ビットコインで儲けた人と損した人。その差を分けた決定的な違いとは

2019年4月からビットコイン(BTC)の価格が上昇し始め、5月末現在では90万円台にまで突入し、1BTCが再び100万円の大台に到達するのも目前となっています。

再び盛り上がりを見せているビットコインですが、ビットコインで儲けた人たちにも注目が集まっています。

かつて、2017年の後半にビットコイン価格が大きく上昇し続けたビットコインバブル時に、「ビットコイン長者」「億り人」と呼ばれる大きく儲けた人たちが注目され、「ビットコインは儲かる」と言われている時期がありました。

その一方で、ビットコインで大きく損をした人もいます。

そこで今回は、ビットコインで大きく儲けた人と損をした人にはどのような違いがあったのかを掘り下げていきます。

今後のビットコイン投資の参考にしていただけたら幸いです。

ビットコインで儲けた人たちとは

早速ビットコインで儲けた人について見ていきましょう。

ビットコインに投資をしている人は、技術的な発展や社会的影響を意識している人もいると思いますが、儲けが目当てという人が多数を占めます。

ビットコインで儲けた人がどのようにして儲けたのかにも注目してご紹介していきます。

ロジャー・バー(Roger Ver)

出典:COINNEWS

「ビットコインの神様」や「ビットコイン伝道師」などと呼ばれビットコインの普及活動を行っているロジャー・バー氏

ビットコインキャッシュのプロモーターとしても有名ですが、ビットコインで大きく儲けた人物でもあります。

ビットコイン投資以外でも成功していましたが、ビットコインでの成功が注目されています。

1BTC=1ドル程度の時にビットコイン投資を開始

ロジャー・バー氏は2011年初めにビットコイン投資を開始。

当時は1BTCの価格が1ドル程度でした。

どれほどの量を保有しているかは不明ですが、1ドルあたりから今の価格となると相当な資産を築いていることがわかります。

現在ではBitcoin.comのCEOを務めるなど、ビットコインの普及に尽力しています。

ウィンクルボス兄弟(Winklevoss twins)

出典:Forbes JAPAN

ビットコインETF(上場投資信託)の上場を目指して奮闘する姿が話題となったウィンクルヴォス兄弟

かつてfacebookを創設したマーク・ザッカーバーグ氏との訴訟問題で、和解金として受け取った金額の一部を使用して2012年にビットコイン投資を開始

2013年時点でビットコインの流用量の1%を保有

2013年時点で、すでにビットコイン流通量の1%を保有していたとの発言も。

2018年にFobesで発表された「世界の仮想通貨長者」では4位ランクインしています。

その額は兄弟それぞれ9〜11億ドルと言われており、まさにビットコイン長者です。

ビットコインや仮想通貨に関しては

「ソーシャルネットワークより何か偉大なるものの先駆けとなる」
「価格の乱高下を気にするなら、仮想通貨投資を考え直した方がよい」

といった発言をしています。

価格よりも、技術的な部分や社会への影響に注目しているようです。

ジャレッド・ケンナ(Jered Kenna)

出典:ZIMBIO

30歳の頃にビットコインに出会い、1BTCがおよそ20円の時に5,000BTCを購入

一時は800BTCを失うという過ちがありましたが、それでも現在の価格から想像すると大きな資産を持っていることは間違いありません。

ビットコインの利益を元に仮想通貨取引所を創業

ビットコイン得た大きな利益を元にして、仮想通貨取引所「Tradehill Bitcoin Exchange」を創業したり、コロンビアでクラフトビール醸造所を経営するなどビジネスの世界でも成功を手にしています。

クラフトビール醸造所ではビットコインでの支払いも受け付けていると言います。

クリストファー・コッホ(Christopher Koch)

出典:steemit

クリストファー・コッホ氏は、ノルウェーで学生生活を送っていた2009年にビットコインを購入。

たまたまビットコインを見つけ、27ドルで5,000BTCを購入したそうです。

この行動は、当時の彼女に叱られてしまったとか。

27ドルで購入した5000BTCが90万ドルに

その後、ビットコインを購入したことを忘れ、2013年にビットコインが話題になったことで、購入していたことを思い出して必死にウィレットのパスワードを探しチェックしたところ、合計でおよそ90万ドルになっていたそう。

気まぐれで購入したビットコインがきっかけで億万長者になれるとは羨ましい限りですね。

当時、ビットコイン購入を叱った彼女は今頃どう思っているのかも気になるところです。

ビットコイン保有額のわずか5分の1を取引した後、オスロで裕福な地域の1つであるトーエンにあるアパートを購入し裕福な生活を送っているそう。

ジェームズ・ハウエルズ(James Howells)

出典:BitNovosti

ジェームズ・ハウエルズ氏は2009年に7500BTCを購入

現在の価格で考えれば、間違いなく億万長者ですが、彼の場合は事情が違います。

引っ越しにより7500BTCを保管したHDDを紛失

なんと、2013年に購入したビットコインデータを保管していたハードドライブを、引越しの際に誤って捨ててしまったそうです。

さらに同量のビットコインキャッシュ(BCH)も保有している可能性があるそうで、ハードドライブが捨てられた埋立地を掘り返す計画があるとか。

もし、このハードドライブが存在していて、データが復活すればたちまち億万長者の仲間入りとなるため、今後の動向に注目が集まっています。

ビットコインや仮想通貨のデータの取り扱いには注意が必要ですね。

ビットコインで儲けた日本人はいるのか

ここまでは海外のビットコインで儲けた人を見てきましたが、他にも多くのビットコイン長者と呼ばれる人たちがいるはずです。

ネット社会は怖い部分もありますので、儲けたからといって情報を出していてはどこで狙われるかわかりません。

ビットコインで儲けた日本人の情報は皆無

特に日本人におけるビットコインで儲けた人の情報はほとんどありませんでした

情報があったとしても仮名であることがほとんどで、実名で公表・公開されているのは海外です。

日本人は特に、稼ぐことや儲けることに後ろ向きな人も多く、公表したがらないという背景もあるからでしょう。

しかし、ビットコインバブルと呼ばれた時期があるため、必ず儲けている人はいるはずです。

与沢翼氏はBTC以外の仮想通貨を大量保有

ネオヒルズ族として有名な与沢翼氏は、2017年12月に自身のTwitterで59BTCを保有しているとツイートしていましたが、現在はどれほど保有しているのかは定かではありません。

2017年12月といえば、ビットコイン価格が最高潮に達していたタイミングですので、現在も保有していると考えると、資産は半分ほどになっていると推測できます。

ただ与沢氏はリップル(XRP)など、ビットコイン以外の仮想通貨を大量に保有しているため、仮想通貨でさらに儲けた人であることは間違いないでしょう。

日本でも利益を得た人は一定数存在

ビットコインの価格上昇が盛り上がっていた頃、儲けたという話で仮想通貨に関する情報発信をしていたブロガーやTwitter運営者はいましたが、最近では活動が確認できない人も多いため、一時的に含み益を得ていたものと推測できます。

日本人は特に儲けた話を嫌う傾向にあるので、情報を開示していないだけで、ビットコインで儲けた人は一定数いると考えられます。

ビットコインや仮想通貨で損をした人たち

ビットコインで儲けた人がいる一方で、ビットコインで損をした人もいます。

投資、特にトレードの世界では、得をする人の裏には損をする人がいるというゼロサムゲームであることがほとんど。

ここからは、ビットコインで損をしてしまった人も紹介していきます。

投資やトレードにはリスクがあるということを再認識するためにも、参考にしてもらえたらと思います。

ロンドンブーツ1号2号の田村淳

お笑いグループロンドンブーツ1号2号の田村淳氏は、かつて発生した仮想通貨取引所マウントゴックス事件でビットコインを失った人物です。

2014年に発生したこの事件は、マウントゴックス社においてビットコインが盗まれた事件で、のちに営業停止となり破綻した事件。

当時ビットコインを保有した田村淳氏はTwitterでこのようなつぶやきをしています。

このつぶやきの数日後に出演したニュース番組で、最近気になっているお金のことについて聞かれ

「俺、ビットコインでやられているので、それですかね」

と答えています。

具体的な数量や金額は不明ですが、大きく落ち込むほどの金額だったことが推測されます。

藤崎マーケットのトキ

お笑いコンビ藤崎マーケットのトキ氏も仮想通貨で大きな損をした人物です。

ビットコインでの損失ではありませんが、仮想通貨のネム(XEM)で損をしています。

2018年に発生し、世間に衝撃を与えた仮想通貨取引所Coincheckの不正送金事件で、約580億円の損害が発生し、出金ができなくなるという事態に。

このとき、トキ氏は自身の財産のほとんどをネムに変えており、出金ができなくなった際は、

「貯金の残高6万円とPiTaPa(ICカード)に入ってる6,000円しか財産が残っていない」

と明かしていました。

この話題はテレビなどでも取り上げられ、大きな話題に。

取引所の問題で運がなかったという声もありましたが、トキ氏の財産を1つのところへつぎ込むという投資リテラシーの低さも問題視された出来事でもありました。

ビットコイン価格最高価格付近で購入した人

2017年の後半から2018年の初めにかけて、ビットコインの価格が上昇し、一時は1BTCが200万円を超え話題となりました。

この時期はビットコインバブルと呼ばれていますが、この価格上昇の流れに乗ろうと多くの投資初心者がビットコイン投資に参入

「もっと上がるだろう」
「このまま上がり続ける」

そう考えた人々は、1BTC=200万円付近でビットコインを購入したした。

しかし、2018年に入ると価格は下がる一方で、再び200万円台に戻すどころか100万円台に復活することなく、価格は下落の一途を辿りました。

そのため、ビットコインを最高潮付近の価格で購入した人の多くが損失を出すことになってしまったのです。

ビットコインで儲けた人と損をした人の違い

ビットコインで儲けた人と損をした人

ビットコイン投資では、大きく儲けた人と、損を出した人が存在します。

大きく儲けた人は価格上昇前に購入

大きく儲けた人は、世の中が注目する前から価値を感じて投資をしていました。

そして世の中がビットコインを認識し始めて、価格が上がってきた頃には億万長者となっていた人がほとんどです。

大きく損失を出した人は価格上昇後に購入

反対に損をした人は、世の中がビットコインに注目をした時や話題になってからビットコインを購入した人たちです。

また、投資に関しての学びがあった人は利益を得られ、「もっと価格が上がるだろう」という感情論で動いた人は損失を出しました。

知識や判断力の差が命運を分ける

全ての投資やトレードにおいても言えることですが、

ビットコインで儲けたい場合には、ビットコインの開発目的や技術の勉強をして、今後世の中に普及していくかをじっくりと見極め判断する必要があるのです。

この知識や判断の差が「儲けた人」「損をした人」の大きな差となりました。

まとめ

世界にはビットコインで儲けて億万長者となった人がいますが、今回紹介した人たち以外にも数多く存在しているはずです。

ビットコインを含む仮想通貨は価格の乱高下が激しいという特徴があります。

時と場合に寄れば短期間で大きな利益を得られるかもしれませんが、逆の場合もありますので、しっかりと勉強する必要があります。

ビットコインバブルの頃は、「ビットコインは儲かる」という言葉に乗せられて痛い目に遭った投資初心者も大勢います。

再びビットコイン価格が上昇し始めている現在も、注意が必要です。

ビットコインや投資やトレードを行う場合は、しっかりと勉強し知識を増やしながら、資産も増やしていきましょう。

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