日本国内ではあまり馴染みのない仮想通貨Siacoin(シアコイン)ですが、時価総額が上位50位前後をウロチョロしていることから、海外では人気のある仮想通貨と言っても良いでしょう。
シアコインとは、ストレージサービスに注目して開発された仮想通貨であり、主に企業向けのサービスですが、あまり浸透していないのも事実。
しかし、シアコインが着目している点は今までなかったサービスに取り組んでいる為、今後の将来性にまさに期待と言ったところでしょう。
では具体的にシアコインの特徴や欠点、そして評判を含めてまとめて紹介しますから、ぜひ今後購入する際の参考にして下さいね。
Siacoin(シアコイン)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | Siacoin |
トークン名 | SC |
最小単位 | SC |
公開月 | 2015年 |
開発国 | アメリカマサチューセッツ州ボストン |
開発チーム | Nebulous Inc |
開発者 | David Vorick, Luke Champine |
発行上限 | - |
発行枚数 | 39,705,996,450 SC |
アルゴリズム | Blake2b |
公式HP | sia.tech |
お知らせ | blog.sia.tech |
ホワイトペーパー | Siacoinのホワイトペーパー |
@SiaTechHQ | |
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siacoin community | |
TelegramID | - |
YouTube | - |
Siacoin(シアコイン)とは開発された目的
Siacoin(シアコイン)とは、個人で所有しているパソコンなどの空き容量を企業などに貸し出し、その対価として払われる仮想通貨として開発されています。
ネット上には現在実に多くのストレージサービスが存在し、そのストレージサービスは誰もが気軽に簡単に使える便利なサービスです。
しかし、一方でこのクラウドサービスが飽和状態となっているのもひとつの事実です。
それではせっかくある資源が非常に勿体ないこととなってしまいますね。
せっかくある資源を有効活用できないかと考えられたのがシアコインです。
シアコインの開発者はNebulousのDavid VorickとLuke Champinです。
シアコインの開発チームは、使用されていない空いたストレージを活用することから、低コストでのストレージサービスを作ることを目的としています。
シアコインが誕生したのは2015年ですが、当時はそれほど注目度は高くありませんでした。
シアコインの存在が大きく広まる転機となったのは、2016年「MIT Bitcoin Expo 2016」で、その存在が世界に知られるようになり注目されています。
Siacoin(シアコイン)の特徴
元々はストレージサービスとして開発されている
先述したようにシアコインは元々ストレージサービス(※1)として開発されました。
これこそが、シアコインの最大の特徴と言えるでしょう。
ストレージの空き容量を貸し出すことによる対価として使われる仮想通貨がSiacoinを受け取ることができます。
つまりシアコインは、数あるストレージサービスの中の一種となります。
ストレージサービスとは、データを保存する場所です。
つまりハードディスクやSDカードなどの記憶媒体のことです。
この記憶媒体がクラウド上に無数に存在するわけです。
しかし、一方で企業向けのクラウドサービスは、ストレージが飽和状態なのが現実です。
飽和状態の原因となるのは技術の進歩と環境の整備によるところが多いです。現在では、ビッグデータと呼ばれる日々生み出される情報を保存することが必然とされています。
個人ベースとは異なり、このビックデータを日々扱うのが企業であり、データの有効活用こそが企業の発展に大きく関わってきます。
それに対し、一般ユーザーベースでは、十分な容量は所持しているものの、取り扱うデータは限られていることから、空き容量が多いのです。
例えば、個人PCのディスク容量が6割以上も残っているなんてことはよくあることだと思います。
これではせっかくある資源がそれこそ無駄になってしまいますね。
そんなところに着目したのが、シアコインということです。
サービスの記録をブロックチェーン上で管理できる
シアコインとしても開発する以上、既存のストレージサービスと差別化をしなければ開発する意味も薄れます。
そこでシアコインでは、ブロックチェーン上でサービスの記録を管理することにより様々なメリットを誕生させようとしています。
コスト面
まずはシアコインのサービスをブロックチェーン上で管理することによりコスト面を削減できます。
ストレージ借りる側も貸し出す側も非常に低コストで利用することができるので、経済的な効果は非常に大きいものがあります。
削減できる具体的な数字は、他のサービスよりも10倍近くも安く済むと言われています。
経済的効果を考えれば、企業としては利用価値が十分高いと言えるでしょう。
安全に管理ができる
コスト面での削減もできるシアコインですが、ブロックチェーンを使うことにより安全に管理することができるメリットもあります。
ブロックチェーンを利用することにより、分散管理型ネットワーク上にファイル保存することで、暗号化され分散されています。
しかも保存されているファイルは暗号化キーを所有する自分以外はアクセス不可となる為、外部からはアクセスできません。
クラウドのストレージサービスにおいては、情報の流出などのリスクを考えれば、シアコインの安全性はかなり優れていると言えるでしょう。
スマートコントラクト採用している
シアコインでは、イーサリアムのスマートコントラクトを採用しています。
スマートコントラクトの特徴である自動契約により、シアコインのブロックチェーン上では自動取引ができます。
つまり、ストレージ領域を提供している貸主への支払いも自動で行うことができるということです。
以上の特徴をまとめるとシアコインは「安価で安全」なストレージサービスと言えます。
ですから、シアコインは未来的なサービスとして大いに活用価値はあるものと言えるでしょう。
Siacoin(シアコイン)の欠点/問題点
では次にシアコインの欠点や問題点についても触れてみましょう。
企業向けのサービスとして特化し過ぎている
機能的な面や活用用途などをみれば、利用価値が非常に高いのがシアコインであり、特に企業などでの利用価値としては非常に魅力的なことばかりです。
しかし、一方で一般ユーザーには使いづらいという欠点が存在します。
つまり、シアコインのサービス内容は企業向けとして特化しすぎているということです。
汎用性がありながら、ユーザーを選ぶようでは非常に勿体ないような感じもします。
ユーザーが限定されるようでは、例え素晴らしい機能を持っていたとしても、メジャーな存在となるのは難しいです。
やはりどれだけ多くのユーザーを囲い、使ってもらえるかが今後の発展の「鍵」となるでしょう。
今後の課題としては、一般ユーザーに対しても利用価値が大きく、使いやすいサービスとなることが当面の目標と言えるでしょう。
国内取引所での取り扱いがない
シアコインを取り扱う取引所が日本にはありません。
海外での知名度は高くても、シアコインの知名度が日本国内であまり高くないのはそのことが影響しているでしょう。
まさに国内では知る人知る仮想通貨と言っても良いかもしれませんね。
Siacoin(シアコイン)の提携情報
シアコインの企業提携情報は特に見当たりませんが
シアコインの特徴は、日々ビックデータを扱うような大規模なプロジェクトや業務などで効果を発揮することから、企業向けのサービスであります。
そしてシステム上では、企業と個人を結びつけてくれるサービスでもあります。
今後、シアコインが普及すれば、企業に対しての経済効果ははかりしれないものがあるでしょう。
特に経費面でのコストダウンは大きく、利益に還元してくれるでしょう。
今後は具体的なシアコインと企業が提携を結べるかがポイントとなります。
強いて言えば2017年に 大手インターネットホスティングサービスの「1&1インターネット」がブロックチェーン業界に参入することから、シアコインを開発した「Nebulous社」を買収するという発表がありました。
また、2017年6月28日にはSiacoin ver.1.0アップデートされ話題となった時期もありました。
つまり、今後の発展に大きな期待をしましょう。
Siacoin(シアコイン)の評判
実際にシアコインのネットでの評判はどのような感じなのでしょうか。
仮想通貨の存在価値とコンセプトとしては、非常に前向きな意見と将来的な期待の意見なども多く見られます。
しかし日本国内においては、日本での取扱所が現時点で存在していないことと、日本人特有の慎重さから、新しいものはなかなか受け入れられていないというのが現状です。
644: 承認済み名無しさん 2019/02/18(月) 13:40:14.48 ID:njUGT4EA.net
>>642
SCでbnkのまま保有しているだけなら損金にできない。bnkを2018年内にbtcとかethに替えて入れば損失確定で損金参入可能。
雰囲気的には海外リードに委ねるという、様子見姿勢が強いようです。
一方で否定的な意見もあり、伸びしろはないと判断している方もいらっしゃいます。
僕はSCやNCASHは買わない方が良かったようですよ。そういうところが霊能者でも難しいところです。HOTを買うという判断は正しかった
— 大吉 (@daikichi090) 2019年1月27日
946: 承認済み名無しさん 2019/01/08(火) 16:08:04.69 ID:fp6bsbxA.net
おそらくSCで制限を下げたのは
日本人による失望売りをさせたくないからだと思うね
とりあえず取引所オープンした後に
他国に向けてBNKのイメージダウンさせたくないんだろ
他国は普通にトレードできるし
日本人にとっては経営陣の対応がクソ過ぎるけどなw
既に波が終わったコインとも評されていることもありますが、賛否両論様々な意見があるのが現状です。
Siacoin(シアコイン)が購入できるおすすめの取引所3選
現在、日本国内ではシアコインの購入ができる取引所はありません。
その為、海外の取引所を使うことになりますが、今回はその中でもおすすめの3つの取引所をご紹介しますね。
Bittrex(ビットレックス)
ビットレックスは世界最大級規模のアメリカのメジャーな取引所です。
アルトコインの種類は、およそ200種類程。
手数料が若干高いのが懸念点と言えるでしょう。
Binance(バイナンス)
世界最大の仮想通貨取引所であり、日本人でも馴染みのある取引所でしょう。
バイナンスは日本語対応していないことが懸念点ですが、やはり多くの仮想通貨を取り扱っているのが魅力的ですね。
また、手数料もバイナンスコインを保有していればより安くなることから、シアコインを購入したい人にはおすすめの取引所と言えるでしょう。
HITBTC(ヒットビーティ―シー)
多くのアルトコインが上場していることから、草コイン好きにはよく知られているHITBTC。
一時期HITBTCには日本人が登録できない状態でしたが、2019年3月現在では登録ができるようになっています。
シアコインを購入するついでに、一攫千金を狙った草コインを発見したい人にはおすすめの取引所と言えるでしょう。
Siacoin(シアコイン)の今後の将来性
シアコインは、現在日本の取引所では扱われておらず、海外での期待値のほうが高まっているコインという位置付けです。
今後更に、アップデートを繰り返しサービスとしての利用価値を高めていければ、更に注目される仮想通貨となるでしょう。
また、企業との提携も少ないことから、今後の発展に注目しておきましょう。