
2018年1月の仮想通貨バブルの際に驚くほど高騰したエレクトロニウムという仮想通貨を知ってるでしょうか。
エレクトロニウムはモバイル決済のための仮想通貨であり、今回はこのエレクトロニウムについて紹介していきます。
それとともにエレクトロニウムの評判や将来性についても紹介・解説していきますので、最後まで見ていてくださいね。
Electroneum(コレクトロ二ウム)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | Electroneum(コレクトロ二ウム) |
トークン名 | ETN |
公開月 | 2017年11月3日 |
開発国 | イギリス |
開発チーム | Electroneum Ltd |
開発者 | Richard Ells |
発行上限 | 21,000,000,000 ETN |
発行枚数 | 9,019,894,907 ETN |
アルゴリズム | CryptoNight |
公式HP | electroneum.com |
ホワイトペーパー | Electroneumのホワイトペーパー |
@electroneum | |
@electroneum | |
electroneum_currency_official | |
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TelegramID | Electroneum |
YouTube | Electroneum |
※ICOは2017年9月14日に実施
Electroneumは、Moneroという匿名仮想通貨をフォークしたものであり、使用されているアルゴリズムもMoneroと同様にCryptoNightが使われています。
Electroneum(コレクトロ二ウム)とは/開発された目的
エレクトロニウムはイギリス発の仮想通貨で、ギグエコノミーの市場規模の拡大に合わせて、効率的なモバイル決済ができるように誕生したのがエレクトロニウムです。
仮想通貨のハッキングが相次ぐ中、セキュリティに強くプライバシーを保護した上で決済が行えるようにすべきだということがキッカケでエレクトロニウムの構想が誕生したという経緯もあります。
Electroneum(エレクトロニウム)の特徴
つづいてはエレクトロニウムの特徴やメリットを紹介していきます。
他の仮想通貨にはないエレクトロニウム特有のメリットも存在するため、よく確認していってください。
即時決済の特許を保有している
エレクトロニウムを即時決済に関する特許を保有しており、エレクトニウムが利用している即時決済の技術を勝手に他社が流用することができないようになっています。
そのため、AmazonやEbayなど即時決済が活躍するEコマース事業に統合されることも視野に入れてプロジェクトが進められていて、PoSレジなどに採用されることも考えて動いているかなり本格的なプロジェクトです。
スマホでの疑似マイニングに対応
POSマイニングができるアルゴリズムを採用している仮想通貨の場合、仮想通貨をウォレットに入れているだけでマイニングが実行され、資産が増えていくのですが、このPOSマイニングをスマホで行うことができます。
エレクトロニウムのスマホアプリをインストールしてエレクトロニウムを入金しておくことで疑似マイニングが実施され、勝手にエレクトロニウムの枚数が増えていくという仕組みになっています。
POSマイニングをしたいけどパソコンの電気代が気になるという方には最適なマイニングであり、マイニングといってもあくまで疑似マイニングであるためバッテリーの消費も抑えられています。
ただし、2019年2月時点ではAndroid向けのアプリしかリリースされていないため、iPhoneしか保有していない方はエレクトロニウム公式の続報を待つ必要があります。
Electroneum(エレクトロニウム)の欠点/問題点
良い特徴やメリットがあるということは、その反対に欠点となるデメリットもあるということです。
投資対象の欠点に目を瞑っていいことしか見ないというのは、絶対にあってはいけないことですので欠点もしっかり確認していてください。
狙う市場は非常に巨大であること
エレクトロニウムが狙っているギグエコノミーという市場は今後3兆ドル(2019年2月12日時点で約330兆円)にまで成長するといわれており、市場規模が大きい事からエレクトロニウム以外にもこの市場を狙っている企業は数多くあります。
そのため、ブロックチェーン技術よりも非常に優れた技術を使ってギグエコノミーの課題を解決できるようが出てくるようになれば、エレクトロニウムは苦戦を強いられるでしょう。
しかし、現在はギグエコノミー市場の課題を完全に解決できる企業は存在していないため、エレクトロネウムのプロジェクトが順調に進んでいけば、エレクトロニウムの価値は飛躍的に上昇するでしょう。
日本人がエレクトロニウムを取引できる取引所が少ない
詳しくは購入できる取引所を説明する際に紹介していますが、エレクトニウムは日本人が取引できる取引所に上場していることが少ないです。
また、エレクトロニウムの流動性が一番高い取引所を日本人は利用することができないため、エレクトロニウムをたくさん購入したくても購入できないという状況下に置かれています。
これは投資家にとって非常に大きな痛手でしょう。
実はElectroneum(エレクトロニウム)こんな企業と提携しています!
エレクトロニウムが狙うギグエコノミー市場は実に巨大です。
そのような巨大な市場に参入するには他の企業との連携が必要不可欠です。そこで、エレクトロネウムと実際に提携している企業に関する情報をまとめましたのでこちらも見ていきましょう。
決済関連企業「XIUS」と提携
XIUSはMegasoftという通信事業運営のブランドです。
XIUSは世界230カ国以上に事業を展開しており、毎月平均10億ドル以上のトランザクションを処理している実績があります。
そのような莫大なトランザクションを処理できるXIUSと連携することで、エレクトロニウムが目指す構想の実現に一歩近づくことができるようになったでしょう。
また、エレクトロニウムのプロジェクトはラテンアメリカ全域での支払い方法としてエレクトロニウムを使えるようにXIUSと協力している関係であるため、このプロジェクトが完成されれば少なくともラテンアメリカでは需要は確実でしょう。
取引所事業を行う「QUOINE」と提携
国内にもLIQUIDという仮想通貨取引所を提供しているQUOINEとエレクトロニウムが連携しています。
実はこの提携発表がある前はCryptopiaという草コインを専門に扱う取引所でしかエレクトロニウムは扱われていませんでしたが、この提携以降さまざまな取引所で扱われるようになり、海外向けのLIQUIDでもすでにエレクトロネウムが取り扱われています。
国内向けのLIQUIDは金融庁による仮想通貨の上場規制があるため、上場することはできていませんが、仮想通貨の上昇は認可されれば、国内向けLIQUIDでも取り扱われることになるでしょう。
Electroneum(エレクトロニウム)の評判
つづいては、実際のエレクトロネウムを購入した人がどのように思っているのか、見ていきましょう。
⚡️ $ETN ⚡️ 仮想通貨のマイニング が携帯アプリで可能になりました!!
現在はAndroidのみiOSはまだみたい... 楽しみ!^ ^⇒https://t.co/hqWY50hdasVideo by @ETN_Academy#ELECTRONEUM #ETN #crypto #MWC19 #Mobile pic.twitter.com/qIYtiVsotc
— ⚡Follow Help⚡ Tina (@ETN_Mirror) 2019年1月4日
エレクトロニウムは、他の仮想通貨ではあまり見られないスマートフォンでのマイニングができる仮想通貨です。
つまり、エレクトロニウムを預けているウォレットがあるパソコンを起動し続けなくても、スマホのウォレットに入れて持ち歩けばそれだけでマイニングができるようになっています。
Electroneumのモバイルマイニングはじめた
30Hで一日5ETNくらい
疑似マイニングなのでバッテリーにもやさしくていい感じ#Electroneum #ETN— えぼーん (@evorn4) 2018年5月31日
マイニングというと非常に多くの電力を使用するイメージが強いですが、エレクトロニウムは擬似マイニングですので、バッテリーにも優しくすぐにバッテリー切れを起こすことはありません。
このようにマイニング関係の評価が非常に高いですね。
Electroneum(エレクトロニウム)が購入できるおすすめの取引所3選
昔はCryptopiaという海外取引所で盛んで取引されていましたが、Cryptopiaは2019年1月にハッキング被害にあった以降、復旧の目処を立てることができていません(2019年2月12日時点)。
その影響でエレクトロニウムを取引しやすい取引所が変わっていますので、おすすめの取引所三つ紹介していきます。
Sistemkoin
日本人が利用できる海外取引所の中で最もエレクトロニウムの流動性が高い取引所です。
日本人にとってはかなり知名度の低い取引所ですが、24時間あたりの取引高が60億円を超えているため、それなりの規模のある取引所の一つです。
海外取引所にしては珍しく法定通貨にも対応している取引所であるため、信頼性もある程度保障されているでしょう。
サイトデザインはKucoinのものに酷似していますので、Kucoinの取引画面を見たことある方であれば、とっつきやすい取引所だと思います
Coinbene
coinbeneにもエレクトロニウムが上場していて、価格は安定しています。
その代わり取引件数が非常に少ないという重大なデメリットを抱えているため、coinbeneでエレクトロニウムを購入する際は成行注文で即購入するか、一番取引が成立しやすい価格に指値注文をして、待ち続けるの2択になります。
そのことを除けば非常に使いやすい取引所であり、日本語にも対応していますので、英語などの他言語でしか使えない取引所は抵抗があると考える方は使ってみてもいいでしょう。
TradeOgre
TradeOgreはたくさんの草コインを取り扱っている仮想通貨取引所で、エレクトロニウムの流動性はそれなりに高いです。一気に10万円分以上のエレクトロニウム購入するのは、タイミングが良くない限り難しいですが、少しずつ買い集めていくぶんにはちょうど良い取引所です。
取引画面も非常にシンプルで無駄な画面に一切ありませんので、初心者にも優しい取引所だったりもします。
一番流動性が高い取引所は日本人が利用できない
本当はKucoinが一番盛んに取引されている取引所なのですが、Kucoinは金融庁の圧力により日本人による取引を禁止しているため、利用できなくなっています。
同様に、Liquid(海外向け)・HitBTCというように、エレクトロニウムの流動性が高い取引所が軒並み日本人取引の規制も出ているため、まとまった量のエレクトロニウムを購入するのは少し大変です。
ここに紹介した取引所であれば、流動性は低いものの日本人でも取引することができますので、この三つの取引所併用してエレクトロニウムを少しずつ購入していくにするといいでしょう。
Electroneum(エレクトロニウム)の今後の将来性
エレクトロニウムは即時決済の特許を持っていることを利用して、AmazonやeBayなどに統合される可能性を考えていたり、何年もかけて実店舗のPOSレジなどに使われることも目指しており、今よりも将来のことを考えてプロジェクトが進められています。
そのため、エレクトロニウムの将来性に限定すれば非常に期待できるプロジェクトでしょう。
もちろん、エレクトロニウムの需要が上がれば価格も高騰することになりますので、投資家にとっては是非注目を向けておきたい仮想通貨です。
短期トレードではなく、長期間保有して利益を狙うトレードを考えている投資家は、エレクトロニウムのプロジェクトの動向に注目しておきましょう。