
2017年に日本では空前の仮想通貨ブームが起こりました。
2017年中ごろからビットコインの価格上昇が始まって、仮想通貨市場に多くの資金が流入していきました。
そして、以前から注目されていた仮想通貨リップルのロックアップ発表が引き金となって、リップルなどアルトコインの急騰も起こりました。
しかし、2018年1月のコインチェックのハッキングによる仮想通貨流出を契機に、一転して仮想通貨離れが進み、仮想通貨市場は冷え込んでしまいました。
日本では仮想通貨取引に関する規制が年々強化されており、国内の仮想通貨取引所では限られた種類の仮想通貨しか取引できない状況となっています。
そこで、多くの日本人は海外の仮想通貨取引所の口座を開設し、そこで仮想通貨取引を行うようになっていきました。
そのため海外の仮想通貨取引所に大きな注目が集まっています。
この記事では、海外取引所の一つである「Gold Arbi EX」の特徴や注意点、評価や将来性について紹介していきます。
Gold Arbi EX取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | Gold Arbi EX |
独自トークン有無 | - |
設立日 | 2019年 |
取引所がある国 | シンガポール |
公式ホームページ | https://www.goldarbiex.com/ |
日本語対応 | - |
日本人対応 | 〇 |
アプリ対応 | - |
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YouTube | - |
TelegramID | - |
GoldArbiEX取引所とは

出典:Gold Arbi EX
シンガポールに拠点を置くGold Arbi EX取引所は、2019年にできた比較的新しい仮想通貨取引所です。
まだできたばかりということもあり、仮想通貨の取引量は決して多いわけではありません。
基軸通貨にはビットコインが採用されています。
海外の仮想通貨取引所では、ビットコインの他にイーサリアムやテザーが基軸通貨に採用されているケースが多いですが、Gold Arbi EX取引所ではビットコインのみを基軸通貨として採用しています。
また、相次ぐハッカーによる仮想通貨取引所の攻撃の影響で、近年は管理者のいない分散型取引所も多くみられるようになってきていますが、このGold Arbi EX取引所は管理者が存在する中央集権型の仮想通貨取引所となっています。
GoldArbiEX取引所の特徴
基軸通貨にビットコインのみが採用されている
まずGold Arbi EX取引所の特徴として、基軸通貨にビットコインのみが採用されている点が挙げられます。
近年、海外の仮想通貨取引所では、ビットコインの他にイーサリアム、テザーが多く基軸通貨として採用されている印象を受けます。
特にテザーなどステーブルコインが基軸通貨として採用される需要は非常に大きいです。
なぜなら、ステーブルコイン以外の仮想通貨は、取引をしていない状況でも価値が大きく変動してしまうからです。
こういった風潮にも関わらず、Gold Arbi EX取引所ではビットコインのみが基軸通貨に採用されています。
ややこれは使い勝手の悪い印象を受けます。
ジュピターコインが上場している
Gold Arbi EX取引所の2つ目の特徴は、ジュピターコインが上場しており取引ができるという点です。
ジュピターコインとは、ジュピタープロジェクトというプロジェクトのICOから生まれたトークンです。
ジュピタープロジェクトはサイバーセキュリティ関連のプロジェクトとなっています。
ジュピタープロジェクトではサイバーセキュリティにAIを導入することによって、人よりも早くサイバー攻撃を認知し、より早い対処を可能としています。
また、内部情報漏洩にもAIを活用して、従業員のログや監視カメラをAIに分析させ、監視することができます。
さらに、ブロックチェーンの問題点の一つである匿名性の欠落の問題解決として、ジュピタープロジェクト独自のブロックチェーンであるジュピターによって、取引金額、送金元、送金先の情報を全て暗号化できる技術を開発し、これを提供しています。
このジュピタープロジェクトは主に日本人によって推進されていて、元衆議院議員松田学氏がプロジェクトリーダーを務め、BOB株式会社社長の澤田幸人氏がサブリーダーを務めています。
このように、Gold Arbi EX取引所には日本にゆかりのあるジュピターコインが上場しているのです。
いただきますコインも上場している
さらに、Gold Arbi EX取引所には、いただきますコイン(ITM)も上場しています。
これも名前から推測できるかと思いますが、日本にゆかりのある仮想通貨です。
いただきますコインは、頂きますコインプロジェクトのICOから生まれたトークンです。
いただきますコインプロジェクトでは、農業分野での問題解決に向けたプロジェクトが推進されています。
具体的には、荒れ果てた農地への投資・再生を促し、そこで行われた農業に関して、ブロックチェーンによって栽培・飼育過程などのトレーサビリティを明確にして、情報を知った上で農作物を購入できるようにしています。
また、農業人材の育成にも力を入れているプロジェクトです。
このように、Gold Arbi EX取引所には日本初のプロジェクトのトークンも上場しているのです。
厳選した仮想通貨のみを取り扱っている
ジュピターコインやいただきますコインなど日本ではなかなか耳にすることのないような仮想通貨を取り扱っているGold Arbi EX取引所ですが、取り扱い通貨の種類は決して多いとは言えません。
具体的には、取り扱い通貨は6種類となっています。
海外の仮想通貨取引所と言えば、全く聞いたこともないような草コインを上場して、豊富な種類の仮想通貨を取引できることを売りにしている仮想通貨取引所も多いですが、Gold Arbi EX取引所は厳選した仮想通貨のみを取り扱う取引所と言えます。
取り扱い通貨の中でメジャーな通貨はビットコインとイーサリアムだけ
取り扱いのある仮想通貨は6種類ということを紹介しましたが、その中でメジャーな仮想通貨はビットコインとイーサリアムだけです。
有名な仮想通貨のみを取り扱っている仮想通貨取引所というわけでもないようです。
GoldArbiEX取引所を利用する際の注意点
取引量が少ない
Gold Arbi EX取引所は、オープンしてまだ間もない仮想通貨取引所ということもあり、取引量が非常に少ないです。
このため、取引板がどうしても薄くなってしまい、他の仮想通貨取引所と取引のレートが剥離が起こりやすい状況になっています。
有名な通貨ペアであったとしても、他の取引量の多い仮想通貨取引所とレートの剥離が激しくないか注意しながら取引をするようにしましょう。
また、マイナーな仮想通貨の取引の場合はどうしても取引板が余計に薄くなってしまうので、買ったマイナーな仮想通貨を売りたい時に売りたい値段で売れるかどうかはその時になってみないと分かりません。
買い板がないと売ることはできないからです。
もしGold Arbi EX取引所でマイナーな仮想通貨を購入する場合には、その仮想通貨を取り扱っている別の仮想通貨取引所がないかチェックしておき、そこの口座を開設しておいた方がいいでしょう。
なぜなら、いざ売りたい時にGold Arbi EX取引所に買い板がない場合、他の仮想通貨取引所では売買できる可能性があるからです。
いざとなったら、別の仮想通貨取引所に送金して、それを売れるようにしておきましょう。
日本語対応していない
Gold Arbi EX取引所は、日本語には対応しておらず、対応言語は英語と中国語のみとなっています。
英語、または中国語がある程度理解できる場合は問題ありませんが、どちらも理解できない場合は、使い方に慣れるまでは英語を翻訳ツールなどを使う必要があるため、面倒と感じる人もいるかもしれません。
日本円の入金はできず、仮想通貨で入金する必要がある
Gold Arbi EX取引所は、日本円の入金には対応していません。
そのため、Gold Arbi EX取引所で取引する準備段階で、前もって日本の仮想通貨取引所の口座を開設し、日本円でビットコインを購入し、Gold Arbi EX取引所の口座に送金する必要があります。
日本の仮想通貨取引所は取引手数料や送金手数料がそれぞれ異なるので、より有利な条件で仮想通貨を購入、送金できる日本の仮想通貨取引所の口座を開設しておくといいでしょう。
GoldArbiEX取引所の評判(口コミ)
ここではGold Arbi EX取引所のツイッター上での評判を紹介します。
ジュピタープロジェクトでICOした仮想通貨ジュピターコイン上場決定!
取引所登録はこちらから!↓↓↓
Gold Arbi EXhttps://t.co/umnK9f8OAN#ジュピター#ジュピターコイン#ジュピタープロジェクト#JPI#Jupiter#Jupitercoin
— うらかわ (@40OFqeOUOxbNpqO) 2019年9月20日
直近ではジュピタープロジェクトのトークンであるジュピターコインの上場について関心を持つツイートが多く見られました。
ジュピターコインがGold Arbi Exに上場
ICO価格 1枚2.1~3.5円
現在価格 52.3円ICO価格の15倍だけど、売り殺到に対し、買い板ゼロ
ジュピターは人工知能とブロックチェーンを使ったセキュリティシステム
元国会議員の松田学氏がリーダー
取引所https://t.co/yIrSCfOiPd#JPI #Jupiter #松田学 pic.twitter.com/xEjudMzp7x
— アンゴロウ@暗号資産研究 (@hajihajilemon) 2019年9月20日
やはり日本初のプロジェクトということもあって、日本人にとっては関心が高いようです。
新しい取引所
Gold Arbi EXITM買おうかなw☺️
登録はこちらから⤵️https://t.co/MV83bBhZyP pic.twitter.com/KUcZWTPSn0
— ゆるふわこたろう(無事死亡)@仮想通貨とマイクリ垢 (@wVT9dnHly3H5tuL) 2019年7月6日
また、いただきますコインについてもツイートがありました。
こちらも日本初の仮想通貨なので、日本人には注目されている様子です。
GoldArbiEX取引所の登録方法
ここからは、Gold Arbi EX 取引所の登録方法を紹介していきます。
- Gold Arbi EX 取引所の公式サイトにアクセス
- トップページ中央下部「Sign Up」をクリック
- 「Email」欄に登録するEmailアドレスを入力
- すぐ下段の右側「Get code」クリック
- メールに届いた認証コードを確認
- 「Email verification code」欄に認証コードを入力
- 「Password」欄に希望するパスワードを入力
- 「Confirm password」に再度同じパスワードを入力
- 「Referral code」欄は入力不要(任意)
- 「I've read & agreed with《Terms of Conditions》」(利用規約の同意)にチェックを入れる
- 「Sign Up」をクリック
- 登録完了
これでGold Arbi EX 取引所への登録は完了です。
GoldArbiEX取引所のまとめ
Gold Arbi EX 取引所は、シンガポールに拠点を置く開設間もない仮想通貨取引所です。
取り扱う仮想通貨の種類は少ないものの、ジュピターコインやいただきますコインといった日本でプロジェクトが推進されているICOコインが上場しており、日本人の注目を集めている取引所です。
日本語には対応していないという点や基軸通貨がビットコインのみという注意点はありますが、登録方法は非常にシンプルなので、初心者でも迷うことなく登録することができるでしょう。