MUFGコイン

日本の3大メガバンクの一角を占めるMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)が開発を進めていることで知られるMUFGコイン。

MUFGコインは2016年から、小規模な実証実験を繰り返し行っており、2019年には10万人を対象とした大規模な実証実験を行う予定であることもNHKの報道によって明らかになっています。

 

この記事にたどり着いた方はきっと次のような疑問をお持ちのはずです。

  • MUFGって何?
  • MUFGコインの特徴は?
  • MUFGコインは、いつから・どうやって利用できるの?

 

今回は、そんな方々のために、MUFGコインのメリットや購入方法、利用開始時期やブロックチェーンとの関係について解説します。

仮想通貨ならではの特徴や、MUFGコインが”ステーブルコイン”であることなどについても紹介していますので、是非最後までご覧ください。

MUFGコインとブロックチェーンとの関係は?

MUFGコイン

MUFGコインは、日本の大手金融グループである「三菱UFJフィナンシャルグループ(以後 MUFG)」が開発している通貨です。

MUFGコインにはブロックチェーン技術が利用されており、従来のものと比べ「送金速度」「透明性」「追跡性」に優れた送金システムを実現します。

また、後に詳しく後述しますが、MUFGコインは”管理者が存在する”という特徴を持っていることで知られています。

通常の仮想通貨はブロックチェーン技術を採用することで”非中央集権”を実現しており、”管理者が存在しない”事を利点としていますが、

MUFGコインの場合、MUFGが中央管理者となり発行・管理が行われています。

このように、MUFGコインは、ビットコインやイーサリアムなどの他仮想通貨と一線を画すものであるということがお分かりいただけるかと思います。

この記事を通して、MUFGコインがもつ特性をご理解いただければ幸いです。

MUFGコインの利用者側のメリット

MUFGコインがどのような仮想通貨なのか、なんとなくイメージがついたと思います。

続いては、MUFGコインのメリットについて解説します。

ここでは以下3つのメリットを紹介していますが、この記事を読み進めていただければ、MUFGコインが持つその他の特徴もご理解いただけると思います。

是非最後までご覧ください。

  • 両替不要
  • スマホ1つで簡単に送金
  • ステーブルコインである

メリット1:両替不要

これは仮想通貨全体に対して言えることですが、MUFGコインは 他国で利用する場合でも現地通貨に換金する必要はありません。

もちろん、MUFGの最優先課題はMUFGコインを日本国内で普及させることです。

しかし、MUFGの規模と海外展開戦略(下記参照)を踏まえると、MUFGコインを海外で利用できるようになる日もそう遠くはないでしょう。

海外ネットワーク 三菱UFJ銀行

出典:MUFG

これまでユーザーが負担していた両替手数料がかからなくなり、電子的に決済が完了するという事は、利用者側にとって大きなメリットといえるのではないでしょうか。

メリット2:スマホ1つで簡単に送金

これも、仮想通貨送金・決済全体に言えることですが、MUFGコインを利用すればスマホ1つで簡単に送金が可能になります。

加えて、後述するP2Pシステムやブロックチェーンの採用によって、高速かつ低コストな送金・決済を実現している事を踏まえると、

従来のATMや現金決済よりもはるかに利便性に優れているサービスだということができるでしょう。

メリット3:ステーブルコインである

MUFGコインがもつ最大の特徴・メリットは「ステーブルコインである」ことです。

ステーブルコインとは、価格を法定通貨や他の仮想通貨と連動(ペッグ)させることにより価格の安定を図る通貨です。

ステーブルコインについては、詳しくは下記をご覧下さい。

MUFGコインの場合、日本円とペッグすることで 価格を 1コイン=約1円 で固定されています。

ボラティリティが大きいことによって、日常生活での利用が敬遠される」というのが仮想通貨の課題ですが、

ステーブルコインの場合は上記のように価格が日本円とペッグしているため、日常生活で利用しやすくなるというメリットがあります。

MUFGコインの実証実験

MUFGコイン

2018年5月にNHKが報じたところによると、MUFGは2019年中に10万人を対象とした大規模な実証実験を予定しているといいます。

実証実験の詳細は明らかになっていませんが、報道によると、

銀行を利用するユーザーがスマートフォンに専用アプリをダウンロードしたうえで、自身の口座預金をMUFGコインに置き換えて利用することが想定されているということです。

また、コンビニや飲食店での支払い、小金額の個人間送金、決済の円滑具合、セキュリティ面での問題を検証することが主な目的とされています。

ここからは、MUFGコインの正式ローンチに向けて行われた以下2つの実証実験をご紹介します。

  • MUFG社員限定での実証実験
  • コンビニにおけるMUFG支払いの実証実験

MUFG社員限定での実証実験

MUFGでは2017年から、MUFG内の約1500人の社員がMUFGコインの実証実験に参加しています。

飲食店での割り勘や、社員間での少額送金などに利用されているといいます。

コンビニにおけるMUFG支払いの実証実験

MUFG東京本部ビル内に設置されているコンビニエンスストア・カフェでは、2018年から夕方の一部時間帯に限りMUFGコインでの支払いに対応するレジを設けています。

社員はスマートフォンに専用アプリをダウンロードしたうえで、自身の口座預金をMUFGコインに置き換えて利用します。

利用者は決済時にスマートフォンのQRコードを店員に提示、店員がそれを専用タブレットで読み取ることで決済を完了させる仕組みです。

MUFGコインの開発目的

MUFGコイン

続いて、MUFGコインが開発された目的について解説します。

MUFGコインが開発された目的として考えられる事項は以下の通りです。(※推測も含まれます)

  • コスト削減
  • P2Pでの送金
  • クレジットカードの代替
  • 利用者データの取得 という見方も

コスト削減

第一に考えられるのが「コストの削減」。

その最たる例が”ATMの設置・維持コスト”です。

2019年3月現在、日本には20万台をこえるATMが設置されています。

ATMは入出金だけでなく、振り込みや借入まで行えるうえに高度なセキュリティ機能も持ち合わせている非常に優れた機械ですが、維持費や設置費含め様々なコストがかかります。

コストの目安は以下の通り。

  • 単機能なATM(コンビニ向け)-設置費200~300万円、維持費30万円/月
  • 高機能なATM(銀行向け)-設置費500~800万円、維持費66~100万円/月

当たり前ではありますが、ブロックチェーンを利用しているMUFGコインは、

ATM比較して大幅なコスト減を実現していますし、送金・決済という側面ではATMよりも利便性が高いと考えられます。

そう考えると、日本の現金決済率が下がるにつれて、MUFGコインの利用者数が増える未来が容易に想像できますね。

P2Pでの送金

第二に考えられるのが「P2Pでの送金」。

ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨の普及に伴い認知が広がったP2P(※)は、以下のようなメリットを有しています。

  • 匿名性向上による個人情報保護
  • スケーラビリティの向上
  • 低コスト
※P2Pとは?

P2Pは、Peer to Peer(ピア・トゥ・ピア)の略称で、複数の端末間で通信を行うアーキテクチャの1つです。

P2Pを簡単に説明すると、これまでの「クライアント⇔サーバー⇔クライアント」という仕組みを「クライアント⇔クライアント」にしたものです。

詳しくは下記のイメージ図をご参照ください。

出典:medium.com

先ほど解説したコスト削減の話にもつながってきますが、P2P送金を行うことで”銀行を経由することでかかる手数料”を抑えることが可能になります。

クレジットカードの代替

第三に考えられるのが「クレジットカードの代替」。

様々なネットサービス・店舗で利用可能で、非常に利便性の高いクレジットカードですが、その問題点として”手数料の高さ”があげられます。

ご存知の通り、ユーザーがクレジットカードを利用すると、利用した店舗がカード会社に対する数%の手数料を負担します。

カードを利用するユーザーが多ければ多いほど手数料は増額するため、敢えてクレジットカード決済に対応しない店舗も存在するほどです。

また、アメリカ最大のスーパーマーケット持ち株会社である Kroger社 は、

2019年4月3日をもって、同社の参加企業であるスーパーマーケットチェーン Smith`s社 におけるVisa決済の利用を停止することを明らかにしています。

Kroger's Smith's stores to stop accepting Visa credit cards, citing 'excessive' fees

アメリカの事例ではありますが、クレジットカード手数料は、大手チェーンが撤退を決めるほど深刻な問題だということです。

利用者データの取得

「利用者データの取得」が目的なのではないかという見方も存在します。

MUFGコインの利用者が増えることにより、MUFGが膨大な顧客データを取得することができれば、そのデータをもとに新たなビジネスを展開することも可能です。

仮に、多くのユーザーがMUFGコインに移行した場合、MUFGとしては”手数料収益の減額”が見込まれています。

ただ、MUFGの手数料収益(個人分野)は284億円と それほど大きい収益源ではないことや、手数料収益と引き換えに顧客データを取得し、新たなビジネスにつなげられる可能性を踏まえると、理にかなった判断であるということができるでしょう。

MUFGコインはいつから利用できる?

MUFGコイン

MUFGコインを一般ユーザーが利用できるようになる時期は、定かではありません。

2016年の開発当初、MUFGは「MUFGコインを2017年中に導入する」と発表していましたが、2019年4月現在でもそれは実現していません。

2018年5月には、同年中にMUFGコインを扱う取引所「MUFG取引所(仮)」の設立を目指していることも明らかにしましたが、同じく実現していません。

ただ、仮想通貨の発行やブロックチェーンを利用したシステム開発が、当初の予定通りに進まないことは珍しくありません。

MUFGが”2019年中の大規模な実証実験”を予定していますので、MUFGコインの導入はその(実証実験の)後になることはほぼ確実だといえるでしょう。

MUFGコインの導入期日が気になる方は、実証実験の日程が発表されるまで首を長くして待つ必要がありそうですね。

MUFGコインの利用方法

MUFGコインの利用方法は、今行われている実証実験の内容通りだと推察されます。

MUFGコインの実証実験

2018年5月にNHKが報じたところによると、MUFGは2019年中に10万人を対象とした大規模な実証実験を予定しているといいます。

実証実験の詳細は明らかになっていませんが、報道によると、銀行を利用するユーザーがスマートフォンに専用アプリをダウンロードしたうえで、自身の口座預金をMUFGコインに置き換えて利用することが想定されているということです。

また、コンビニや飲食店での支払い、小金額の個人間送金、決済の円滑具合、セキュリティ面での問題を検証することが主な目的とされています。

MUFGコインの購入方法

MUFGコイン

MUFGコインの購入方法ですが、今のところ公式の発表はなされていません。

先述した通り、MUFGコインは 1コイン=1円 にペッグした仮想通貨です。

通常、仮想通貨を獲得する方法は以下2つ。

  • 仮想通貨取引所で購入
  • 販売所で購入

ですが、MUFGコインの場合は”価格の安定”を図るために、「取引所形式」ではなく「販売所形式」で購入できるようになるという見方が強いです。

取引所形式と販売所形式の違いと利点については以下の通り。

  • 取引所形式:取引板を利用して購入者と売却者が希望価格をマッチングさせて売買する
  • 販売所形式:販売所が定めた価格で直接購入する
販売所形式の利点とは?

取引所形式ではなく、販売所形式を取ることによる利点は「流通量の調整が容易になる」という点です。

MUFGが発行・管理するMUFGコインを、MUFGが管轄する販売所で販売することができれば、市場に出回るMUFGコインの量を容易に調節することができますし、流通量を管理することが”価格の安定”にもつながります。

まとめ

MUFGはいち早く仮想通貨・ブロックチェーンの開発に力を入れ始めた金融グループの1つです。

MUFGコインのほかにも、リップル社技術を利用した金融システムの開発(ブラジル・ブラデスコ銀行との共同開発)などが注目されています。

 

MUFGコインがステーブルコインである点や、スマホ一つで迅速な決済・送金が可能な点などを踏まえても、実生活における個々人の小規模送金利用を想定していることは明らかです。

 

仮想通貨に対する世間一般の印象は良いとは言えない日本で、仮想通貨決済を普及させるのはとても難しいことですが、

日本の大手銀行であるMUFGが信頼を担保することで、利用者も安心してMUFGコインを利用することが可能になります。

そういう意味でMUFGコインは、日本のキャッシュレス化や仮想通貨利用を大幅に促進するためのトリガーとなる可能性は非常に高いといえるでしょう。

 

先述した通り、MUFGコインはステーブルコインですので、投資対象として扱うことは出来ません。

ただ、MUFGコインが多くのユーザーに利用されれば、MUFGの株価の高騰にもつながるでしょう。

仮想通貨関連で一儲けしたいと考えている方は、今のうちからMUFG株をチェックしてみるのもアリですね。

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