KAVA(カバ)のwiki・特徴・評判(口コミ)・将来性・懸念点まとめ

仮想通貨は2017年のブームをきっかけに一気に広まりました。

ビットコイン、イーサリアムといった主要仮想通貨は2017年軒並み価値が高騰しました。

しかし、2018年のはじめにコインチェックのハッキングによる仮想通貨流出を契機に、仮想通貨は軒並み下落に転じました。

このボラティリティの高さが主に問題視され、仮想通貨の実用化は遠のいてしまいました。

しかし、その後、多くの仮想通貨が実用化のために改良、新規発行されています。

今となってはビットコイン、イーサリアムよりも機能面で優れている仮想通貨は沢山ある状況になっています。

この記事では、そんな仮想通貨の一つである「KAVA」について紹介していきます。

仮想通貨を担保としてステーブルコインの借り入れをすることができるプラットフォームから派生したトークンであるKAVAについて、詳しく見ていきましょう。

KAVA(カバ)のwiki的基本情報

仮想通貨名 KAVA(カバ)
トークン名 KAVA
公開月 2019年9月
発行上限 13,691,632 KAVA
発行枚数 6,234,036 KAVA
公式HP https://www.kava.io/
ホワイトペーパー https://docsend.com/view/gwbwpc3
Twitter @kava_labs
Facebook -
Reddit -
TelegramID Kava
YouTube -

KAVA(カバ)とは

Kava

出典:Kava

KAVAとはKAVAプロジェクトから派生したトークンのことで、2019年9月から10月にかけてバイナンスからIEOされました。

KAVAプロジェクトは、主要な暗号資産と互換性のある分散型貸付プラットフォームとステーブルコインによる分散型金融(DeFi)プラットフォームの提供を行います。

つまり、BTC、XRP、BNB、ATOMといった主要仮想通貨を担保にして、ステーブルコインのUSDXの借り入れを行うことができるプラットフォームなのです。

より詳細に説明すると、これらの仮想通貨をKAVAプラットフォームに転送されロックアップされるとCDP(担保付債務ポジション)が生成されます。

このCDPからステーブルコインのUSDXを借りて出金することができます。

また、KAVAプロジェクトでは、通貨スワップウォレットのSwitchが開発されています。

このSwitchよってユーザー間での超高速スワップ(交換)、ブロックチェーン間の相互運用、および資産の自己管理が可能となります。

このようなKAVAプロジェクトのプラットフォーム上での金融サービスの運用に必要となるのがトークンのKAVAです。

KAVAの総発行枚数は1億枚ですが、その1割程しか現在は市場に出ていない状態です。

KAVAは、バイナンスチェーンから派生したBEP2トークンとなっています。

KAVA(カバ)の特徴

Kava 特徴

出典:Kava

複数の種類の仮想通貨が担保になる

KAVAプラットフォーム上で仮想通貨を担保にステーブルコインの借り入れを行うことができることは前述しましたが、KAVAプラットフォームでは複数の種類の仮想通貨を担保にすることができることが一つ特徴となっています。

KAVAプロジェクトと同様に仮想通貨を担保に借り入れを行うことができるサービスを提供しているプロジェクトにMakerDAOというものがありますが、これはイーサリアムのみが担保として利用可能となっています。

つまり、KAVAプロジェクトのサービスのほうが担保として利用することができる仮想通貨の選択肢が多いため、MakerDAOのサービスよりも利便性の面で優れているのです。

ただMakerDAOもこれに対抗して、いずれ担保の対象となる仮想通貨の種類を増やす予定となっています。

バイナンスに上場している

仮想通貨KAVAは世界最大級の仮想通貨取引所であるバイナンスからIEOされた仮想通貨で、バイナンスに上場しており取引が行われています。

バイナンスは世界最大級の仮想通貨取引所ということで、出来高が大きく、ちょっとしたきっかけで大きな価格高騰が期待できます。

また、バイナンスは上場する仮想通貨を厳選しているため、バイナンスに上場しているというだけで一定の信頼感を置く投資家が多いです。

リップル社が出資している

KAVAプロジェクトにはリップル社が出資しています。

リップル社は言わずと知れたXRPの発行元で、既存の海外送金システムSWIFTに取って代わろうとしているサービスの提供元で、仮想通貨業界では最も大きな注目を集める企業の一つです。

そんなリップル社がKAVAプロジェクトに出資しているということで、それなりの信頼性もありますし、実用化に向けた推進力ともなる期待が持てます

ステーキングができる

仮想通貨KAVAは、ホールドしているだけで配当を得ることができるステーキングをすることができる仮想通貨です。

このステーキングの配当は以下のようなKAVAプロジェクトの手数料から得られています。

  • 資産を他のユーザーに転送する手数料
  • pXRPをKava担保モジュールに転送する手数料
  • CDPからUSDXを引き出す手数料
  • CDPをクローズする手数料
  • ユーザー間でUSDXを送信する手数料

セキュリティ面での特徴

仮想通貨KAVAを多く持つとセキュリティにも関わってきます。

セキュリティ・ブロックは、KAVAトークンの加重結合ステークにより、上位100ノードによって検証されます。

KAVA(カバ)の懸念点

KAVA(カバ)の懸念点

MakerDAOとの競合

ここまででも紹介してきましたが、KAVAプロジェクトと同様に、保有している仮想通貨を担保に借り入れを行うことができるプロジェクトにMakerDAOというものがあります。

MakerDAOとのシェア争いが仮想通貨KAVAの今後に影響を与えるでしょう。

やはりプロジェクト自体に需要があるとそのトークンにも需要が出てきます。

KAVAプロジェクトのサービスがより多く使われることが大切なのです。

現在はMakerDAOは担保にできる仮想通貨がイーサリアムだけということで、担保にできる仮想通貨の種類ではKAVAプロジェクトの方が多いですが、それに対抗してMakerDAOでも複数の仮想通貨を担保にできるよう対応していく予定となっているので、今後も両者の競合は激しくなっていくことが予想されます。

インフレリスク

仮想通貨KAVAにはインフレリスクがつきまといます。

KAVAはバイナンスでIEOし上場を果たしましたが、バリデーターやデレゲーターがブロックを承認することにより新しく発行されるという特徴を持っている仮想通貨です。

つまり新たに仮想通貨が発行されることによってインフレが起こるリスクがあるのです。

これを危惧して、KAVAが買われなくなり価格が下落していく恐れもあります。

仮想通貨を担保にした借り入れに需要があるのか

仮想通貨現物をホールドしている人は多くいるとは思いますが、保有する仮想通貨を担保にしてお金を借りたいと考える人がどれだけいるのかという問題もあります。

手数料も現状では決して安いとは言えません。

結局、実質仮想通貨のレバレッジ取引をできるというサービスなのだと思うのですが、仮想通貨のレバレッジ取引については規制が強まっています。

仮想通貨市場の取引自体も低迷してきているのが実情です。

こういった逆風をどう跳ね返していくのかに注目が集まります。

KAVA(カバ)の評判(口コミ)

KAVA(カバ)の評判(口コミ)

ここではKAVAについての評判をTwitterから集めて紹介していきます。

まずKAVAプロジェクトの一つである「Switch」に関心を寄せるツイートが多くみられました。

リップル社もこの技術に恐らく強い興味を示していることと思うので、「Switch」が今後普及していくのか注目したいです。

もちろん「Switch」の利用が多くなると、KAVAの需要が多くなり、価格高騰が期待できます。

また、直近行われたKAVAのエアドロップやIEOにも関心を寄せるツイートが多くみられました。

バイナンスでIEOが行われ、上場する仮想通貨ということで有望な仮想通貨とみられているようです。

そして、バイナンス上場直後の激しいKAVAの値動きについてのツイートもみられました。

やはり上場直後は出来高も異常に多くなるのでボラティリティが大きくなります。

取引するのはもう少し値動きが落ち着いてからの方がいいでしょう。

IEOで買っている人は多いと思うので、どうしても売り圧力はある程度今後も続くのではないかと考えられます。

KAVA(カバ)の将来性

仮想通貨KAVAの将来性は、KAVAプロジェクトの進捗状況や実用化の動きに左右されると考えられます。

現状、KAVAプロジェクトの中で最も有望なサービスは「Switch」なのではないかと思います。

このサービスに関してはリップル社も大いに期待を寄せていることかと思うので、リップル社の後ろ盾のもとどれほど普及していくかに注目していきたいです。

また、仮想通貨を担保に借り入れを行うことができるサービスに関しては、MakerDAOとの競合の問題が大きく影響してくるものと考えられます。

現状、担保にできる仮想通貨の種類ではKAVAが上回っていますが今後、これにMakerDAOも追随してくることが予想できます。

最終的には手数料の問題やプロモーションが大きく普及、シェア争いに影響してくるでしょう。

KAVA(カバ)のまとめ

仮想通貨KAVAは、KAVAプロジェクトから派生したトークンで、2019年秋にバイナンスからIEOされ上場を果たしました。

ビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を担保に借り入れができるサービスの提供を行っており、これによってレバレッジをかけて仮想通貨取引を行うことができます。

ただ類似するサービスを提供しているMakerDAOの存在もあり、このサービスが普及するにはこの競合相手に勝つ必要があります。

しかし「Switch」という高速で仮想通貨を交換できるサービスも開発していて、このサービスにはリップル社も大きな期待を寄せており、今後の広い実用化に注目が集まっています。

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