
様々な仮想通貨が存在している中で、ネムとリップルという仮想通貨が存在しています。
ネムとリップルにはそれぞれ異なる特徴がありますが、どちらも魅力的な仮想通貨となっています。
国内でも取り扱う仮想通貨取引所が増えており、日本人も気軽に取引を行える環境が整えられています。
この記事では、ネムとリップルの違いや共通点などを詳しく解説していきます。
ネムとリップルの違い
ネムとリップルはどちらもアルトコインですが、それぞれ異なる特徴があります。
ネムやリップルに注目している人は、違いを理解することによってどのような特徴が発生しているのか見極められるようになります。
ネムとは
ネムは、プラットフォームでブロックチェーン作成を行うことができ、ブロックチェーンを活かした様々なサービスに応用できるようにしています。
イーサリアムと非常に良く似た特徴をもっており、年々注目度が高くなっています。
コンセンサスアルゴリズムはプルーフオブインポータンスが採用されていて、設定された条件を満たす参加者に取引承認を行っていくのが大きな特徴です。
発行上限は約90億ネムに設定されていますが、すでに上限まで発行されている状況です。
リップルとは
リップルは、送金の遅さや送金手数料の問題を解決するために誕生した仮想通貨です。
すでに多くの銀行や金融機関では送金実験が行われていて高い評価を獲得しています。
プルーフオブコンセンサスが採用されており、バリデータによる承認作業が実施されてるのが特徴になります。
発行上限は約1000億リップルになっており、ネムと比較してもかなり多くなっています。
ネムとリップルの共通点
ネムとリップルはかなり違いがありますが、共通している部分もあります。
魅力的な共通点になっているので、ネムやリップルに興味を持っている人は共通点を知っておいて、損することはありません。
スピーディな取引を行えるのが魅力
ネムとリップルどちらにも共通しているのがスピーディな取引になります。
有名なビットコインの場合、約10分かかってしまいますが、ネムやリップルはそのような遅延は発生しにくいです。
特にネムはカタパルトが終了することによって、圧倒的な取引スピードを実現できます。
素早く仮想通貨の取引を行いたい人にとって、ネムとリップルはどちらの魅力的な仮想通貨になります。
どちらも価格が高くない
主要仮想通貨は万単位のお金がないと買うことが難しいです。
ビットコインだと数十万単位のお金が必要になってくるので、どうしても相応のお金を用意することが求められてきます。
しかし、ネムやリップルはそれほど価値が高くないため、数十円単位で買うことができます。
ネムやリップルであれば、あまり経済的な余裕がない人でも経済的な負担を感じることなく購入することが可能です。
億単位の発行枚数が共通点
発行枚数が非常に多いという点も共通点となっており、ネムは約90億枚、リップルは約1000億枚と設定されています。
他の仮想通貨はそこまで発行上限が多くなく、一部の仮想通貨は発行上限が億に達していないこともあります。
発行枚数の多いネムとリップルには、気軽に取引を行えるという共通の魅力があるのです。
ネムとリップルの価値の違い
ネムとリップルの価値を比較すると、ネムよりもリップルの方が価値が高くなっています。
特に時価総額はリップルの方が高く、メジャーな仮想通貨としてのポジションを確立しています。
ネムはリップルと比較しても価値で負けていますが、他の仮想通貨と比較すると高い価値が発生しています。
またネムはカタパルトというアップデートを段階的に行っており、そのタイミングに合わせて価値が上昇しています。
2019年6月5日時点でリップルは約44円、ネムは約9円ほどの価値になっています。
ネムとリップルの保有率の違い
ネムとリップルの保有率を国内で比較した場合、日本人はリップルの保有率がとても高いという特徴があります。
一方ネムは、そこまで高い保有率ではないため、その点がネムとリップルの大きな違いといえます。
多くの日本人がリップルを保有している理由としては、素早い送金の他に処理能力が高いなどが関係しています。
その他にも東京オリンピックの公式仮想通貨に推す働きが強まっているため、多くの日本人が注目しているのです。
ネムとリップルの将来性の違い
リップルの将来性
様々な金融機関と提携を結んでいる
リップルは送金スピードや手数料の問題を解消するために誕生した仮想通貨であり、すでに多くの銀行と提携を結んでいる状況です。
今後はさらに多くの金融機関と提携を結び、より利便性が高くなる可能性が十分にあります。
オリンピックの公式通貨として推されている
その他にも東京オリンピックの公式仮想通貨として認めてもらえるように署名活動が実施されています。
日本人を中心に注目度が高くなっており、東京オリンピックが開催される頃には、びっくりするほど価格が上昇している可能性があります。
ネムの将来性
カタパルトが実施されている
ネムは現時点でカタパルトが実施されており、段階的にアップデートが行われている状況です。
アップデートが行われる度にネムの価格が上昇しており、これまでネムに興味がなかった人も注目しています。
カタパルトのアップデートが終了すれば、高いセキュリティと迅速な取引を実現できます。
カタパルトで悪い印象を払拭できる可能性が高い
ネムは、2018年1月にコインチェックから流出事件が発生してしまい、その影響で悪い印象を持っている人が現在もたくさんいます。
しかしカタパルトのアップデートが終了すれば、セキュリティが以前よりも強固になるので、悪い印象を払しょくできる可能性が高くなります。
そうなれば、これまで以上に活発な取引が行われる可能性があるので、ネムの将来性は非常に高いと言えます。
結局ネムとリップルはどっちが将来性が高い?
ネムとリップルでは、どちらの方が将来性が高いのか気になる人が非常に多いです。
どちらも高い将来性が確立されていて、状況によっては現状の価格よりも数倍以上になる可能性を秘めています。
ネムとリップルに対しては、人によって興味の度合いが違うため、特徴を理解した上で好みで選択しても問題ないでしょう。
現時点では、どちらも購入しやすい手頃な価値になっているので、今のうちに購入しておけば、将来は相応の利益を確保できるチャンスもあります。
ネムとリップルの購入できる取引所の違い
ネムやリップルを購入できる取引所はいくつも存在しており、気軽に購入することができます。
ただ全ての取引所でネムとリップルを購入することができる訳ではないので、購入を考えている人は慎重に取引所を選択しなくてはいけません。
リップルは国内で取り扱っている取引所が多い
リップルは日本人に高い人気と支持を受けている仮想通貨になります。
そのため、多くの国内取引所で購入することができるため、スムーズな取引が行えるという魅力があります。
国内取引所は日本語対応していますし、基本的にサポートも充実しているのが特徴です。
取り扱っている仮想通貨の種類は多くありませんが円で購入できるので、リップルの購入や取引に国内取引所を選択している日本人は非常に多いです。
ネムは海外取引所で購入しやすいのが特徴
ネムの場合は、残念ながら国内では取り扱いのある取引所が非常に少ないのが現状です。
海外取引所の場合は、ネムを取り扱っていることが非常に多いので、海外取引所を利用することも視野に入れると良いでしょう。
ただし、海外取引所の場合は円で直接購入することはできないため、他の仮想通貨を購入してからネムを購入する必要があります。
また多くの海外取引所が日本語対応していないので、英語などに慣れていない人は悪戦苦闘する恐れがあります。
それでも慣れてしまえば、問題なくネムを購入できるので、ネムを購入する場合は海外取引所を選択している人も多いです。
コインチェックはリップルとネムどちらも取り扱っている国内取引所
国内取引所の場合、リップルもしくはネムどちらかしか取り扱っていないことが多いです。
しかしコインチェックであれば、リップルとネムの両方の取り扱いがあるため、簡単に購入することができます。
2018年1月にはネムの流出事件が発生してしまいましたが、現在はセキュリティ対策を強化して信頼を取り戻しています。
仮想通貨取引の上級者だけではなく初心者にも利用しやすい環境が整えられているので、魅力的な国内取引所と言えるでしょう。
ネムとリップルの違いのまとめ
ネムはブロックチェーンを活かした様々なサービスに応用できる仮想通貨として誕生しました。
リップルは金融機関の送金問題を改善するための仮想通貨として誕生しています。
このように、ネムとリップルは開発された目的は異なっていますが、どちらもスピーディな取引を行うことができ、取引において高い評価を獲得しているという共通点もあります。
また価値もそこまで高くないので、初心者が気軽に購入できる仮想通貨として人気が高いです。
保有率はネムよりもリップルの方が高くなっていますが、将来性に関してはどちらも高い水準に達しています。
リップルは多くの国内取引所で取り扱われていますが、ネムは取り扱いのある国内取引所が少ないため、海外の取引所を利用するという選択肢も必要です。
現在はそれほど価格が高くないという共通点もありますが、ネムはカタパルトの影響で、リップルは東京オリンピックの影響で将来はかなり価値が高騰する可能性を秘めています。