【おすすめ5選】分散型取引所とは?利用するメリット・注意点・将来性まとめ

仮想通貨を預けて取引を行う場合、多くの人が現在主流となっている中央集権型取引所を利用します。

しかし、中央集権取引所はハッキング攻撃などのリスクにさらされていることから、仮想通貨を購入した場合は、ウォレットなどを利用し自分自身で管理することが推奨されています。

そんな中央集権取引所が抱える問題を解消した新しい仕組みの取引所が、分散取引所(DEX)なのです。

この記事では、分散取引所(DEX)の特徴や注意点、おすすめの取引所や将来性など詳しく紹介していきます。

分散型取引所(DEX)とは

分散型取引所(DEX)とは

中央管理者がいない仮想通貨取引所

分散型取引所(DEX)とは、中央管理者がいなくても仮想通貨の取引ができる取引所のことを言います。

中央管理者がいないということは、自ら鍵をかけることができるので、中央集権型取引所にあるデメリットととなるリスクなどを解消することが可能です。

ブロックチェーン上に存在する取引所

ブロックチェーン上に存在しているため、ハッキングやシステムダウンの可能性も低く、倒産の恐れもなくなります

自立式のシステム上で、自分たちが管理している秘密鍵を持ちより、個人間で取引をするのが特徴です。

プラットフォーム上の通貨が基軸通貨となる場合が多く、売買手数料もかかる

しかし、分散型取引所(DEX)は新興取引所のため、売りや買い注文をするのためには手数料が掛かります

また、プラットフォーム上の通貨が基軸通貨となることが主流なので、多くの中央集権型取引所のようにビットコインや法定通貨を基軸通貨とした取引ペアではないことが多いのも特徴です。

しかし、注文ごとに掛かる手数料についても改善したIOC通貨が増えてきているので、デメリットも少なくなる可能性もあります。

分散型取引所(DEX)を利用するメリット

分散型取引所(DEX)を利用するメリット

セキュリティ性が高い

分散型取引所(DEX)の大きなメリットの一つがセキュリティ性の高さです。

分散型取引所(DEX)は、秘密鍵を自分で管理するので、取引所へのハッキングや運営側の不正によるリスクは低いと言えます。

分解型取引所では、全てのユーザーが仮想通貨を共通のウォレットには保管していないため、その点がセキュリティ性の高さにつながっているのです。

本人確認が不要で、即日取引が開始できる

仮想通過取引所の運営は、国の認可が必要となり、取引を始めるときには本人確認の書類を提出して数日から数週間かけ登録をする必要があります。

しかし、分散型取引所(DEX)は本人確認の必要がなく、利用者はメールアドレスやウォレットのアドレスなどがあれば即日取引を始められるメリットがあります。

取引所に支払う手数料がない

中央集権型取引所はハッカーからの攻撃を防ぐため、セキュリティ対策などからコストがかかり、ユーザーから多くの手数料を取ります。

しかし、分散型取引所(DEX)は中央管理者がいないため、仮想通貨の管理は本人が行うためにシステム維持をするためにのコストが大幅に削減されるので、取引所に手数料を取られることがありません。

自立式で動いているため人件費が掛からないという点もメリットとなります。

取引所自体が停止することはない

中央集権型取引所は、メンテナンスなどの取引所の都合で仮想通過や法定通貨の出入金ができないことがあります。

しかし、分散型取引所(DEX)の場合は、分散された多くのノードがシステムを支えているので、もし一部のコンピューターがダウンしても取引所自体がダウンすることなないのがメリットです。

分散型取引所(DEX)を利用する際の注意点

分散型取引所(DEX)を利用する際の注意点

出来高が少なく、流動性も低い

分散型取引所(DEX)は、新しくできた仕組みなのまだそれほど多くのユーザーがいません。

出来高が少なく流動性も低いため価格が合致しにくく、売買しなかったり成立するのに時間がかかります。

普及はしていますが、取引の安定までにはまだ時間が掛かるでしょう。

流動性が低いことから希望価格での取引が成立しないこともあるので、注意が必要です。

スケーラビリティ問題や手数料が発生する

分散型取引所(DEX)では、全ての取引がブロックチェーン上で行われるために、スケーラビリティ問題などにより送金が遅くなるので注意が必要です。

また、取引がブロックチェーン上で処理されるので、プラットフォームを維持するための手数料が必要となります。

取引所側のサポートがない

分散型取引所(DEX)には、運営者がいないのでサポートが受けられないという注意点もあります。

その結果、秘密鍵をなくしたり送金を間違えた場合では、サポートがないので自己責任となります。

同一通貨ペアでしか取引できない場合がある

そして、イーサリアム上の分散型取引所(DEX)では、同一チェーン上の通貨ペアでの取引しかできないのがほとんどで注意が必要です。

なぜかというと、異なるブロックチェーン上の仮想通過同士を交換するためには、異なるブロックチェーンを繋ぐ必要があるからです。

規制が整っておらず、犯罪の温床になる可能性もある

税金や仮想通貨交換業にまつわる規制がきちんと整っていない点にも注意が必要です。

また、面倒な手続きが必要ない分、匿名での仮想通貨のやり取りの場を提供してしまう恐れがあるので、マネーロンダリングの温床となってしまう可能性もあるので注意が必要です。

おすすめの分散型取引所(DEX)

おすすめの分散型取引所(DEX)

ここからは、おすすめできる5つの分散型取引所(DEX)をそれぞれの特徴と併せて紹介していきます。

イーサリアムのブロックチェーン上に構築された分散型取引所を使うときには、Metamaskというウォレットを作る必要があるので、覚えておきましょう。

IDEX

IDEX

出典:IDEX

IDEXは、イーサリアムブロックチェーン上に構築された分散型取引所(DEX)です。

独自性のあるトークンAURAなども発行しており、取引に応じたステーキングなどもあります。

取り扱い通貨の種類が多いのが特徴で、とても人気の分散型取引所(DEX)です。

Kyber Network

Kyber Network

出典:Kyber Network

kyber Networkは、イーサリアムブロックチェーン上に構築された仮想通過を交換するための分散型取引所(DEX)として機能するプラットフォームです。

kyber Networkは、決済API機能(イーサリアム以外の通貨で支払いしても自動でイーサリアムに換金してくれる機能)を備えています

そのために、イーサリアムを持っていないユーザーでもイーサリアム限定のIOCに参加することができるようになったりと、IOCへの参加がとても便利になります。

0x

0x

出典:0x

0xは、イーサリアムのブロックチェーン上にDEXを構築することができるプロトコルです。

オフチェーンで注文のやり取りが処理できるので、EtherDeltaのように数々の手数料が掛からないのが特徴です。

また、Kyber Networkと同じく決済API機能が備わっているので、人気の分散型取引所(DEX)の一つとなっています。

Waves

Waves

出典:Waves

Wavesは、分散型取引所(DEX)機能が搭載されたウォレットです。

Waves platformの分散型取引所(DEX)は、仮想通過同士の取引だけではなく、ドルやユーロといった法定通貨に両替できることも大きな特徴と言えます。

さらに、分散型取引所(DEX)には珍しく、ビットコインやイーサリアム、ライトコイン、ジーキャッシュなどの主要仮想通貨の出入金にまで対応しています。

Openledger

Openledger

出典:Openledger

Openledgerは、BitSharesブロックチェーン上に構築された世界初の分散型取引所(DEX)です。

BTSブロックチェーン上の通貨だけではなく、BitUSDやBitJPY、OpenBTCなどドルや円のペッグ通貨と取引することが可能です。

日本語に対応しているために、日本人にも安心していると定評があります。

分散型取引所(DEX)の将来性

分散型取引所(DEX)の将来性

ハッキングのリスクが非常に低い

今現在主流となっている中央集権型取引所は、ハッキング攻撃のターゲットになりやすく、日本でもCoincheck、Zaifなどの取引所でハッキングにより仮想通貨が不正に流出しています。

分散型取引所(DEX)は、ブロックチェーンの技術によって複数のサーバーで資産の管理ができて、透明性ま担保できるので、ハッキングのリスクはとても低いと言えます。

取引高が増えればデメリットは解消される

中央集権型と比べるとあまり知られていない分散型取引所ですが、将来的には利用者が増えていくと言えます。

そうなると、仮想通貨の取引高は大きくなり、取引ペアも増えていきます。

分解型取引所(DEX)を利用するノウハウも増えるために、将来的にはデメリットのほとんどは解消されるでしょう。

認知度はまだまだ低いため出来高が少ないというデメリットはあるものの、そのような問題もユーザーが増えれば解消されるので、日本でも分解型取引所は広く普及される可能性があると言えます。

分解型取引所(DEX)が中央集権型取引所を駆逐する可能性もある

また、分解型取引所(DEX)が目指しているビジョンのさまざまなことが全て実現していくことによって、将来的には分解型取引所(DEX)が、中央集権型取引所を駆逐する日も訪れるそうです。

また、ユーザーの目線に沿えるBinanceやビッサムなどが分散型取引所(DEX)に参入することで、今よりクオリティーの高い分散型取引所が誕生し、今までよりも更に仮想通貨取引が安全で簡単になり、安心感のあるものになるでしょう。

分散型取引所(DEX)のまとめ

分散型取引所(DEX)は、中央集権取引所のデメリットを解消できる、今後が期待されている新しい取引所の仕組みです。

現時点では、出来高の少なさや流動性の低さ、スケーラビリティ問題といったデメリットがありますが、多くのデメリットはユーザーの増加とともに解消されていきます。

セキュリティ性の高さやハッキングなどのリスクの低さ、人件費などのコストが削減できるという点は大きなメリットとなっており、今後はさらに普及していく可能性が高いと言えます。

分散型取引所(DEX)の特徴や注意点をしっかりと理解した上で、用途に合わせて活用していきましょう。

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