
最近は、ビットコインなどのメインの仮想通貨に加えていろいろな種類の仮想通貨が出回っています。
その中の一つにスーパービットコイン(SuperBitcoin/SBTC)という仮想通貨があります。
この記事では、スーパービットコインの特徴や懸念点、将来性や購入できる取引所について説明していきます。
スーパービットコイン(SuperBitcoin/SBTC)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | SuperBitcoin(スーパービットコイン) |
トークン名 | SBTC |
公開月 | 2017年12月 |
開発国 | 中国 |
発行上限 | 21,210,000 SBTC |
発行枚数 | 不明 |
公式HP | http://superbtc.org/index.html |
ホワイトペーパー | - |
@superbtc2 | |
SBTC | |
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TelegramID | @superbitcoinofficial |
YouTube | - |
スーパービットコイン(SuperBitcoin/SBTC)とは
ブロックチェーンの機能面が充実
スーパービットコイン(SuperBitcoin/SBTC)は、2017年12月にビットコインのハードフォックによって中国で生また仮想通貨です。
暗号通貨規制がある中国では珍しく、積極的に推されているアルトコインです。
スーパービットコインは、ブロックチェーンの機能面が充実しており、契約に便利であるというメリットがあります。
ビットコインの欠点を解消
また、これまでビットコインのユーザーがデメリットとして挙げてきたいくつかの欠点を解消しました。
例えば、オンライン上で契約が行えるスマートコントラクトや、少額でも即座胃に決済ができるライトニングネットワーク、プライバシー保護や匿名性を強化したゼロ知識認証システムなど、これまでビットコインが不得意だった部分がなくなりました。
ビットコインよりも遥かに高スペック
スーパービットコインは、データを記録するためのブロック数も増えており、ビットコインよりはるかにスペックが良いと評判です。
スーパービットコイン(SuperBitcoin/SBTC)の特徴

出典:SuperBitcoin
スーパービットコインの特徴としては、次の4つがあります。
- スマートコントラクト
- ライトニングネットワーク
- ゼロ知識認証システム
- ブロックサイズの拡大
これらの特徴について、詳しく見ていきましょう。
スマートコントラクト
一つ目の特徴は、スマートコントラクトです。
スマートコントラクトはブロックチェーンの技術で、
「契約がオンラインで行える」「スピーディーに作業が進められる」「簡単な操作で行える」というメリットがあります。
これまで時間がかかっていた契約が、スマートコントラクトによって、より短時間で、手間も少なく行えるようになりました。
スーパービットコインは、この契約がスムーズに行える技術であるスマートコントラクトを採用しているのです。
イーサリアムでも同じ技術が使われており、ハイスペックのビットコインではこの技術が注目されています。
ライトニングネットワーク
二つ目の特徴は、ライトニングネットワークです。
ライトニングネットワークは、少額の決済がより簡単にできるシステムです。
これまでは、決済の額が少ないと手数料が割高になってしまうため、決済を躊躇する方も多くいました。
しかし、ライトニングネットワークが可能になったことで、少額での決済も便利に利用できるようになったのです。
ビットコインは、決済手数料の高さがネックになり、少額購入者の方にとっては不利益な面がありました。
スーパービットコインは、ライトニングネットワークによって、ビットコインが持つ「決済手数料が高い」という弱点を解消したのです。
ゼロ知識認証システム
三つ目の特徴は、ゼロ知識認証システムです。
ゼロ知識認証は、セキュリティ面が強化され、取引した本人同士以外には取引内容がわからない匿名性がある技術を採用しています。
ビットコインは取引の公平性や民主性を強調した仮想通貨なので、取引内容を多数の使用者が監視し合うような特徴があります。
スーパービットコインの特徴は、ビットコインのこの考えとは一線を画しています。
ユーザー同士が取引の情報を共有するビットコインに対して、より個別性を重視しているのがスーパービットコインなのです。
こちらのゼロ認証システムは、Zキャッシュなどでも使用されており、これまでの実績でも評判の良い機能です。
ブロックサイズの拡大
四つ目の特徴は、ブロックサイズの拡大です。
ビットコインは、1ブロックにつき1MBだったのに対して、スーパービットコインは8MBとなり、なんと8倍にもなりました。
実は、このブロックが少ないことで、取引のスピードが遅くなるという問題(スケーラビリティ問題)がありました。
「送金の確認がいつまでもとれない」とか「即座に入金の確認ができず操作を誤ってしまったのではないか心配だった」という人も多いかもしれません。
スーパービットコインは、このスケーラビリティ問題というデメリットを解消した仮想通貨なのです。
スーパービットコイン(SuperBitcoin/SBTC)に対する懸念点
スーパービットコインに対する懸念点には、次のようなことがあります。
取引量が少なく、価格が不安定
一つ目は、ビットコインに比べると圧倒的に取引量が少なく、価格が安定しないということです。
いろいろなメリットを兼ね備えているものの、まだまだビットコインの知名度にはおよびません。
スーパービットコインと聞いて、まだあまりよく知らないので買い控えている人も多いようです。
取り扱っている取引所が少ない
二つ目は、取り扱っている取引所がまだ少ないということです。
そのため、手軽さや利便性の面では、ビットコインにはまだまだ劣っています。
安全性の強化により取引が不透明になった
三つ目は、安全性が強化されことにより取引の透明性がなくなったことです。
スーパービットコインは、使用者によるモニターシステムがないため、取引がつかみきれないところがあります。
市場規模だけでなく、どのような取引が行われているのかも全くクローズ状態なので、初心者の方にとっては「とらえにくい」「分かりにくい」などの声が上がっています。
スーパービットコイン(SuperBitcoin/SBTC)に対する評判・口コミ
ここからはスーパービットコインに対する評価や口コミを見ていきましょう。
まだ新しい仮想通貨なので評価や口コミも少ないですが、下記のような意見が飛び交っています。
- 新しいので興味を持っています!でもまだ初めてなので手を出すべきかどうか迷っています。
- これから購入予定です。いろいろ情報が飛び交っているけど、結構良さそうなので取引予定です。
- 購入しました!!ついに出ましね。ビットコインに飽きてしまったので楽しみですね。
- 価格的にあがりそうな気配を感じてます。
- 初心者ってこれ向いてますか?
スーパービットコイン(SuperBitcoin/SBTC)の将来性

出典:SuperBitcoin
スーパービットコインは、ビットコインから分裂して誕生した仮想通貨ですが、現時点では将来性はないという意見が多いです。
その理由としては、機能面はビットコインに比べて優秀な面が多いものの、知名度・取引量・利便性などから考えると「うまみがない」「上がる感じがしない」というのが多くのユーザーの考えのようです。
現状の時価総額を見ても、ビットコインはもちろんのこと、
ビットコインキャッシュやビットコインゴールドなどの他の分裂した仮想通貨と比べてもそれほど成績が良くありません。
ビットコインは2017年から2018年ごろ多数に分裂しましたが、そのなかでもスーパービットコインへの期待はそれほど高くありませんでした。
スーパービットコインが上場する可能性もまだ不透明な状況で、現時点では日本の仮想通貨取引所に上場される見通しは立っていません。
しかし、すでに複数の海外取引所には上場しているため、今後何らかの大きな動きがあれば、価格が上昇する可能性や国内取引所へ上場する可能性もゼロではないでしょう。
スーパービットコイン(SuperBitcoin/SBTC)が購入できるおすすめ取引所3選
ここからは、スーパービットコインを購入できる取引所を3つ紹介していきます。
OKEx

出典:OKEX
OKExは、豊富なアルトコインを取り扱っているのが特徴の仮想通貨取引所です。
2019年2月13日現在の取扱通貨は165種類で、通貨ペアは415ペアとなっています。
日本のどの取引所と比べても圧倒的に多いです。
また、世界でもトップクラスの取引量なっており、世界の取引所の中でも24時間の取引量が多いという魅力もあります。
先物取引では、日本でビットコインFX取引サービスを提供するbitbank.Tradeと提携しており、bitbank.Tradeで注文された先物取引の注文は、OKExがメインとなっています。
OKExは、世界中的に知名度の高い取引所で、日本語対応になっていることもあり多くの日本人ユーザーが利用しています。
Gate.to

出典:Gate.to
Gate.io(ゲート)は、日本ではまだ知名度は低いですが、取引高は世界で18位の仮想通貨取引所です。
取り扱い通貨数が140種類以上の大手海外取引所なので、信頼性が高いと言えるでしょう。
運営会社の情報は不明点が多いですが、ケイマン島で登記されているようです。
CoinEgg

出典:CoinEgg
CoinEgg(コインエッグ)は、投資銀行で働いていたDaniel Mabeyによってイギリス・バーミンガムに設立され、日本・韓国・ウクライナ・スワジランド・ドバイなどにオフィスを開設している仮想通貨取引所です。
人工知能と計算知能の専門家であるPeter Chan博士がCTOを務めていることでも知られています。
イギリス発祥の取引所ですが、中国市場をメインターゲットにしているのも特徴です。
そのため、サイトを表示すると最初に表示されるのが中国語で、日本語には未対応となっています。
世界の取引所の取引量ランキングでは47位にランクインしており、海外では人気のある取引所です。
スーパービットコイン(SuperBitcoin/SBTC)のまとめ
スーパービットコイン(SuperBitcoin/SBTC)は、ビットコインから分裂した仮想通貨ということもあり、基本的な性能はビットコインに似ています。
一方で、ビットコインには見られない有益な機能も搭載されています。
これらの機能はいずれも他の仮想通貨に搭載されたものであり、そういった意味では「SBTCはすべての仮想通貨の良いとこどりの仮想通貨」ともいえます。
そのため優れた仮想通貨として人気が出ても良さそうですが、まだメリットや特徴が世間に知られていないため、ビットコインとは大きな差がついている状況です。