一時期の仮想通貨フィーバーは落ち着きましたが、今でもさまざまな仮想通貨の開発が行われ通貨として使われている仮想通貨もあります。
現在世界中には数えきれないほどの仮想通貨が存在し、その中でもビットコインは仮想通貨について詳しくない人でも知っているほど有名な仮想通貨です。
そのビットコインは第1世代の仮想通貨として言われており、仮想通貨の普及に役立ってきました。
そのビットコインのよりも便利な機能を追加してさまざまなことができるようになったのがイーサリアムで、第2世代の仮想通貨と言われています。
そして、第3世代の仮想通貨と言われているのがスカイコイン(Skycoin/SKY)です。
今回はそのスカイコインについて詳しく解説していきます。
仮想通貨スカイコイン(Skycoin/SKY)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | Skycoin(スカイコイン) |
トークン名 | SKY |
公開月 | 2013年 |
開発者 | Synth |
発行上限 | 25,000,000 SKY |
発行枚数 | 15,000,000 SKY |
公式HP | https://www.skycoin.net/ |
ホワイトペーパー | - |
@Skycoinproject | |
@SkycoinOfficial | |
r/skycoin | |
TelegramID | Skycoin - Building the new Internet |
YouTube | Skycoin |
仮想通貨スカイコイン(Skycoin/SKY)とは
第3世代の仮想通貨と言われているスカイコインは、2013年から運用が始まった比較的古い仮想通貨です。
第1世代の仮想通貨であるビットコインと第2世代の仮想通貨であるイーサリアムの両方のデメリットを解決するために開発され、よりブロックチェーン技術がさまざまな分野で活用されることを想定しています。
しかし、イーサリアムやビットコインといった仮想通貨よりも認知度が低く、このスカイコインを知っている人は少ないのが現状です。
ですが、スカイコインは将来性の高いコインで、知っていても損はありません。
仮想通貨スカイコイン(Skycoin/SKY)の特徴
スカイコインはビットコインやイーサリアムのデメリットを解消するために開発されたスカイコインですが、スカイコインにはどのような特徴があるのでしょうか。
まずは、スカイコインの特徴について解説していきます。
独自の認証方式を採用
仮想通貨は、通常正しく取引が行われているか確認するために認証作業が行われますが、ビットコインなどの主なコインはProof of WorkやProof of Stakeといった認証方法で行われます。
これらの認証方法は複数のユーザーによって認証作業が行われ、認証作業の成功者に対しては報酬として承認を行った仮想通貨がもらえます。
これが俗に言うマイニングですが、スカイコインはこのマイニングというシステムが存在しません。
スカイコインは独自の認証方法であるObelisk(オベリスク)というアルゴリズムを採用しています。
オベリスクではマイニングを行わない代わりに、各々のノードが行っている承認の記録をお互いのノードが監視しあっていることによって安全性と信頼性を保っています。
ノードとはこの場合スカイコインのネットワークに参加している端末のことで、お互いに監視しあっているため記録の改ざんが行われているなどの情報を見つけた場合は各ノードが悪意ある情報を持ったノードを遮断してネットワークから引き離すようになっています。
これによってビットコインのデメリットであった不正攻撃のリスクが軽減されているのです。
Skywireを構築する
スカイコインはSkywire(スカイワイヤー)というネットワークを構築しているのも特徴です。
スカイワイヤーは、通常ブロバイダーを介したやり取りが必要なインターネットをブロバイダーなしに利用できるネットワークで、匿名性が非常に高くなっています。
メッセージを暗号化してやり取りできる
スカイコインは独自のアルゴリズムオベリスクを活用することによってメッセージを暗号化して送信することが可能です。
これはスカイメッセンジャーという機能で、スカイコインのネットワークに参加しているノード同士であれば利用できます。
取引時にコインがシャッフルされる
スカイコインは、取引時に複数の利用者のコインを集めてシャッフルを行い、誰と誰がどのような取引を行ったのか追跡できない状態で取引が行えるという特徴もあります。
そのため、さらに安全にスカイコインを使えるようになっており、安心してスカイコインの取引を行えます。
仮想通貨スカイコイン(Skycoin/SKY)で予定されている今後の出来事
仮想通貨では安全性の向上のためにアップデートが行われたり、マイナーチェンジが行われたりする場合がありますが、現状スカイコインのそのような大きな動きは予定されていません。
現状海外の取引所でしか扱っていませんが、日本国内の取引所で取り扱われる予定もありません。
このようにスカイコインの大きな動きの予定はありませんが、
アメリカでは2020年に行われるアメリカ大統領選挙においてスカイコインのソーシャルメディアプラットフォームを用いてメッセージのやり取りを行う予定と語っています。
しかし、それ以外の大きな予定はありません。
仮想通貨スカイコイン(Skycoin/SKY)の将来性
スカイコインはイーサリアムやビットコインよりも現状認知度は高くありませんが、将来性という部分ではビットコインやイーサリアムと同等もしくはそれ以上の可能性を秘めています。
特にオベリスクという独自アルゴリズムは、ビットコインの持つデメリットを解消させ、スカイコインを安心して取引できるようにしています。
また、スカイワイヤーの機能は匿名性の高いメッセージをやり取りをするのに向いており、漏洩してはいけない情報のやり取りなどに今後活用されることも期待されています。
まだまだ知名度の低い状態のスカイコインですが、数年後にはだれもが知っている仮想通貨に変化する可能性も十分あります。
仮想通貨スカイコイン(Skycoin/SKY)が購入できる取引所3選
ビットコインやイーサリアムは様々な取引所で売買が可能ですが、認知度の低いスカイコインは売買できる取引所が限られています。
続いては、スカイコインを購入できる取引所と取引所の特徴について解説します。
Binance(バイナンス)
スカイコインを売買取引できる取引所として一番のおすすめはBinance(バイナンス)です。
バイナンスは世界で一番大きな取引所で、2017年に中国で設立されました。
バイナンスに口座を開設している人は世界で約600万人以上おり、世界的に名の知れた取引所です。
取り扱っている通貨の種類も非常に多く、ビットコインやイーサリアムなどの有名仮想通貨からスカイコインなどのマイナーな仮想通貨まで約100種類もの仮想通貨を取り扱っています。
また、元々中国香港で誕生したバイナンスですが、中国政府の規制から逃れるためにマルタに移転したため中国政府の規制にかかり急に取引所が閉鎖されてしまう心配もありません。
しかし、バイナンスのアプリやサイトは日本語に対応しておらず、日本円の入金も行えないため注意が必要です。
Cryptopia(クリプトピア)
※2019年7月現在、クリトピアの公式サイトでは上記案内が表示されており、サービスが利用できない状況です。
クリトピアはバイナンスと同様に海外の仮想通貨取引所で、本社はニュージーランドにあります。
クリプトピアの取り扱う仮想通貨の数は600種類以上を超えており、その中にスカイコインも含まれています。
また、取引手数料も安く、一律取引の0.2%しかかかりません。
さらに、クリプトピアは基軸通貨が多いのも特徴で、海外の取引所で多いBTC建てやUSDT建ての他に、NZDT建てとLTC建てで仮想通貨を購入できます。
しかし、これもバイナンス同様日本円で直接口座への入金ができないため、利用には注意が必要です。
C2CX
C2CXは中国に拠点を置く仮想通貨取引所で、スカイコインを含めて約13種類の仮想通貨を取り扱っています。
C2CXのサイトは非常の見やすいのが特徴で、初心者でも取引しやすいです。
しかし、日本円の直接入金はできず、拠点が中国にあるため中国政府の規制によって急に取引所が封鎖され可能性があるため利用には注意が必要になってきます。
仮想通貨スカイコイン(Skycoin/SKY)の買い方
スカイコインは現時点では日本国内の取引所での取り扱いがないため、海外の取引所を利用して購入することになります。
しかし、海外取引所では日本円で直接購入することができないため、一度国内の取引所で円をビットコインに変える必要があります。
主な流れは下記の通りです。
- 国内取引所でビットコインを購入
- 海外取引所の口座へ送金
- 送金したビットコインでスカイコインを購入
国内の取引所で円をビットコインに変えたら利用する海外取引所の口座に送金します。
その際に利用する海外の取引所は、スカイコインの取引量が一番多いバイナンスがおすすめです。
取引量が多いと取引が早期に成立しやすいからです。
ビットコインをスカイコインを購入する取引所の口座に送金できたら、送金したビットコインでスカイコインを購入します。
他にも購入方法はありますが、確実かつ安全にスカイコインを購入したいのであればこの方法がおすすめです。
仮想通貨スカイコイン(Skycoin/SKY)の将来性
スカイコインは、イーサリアムやビットコインにあるデメリットを解消するために開発された仮想通貨で、第3世代の仮想通貨とも呼ばれています。
そんなスカイコインには、オベリスクという独自のアルゴリズムの導入とスカイワイヤーというネットワークを構築しているという特徴があります。
オベリスクは通常仮想通貨の取引で行われるマイニングという承認作業を行わず、代わりにスカイコインのネットワークに参加している端末同士でお互いに監視しながら承認作業を行っているため、公平性と安全性が保たれています。
また、スカイコインはプロバイダーを介さずにインターネットを利用できるスカイワイヤーというネットワークを構築しており、匿名性の高い情報のやり取りが行えます。
そのことからビットコインやイーサリアムとは違った活用の仕方が期待されており、日常的な部分でのブロックチェーンの活用が最終的な目標になっています。
現在の知名度はあまり高くないスカイコインですが、将来的にはビットコインやイーサリアムに並ぶ仮想通貨になる素質を持っていると言えるでしょう。