xRapid(エックスラビット)の仕組みや特徴、Ripple社にもたらすメリットを徹底解説!

リップル(XRP)の価格が今後上昇を期待できる理由として、10月のSWELLで発表されたxRapid(エックスラビット)がありますね。

本記事では、Ripple社が発表した【xCurrent・xVia・xRapid】の内、xRapidについて、次の4つを紹介します。

  • xRapidとは/特徴
  • xRapidの仕組みとILPの関係性
  • xRapidのメリット
  • xRapidがもたらすRipple社の今後

以上のことを徹底的に紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、リップル(XRP)の知識を増やしていきましょう。

Ripple社のxRapid(エックスラビット)とは

Ripple社はxRapidとは、仮想通貨リップル(XRP)を使用して、国際的な銀行間の送金をすることができるというシステムのことです。

そして、Ripple社は、xRapidの他にXviaxCurrentという製品をつくり、この3つを統合したRippleNETというネットワークを展開しています。

xRapidには次2つの特徴があります。

  • 従来の国際送金システム(SWIFT)より送金コストが60%削減できる
  • 時間の短縮

従来の国際送金システム(SWIFT)では、国際送金で相手に着金するまで4~6日の日数を要するのに対し、XRPを使用すると、たった4秒で着金します。

例えば、SWIFTを使用してA国からB国から送金をする際、A国、B国それぞれに通貨の中継拠点となる銀行の口座が必要になります。

日本から他国へ送金する場合、日本の中継銀行はほぼ三菱UFJ銀行が独占していますが、三菱UFJ銀行と関係を持っていない国に送金する場合は、余計に手間がかかってしまいます。

この方法はとても複雑な手続きを経なければならないので、送金が失敗してしまうリスクが高かったり、送金に余計なコストや時間がかかってしまうため、コストや時間がよりかからない方法が求められてきました。

そして、SWIFTのデメリットを改善するための新たな国際送金の方法として、【xCurrent】と呼ばれるものも開発されましたが、この手法もまだ完璧な方法とは言えないものでした。

そこで、xRapidは、「SWIFT」や「xCurrent」が持っているデメリットをなくし、国際送金をスムーズに行うための方法としてRipple社が開発しています。

xRapid(エックスラビット)の仕組み

参照:RippleTV

xRapidの仕組みは、既存の国際送金(SWIFT)とは、全く異なる新しい送金方法です。

xRapidの仕組みは、とてもシンプルで、送金元と送金先が「仮想通貨XRP(リップル)を介して直接取引を行う」というものであり、次の順番で完了します。

  1. 送金元のA銀行は送金額と同等のXRPを買って、そのXRPをB銀行に送る
  2. 送金先のB銀行はXRPを受け取ったら、それを売って現地通貨と交換する

以上の通り、xRapidの仕組みは、とてもシンプルである為、手数料を大幅に抑えることが出来ます。

逆に、既存の国際送金であるSWIFTの仕組みは次の通りです。

  1. 送金元のA銀行から、X国の中継銀行のB銀行へお金を振込
  2. Y国の中継銀行のC銀行内にあるB銀行の現地口座から、送金先のD銀行へお金を振込

既存のSWIFTの仕組みは、一方向かつステップ毎のマニュアル作業であるため、時間がかかるだけでなく間違いが生じることも多々あります。

ですから、SWIFTは国によって、手書きの記録で処理しているところもある為、SWIFTの送金システムには、限界が見えています。

つまり、xRapidを使ってA国からB国へお金を送れば、A国側の銀行口座とB国側の銀行口座との間に中継銀行となる銀行の口座を用意しておく必要がなくなるため、仮想通貨リップル(XRP)を持ってさえいれば国際送金をすることができるようになるのです。

以下の動画は、【コインテレグラフ日本版】が、xRapidの重要度を表した動画である為、ご覧下さい。(時間:34秒・日本語字幕あり)

xRapid(エックスラビット)のメリット

xRapidのメリットは、結論から言えば、お金の流れ(=流動性)をスムーズにすることです。

例えば、これまでの国際送金の手法である「SWIFT」や「xCurrent」を使って送金をしようとする場合、中継銀行の口座を持っている必要があるため、国際送金に大きなコストや莫大な時間を必要としており、送金が失敗するリスクも高かったです。

しかし、xRapidを使用すれば中継銀行は一切必要ではなくなるため、スムーズな国際送金を行うことができます。

もちろん、xRapidを使用すれば、メジャー通貨ではない通貨(ポンド。ルピー・など)でも、高速送金が可能です。

つまり、これまでの国際送金によって生じていた機会損失を、xRapidが確立すれば大きく減らすことができる為、Ripple社は期待されているのです。

xRapid(エックスラビット)がもたらすRipple社の今後

かねてより、Ripple社の国際送金に注目している世界の企業は多く、現在100以上の企業がRippleNETに参加しています。

そして、大手送金業社であるWestern UnionやMoneygramは、ビジネスの場でのxRapidのパイロットテストを始めています。

また、Cuallixは現実の現金取引でxRapidを使用し始めています。

つまり、Ripple社が提供するxRapidを使用するには、仮想通貨リップル(XRP)で国際送金をするために必要になる為、仮想通貨リップル(XRP)の存在感がさらに高まり、通貨としての価値が高まることも期待出来ます。

ですから、Ripple社の価値が将来的に上昇する可能性は高いと言えるでしょう。

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