界最大の仮想通貨取引所の一つで、取り扱うアルトコインの種類の豊富さに定評があるBinanceでも取り扱っていないようなアルトコインも取引されています。
このため、マイナーなアルトコイン、つまり草コインに投資して、一攫千金、億り人を狙っているような仮想通貨投資家には人気の取引所となっています。
取り扱うアルトコインの種類は300種類以上となっています。
基軸通貨にDOGEが採用されている
トレードサトシでは、基軸通貨としてBTC、ETH、USDTといった他の仮想通貨取引所でもよく基軸通貨に指定されている仮想通貨の他に、DOGEを基軸通貨として採用しています。
DOGEは少額決済や寄付の用途で広く流通している仮想通貨で、ソチオリンピックの寄付の際に利用されたことで有名になった仮想通貨です。
DOGEコインの時価総額は約300億円で、2019年9月現在、全仮想通貨の中で30位前後の時価総額となっています。
機能としてはほぼBTCと同じなのですが、BTCとは違って仮想通貨の発行枚数上限がありません。
このため、発行枚数をコントロールすることでレートを安定させることができるという特徴があります。
DOGEはレートが変わりにくいということで基軸通貨には向いている仮想通貨と言えます。
ハードフォークコインを獲得しやすい
トレードサトシではここまででも紹介してきた通り、数多くの仮想通貨の取引を取り扱っています。
ハードフォークコインに関しても、当然他の仮想通貨取引所よりは導入される可能性が高くなります。
このため、ハードフォークコインが付与されやすい仮想通貨取引所と言えます。
ハードフォークが予定される仮想通貨があった場合には、トレードサトシにその直前に送金しておいて、ハードフォークコインを獲得するという風にトレードサトシを活用しているユーザーが多いです。
一時期ほどハードフォークが乱立することはなくなりましたが、日本の仮想通貨取引所は恐らく新規通貨の取り扱いに対して非常に慎重になっているところがあるので、ハードフォークコインの付与を狙っているトレーダーの方は、ハードフォークのタイミングだけでもトレードサトシにコインを預けておくといいでしょう。
所々日本語での案内がある
トレードサトシのホームページには所々日本語の案内があります。
このため、トレードサトシのホームページは日本人にとっても使いやすいものとなっています。
海外の仮想通貨取引所で日本語に対応している取引所は多いようで実は少ないので、とてもありがたい配慮といえます。
二段階認証が設定できる
トレードサトシでは、ログイン時と出金時に二段階認証を要求することを設定することができます。
しかも、二段階認証には日本の仮想通貨取引所でも多く利用されているGoogle Authenticatorが採用されています。
QRコードを読み取るだけで二段階認証の設定を行うことができるので、簡単な操作でセキュリティの強化が可能となります。
ユーザーインターフェイスが悪い
トレードサトシでの取引の際は、ユーザーインターフェイスの悪さを感じます。
注文入力画面や取引板が単調な雰囲気になっているため、慎重に操作しないと注文ミスをしてしまいそうな取引画面になっています。
特に注文板は見づらい印象があります。
また、トレードサトシは非常に出来高の少ない取引所なので、取引所の取引画面で表示されるチャートは全く信用できないものです。
特にメジャーな仮想通貨の場合には、大手取引所とのレートの剥離が起こりやすいので、チャートは他で見ておいた方がいいでしょう。
特にテクニカル分析に基づいてトレードする場合は、出来高が多く信頼できる他のチャートを見て取引するようにしましょう。
Trade Satoshi(トレードサトシ)取引所を利用する際の注意点
出来高が少ない
トレードサトシはここまででも説明してきた通り、非常に出来高の少ない取引所です。
このため、どうしても注文板は薄くなりがちです。
注文板が薄くなってしまうと、例えば持っている仮想通貨を売りたいのに売れない、もしくは他の取引所では利益が出るレートになっているのにトレードサトシでは損失が出るレートでしか売れないという状況に陥ってしまう可能性があります。
メジャーな仮想通貨の取引の場合は、最初からトレードサトシ以外の取引所で取引した方がいいでしょう。
また、トレードサトシでしか取り扱っていないような草コインを購入する際には、自分が売りたいタイミングで売り注文が通らないリスクを想定した上で購入するようにしましょう。
取引手数料が高い
トレードサトシでは、取引手数料は0.3%に設定されており、他の取引所に比べ取引手数料が高い傾向にあります。
さらにトレードサトシはここまでで紹介してきた通り出来高が少ないので、買い板と売り板のレートの剥離が大きくなりやすい傾向にあります。
つまり、仮想通貨購入の際には他の取引所よりも不利なレートで購入することになる可能性が高いので、取引手数料のデメリットも含めて、損失が出やすく、利益が出にくい状況になります。
他の取引所でもよく取引されているメジャーな通貨に関しては、わざわざトレードサトシで取引する必要はないでしょう。
ただ、マイナーな仮想通貨の場合は、トレードサトシでしか購入できないものもあったりするので、そういった場合は取引手数料は仕方ない出費だと割り切って取引するようにしましょう。
DDoS攻撃を受けた過去がある
トレードサトシは過去にDDoS攻撃を受けてサーバーがダウンしたことがあります。
DDoS攻撃とは、多数の端末から一度にアクセスを集中させてサーバーをダウンさせるというもので、日本では過去にZaifがDDoS攻撃を受けてサーバーがダウンしたことがあります。
Zaifは普段から通信が安定しない取引所であったため、トレードサトシにも何かしらサーバーに問題がある可能性があります。
もしそうであれば、仮想通貨の急騰時や急落時にサーバーが落ちて、新規注文や決済注文ができなくなる恐れがあります。
もし急騰時や急落時に仮想通貨取引をしたい場合には、トレードサトシ以外の仮想通貨取引所の口座を開設しておくことをおすすめします。
Trade Satoshi(トレードサトシ)取引所の評判
Twitter上でのトレードサトシの評判は以下のようなものがあります。
#BTCP HFに関してのまとめ。
【日時】
2/28 17:00(UTC)
日本時間3/1 2:00予定
【Wallet】
Zclassic Electrum (Lite Wallet)
coinomi wallet
FULLNODE Wallet
【取引所】
Tradesatoshi(付与声明あり)
Binance(交渉中)
Bittrexは発表なし詳細は@bitcoinprivate 。
— KOO (@Bonifa_cio) 2018年2月25日
ハードフォークコインの付与に関するつぶやきがありました。
数多くのアルトコインが上場していて、ハードフォークコインの付与率も高いBinanceでもハードフォークコインの付与が決まっていないような案件でも、トレードサトシでは付与が決定していたようです。
やはりハードフォークコインの付与に関してはメリットがある仮想通貨取引所のようです。
Peepcoin(PCN)
取引所Tradesatoshi上場!
USDTにも対応👍$PCN #PCN #Peepcoin #仮想通貨 #DAPS #億り人 https://t.co/FnMKBI5dke— ニイタク@BTCFX (@niizeki_BTC) 2018年6月9日
また、アルトコインの新規上場に関するつぶやきが多く見られました。
やはり、トレードサトシは草コイン好きの仮想通貨投資家は一目置いている仮想通貨取引所のようです。
拡散頼むぜ
【注意】
仮想通貨の購入をしてる人でTradeSatoshiを使ってる人、特に取引所にまだ通貨を置いてる人聞いてくれや もう昨日になるが、ログインや出金の二段階認証が勝手に解除されとった ワシだけかもしれんが、使ってる人は確認推奨するぜ できればすぐにウォレットへ!— 変態草通貨 (@blueskyended) 2017年12月31日
また、二段階認証が勝手に解除されていたというネガティブなつぶやきもありました。
この件に関して、取引所に起因する問題なのかユーザーに起因する問題なのかは分かりませんが、いずれにせよ、所持している仮想通貨は基本的に自分のウォレットに移して管理することを推奨します。
特にこのようなマイナーな取引所を利用する場合はウォレットでの管理を徹底しましょう。
Trade Satoshi(トレードサトシ)取引所の登録方法
ここからは、トレードサトシの登録方法について見ていきましょう。
- トレードサトシの公式サイトにアクセス
- トップページ右上「SIGN UP」をクリック
- ユーザー名・メールアドレス・姓名・パスワード・居住国を入力
- 「I agree to the Terms and Conditions」にチェックを入れる
- 「私はロボットではありません」にチェックを入れる
- 「SIGN UP」をクリック
「SIGN UP」をクリックすると登録完了となります。
Trade Satoshi(トレードサトシ)取引所のまとめ
トレードサトシは、他の仮想通貨取引所では見られない程多くのアルトコインの取り扱いを行っている取引所で、草コイン好きには一目置かれる存在です。
ただ、出来高が非常に少なく、取引手数料もやや高めのため、他の取引所でも取り扱いのあるようなメジャーな仮想通貨に関してはわざわざトレードサトシで取引する必要はないでしょう。
しかし、ハードフォークコインの付与率が高いので、ビットコインやイーサリアムといったメジャー通貨のハードフォークの際にハードフォークコインを得るために一時的にトレードサトシに預けるというのはありかもしれません。