フィンテック技術が使用されている例8選!仮想通貨や銀行以外にも使用例あり?

フィンテック技術は私達の生活に「欠かせない」と言って良いほど、私達が普段何気なく利用しているものに使われています。

ですが“フィンテック“というワードを耳にしたことがない人が非常に多く、なんとなく耳にしたことがある人でも「フィンテック技術の意味を知らない」という人が多いです。

今回は私達の生活に欠かせないといって良いほど普段から何気なく利用しているフィンテック技術について詳しくご紹介します。

そもそもフィンテックとは

そもそもフィンテックとは

フィンテックとは、金融(Finance)と技術(Techology)を組み合わせたいわば造語で、金融サービスと情報技術を結び付けた様々な革新的な動きを指します。

もっと分かりやすく身近なものを挙げるとすれば、スマートフォンなどを使用した送金もフィンテックです。

ちなみに米国ではフィンテックという言葉は2000年前後から使われていた言葉で、リーマンショックや金融危機などの時代を経て、インターネットやスマートフォン、AIやビックデータなどを活用したサービスを提供する新しい金融ベンチャーが次々と出てきました。

また、今まで金融サービスが十分に普及していなかった途上国や新興国でもスマートフォンを利用した金融サービスが急速に広がりをみせています。

そして分散型台帳技術やブロックチェーンといった技術も登場しています。

フィンテック技術が使用されている例8選

フィンテック技術が使用されている例

仮想通貨

フィンテック技術は、2017年にはビットコインをはじめ、仮想通貨業界からかなり注目され始めました。

ちなみに仮想通貨とは、インターネット上で価値を持つ電子通貨で、ネット上の取引所を通して自国の通貨に換金して活用することができるモノです。

国際間のやり取りがスムーズになるだけではなく、手数料が安く済むという嬉しいメリットがあります。

決済サービス

インターネットを通して個人間で簡単にお金のやり取りをできるようにしたのがフィンテック技術です。

銀行口座などの個人情報などは基本的に不要で、SNSのアカウント情報や専用のアプリなどを使ってやり取りが行えます。

また、スマートデバイスを活用してクレカ決済を行うサービスもフィンテック技術で行えています。

ちなみに決済サービスは個人間だけではなく、ビジネスの場でも多く活用されています。

決済サービスは非常に便利ではありますが、日本ではまだまだキャッシュレス社会とは言えず、日本よりも海外での方が決済サービスを多く利用されています。

決済サービスはクレジットカード決済、端末決済、キャリア決済、電子マネー決済のことを主に言います。

資産管理と運用

個人や企業の資産の管理をするサービスも多数生まれていて、銀行口座の入出金やクレジットカードの利用状況を自動で同期することができるのもフィンテック技術です。

また、請求書発行をはじめ経理や会計業務に対応しているフィンテック系サービスも数多く、資産運用ではアドバイスをAIが行い、ビジネスの業務や投資などにAIを導入することで安価でサービスを提供することが可能になりました。

保険

健康関連のアプリと保険を組み合わせた生命保険や医療保険、車の走行状態に応じて料金が変動する自動車保険などを可能にしたのがフィンテック技術です。

今はまだそれほど世の中に浸透しているものとは言えませんが、今後ベンチャー企業を中心にこの分野への進出に力を入れているようです。

ベンチャー企業への進出により成功したら、個人の状態に応じた保険サービスも増えてくると言えます。

投資と融資

今までの投資や融資の場合、金融機関に依頼して行っていましたが、最近では個人が個人に簡単に投資することができるようになりました。

ビジョンに共感した個人や団体に投資できる“クラウドファンディング“などもフィンテック技術です。

クラウドファンディングとは、誰かを応援したい人と不特定多数の人達から資金を集めたい人をマッチングすることができ、ビジネスの資金集めに人気のものとなっています。

最近では某人気バラエティー番組で、潰れかけている動物園を救うためにクラウドファンディングを行い不特定多数の人達から資金を集めることができた結果動物園の運営を持ち直すことに成功したという実績もあります。

ただ資金を集めるというだけではまだまだ協力してくれる人達は少なく、そのため資金を集めたい側は“資金が集まったら○○を行います““資金が集まったら○○をプレゼントします“などというアクションを起こす必要があります。

この場合、需要と供給が成り立ってのフィンテック技術とも言えるでしょう。

銀行

楽天銀行やジャパネット銀行などの店舗を持たない・店舗のない銀行、いわゆるデジタルバンキングサービスはフィンテック技術です。

店舗がない分人件費などを抑えることができます。

また、人件費などを抑えられることで利息の高さやキャンペーンなどでユーザーに還元してくれるのが、デジタルバンキングサービスを利用する達のメリットにもなります。

実際にわざわざ銀行に足を運んで口座開設をするのに比べ、デジタルバンキングサービスは自宅に居ながら全てネット上で完結し、面倒な手続きや行動が不要なのも人気と言えます。

ネットが普及している現代だからこそデジタルバンキングサービスは強い人気があるのです。

貯金アプリ

専用のアプリで設定した条件に合わせてクレジットカードなどで支払いをすると、設定した一定金額から普段利用する口座とは別の口座に貯金してくれるサービスもフィンテック技術です。

ちなみに、貯金アプリはおつりの貯金だけではなく自動的に毎月お給料のいくらかを貯金してくれたり、日常的に行う自炊や掃除等をサボると貯金するという独自のルールも設定することができるためただ貯金がされるだけではなく、楽しみながら毎月貯金をすることができるアプリです。

今まで中々貯金ができなかった人が、「貯金アプリを使い始めたら無理なく貯金をすることができるようになった」という声もある程とても優秀で使いやすいアプリです。

家計簿アプリ

家計簿アプリというのは、買い物をしたレシートをスマートフォンのカメラを使って撮影するだけで管理することができるアプリで、これもフィンテック技術です。

スマートフォンが普及する前や、家計簿アプリが誕生する前はノートを使って手書きで毎回家計簿をつけていた方がほとんどかと思いますが、ノートにまとめたからといってそれを見返したりする方は実は非常に少なかったりします。

時間と労力を使って家計簿をまとめているにもかかわらず見返すことをしなかったり、ただ毎回まとめているだけでは家計簿をつけるのは無駄です。

ですがフィンテック技術を活用した家計簿アプリでは、買い物をしたレシートの写真を撮るだけで家計簿をつけることができるだけでなく、アプリによっては毎月の出費を自動的にまとめてくれたり、先月と今月の出費額の差を自動的に計算してくれたりもします。

フィンテックの将来性

フィンテックの将来性

フィンテックという言葉自体の知名度は低い

現状では、“フィンテック“というワードを聞いたことのない方が意外と多く居ます。

しかし、フィンテックというワードを聞いたことがない方でも日常的にフィンテック技術を活用しているのです。

海外に比べて日本はまだまだ現金払いでキャッシュレス生活とは程遠い生活をしていますが、海外では現金払いをする人は非常に少なく、ほとんどの人がキャッシュレス生活をしています。

海外では少額、高額に限らず基本的にクレジットカード決済を選択します。

何が言いたいのかというと、少額でも高額でもクレジットカードやデビットカード、バンドルカードなどで買い物する日が日本でもそう遠くはない話ということです。

日本政府はキャッシュレス化を推進

なぜなら日本の政府がキャッシュレス化を推進しているからです。

日本を好んで日本に住む外国人や定期的に日本に観光しに来る外国人など、日本に来る外国人の数は年々増えています。

その結果、キャッシュレス決済の普及による決済の利便性と効率性に政府は目を付けています。

そのため、日本でも今よりもっとキャッシュレス生活が浸透すればフィンテック技術を近い将来フルに活用することとなるでしょう。

フィンテックは必要不可欠な存在となっている

また、今はまだ店舗の銀行がいたる所に存在していますが、いつか店舗の銀行のあり方が変わっていくという話も出ているようです。

今よりももっとデジタルバンキングサービスが普及すれば店舗の銀行は要らなくなります。

そして銀行で働く人員も多くは要らなくなってきます。

デジタルバンキングサービスとAIがあることで正直銀行のサービスが成り立ってしまうという現状でもあります。

こうしたことからフィンテックが将来なくなるということは考えにくいでしょう。

むしろ近い将来フィンテック技術をフルに活用された時代になると言えるほど、フィンテック技術が私達の生活になくてはならない存在になっているのです。

まとめ

フィンテックは、インターネットが普及している現代にとって金融システムや社会になくてはならない存在になっています。

そのため知らぬ間にフィンテック技術を日常的に利用しているのが現状です。

もちろんフィンテックを利用することが“絶対に良いこと“というものではありませんが、フィンテックを利用することで今まで不便に感じていたことが便利になったり、今よりも生活しやすい環境を作ってくれることもあります。

ですがフィンテック技術が使われているのはインターネット上なので、間違った利用方法をしてしまうと自分が大変な目に合うということを忘れずに、正しい方法で利用することをおすすめします。

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