
独自のアルゴリズムによって開発された仮想通貨はいくつかありますが、「ベチユニット」という仮想通貨もその一つです。
ベチユニットとは日本人認知学者の「苫米地英人」氏が開発した仮想通貨で、「トマベチアルコリズム」という苫米地英人氏が開発したアルゴリズムが使われています。
苫米地英人氏いわく「ベチユニット以外の仮想通貨は全部全滅する!」と大々的に発言しており、テレビ番組などでもはっきりと明言しています。
そこでこの記事では、仮想通貨「ベチユニット」にフォーカスし、ベチユニットの現在や購入方法、苫米地英人氏の人物像などを紹介していきます。
ベチユニットとは
まずは仮想通貨の「ベチユニット」とは一体どのようなものなのかを見ていきましょう。
ベチユニットは世界初の仮想通貨?!
「ベチユニット」とは認知学者の「苫米地英人」氏が独自に開発した仮想通貨のことで、苫米地氏が言うにはビットコインよりも先に開発した仮想通貨ということになっています。
本当かどうかは事実確認がきちんとなされていないためはっきりとは分かりませんが、仮に本当だとすれば世界初の仮想通貨は「ベチユニット」ということになります。
ただ、1990年代前半には既に「ベチユニット」という言葉自体は存在していたので、全くのデタラメということではないと考えられます。
また、仮想通貨のブロックチェーンのアルゴリズムは「サトシナカモト」という人物が生み出したとされていますが、それ以前から苫米地英人氏が独自のアルゴリズムを開発しているとのことです。
そのため、苫米地英人氏が公言しているようにアルゴリズム自体はブロックチェーンよりも先に開発しているのだとすれば、「ベチユニット」という仮想通貨は世界で初めて生み出された仮想通貨と言えなくもありません。
「トマベチアルゴリズム」が使われている
ベチユニットの大きな特徴は「トマベチアルゴリズム」という苫米地氏が独自に開発したアルゴリズムが使われていることです。
苫米地氏は次のように明言しています。
「トマベチアルゴリズムは既存のビットコインなどで使われているアルゴリズムとは比較にならないほどの史上最強のアルゴリズムである」
ただ「トマベチアルゴリズム」がどのようなものなのかが具体的にはよく分かっていないため、実際には確認することができないため肯定も否定もできないといったことが現状のようです。
苫米地英人氏とは何者?
仮想通貨の「ベチユニット」を開発したのは先ほどからも紹介している苫米地英人氏という人物になりますが、一体どのような人物なのでしょうか。
続いて苫米地英人氏の人物像を見ていきましょう。
TVなどにも出演している認知科学者
苫米地英人氏は1959年生まれで出身地は東京都となっています。
プロフィール情報では認知科学者となっていて機能脳科学、計算言語学、認知心理学などの総称ということになります。
情報系のテレビ番組などに出演もしていて、長い髪の毛を後ろにまとめた独特の風貌と独自のキャラクターやコメントなどが印象的です。
出版している本の数は既に200冊を超えていて、かなりの知識人であることは間違いないようです。
複数の大学や団体に所属していて、プロフィール情報にはカーネギーメロン大学の博士で同大学のCyLabを兼任しています。
また、自社の株式会社ドクター苫米地ワークスの代表もしていて、その他にも他の大学の客座教授であったり、CEO、顧問、理事長職いったさまざまな団体を兼任しています。
マサチューセッツ工科大学などの高学歴者
苫米地英人氏の学歴を見てみると、マサチューセッツ大学から上智大学を卒業していて、その後にイエール大学院に留学していることになっています。
また、その際に人工知能の第一人者の「ロジャース・シャンク」の元でAIなどの最先端のコンピューター技術を取得しています。
さらに、コンピューター科学では世界最高峰と言われている「カーネギーメロン大学大学院」に転入していて、日本人としては初めての計算言語学の博士号を取得しています。
日本への帰国後は三菱地所の財務担当者として金融面でのサポートなども行っていて、仮想通貨との関わり合いなどもこの辺りから携わっているように推測することが出来ます。
ベチユニットの現在
では現在のベンユニットは一体どうなっているのでしょうか?
ベチユニットは苫米地氏が独自に開発した仮想通貨で、苫米地氏が立ち上げた「仮想通貨コミュニティー」に参加しなくてはその詳細な情報は全く知ることができません。
また、ベチユニットは未だに開発中の仮想通貨のために市場には出ておらず、購入することが出来ない仮想通貨でもあります。
ベチユニットの詳しい情報や購入をする場合には苫米地氏が立ち上げた仮想通貨コミュニティーの「フィンテックマスターズクラブ」に参加することが必要です。
ただし、この仮想通貨コミュニティーの参加費用は98,000円というかなり高額な金額となっているため、なかなか簡単にはベチユニットの開発状況を把握することは難しいものとなっているというのが現状です。
また、インターネットの動画などでは苫米地氏が仮想通貨について語っているものがたくさんありますが、独自開発した仮想通貨のベチユニットについては殆ど語っていないため、やはりベチユニットの詳細を知るためには苫米地氏が運営している仮想通貨コミュニティーの「フィンテックマスターズクラブ」への参加が必須となるようです。
しかし、こちらのコミュニティーへの参加費用があまりにも高額であるため、あくまでも自己責任ということになってしまいます。
苫米地英人 氏はこのクラブを「仮想通貨の流れに乗りさらなる資産構築を実現する前代未聞のコミュニティ」と説明していました。
このコミュニティに入ると3つのコースがありました。
1.フィンテックマスタークラブ
98,000円
2.フィンテックマスタークラブ プラチナコース
498,000円
3.オンライン受講コース
398,000円
しかしいずれのコースについてもコンテンツの配信はほとんどなく、オンライン受講コースにいたっては1時間の動画の配信が数回あっただけでいまやすべてのコンテンツが削除されて視聴できない状態とのことです。
フィンテックマスタークラブに参加しても資産構築を実現するどころか参加費を失った結果になってしまったといえます。
ベチユニットはどうやって購入できる?
仮想通貨のベチユニットは未だに開発途中のものであるために、一般の市場などには出ていなく購入することはできません。
そのため、仮想通貨の取引所などを探してみてもベチユニットという仮想通貨はなく、いつ頃に市場に出るのかもよく分からないというのが実際のところです。
苫米地氏が言うには「ベチユニット以外の仮想通貨は全て全滅する!」と明言していますが、実際には現在の市場にはベチユニットは出回っていないため、それが本当なのかは何とも言えません。
ベチユニットに興味があり将来的に購入したいというのであれば、やはり苫米地氏が運営している仮想通貨コミュニティーの「フィンテックマスターズクラブ」にまずは参加する必要があり、苫米地英人氏の公式サイト「クラブ苫米地」などで「フィンテックマスターズクラブ」に参加することが出来ます。
ただし、先ほど言ったようにフィンテックマスターズクラブの参加費用は98,000円とかなり高額な金額となっているので、苫米地氏の考えや思想に対してリスペクトしている人達などに限られている様です。
苫米地英人氏はビットコイン大暴落を予想していた?
苫米地氏は「ベチユニット以外の仮想通貨は全て全滅する」と明言していて、それと伴いながらもビットコインの大暴落を過去には予想しています。
実際にビットコインは2018年の年明けごろに大暴落をした過去がありますが、苫米地氏はビットコインが急上昇をしている2017年の年末の時点で「ビットコインは10万円まで下落する」と予想しています。
大暴落をした際にはビットコインの価格は10万円までにはその時には下落はしていませんが、ビットコインの大暴落自体は予想を的中しています。
そのため、その辺りから苫米地氏への仮想通貨に対する発言などはメディアなどでは注目されるようになり、講演会や自身の仮想通貨コミュニティーへの参加者なども増加しています。
苫米地英人氏が語る今後の仮想通貨業界の見通し
苫米地氏は、自身が開発した仮想通貨のベチユニット以外の仮想通貨は3~5年以内には全て崩壊すると明言しています。
その理由として苫米地氏は、次世代型のコンピューターの「量子コンピューター」が普及することによって、今現在のブロックチェーンのセキュリティーが全て破られてしまうからであると言っています。
また、量子コンピューターに耐性のある仮想通貨は今のところベチユニットだけということも言っていて、そのためベチユニットだけが仮想通貨の中では生き残ることが出来るということです。
ただし、量子コンピューターに耐性のある仮想通貨はいくつかあり、「ADA(エイダ)」と呼ばれている仮想通貨は量子コンピューターの攻撃を受けてもセキュリティーを破られることはないと話題になったこともあります。
その他にもイーサリアム開発者のヴィタリック氏は次のように発言しています。
「現状のブロックチェーンのアルゴリズムは量子コンピューターでも破ることはできない」
このように、苫米地氏と他の仮想通貨の開発者との意見が違うため、どちらが真実なのかは判断が難しい所ですが、現状ではブロックチェーンのセキュリティーが破られることはないとの見方の方が強いと思われます。
まとめ
仮想通貨のベチユニットとその開発者の苫米地英人氏について紹介していきましたが、ベチユニット自体は未だに流通している仮想通貨ではないので購入することはできないものです。
また、ベチユニットの詳しい詳細などは一切に非公開になっていて、「トマベチアルゴリズム」がどのようなシステムなのかを知るには、苫米地氏が立ち上げている仮想通貨コミュニティーの「フィンテックマスターズクラブ」に参加しなくてはなりません。
ただし、参加費用はやや高額となっているので、あくまでも自己責任ということになってしまいます。