モバイルゴーはモバイルゲームに特化したプラットフォームです。
従来、モバイルゲームのアプリケーションはそれぞれに課金通貨を保有していましたが、モバイルゴーでは通貨をMGOに統一させ、異なるゲームでも通貨のやり取りを可能としたり、開発への負担を減らす仕組みを取り入れています。
ここではモバイルゴーの特徴やメリットやデメリット。モバイルゴーの将来性やMGOを取り扱っている仮想通貨取引所、提携情報をまとめていますので、購入する際にはぜひ参考にして下さいね。
MobileGo(モバイルゴー)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | MobileGo(モバイルゴー) |
トークン名 | MGO |
公開月 | 2017年6月 |
開発国 | アメリカ |
開発チーム | GameCredits |
開発者 | - |
発行上限 | 100,000,000 MGO |
発行枚数 | 99,996,877 MGO |
アルゴリズム | - |
公式HP | mobilego.io |
公式ブログ | @mobilegoofficial |
ホワイトペーパー | MobileGoのホワイトペーパー |
@Mobilegooff | |
@mobilegoofficial | |
u/mobilegoofficial | |
TelegramID | MobileGO chat |
YouTube | MobileGO |
MobileGo(モバイルゴー)とは/開発された目的
モバイルゴーはGameCredit社(ゲームクレジット)のモバイルゲームプラットフォームです。
GameCreditはゲーム内での決済を目的とした仮想通貨であり、GAME(GameCreditのトークン)もモバイルゴーで使用されています。
従来のオンラインゲームは、それぞれのゲームで独自にゲーム内の通貨を保持しています。
一度購入したらそのゲームでしか利用できず、他のゲーム間で利用することはできません。
もし、そのゲームをやめようとしたときに余っていても、結局そのゲームでしか使えない点は不便な点でした。
ゲームクレジットはその問題点に着目し、ゲーム間で共通する通貨を用意することで、他のゲームでも同じ通貨(GAME)を利用できる仕組みを構築しました。
ゲーム内通貨のGAMEを利用することにより、GAMEを採用しているゲームであれば共通的に使用することができます。
モバイルゴーはこの特徴を持つゲームクレジットのプラットフォームを活用して立ち上げられたプロジェクトです。
基本的にはゲームクレジットと同じ考えではありますが、異なる点はモバイルゲームに特化している点です。
モバイルゲームは現状、android端末のGooglePlayとiOS端末のAppleStoreの2つのストアが独占状態にあります。
利用ユーザはこれらのストアを通して課金をしますが、実は課金額の30%は手数料として引かれています。
当然手数料が高ければ、開発者への利益も減少することになります。
モバイルゴーのプラットフォームでは開発者の負担を減らす為、利用時の手数料を10%と非常に安くしています。
これによりモバイルゲーム市場を更に活発化させることを目的にモバイルゴーは立ち上げられました。
MobileGo(モバイルゴー)の特徴
モバイルゴーを利用する開発者への広告手数料が安い
モバイルゴーのプラットフォームは出稿手数料が10%と非常に負担額が少ないことが特徴的です。
在主流のGooglePlayとAppleStoreでは出稿手数料は30%と高めであり、開発者の負担が大きい状態にあります。
モバイルゲームで利益を上げるにはコスト削減が課題となるため、出稿手数料によって負担が減らせることは利益を大幅に上げることに繋がります。
また、GoogleやAppleでは支払いまでの期間が60日と長い期間を要します。
モバイルゴーでは60時間で支払われるので開発者のキャッシュフローの改善される点も大きなメリットです。
ユーザーは仮想通貨MGOで課金できる
モバイルゴーのプラットフォームを利用するのは、開発者だけではなくユーザーにも大きなメリットがあります。
まず、モバイルゴーでは共通的の仮想通貨「MGO」を持たせることにより、別々のゲームであってもMGOで課金することができる仕組みがあります。
従来のモバイルゲームは各システムで独自の通貨を持たせており、一度購入したら現金に戻すことはできません。
もし、ゲームを辞めることになれば課金した金額はそのまま諦めるしかありませんでした。
これによりユーザーとしても課金に対する負担を減らすことに繋がります。
また、個人情報を入力する手間も大幅に減らせます。
これまで課金を行う際はプラットフォームにクレジットカードを登録して支払うか各種ストアの通貨を購入して課金しておりました。
しかし、モバイルゴーではクレジットカードの登録が不要であり、各種プラットフォームへ個人情報を登録する必要がありません。
これにより、個人情報が流出するリスクも減らせるのもメリットの一つです。
ユーザーによるトーナメント開催可能
モバイルゴーではトークンを保有するユーザーであれば、分散型のトーナメントを開始することができます。
通常、ゲームのトーナメントはスポンサーによって開催されますが、これにより胴元がいなくとも個人でも参加費を抑えた公平性のあるトーナメントの開催が容易となります。
また、この仕組みはギャンブルにも活用できたり、e-Sportsでも活用することができます。
ユーザー間の取引が可能
モバイルゴーではブロックチェーンを利用することにより、ユーザー同士の直接的なアイテムの取引を行うことができます。
この仕組みは仮想通貨Steamにもありますが、手数料が15%かかります。
しかし、モバイルゴーであれば仲介者がいないので手数料がかからずに取引ができます。
ゲーマーへの割引
モバイルゴーのトークンを所有していれば、ゲームの割引を受けられるメリットがあります。
ゲーマーであれば安くゲームを購入できるのは非常に大きなメリットです。
デュアルブロックチェーンの採用
モバイルゴーではイーサリアムとWaves(ウェーブス)のブロックチェーンを両方採用しています。
これはモバイルゴーでは2種類のMGO(イーサリアムとウェーブス)があります。
デュアルにすることにより、例えば片方のブロックチェーンが破城してしまったとしてもすぐに乗り換えできるようにしています。
MobileGo(モバイルゴー)の欠点/問題点
開発の進み具合が遅い
モバイルゴーのプロジェクト内容は特に問題はありません。
しかし、開発に進みが非常に遅い点があり、進捗報告も適当であることから不安があります。
また、ゲームクレジット自体もプロジェクトとしては未熟であり、知名度も大きくありません。
さらに同プロジェクトである「GameFlip(ゲームフリップ)」がICOを開始したことにより、勢いが下がりつつあります。
しかし、決して開発が止まっている訳ではありませんので、今後の動向に注目しましょう。
デュアルブロックチェーンによる弊害
MGOはイーサリアム版とウェーブス版の2つがありますが、同じMGOであってもこれらの交換を行うことができない問題点があります。
その為、ウォレットについても別々に用意する必要があります。
しかし、この問題を解決するためにBlock Swapと呼ばれる仕組みを検討中です。(異なる2つの通貨を容易に交換させる仕組み)
実はMobileGo(モバイルゴー)こんな企業と提携しています!
ゲーム開発プラットフォーム「Unity」と提携
Unityはユニティ・テクノロジーズ社が提供するゲーム開発のプラットフォームです。
3D開発が手軽にできることはもちろん、2Dゲームの開発もできる為、ゲーム開発者から人気を集めています。
ビデオゲーム業界Xsollaの支払い方法に採用!
大手ビデオゲーム企業であるXsollaで仮想通貨MGOで支払いできることがモバイルゴーの公式サイトで公表されています。
この採用により、500以上のゲームがあるXsollaを利用する世界中の何百万ものゲーマーが仮想通貨MGOを使用して支払いができます。
MobileGo(モバイルゴー)の評判
開発の遅さゆえに忘れられている
ICO直後は58億と豊富な開発資金を得たものの、やはり開発の遅さが大きなネックとなっています。
Twitterではモバイルゴーに期待はしていたものの、開発の進まなさへ徐々に離れていく声が多く見受けられました。
中にはモバイルゴーがなかったことにされているような皮肉もありました。
ずーーーっと買ってから放置してたMGOが復活してる!?
まさかモバイルゴーが復活するとは思ってなかった(白目)— にゃんさん (@nyanba_one) 2018年10月22日
モバイルゴーが完全に死んだ認識になりつつあって草生える(なおわいは買ってない模様) https://t.co/o3bHVDGaB7
— マルフォーイ@クリプちょ (@1997synohro) 2018年3月31日
復活しちゃうかも。#モバイルゴー pic.twitter.com/y6mCsMgFGq
— こたつむり (@oan_a_s_a_m) 2019年1月29日
しかし、モバイルゲーム市場自体は更に拡大していくと予想されています。
新たに5G回線が検討されていることもあり、今後高性能なモバイルゲームが増えていきます。
このように着目点については決して悪くはありません。
いずれ開発が進めば急激に上昇する可能性は秘めています。
MobileGo(モバイルゴー)が購入できるおすすめの取引所3選
ライブコイン(LiveCoin)
LiveCoinはロシア発祥の仮想通貨取引所です。
多くのアルトコインを取り扱っており、300種類以上の仮想通貨を取り扱っています。
通常、仮想通貨取引所では本人確認が必要とされていますが、ライブコインであれば本人確認不要でも利用できます。
しかし、海外取引所であるため、日本語に対応しておらず扱いづらいのが欠点です。
WavesDEX(ウェーブスデクス)
ウェーブスデクスは分散型システムを取り入れた仮想通貨取引所です。
ビットコインを始めとした仮想通貨や為替をWAVESとして返還し、利用することができます。
ヒットビーティ―シー(HitBTC)
ヒットビーティ―シーはイギリスにある仮想通貨取引所です。
アルトコインの取り扱いは380種類を超えています。
また、セキュリティも高く、2段階承認が利用できます。
によっては日本語が使えることもありますが、基本的には非対応です。
また、匿名性を保ったまま取引できることから日本人IPでは将来的に利用できなくなる可能性もあります。
リクイ(Liqui)は閉鎖
モバイルゴーが取り扱える仮想通貨取引所としてリクイがありましたが、2019年1月29日に閉鎖が発表されています。
MobileGo(モバイルゴー)の今後の将来性
モバイルゴーは今後主流となるモバイル市場、またはe-Sportに貢献するプロジェクトです。
開発とユーザー共に負担が軽減され、ICOによる58億もの資金調達に成功していたことからも注目度が高いプロジェクトであったことは間違いありません。
知名度のついても申し分ありませんでした。
しかし、現状の開発進行を見ると将来性を見据えずにその価値が徐々に低下し続けています。
今ではICO直後の10分の1まで下がり続けています。
これから提携先を増やしたり、開発に進行があれば大幅に価格が上昇する可能性は残されています。
投資先としてはオススメできる状況とは言えませんが、少しでもモバイルゴーに将来性を見据えるのであれば無理がない程度に投資することも検討しましょう。