
ユニークな特徴で注目を集めている話題の仮想通貨が「クリンク」です。
進攻の仮想使いはそれぞれ独創的な使途や先進的な目的が設定され金融とテクノロジーが融合したフィンテックの未来を感じさせますが、クリンクは数ある進攻通貨の中でも有望な将来性を感じさせてくれる仮想通貨です。
ブロックチェーン技術の強みを最大限に活かしていると評判のクリンクですがいったいどのような仮想通貨なのでしょうか。
今回は、仮想通貨クリンクの特徴や注目点を紹介します。
クリンク(Qlink/QLC)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | Qlink(クリンク) |
トークン名 | QLC |
公開月 | 2017年12月6日 |
発行上限 | 600,000,000 QLC |
発行枚数 | 240,000,000 QLC |
公式HP | https://qlcchain.org/ |
ホワイトペーパー | - |
@QLCchain | |
@QLCchain | |
r/QLCChain | |
TelegramID | QLC Chain |
YouTube | QLC Chain |
クリンク(Qlink/QLC)とは
クリンクは2017年12月6日に公開された仮想通貨プロジェクトです。
1秒間に数千件以上も取引可能な高機能な仮想通貨
開発のベースとなったのは中国版イーサリアムと呼ばれるNEO(ネオ)で、1秒間に数千件以上の取引を可能にする高い処理能力とスピードコントラクト機能を有する優れた仮想通貨となっています。
大量取引にも対応している高い技術を採用しているのは将来性への自信の表れからだと言われています。
ICOは一週間足らずで成立
クリンクシンガポールを拠点とし100種類以上のアルトコインを取り扱う取引所「Kucoin」にて行われたICOはわずか一週間足らずで成立し上場は大成功しました。
「中国版イーサリアム」とも呼ばれるネオ(NEO)をベースに生まれたQLINK。
2017年末にICOが行われ、わずか一週間という短い期間で成功に終わりました。
上場後も活発な取引が行われておりKucoinの取扱通貨の中でも有望視されるコインのひとつです。
最大発行枚数は6億枚
発行当初の名称はQlinkでしたが、NEOのブロックチェーンから独自のチェーンに移行したことをきっかけにリブランディングが実施され「QLC Chain」という名称に改められました。
最大発行数は6億枚に設定されています。
クリンク(Qlink/QLC)の特徴

出典:Qlink
通信インフラベースの仮想通貨
クリンクは通信インフラをベースとした全く新しい仮想通貨です。
インターネットサービスには通信インフラが欠かせない存在です。
端末とインフラの2つが揃って初めてインターネットが利用可能になるわけですが、既存のインフラサービスには料金やサービスの提供範囲、通信容量上限など課題も多く不満を抱えているユーザーは少なくありません。
クリンクは仮想通貨を利用してプロバイダのように通信サービスを提供します。
これまでは大手プロバイダが行ってきたネット接続サービスをブロックチェーン技術によって分散的に処理することでユーザーにとって使いやすい通信インフラを構築する、というのがクリンクの目指すモデルです。
通信インフラ事業に参入するには膨大な初期投資が必要なため非常にハードルが高いのですが、クリンクはブロックチェーンを利用して契約や取引を処理することでコストの大幅削減を実現しています。
従来のようにメインとなる巨大なプロバイダが事業を行うのではなく、参加するユーザーひとりひとりが小さなプロバイダとなりチェーン全体で優れた通信インフラプラットフォームを提供します。
Wi-Fiのシェアリングサービス
クリンクのサービスで最も特徴的なのがWi-Fiのシェアリングサービスです。
これは所有するWi-Fiを他のユーザーに貸し出すことで報酬が発生するというシェアリングモデルを応用したサービスで、自宅や職場に固定回線を引いていてWi-Fiが利用可能な環境にあるユーザーは追加投資なしで簡易的なシェアビジネスを始めることができます。
コンビニやカフェでは客が使えるWi-Fiをアクセススポットとして提供していますが、クリンクではアクセススポットを個人レベルで提供することで報酬を稼ぐことが可能です。
Wi-Fiのシェアリングサービスとしては会員同士でお互いのWi-Fiを共有する「FON」というサービスがありますが、FONのユーザーがWi-Fiを相互利用出来るだけなのに対しクリンクではQLCトークンという仮想通貨で報酬を受け取ることができます。
FONのシェアモデルは外出する機会が少なく他のユーザーのWi-Fiの需要が低い人にとっては自宅のWi-Fiを開放するメリットがありませんが、クリンクでは仮想通貨で報酬が受け取れるのでシェアリングのメリットは大きい物になります。
アクセススポットを提供するだけで報酬が発生するので自宅や会社のWi-Fiが不労所を生む資産として有効活用されます。
モバイルデータ通信容量を使用料に応じて課金
クリンクでは実際に使用された通信要領に応じて課金が可能になる仕組みが実装されています。
現在のデータ通信サービスは月額で一定の通信容量を購入するプリペイド式が主流です。
1月あたり1ギガや7ギガなど使用するデータ量に応じたプランに加入しますが、実際には契約した要領を上限いっぱいまで使い切れない人も多く必ずしも最適な支払いとはいえません。
クリンク経由のデータ通信サービスでは使用された通信容量を正確にカウントされるので使用した分だけ料金を支払うことが可能です。
毎月3ギガのプランで2.5ギガしか使わなければ余りの0.5ギガ分の料金は無駄なコストですが、クリンクなら使用した2.5ギガ分の料金がピッタリ請求されるので無駄なく支払えるのです。
コンテンツを配信可能
youtubeやhuluなどストリーミング系コンテンツを配信する企業にとって頭の痛い問題であるインフラコスト負担はクリンクによって解決されます。
クリンクのモバイルデータ通信はコンテンツのバンドルが可能です。
コンテンツ配信企業がクリンクのモバイルデータを購入し配信したいコンテンツを登録するとクリンクに参加しているユーザーに対して無料でコンテンツを配信できます。
ミュージッククリップや映画の予告動画などを登録すれば無料で配信できるだけでなくユーザーからユーザーへの転送も可能です。
分散型SMSサービスの提供
インターネット上のセキュリティ強化が重要課題となる現在、故人を識別する通信手段としてSMSの役割が見直されています。
電話番号を利用してメッセージを送信するSMSは、簡易的なテキストのやりとりが出来る連絡手段として海外では頻繁に利用されていますが、それ以上に重要な役割が二段階認証です。
SMSは電話番号あてに直接送られるのでメッセージを受け取れる端末はSIMカードがセットされた1台のみです。
本人を装った外部からのアクセスなどが困難なため会員登録や重要な取引時の本人確認としてSMSが広く利用されています。
SMSは電話番号を利用するため通信料金が発生するというデメリットがありますが、クリンクはSMSを登録することで通信料金無しでメッセージを配信できます。
登録コードやプロモーションメールなどをSMSを利用して低コストで配信出来るだけでなく個人を識別するグループ管理にも利用できます。
仮想通貨取引所大手Binanceで売買可能
クリンクのICOはシンガポールに本拠を置く仮想通貨取引所「Kucoin」で行われましたが、現在では世界最大手の仮想通貨取引所「Binance」での取引が全体の9割以上を占めています。
仮想通貨取引では取引所のセキュリティや信頼性が心配ですが、取引所としては世界一と言ってもいいほど信頼されているBinanceで取引できるので安心です。
クリンク(Qlink/QLC)に対する懸念点

出典:Qlink
通信インフラサービスはハードルが高い
クリンクの最大の懸念点は通信インフラサービスのハードルの高さです。
従来のインフラとは全く異なるアプローチで提供されるクリンクには期待が集まる一方で実現性を疑問視する声も少なくありません。
実現すれば魅力的なサービスなのは事実ですが、現実的な問題として考えると普及までの道のりは簡単ではありません。
核となるWi-Fiシェアリングサービスには不正利用のリスクがつきまといます。
シェアしたWi-Fiが犯罪予告や不正アクセス等に利用されれば提供した側も無関係ではいられません。
匿名利用できるのは魅力ですが、シェアする側としては一定の安全性が確保されなければ報酬が発生するといってもアクセスポイントの提供をためらってしまいます。
また、サービスエリアを拡大するには参加するユーザー数の増加が必須条件です。
Wi-Fiを提供するユーザーが増えるほどサービスの利便性は向上しますが、逆に言えば参加ユーザーが少なければ利用できるWi-Fiは限られてしまい利便性は上がりません。
サービスの性質上都市部にWi-Fiスポットが集中してしまうのは避けられず、へき地ではまったくといっていいほどWi-Fiシェアリングのメリットが生まれません。
中国の経済動向に影響されやすい
クリンクは中国で開発されたNEOのプラットフォームを利用し他仮想通貨です。
現在では独自のチェーン技術に移行しているものの中国の影響は大きく、中国経済の動向に仮想通貨相場が強く影響されてしまいます。
サービスが軌道に乗り評価されれば中国経済の影響は小さくなると推測されますが、現在のところ相場は中国経済に左右される不安定な状態です。
サービス提供の遅れ
当初発表されていたロードマップよりもサービス提供開始が遅れているのも気になるところです。
テストは順調に進んでいるとアナウンスされていますが、現実問題として遅れが発生しているのは事実です。
今後の見通しについて具体的なアナウンスが少なく、発表されている各種サービスが本当に提供されるのか疑問の声も出始めています。
クリンク(Qlink/QLC)に対する評判・口コミ
ネット上でのクリンクに対する評判としては将来性に期待を持つ内容が多く見られます。
NEO一族が元気なのは良いことだけど、 $QLC とか $RPX の方が本家 $NEO より元気なのワロタ。
— シトロン (@citron_72) 2018年2月12日
因みにkucoin銘柄では、$KCS $TEL のほかに $QLC 持ってる。Wifiの貸し借りが容易に出来るようにしましょう的なプロジェクトで海外とかでこれあっあら便利だなー。と思って応援も含めてながく持つつもり。
— こびー@仮想通貨・もうすぐ父 (@kokokobit) 2018年1月19日
立て続けに仮想通貨の取引所、新規受付停止なだー。
乗り遅れない様にKuCoin開設! $PAC $DIME に続きKuCoinで $QLC が面白そうなので仕込みます。まだ間に合うかな…。
KuCoin はまだ受付してますよ!https://t.co/qJZphR8e3d— たなゆー (@tanaka19835) 2018年1月7日
クリンク(Qlink/QLC)の将来性

出典:Qlink
有望ながら不安点も多い
注目を集めるクリンクの将来性については、有望ながら不安点も多いというのが正直な感想です。
通信インフラの問題はインターネット利用者全てに共通する課題であり、クリンクが理想とするプラットフォームがその通りに完成すれば大きなビジネスチャンスが期待できます。
最高の未来は、クリンクが既存の通信インフラに変わってスタンダードになるという状態ですが、それを実現するためのハードルは非常に高く簡単に信用することはできません。
技術面の課題をクリアできるかが問題
ブロックチェーン技術を応用したネットワーク事業はとても魅力的でシェアリングビジネスも世界的な時流に乗るものではあるため資金調達など財政面での安心感はありますが、肝心の技術面で課題をクリアできるかはやや疑問が残ります。
プロジェクトに遅れが見られるのも気になるところですが、ブロックチェーンとデータ通信はもともと相性がよく成功すれば現在のモバイル通信のあり方を一変させる可能性を秘めています。
安定性は決して高いとはいえないものの、爆発的な成長の可能性を秘めている将来性有望な仮想通貨であることは間違いありません。
クリンク(Qlink/QLC)のまとめ
クリンクは想定しているブロックチェーン技術を利用したインフラサービスというモデルが非常に魅力的です。
仮想通貨としての期待値も高く単価も安いので、将来性に期待するなら投資する価値はあります。
プロダクトのの実現性は気になるところですが今後要注目の仮想通貨として大きな期待が集まります。