【国際送金比較】SWIFTとRippleの違い・仕組み・問題点まとめ

Ripple(リップル/XRP)のことを調べていると必ず出てくるSWIFTですね。

結論から言えば、SWIFTとRippleは同じ国際送金です。

しかし、両者の違いは、SWIFTは従来の国際送金サービスであり、Rippleは将来的に国際送金サービスの主要になる可能性が高いことの違いです。

本記事では、従来の国際送金サービスであるSWIFTにスポットを当て、次の4つを図解も含めて徹底的に紹介します。

  • SWIFTとは
  • SWIFTの仕組み
  • SWIFTの問題点
  • SWIFTの国際送金とRippleの国際送金との違い

将来的に主要になる可能性の高いRippleですから、リップルに関心がある人は本記事を最後まで読んでSWIFTについて理解を深めましょう。

SWIFTとは

SWIFT

SWIFTとは、Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunicationの略称であり、日本語訳は国際銀行間通信協会です。

国際銀行間通信協会(こくさいぎんこうかんつうしんきょうかい、英語: Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)略称: SWIFT(スイフト、スウィフト)とは、金融機関同士のあらゆる通信にクラウドサービスを提供する非上場の株式会社である。本部はベルギーのラ・ユルプ(英語版)に設置されている。株主となる金融機関は各国に存在するため、同協会の事務所は各国に置かれている。

あらゆる国際決済が、スイフトを通じて行われている。証券決済における主要なトラフィックは、ユーロクリア、クリアストリーム、そして南アフリカJSEのストレートによる。1999年の同協会による発表では、日額約20兆フランス・フランを移転したという。

引用:Wikipedia

>>>SWIFTの公式サイト(日本語訳あり)

SWIFTが誕生したきっかけは、大航海時代まで遡ります。

大航海時代である17世紀には船による貿易によって世界中が繋がりをもつようになりましたが、20世紀の半ばを過ぎても、異なる国の銀行から異なる国の銀行にお金を送金する「国際送金」の世界共通システムが作られておらず、世界中で国際送金に不便を感じていました。

そこで、国際送金をスムーズに行うための世界共通システムを作り、国際送金システムを統轄する中央銀行のような役割を果たす会社を作ろうとして、1973年に国際証券集中保管機関セデル(現在はクリアストリーム)とユーロクリアの主要株主が「SWIFT」という非上場の株式会社を設立しました。

SWIFTの基本的な業務は、金融機関同士の通信をクラウドサービスによって繋げて国際送金のサポートをすることです。

SWIFTの本部はベルギーに設置されており、1975年に利用ルールが制定されて1977年からサービスの提供が始まりました。

SWIFT設立当初は15ヶ国239銀行が会員株主でしたが、SWIFTの国際送金システムの利便性から年々会員株主が増加し、現在では世界206ヵ国・地域の金融機関約8,000を超えるインターネットを利用したネットワークが繋がっています。

SWIFTの国際送金の仕組み

SWIFTの国際送金の仕組みは、SWIFTが各国の代表となる大きな銀行に「送金指示」を行うことによって行われます。

SWIFTから送金指示を受ける大きな銀行を「コルレス銀行」といい、日本では「三菱UFJ銀行」がコルレス銀行となっています。

しかし、国際送金は船や飛行機で実際にお金を送金するわけではありません。

例えば、Aという日本人がアメリカのBという人に国際送金をしたい場合、Aは自分の取引銀行に国際送金を依頼します。

取引銀行はコルレス銀行に送金依頼をしてSWIFTに送金指示を出してもらいます。

そしてSWIFTから指示を受けたアメリカのコルレス銀行が保有している備蓄資金「ノストロ資金」をBの取引銀行に渡す事で国際送金が完了します。

SWIFTによる国際送金は簡単に表現すると、2か国のコルレス銀行と送金者・送金相手が利用する取引銀行による下記の写真のような、バケツリレーのようなシステムとなっています。

💡SWIFTバケツリレーの仕組み
送金者の取引銀行→送金者の国のコルレス銀行→SWIFTの送金指示→送金相手の国のコルレス銀行→送金相手の取引銀行

尚、送金相手のコルレス銀行ではSWIFTから送金指示をされたら、外貨から両替をする為替も行って取引銀行にお金を渡します。

つまり、ノストロ資金は莫大な金額だけでなく豊富な種類の通過ペアも用意しなければならないので大きな銀行しかコルレス銀行が務まりません。

SWIFTのデメリット

先述した様に、SWIFTの国際送金は複数の銀行を経由するバケツリレーのようなものです。

しかし、複数の銀行が送金者と送金相手の間に入る事によってデメリット(問題点)が発生します。

さらに、取引銀行とコルレス銀行の間には、銀行間ネットワークの問題によって中継銀行が入る場合があるのですが、これによってデメリット(問題点)がより悪化します。

複数の銀行が間に入ること生じるSWIFTのデメリット(問題点)は、次の3つがあります。

  • SWIFTを使用すると高額な手数料が発生する
  • SWIFTの手数料が不透明である
  • SWIFTの送金から着金まで時間がかかる

では1つずつ、SWIFTのデメリット(問題点)を見ていきましょう。

SWIFTを使用すると高額な手数料が発生する

SWIFTを使用して国際送金を行う場合、経由途中に必ず銀行がいる為、経由する銀行が増えれば増えるほどに手数料が肥大化していき、数千円という高額な手数料が必要となります。

さらに高額な手数料がかかるだけでなく、着金するまでどれだけ手数料がかかるか分からない不透明さがあります。

SWIFTの手数料が不透明である

SWIFTの手数料が不透明であることによって、SWIFTのデメリット(問題点)はさらに拡大します。

理由は、手数料が送金先負担であれば必要とした手数料だけ払えば良いですが、送金元負担の場合は手数料が総額でどのくらいになるか正確な金額がわからない為に、手数料負担が割高になる可能性があるからです。

つまり、SWIFTを利用して国際送金を行う場合は、高額が手数料が発生することを理解しておかなければなりません。

SWIFTの送金から着金まで時間がかかる

SWIFTのデメリットの3つ目は、送金から着金まで時間がかかることです。

経由する銀行が増えれば増えるほど、手続きに時間がかかる為、着金まで4~5日かかる事もあります。

ですから、SWIFTを利用して国際送金を行う場合は、着金まで時間がかかることを考慮した上で、国際送金を行わなければなりませんね。

SWIFT内の決済システムが違うことでの送金ミスが発生する

SWIFT内には、決済システムが違う銀行があります。

決済システムがSWIFT内にある理由は、SWIFTが無理矢理一つの世界共通国際送金システムにあてはめた事によってもデメリットが発生します。

決済システムが違う銀行同士が複数関与して国際送金の手続きを行うので(しかも完璧とは言い難い人の手による手続きで行われます)、送金ミスが発生する事が少なくありません。

送金ミスが発生すると、送金の足取りを一から追跡する為に、着金までに数日必要となるのです。

SWIFTのセキュリティに問題がある

複数の銀行を経由する事や、決済システムが違う銀行間をSWIFTが無理矢理繋げた事は「セキュリティの脆弱性」というデメリットももたらしています。

そして、SWIFTを使用したハッキングによる不正送金などの事件が世界中で発生している問題点もあります。

2016年2月4日木曜日の営業時間外に、バングラデシュ中央銀行のシステムにハッカーがマルウェアを利用して侵入した。そのハッカーは乗っ取ったアカウントを利用し、SWIFTを通じてニューヨーク連邦中央銀行宛に偽の送金指示を行い、フィリピンの銀行口座などへの不正送金に成功した。そこからカジノ等にお金が流れ、行方が分からなくなっている。

この事件は以下の点で特徴的だった。

1. 被害額が約8,100万ドルと史上最大級(送金の試みは10億ドル弱)
2. 最終的な標的は中央銀行(一般の銀行ではない)
3. 銀行のバックオフィス業務に精通した、精巧なマルウェアを使用
4. 詐欺の舞台が複数の国に跨っていた

事件は執筆時点では未解決であり、犯行の手口の詳細は分かっていないが、SWIFT利用者のネットワーク全体から見て、セキュリティの脆弱な「外縁部」が突破口として狙われた形であると言える。

引用:NRIグループ「バングラデシュ中央銀行での不正送金事件の余波

しかし、SWIFTを使用したハッキングが発生した事により、SWIFTは有力な情報セキュリティ企業と契約を結んで技術面での対策強化を図っています。

SWIFTとRippleの国際送金との違い

先述したSWIFTのデメリット(問題点)で取り上げた様に、SWIFTの国際送金は送金者と送金相手の間に複数の銀行が関与します。

しかし、ブロックチェーン技術を使用したRipple(リップル/XRP)の国際送金は、送金者と送金相手をRippleが直接繋げる為、個人間での国際送金が可能になっています。

Rippleの国際送金を使用することにより、SWIFTによる国際送金のデメリットの全てが解消されています。

SWIFTの国際送金とRippleの国際送金との違いは、具体的に次の3つです。

  • SWIFTよりもRippleの方が手数料安い
  • SWIFTの着金が数日に対してRipple着金時間はわずか4秒
  • セキュリティ面がSWIFTよりもRippleの方が安全

では、SWIFTの国際送金とRippleの国際送金との違いについて見ていきましょう。

SWIFTよりもRippleの方が手数料が格安

SWIFTは銀行間を経由する必要がありますが、Rippleはブロックチェーン技術によって特定の金融機関を介す必要がない為、SWIFTの手数料よりもRippleの手数料は格安で済みます。

また、SWIFTの問題点であった手数料の不透明さも、Rippleを使用して国際送金を行うと必要な手数料がすぐに分かる為、手数料の不透明感も解消できます。

SWIFTの着金が数日に対してRipple着金時間はわずか4秒

次に、SWIFTの着金が数日に対してRipple着金時間はわずか4秒です。

Rippleの国際送金は、SWIFTのように送金者と送金相手の間に複数の銀行が関与する事がない為、手続きが必要最低限になり最短即日での着金も可能となります。

セキュリティ面がSWIFTよりもRippleの方が安全

SWIFTが国際送金を行う為には数日かかるのに対し、Rippleの国際送金はわずか4秒で送金が可能の為、送金ミスの発生を防ぐ事にも役立っています。

つまり、セキュリティの安全性でもSWIFTを上回っていることになります。

Rippleのブロックチェーンは取引履歴をあらゆるユーザーのコンピューターで分散管理する仕組みになっており、取引履歴は誰でも確認できますが、「ハッシュ関数」によって暗号化されているのでハッキングによるデータ改竄(かいざん)が不可能になっています。

以上の様に、取引履歴を時系列で確認できる上に、その取引履歴の改竄ができない為に、SWIFTで発生していたハッキングによる不正送金を防ぐ事がRippleの国際送金では可能となっています。

結局SWIFTとリップルはどっちが上か?

SWIFTは1975年からサービスの提供を始め、2018年現在では世界200か国に1万1000以上の提携金融機関を持つ、世界規模でサービスを提供する伝統のある会社です。

たいしてリップル社が提供する国際送金システムであるxCurrent(エックスカレント)を導入している企業は全世界に100社程度と、規模で比較すればSWIFTに軍配が上がります。

しかし、仮想通貨リップルのxCurrentは送金システムとして登場して以来「SWIFTの脅威・SWIFTに代わる新たな国際送金システム」として注目されていました。

注目された理由は以下の3点があります。

リップルが注目された理由
  • 送金スピード
SWIFT(数日)<リップル(4秒程度)
  • コスト(手数料)
SWIFT(5000円程度)<リップル(60~70%のコスト減)
  • 信頼性
SWIFT(中央集権、エラーしやすい)<リップル(ブロックチェーン、エラーしにくい)

以上の通り、システム上のあらゆる面においてリップル社が提供するxCurrentのほうが優れているのが分かりますね。

【追記】SWIFTとCorda(コーダ)が統合

大手国際送金企業SWIFTのCEOを務めるGottfried Leibhbrandt氏は1月30日、フランス・パリで開催されたParis Fintech Forum(パリ・フィンテックフォーラム)に出席し、

SWIFT社が開発した新たな決済システムGPIに、アメリカのブロックチェーン企業であるR3社が開発したCroda Settlerを統合することを発表しました。

Swift’s-CEO-Gottfried-Leibbrandt

Gottfried Leibhbrandt氏

我々は本日、R3の貿易向けブロックチェーン上でPoC(概念実証)を発表します。

このPoCとは、貿易のプラットフォームで決済を開始し、その決済はGPIで処理されることとなる。

今回SWIFTと統合するのは、R3社が主導となり開発したCordaを基盤とする決済アプリ、Corda Settlerです。

SWIFTの公式サイトによると、Cordaネットワークを利用している企業は、GPI Linkというゲートウェイを通じてペイメントの権限を与え、その決済を可能にすることができるといいます。

※Corda Network(コルダネットワーク)とは?

Corda Networkはオープンソースのブロックチェーンネットワークです。

Cordaを利用している企業・金融機関は、Corda Networkにアクセスすることで利便性の向上を実現します。

Cordaはすでに多くの民間企業や政府機関とパートナーシップを結んでおり、その数は250を超え、HuaweiやIntelなどの有名企業が名を連ねます。

CordaとGPIについて

Cordaとは、2016年11月にオープンソース化したR3社が主導となり、世界70社で共同開発(R3コンソーシアム)している金融機関向けの分散型台帳技術です。

  • 複数の金融機関がリアルタイムに情報共有できる
  • 書類作成や郵送手続の簡素化
  • トレードファイナンスにおける決済期間の短縮

などの利点をもっています。

特に、3つ目の「トレードファイナンスにおける決済期間の短縮」については、SBIの決算資料データによると、

トレードファイナンスにおける決済期間が1週間から1時間にまで短縮し、従来の1/168となる時間短縮が実現しました。

GPIとはGlobal Payment Innovation(グローバル・ペイメント・イノベーション)の略称で、銀行間の国際送金・決済スピードを向上させるほか、

リアルタイムでの取引追跡を行うことができる技術です。

SWIFTは世界トップの国際送金規格でありながら、以下のような問題点を抱えており、かねてからリップル社やJPモルガンなどの猛追を受けていました。

  • 送金スピードが遅い
  • コストが高い
  • 透明性が低い

GPIは上記の問題点を解消するソリューションとして注目されています。

リップル社とSWIFT社のCEOが火花を散らす

Paris Fintech Forum

出典:Paris Fintech Forum

フランス・パリで開催されたParis Fintech Forum(パリ・フィンテックフォーラム)には、SWIFT社CEOだけでなく、

SWIFT社のライバルといわれているRipple(リップル)社のCEOも出席しました。

両社のCEOは壇上で以下のようなやり取りを行い、両社の関係性や今後、将来性について意見を交わしました。

リップル

リップル社CEO

現在、リップルとSWIFTの関係性は、90年代後半のアマゾンとWalmartに似ている。

GPIは大きな躍進だが、送金速度の面から見てもまだまだ改善する余地はたくさんある。

我々は、SWIFTといろいろ連携することもできなくはない。可能性としては十分ある。

Swift’s-CEO-Gottfried-Leibbrandt

SWIFT社CEO

銀行としては、仮にイノベーションを常に続けていれば、銀行の役割は無くならないだろう。

例えば、サンタンデール銀はSWIFTのメンバーとして、二つの銀行ネットワークを繋げることができる。

数年後には、事実上のリアルタイムクロスボーダー決済標準となると信じている。

続けてSWIFT社CEOは、BTCやXRPをはじめとする仮想通貨が銀行に採用されない理由についても、独自の見解を述べました。

Swift’s-CEO-Gottfried-Leibbrandt

SWIFT社CEO

銀行が仮想通貨に手を出しにくい理由は、仮想通貨のボラティリティ(変動幅)にある。

仮想通貨のボラティリティが非常に高く、流動性が米ドルに比べて低いため、銀行はその利用を躊躇している。

なので、現在では仮想通貨と法定通貨の変更にメリットを見出せない。

これに対し、リップル社CEOは次のように意見を述べ、SWIFT社CEOの発言を否定しました。

リップル

リップル社CEO

SWFITは単方向のメッセージフレームワークであるため、流動性のプロバイダーではない。

IoV(インターネットの価値)を考えるとき、双方向のメッセージフレームワーク+リアルタイムの流動性の統合であるべきだ。

また、仮想通貨のボラティリティをよく耳にするが、正確な情報ではない。

仮に、時短で、流動性の低い法定通貨に仮想通貨をかけると、XRPは法定通貨よりも送金のリスクが低いのだ。

数学的に言えば、XRP取引のボラティリティのリスクは、法定通貨より小さい。

【追記】SWIFT社のレイメーカーズ氏が語る「ブロックチェーンの課題」

世界最大の国際送金企業SWFITの国際銀行部門トップであるレイメーカーズ氏が、国際送金におけるブロックチェーンの課題を指摘し、SWIFTが開発したGPIについても言及しました。

SWIFTは1973年に設立され、2019年現在では世界200の国と地域に1万1,000以上の提携金融機関を持つ、世界規模で送金サービスを提供している非上場の株式会社です。

最近では、コスト面の高さが問題視されており、リップル社が開発した「xCurrent」や「xRapid」、アリババグループ傘下のアリペイ社が提供する「Alipay HK」などから猛追を受けている状況です。

American Bankerの報道によるとレイメーカーズ氏は、リップル社などが基盤としているブロックチェーン技術には、以下2点に関連する問題が多数存在する、と指摘しました。

  • 取引・金の流れの透明性
  • 規制

レイメーカーズ氏によると、銀行は「他のすべての銀行がみられる(オープンな)口座でいくらお金を持っているか、知られたくない」という意思を持っています。

よって、2つの銀行間で送金を行う場合、「両銀行が同様なKYCプロセスを有していない限りは、信頼しあい、取引を行うことは難しい」と考えられるといいます。

※KYCとは

KYCは、Know Your Customerの略称です。

仮想通貨取引所や銀行において、口座開設の際に求められる本人確認書類・手続きの総称のことを指します。
本人確認書類には、氏名や住所などの基本的な個人情報も含まれます。

つまり、ブロックチェーン基盤で送金を行う際、送金銀行と相手銀行の両銀行がブロックチェーンを採用する必要があり、

すべての銀行がそれを行うことは非常に困難であるということですね。

【追記】SWIFT社が開発したGPIとは?

GPIとはGlobal Payment Innovation(グローバル・ペイメント・イノベーション)の略称です。

GPIは、銀行間の国際送金・決済スピードを向上させるほか、リアルタイムでの取引追跡を行うことができる技術です。

よって、国際的な取引を行う企業であれば、GPIを導入することでサービスや商品の決済・送金がリアルタイムに近くなり、サプライチェーンのプロセスにかかる時間が短縮されます。

日本経済新聞は、SWIFT GPIを次のように説明しています。

この革新的なツールであるトラッカー(追跡)機能を活用することで、企業の財務担当者は送金の依頼から受取までの全過程をリアルタイムで確認できるほか、受取口座への入金確認通知の受信も可能となります。

さらに、送金と請求書の照査の精度が上がるほか、資金繰り予測が改善されることで流動性が最適化され、受取人のタイムゾーンで即日決済が実施されるため為替リスクも軽減されます。

トラッカー(追跡)機能はオープンAPI 経由で提供され、世界各国の銀行システムと互換性があるため、各社は短期間でgpiを導入しながらもそのメリットを最大限に享受できます。

引用:日本経済新聞

American Bankerの報道によると、SWIFTのGPIを利用している銀行は世界に450行あり、3,000億ドル/1日 以上の決済が行われているといいます。

上述した通り、GPIは、送金スピードそのものを上げるわけではありませんが、決済の50%は30分以内に、40%は5分以内に振り込まれます。

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