2019年リップルのSWELL開催日時は11月7日と8日!価格はどうなる?

リップルはリップル社が発行する仮想通貨です。

2012年9月に発行された比較的歴史のある仮想通貨で、発行枚数は1000億枚となっています。

2019年10月現在、ビットコイン、イーサリアムに次いで時価総額第3位の仮想通貨となっています。

しかし、リップルはビットコインとイーサリアムとは異なり中央集権型の仮想通貨で、仮想通貨の長所が無くなってしまっているという批判を受けることもありますが、ビットコインやイーサリアムとは異なる仕組みであるがゆえに、送金速度が早いなどのメリットがあります。

また、リップル社の営業努力によって、既存の海外送金システムに置き換わっていこうとしており、仮想通貨の中でも最も将来有望な仮想通貨とも言われています。

リップル社のカンファレンスで毎年SWELLというイベントがありますが、この前後でリップルの大きな価格変動が起こります。

この記事ではリップルとSWELLについて詳しく紹介していきます。

リップルのSWELLは2019年いつ?

リップルのSWELLは2019年いつ?

リップルのSWELLは毎年秋に行われています。

今年のSWELLは11月7日、8日の2日間行われることとなっています。

開催地は毎年異なるのですが、今年はシンガポールで行われることとなっています。

2019年のSWELLの内容

2019年のSWELLの内容

2019年のSWELLの内容についてですが、11月7日、8日の2日間で行われる主なイベントは以下の通りになっています。

11月7日(木)の主なイベント

  • ペイメント業界の新興大型テック企業
  • 本当に使える国際送金システム
  • ポリシーに関する討論: デジタル資産はいつ主流となるのか?

11月8日(金)の主なイベント

  • モバイルウォレット: クレジットとバンキングのリープフロッグ型発展
  • パネルディスカッション: 送金サービス利用者が本当に欲しいもの
  • トップ大学のブロックチェーンプログラム
  • 流動性の現状

2018年のSWELLではキーノートスピーカーとしてリップルのBrad Garlinghouse CEOやビル・クリントン元米大統領が登壇していますが、2019年のSWELLのキーノートスピーカーはバングラデシュのモバイルマネーサービス「bKash」のKamal Quadir CEOと、インド準備銀行元総裁のRaghuram Rajanの2名が予定されています。

なぜSWELLには毎年期待が集まる?

なぜSWELLには毎年期待が集まる?

なぜ毎年SWELLに期待が寄せられるのかというと、以下のような理由が挙げられます。

新たな提携先が発表される可能性がある

SWELLでは、新たな提携先がその場で発表される可能性があります。

実際に2017年のSWELLでは、ビルゲイツ財団と提携して貧困層への金融サービスMojaloop(モジャループ)を発表しました。

リップル社のプロジェクトの進展状況が発表される可能性がある

リップル社のプロジェクトの進展状況がSWELLで発表されることもよくあります。

実際に2018年のSWELLでは、リップル社のxRapidが送金業者など3社で商業利用されていることが発表されました。

仮想通貨取引所での新規上場についての発表が行われる可能性がある

仮想通貨リップルが新たに仮想通貨取引所で上場するニュースが流れる可能性もあります。

2018年のSWELLでは、カナダの大手取引所であるCoinField Exchangeがリップルを基軸通貨として採用するのではないかという思惑が流れました。

このようにSWELLではリップルに関連する様々なニュースが流れる可能性が高いです。

過去の傾向をみても、SWELLの期間中にはこのようなポジティブニュースが流れる頻度が多いです。

当然ポジティブニュースは仮想通貨取引の市場にも波及して、リップルの価格が高騰しやすくなります。

また、SWELL期間中にわざわざネガティブサプライズを発表することもないので、その安心感からもリップルはSWELL期間中には買われやすくなります

2017年と2018年、SWELL開催前のXRPの価格推移

2017年と2018年、SWELL開催前のXRPの価格推移はどうだった?

2017年には、前章でも紹介した通りビルゲイツ財団と提携して貧困層への金融サービスMojaloop(モジャループ)を提供することを発表しました。

これによってリップルの利用はさらに広がっていくことが期待され、XRPの価格は高騰しました。

具体的には、SWELL開始前には1XRP=17円だった価格が、SWELL終了後には1XRP=22〜23円円前後にまで高騰しました。

一方で、2018年のSWELLの開催後のXRPの価格は開催前のそれよりも下落していました。

この要因としては以下のようなことが挙げられます。

SWELLへの期待感からSWELL開催前からXRPの価格が高騰していた

2017年には、SWELL開催中に発表されたニュースに反応してXRPの価格が高騰しました。

その実績もあって、2018年のSWELLでもポジティブなニュースが流れ、これがXRPの価格高騰につながるのではないかという期待感がSWELL開催前からありました。

このため、SWELL開催中、もしくは開催後のXRPの価格高騰を期待してSWELLの開催1か月前ぐらいからXRPが買われている傾向にありました。

つまり、ある程度買い注文が入った状態でSWELLの開催日を迎えたため、かなりインパクトのあるニュースが流れなければXRPの価格高騰が起こらないような状況になっていたのです。

これが2018年のSWELL開催後にXRPが下落した一因となったと言えるでしょう。

SWELLでインパクトのある発表があまりなかった

2018年のSWELLでは、あまりインパクトのある発表がなかったこともSWELL開催後に下落した一因と言えます。

実際にxRapidの商業利用が行われているという発表もありましたが、SWELL期間以外にもxRapidの実用化に関するニュースは流れていたため、そこまでインパクトのある発表とは言えませんでした。

特に悪いニュースが流れたわけではなく、むしろポジティブな発表しかありませんでしたが、それを投資家の期待が上回っていたのです。

期待を下回った結果に投資家は失望し、一旦の材料出尽くしということでXRPはSWELL後に下落しました。

仮想通貨市場自体が下落トレンドにあった

XRPがSWELL開催後に下落した要因として、仮想通貨市場自体が下落トレンドにあったことも一因として挙げられます。

そもそも2018年は相次ぐ仮想通貨取引所のハッキングによる仮想通貨流出事故によって、仮想通貨に不信感を抱く投資家も多くなっていました。

これにより仮想通貨市場に流入してくる資金が少なくなっていました。

このため、明確に上昇する材料がない仮想通貨にわざわざ資金を置いておく投資家は少なく、SWELL後には速やかに資金を抜いた方が多かったのでしょう。

リップル社の持ち分のXRPが断続的に売られているため

2017年12月、リップル社は自社の持ち分のうち550億XRPをロックアップして、1ヵ月に最大10億XRPしか売ることができないようにする取り決めを発表しました。

これによってリップル社による売り圧力が軽減されることを期待して2017年12月にはXRPの急騰がみられました。

しかし、その後のリップル社からのXRPの市場への放出状況をみると、毎月のXRPがそれほど減っている傾向はみられませんでした。

10億XRPよりも多く放出されるリスクはなくなったものの、結局はリップル社からの売りに押される結果となり、なかなか思うように価格が上昇しなくなってしまいました。

そのため買い意欲が薄れてしまい、XRPが下落しやすい状況ができていてしまったと言えます。

SWELLの期待値

今回のSWELLには期待できる?

今回のSWELLに関しては、過去のSWELLでのXRPの値動きも踏まえて、XRPの価格は推移するものと考えられます。

ここからどのようなXRPの値動きが想定されるかを紹介していきます。

SWELL前のXRP買いは起こっていない

2019年のSWELL開催の直前となりましたが、2018年程SWELLでの好材料発表を見越した買い注文は入っていない様子です。

9月には1XRP=25円程まで下落して、この現在は1XRP=31円程まで戻してきています。

これがSWELLを見越したXRPの買いである可能性は完全に否定することはできませんが、それよりはリブラに対する逆風がリップルの追い風となっていることが原因ではないかと考えられます。

その理由として、リブラの提携先からの提携解消の発表のニュースが流れ始めたタイミングでXRPの価格が上昇し始めたからです。

リブラもまた、XRPと同様に送金分野で実用化を目指す仮想通貨であるためその実用化への期待が薄れてしまって、XRPへの期待が高まったと考えられます。

よって、あまりSWELLを見越したXRPの買いは入っていないのではないでしょうか。

実際、2018年のSWELLがやや期待外れに終わったため、あまりXRPの買いが強まるほど過度な期待はされていないように思えます。

2017年程、好材料に反応しにくい

XRPの買いポジションはさほど膨らんでいないようには思えるのですが、かといってSWELL期間中にリップルに関する好材料が出たからといってXRPの価格が顕著に上昇するということはないでしょう。

なぜなら、SWELL終了後もリップル社の売り圧力は続いていくからです。

リップル社の売り圧力には投資家は非常にナイーブになっています。

なかなか買い圧力が強まることはない状況です。

ちょっとした好材料が発表されたぐらいでは価格上昇は期待できないでしょう。

また、2017年とは市場参加者の質も変わってきています。

以前は投資に無頓着な素人投資家がXRPを買ったりしていましたが、今はそのようなことはあまりなく、より本物の投資家が仮想通貨市場の中心となってきています。

ですから、あまりファンダメンタルズで一方通行的な高騰が起こる状況にはないように思えます。

株式投資におけるファンダメンタル
株式投資においては、銘柄の基礎的な情報を指す。販売動向や、投資計画などがそれにあたる。これらを分析することをファンダメンタル分析と呼び、主にチャートや需給を元に判断するテクニカル分析と共に銘柄選定の基本となる。

引用:Wikipedia

SWELL終了後の値動き

SWELL終了後の値動き

SWELL開催中に好材料が出ようが出まいが一旦材料出尽くしで売り圧力が強まることが予想されるので、XRPの価格はSWELL後に下落することが予想されます。

ただ、そこまで買いポジションが膨れ上がっている雰囲気もないので、いつまでも売り圧力が続くということはないでしょう。

まとめ

SWELLは、年に一度のリップルにとっては最重要のイベントで過去にはその前後に大きな値動きがみられました。

しかし、その経験を踏まえて、以前ほど大きな値動きにはならないのではないかと予想されます。

ただ、SWELL期間中にとんでもないポジティブサプライズが出るとXRPは一気に高騰するので、注目は必要でしょう。

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