increz tokenはブロックチェーンを応用したオンライン商品決済サービスを実現するプラットフォームです。
現在、海外のオンラインショップで決済を行う場合には、現地の通貨で行うか、あるいはクレジットカードを利用する必要があります。
為替変動の影響と手数料がかかるため、手間だけでなくコスト的にも課題があると言えます。
Increz tokenはこれらの課題に対し、ブロックチェーンの仕組みで解決することを目的としており高い注目を集めています。
とはいえ、取引所に上場した今、価格が思った以上に伸びていない仮想通貨でもあります。
では一体increz tokenとは何かを徹底的に解説していきますから、購入する際に参考にして下さいね。
インクリーズ・トークン(increz token)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | increz token(インクリーズトークン) |
トークン名 | ICZ |
公開月 | 2018年7月9日 |
開発国 | フィリピン |
発行上限 | 24億枚 |
発行枚数 | - |
プラットフォーム | Waves |
公式HP | increzglobal.com |
ホワイトペーパー | increz |
- | |
- | |
- | |
TelegramID | Increz Global |
YouTube | increz global |
インクリーズ・トークン(increz token)が開発された目的
[su_youtube url="https://youtu.be/5FsCr5gaNfA"]increz tokenは、Facebook社などの大手SNSサービスなどの、SNSを通じた商品や広告の決済として使用される目的で開発された仮想通貨です。
開発国はフィリピンであり、Wavesのプラットフォームを軸に開発されています。
また、increz tokenは、ICO時にはすでにサービスが確立されていたということで注目を集め、約310億円を目指してICOが実施されました。
実際にはいくら位、ICOで資金調達したのかは不明ですが、increz tokenが期待されていたのは間違いなさそうです。
インクリーズ・トークン(increz token)の特徴(メリット)
Increz tokenの特徴は「Increz Payment System」と呼ばれる独自決済システムをサービスとして提供しているところです。
この決済システムを利用することで仮想通貨を用いた支払いが簡単に行えます。
これまで海外のサイトやSNS広告から商品を購入する場合、主な決済手段としてはクレジットカードしかありませんでした。
クレジットカードは、カード自体を盗まれたり、カードの中身をスキミングされたりなど、カード情報を悪用される危険性があります。
これに対しincrez tokenの決済システムはセキュアな仕組みであるブロックチェーン上で仮想通貨を用いて決済が可能なため、クレジットカードのようなリスクを負うことなく利用できます。
また、万国共通の仮想通貨を利用できるため、通貨の種類や為替の影響を考えることなく決済が出来ます。
更に手数料も安いため、効率的なオンライン決済が可能です
increz tokenのもう一つの特徴は決済処理のスピードです。
ビットコインなど、代表的な仮想通貨では、決済処理のスピードが遅く、取引が順番待ちの状況になってしまうことが多々あります。
例えば、取引所間でビットコインを送金しようとした場合に数十分かかってしまうようなことがあります。
オンラインショッピングで決済が数十分もかかっていたら、ユーザは不安で利用する人はいなくなってしまいます。
このためincrez tokenでは高速な決済処理にも力を入れています。
具体的には、1秒間に約1,000件の取引を処理できます。
これは、ビットコインの決済スピードと比較すると約500倍のスピードです。
Increz tokenの決済処理が非常に高速であることが分かりますね。
インクリーズ・トークン(increz token)の欠点(問題点)
送金速度と言い、独自決済プラットフォームを構築するincrez tokenですが、やはり問題点もあります。
それは、韓国取引所であるBITZET取引所に2018年11月26日、上場したものの価格はすぐにICO割れを起こしている点です。
そして、ICO割れしただけに限らず、取引高はわずか63万ウォン(KRW)。
日本円にして、約75,000円位しか取引量がありません。
つまり、大きく期待されていたプロジェクトにもかかわらず、結果的にはあまり浸透されていないということですね。
インクリーズ・トークン(increz token)の評判
Increz tokenはFacebookのサービスプラットフォームを開発するTicket Socket社と提携しており、世界中に数十億人存在するFacebookユーザに対するSNS広告を活用してトークンを流通させる予定です。
既に顧客基盤が整っているフィールドを狙いトークンを流す事業展開に対して高い評価を得ています。
また、increz tokenは高い開発力や事業計画にも注目が集まっています。
一般的なトークンのICOでは、サービスが開発中の状況でICOが行われることが普通です。一方、increz tokenはICOの時点で開発が完了していました。
一般的なトークンのように開発が完了していない状況の場合、サービスローンチまでの間にシステム障害が見つかるリスクがあります。
もしシステム障害が見つかった場合にはサービスインが遅れてしまいます。
一方increz tokenはICOの時点でしっかり開発が完了しているため、サービスインが遅れるリスクはほぼなく確実にサービスインされることに。
これは、高い開発力と計画性のある事業計画を持っている証拠でもあるため、技術力という視点でも高い評判を得ています。
なお、increz tokenのオンライン決済サービスは購入者だけでなく、サイト運営者にもメリットがあります。
一般的に、海外のオンライン決済を利用することは、言語の問題、通貨の問題、システム信頼性の問題など、不安な要素があるため、よほどのことがない限り国内のオンライン店舗で購入することになります。
これは、オンラインショップの運営側からすると、マーケットが国内だけに限られることを意味するため、海外まで含めた顧客に対してビジネスを展開するのは難しい状況があります。
一方、increz tokenが普及すれば、オンライン決済への不安や抵抗感が減り、また手数料も安くなるため海外のオンラインショップを利用するユーザも一気に増えることが期待されます。
このように、オンラインショップの運営側も、increz tokenを利用することで海外の顧客までビジネスを展開が出来るようになり、結果として売り上げ増につながるなど、メリットを享受することができます。
インクリーズ・トークン(increz token)の今後の将来性
Increz tokenは2018年8月にフィリピンに取引所と銀行を設立予定としていました。
この取引所と銀行はフィリピン政府公認と言われており、高い注目が集まっています。
仮にこの情報が本当で取引所と銀行が設立された場合には、政府が認めた金融機関として安心して利用出来ることが保証されます。
フィリピン国内だけでなく海外からの利用者も一気に増える可能性があります。
とはいえ、increz tokenの欠点でも紹介した通り、取引高が少ないと、大量にincrez tokenを購入したとしても、買い手がいない為、売ることができません。
ですから、increz tokenを購入する際にはよくよく事業内容を調べてから、投資するかを決めましょう。