
2019年に入り、仮想通貨界では様々な話題が上がってくるようになりました。
ビットコインの価格が大きな話題となっていますが、かつてICO(Initial coin offering)で資金調達が行われた仮想通貨も続々と取引所への上場を果たしています。
その中でもICOでの人気が高く、購入できなかった人も続出したORBS(オーブス)。
仮想通貨において、ICO以降はどの取引所に上場するかが注目されます。
人気も注目も集めたオーブスですが、2019年7月現在ではどの取引所に上場しているのでしょうか。
また、どんな通貨で取引できるのか、今後の上場予定はあるのかどうかについても探っていきます。
すでにオーブスを持っている人はもちろん、これからオーブスの購入を検討している人も今後の戦略の参考にしていただけたら幸いです。
仮想通貨オーブス(ORBS)が上場している取引所8選

出典:ORBS X公式サイト
ICOで話題となったオーブスですが、2019年7月現在ではICO割れを起こしているのが現状です。
ICOで販売された通貨が、取引所に上場後にICO割れをするケースは珍しくありません。
しかし、ICO割れをしているからその通貨に価値がないという訳ではないです。
仮想通貨のほとんどは、まだ開発段階序盤のため本当の価値がつく前段階という状況。
オーブスもそんな仮想通貨の一種です。
今後が期待されているオーブスですので、ICO割れをしている今がお買い得という考え方もできます。
では、オーブスが世界のどの仮想通貨取引所に上場をしているのかをみていきましょう。
Bittrex(ビットレックス)

出典:Bittrex
アメリカに本拠地を置くビットレックスは、取引通貨の種類が多いことが特徴の取引所です。
ICOが実施された通貨を多く扱っていることで知られています。
ビットコイン(BTC)だけでなく、イーサリアム(ETH)やテザー(USDT)でも取引ができることも大きな特徴のひとつ。
オーブスはビットレックスに上場をしていますが、取引ができる通貨はBTCのみです。
ETHやUSDTのマーケットでは取り扱っていませんので注意しましょう。
また、ビットレックスを使用してオーブスの購入を検討する人は、国内の仮想通貨取引所でビットコインを購入し、オーブスと取引をすることになります。
公式サイトは日本語には対応していませんが、ビットレックスは運営がしっかりしているため、初心者でも安心して利用することができます。
取引上での難しい英語は少ないですが、英語が苦手な人は翻訳機能などを活用して取引所を利用しましょう。
Upbit(アップビット)

出典:Upbit
韓国を拠点としている仮想通貨取引所のアップビット。
オーブスはこちらの取引所にも上場をしています。
取引可能なペアはBTCのみです。
2019年7月現在で、取り扱っている仮想通貨の種類は193種類。
取引ペアの合計は255と、豊富な取り扱いをしていることが特徴です。
前述のビットレックスとパートナーシップ契約を締結したことで注目を集めた取引所でもあります。
取引量が多く、オーブスを取り扱っている仮想通貨取引所の中でも一番取引量の多い取引所。
取引量が多くスムーズな取引が行うことができるアップビットですが、残念ながら日本在住の人は利用できません。
海外の仮想通貨取引所では、日本在住の人は取引ができないということが珍しくありませんので注意が必要です。
ただし、公式サイトでチャートを見ることは可能ですので、オーブスの取引量が一番多い取引所でどのような値動きをしているかは確認することができます。
日本在住の人は他の取引所を活用して取引を行いましょう。
Coinbit(コインビット)

出典:Coinbit
コインビットも韓国を拠点としている仮想通貨取引所です。
公式サイトは日本語に対応していますが、ところどころで日本語変換されていなかったり、韓国語のままになっていたりと、やや使いづらい印象があります。
しかし、チャートで様々なインジケータを使用できるということが大きな特徴です。
チャートの見方に慣れているという人は見やすいかもしれません。
オーブスが上場していますが、取引ペアが韓国ウォン(KRW)のみとなっているためBTCやETHなどが使えません。
日本人にはあまり馴染みがありませんが、上場していることは確かで、韓国の仮想通貨取引所での取引量はアップビットに次いで2位となっています。
取引量が多い取引所でどのような値動きがあるのかをチェックするにはおすすめです。
coinone(コインワン)

出典:coinone
韓国4大仮想通貨取引所と言われている取引所のひとつ、コインワン。
こちらにもオーブスは上場しています。
公式サイトは韓国語と英語のみの対応になっているため、英語が苦手な人はやや使いにくいかもしれません。
利用する場合はGoogleChromeの翻訳機能などを活用してサイトを見ましょう。
かつては韓国内でも最大手の一角でしたが、最近では過去に警察からの立ち入り調査の影響もあり、人気は下降気味です。
今回の、韓国の仮想通貨取引所(BithumbとCoinone)への韓国警察の立ち入り検査は、主に脱税、キャピタルゲインの申告漏れを調査、摘発する目的です。
— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2018年1月11日
コインワン内でのオーブスの取引量は全体のランキングで30位ほどですので、決して多くはありません。
また、韓国ウォンだけの取引ペアですので、BTCやETHなどの通貨では取引できませんので注意しましょう。
Bilaxy(ビラクシー)

出典:Bilaxy
中国を拠点とするイーサリアムが主軸となっている仮想通貨取引所です。
マーケットとして
- BTC
- ETH
- BNB
- USDT
以上4種類のマーケットが存在していますが、オーブスはBTCとETHのマーケットに上場しています。
イーサリアム基軸となっている取引所のため、オーブスの取引も対ETHがメインです。
かつてオーブスが韓国最大手の仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)に上場すると発表しましたが、それよりも先にビラクシーにオーブスが上場したという情報が拡散され、ビッサム上場を期待していた人にとっては寝耳に水となりました。
それが影響してICO上場後にすぐに売却する投機目的の人がビラクシーでオーブスを売却してICO割れを引き起こしたとも言われています。
上記の画像にも載せましたが、ビラクシーはイーサリアム主軸の取引所ですので、対BTCの取引が1つもありません。
他の取引所のようにBTCでの取引を行おうとしても取引が成立しない可能性が高いので注意が必要です。
ビラクシーを利用する場合はETHを準備しておきましょう。
Bithumb(ビッサム)

出典:Bithumb
韓国最大手の仮想通貨取引所のビッサム。
オーブスが公式に発表していたこともあり、しっかり上場しています。
しかし、取引ペアは韓国ウォンのみです。
BTCやETHなどでは取引ができません。
公式サイトは日本語対応していますが、2019年7月24日で日本語対応が終了することになっています。
韓国では人気の取引所ですが、過去にはハッキングの被害に遭ったことも。
取引量が世界のトップ10にもランクインしたことがある取引所ですので、取引は成立しやすい傾向にあります。
ただし、韓国ウォンでの取引になりますので、利用する際は注意しておきましょう。
Liquid(リキッド)

出典:Liquid
日本の国内取引所でLiquid by Quoine(リキッドバイコイン)が存在しますが、世界展開しているリキッドにオーブスが上場しています。
日本国内のリキッドバイコインにオーブスは上場していませんので注意しましょう。
リキッドでの対オーブスの通貨はBTCとETHとなっています。
オーブスはリキッドの中でもそれほど多い取引量ではありませんが、一定の取引量はありますので取引しやすいです。
海外では上場しているため、ゆくゆくは日本での上場も期待したいところですが、日本の取引所に上場するにはホワイトリストへの登録が必要になるため、すぐには厳しいかもしれません。
将来的な上場を期待しましょう。
ProBit Exchange(プロビットエクスチェンジ)
プロビットグローバルとプロビットコリアの2つを展開しているプロビットエクスチェンジ。
この取引所にもオーブスは上場しています。
取引できる通貨のペアは
- BTC
- ETH
- USDT
- KRW
以上の4種類となっています。
取り扱い種類の多さと取引ペアの豊富さが特徴ですが、120ペアの取引の中でORBS/KRWが47位で最高位のためオーブスの取引量はそれほど多くはありません。
BTCやETH、USDTの取引量はさらに少ないため、取引が成立しにくいでしょう。
今後の取引量増加に期待したいところです。
仮想通貨オーブス(ORBS)の今後の上場予定は

出典:ORBS公式サイト
現在でもいくつか人気の仮想通貨取引所に上場しているオーブス。
気になるのは今後のオーブス上場予定です。
公式サイトを見ると、パートナーとしていくつか仮想通貨取引所の名前が挙がっています。
ビットレックスやビッサム、リクイなどが名を連ねていますが、今後どこの取引所に上場するかはオーブスの運営者にしかわかりません。
上場の情報は、基本的には一般向けに事前に知らせるということは少なく、あったとしても上場間際に発表されます。
ですが、今後が期待できる話題も挙がってきています。
オーブスがアメリカ政府との協力を発表したり、韓国政府と協力して教育プログラムに参加をするなど、アメリカや韓国での話題が相次いでいます。
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— BITTIMES - 仮想通貨ニュースメディア (@TheBitTimes) 2019年6月28日
そのため、今後の上場を予想するなら、アメリカや韓国の取引所に上場する可能性が高いと見えます。
国との協力関係があれば、国のお墨付きの通貨とも受け取れますので、その国での影響力が大きくなるはず。
そうなると、取り扱いをする取引所が増えてもおかしくはありません。
残念ながら日本への上場予定や日本政府との協力の情報はありませんので、今後に期待をしましょう。
まとめ
オーブスはビットレックスやビッサムなどの世界の人気の取引所への上場を果たしています。
まだプロジェクトの開発段階としては序盤のため、取引量はそれほど多くはありませんが、上場しているというだけでも大きな成果です。
今後の上場予定については不明ですが、アメリカや韓国の政府との協力があったため、新たな上場にも期待したいところ。
また、開発が進むにつれて社会で活用され始めると、注目度が高まり取り扱いをする取引所も増えてくるはずです。
さらに、7月中旬にはオーブスの日本人向けのテレグラムグループがスタートしましたので、日本人でも最新情報が手に入るようになりました。
この先、新たな上場先の情報が流れてくる可能性も十分にあります。
海外には日本人でも取引可能な取引所もありますので、オーブスの開発がまだ進んでいない時期に将来性を期待して購入しておくのもひとつの手です。
オーブスのプロジェクトはしっかりしていますので、時間はかかるかもしれませんがオーブスの開発状況や新たな上場情報を期待しつつ、オーブスの今後に期待していきましょう。