
ビットコインの価格をタイムトラベラーが見事に的中させていると話題になっています。
タイムトラベラーという存在は、都市伝説やオカルト的な存在で、信じる人と信じない人が大きく分かれます。
しかし、価格変動の激しいビットコインの価格を見事に当てているとタイムトラベラーの存在に注目が集まっています。
一体どのような人物で、どのような発言をしていたのか、謎の多いタイムトラベラーとビットコインの関係について見ていきます。
ビットコインの情報収集や、仮想通貨を楽しむ一つの情報として参考にしてもらえると幸いです。
ビットコインの価格を的中させたタイムトラベラーとは
ビットコインの価格を的中させたタイムトラベラーが話題となっていますが、タイムトラベラーと言えば、時間を超えて移動ができる人物のことを指します。
過去に行ったり未来に行ったりできるという、映画やアニメ、ゲームの中の世界のようですが、実在するとも。
今回、タイムトラベラーとして注目されたのがLuka Magnotta氏。
アメリカで最大級の規模を誇る掲示板サイト「reddit(レディット)」における、2013年にLuka Magnotta氏が発した予言が注目されています。
Twitterで21万以上のフォロワーがいるCrypto Rand氏が、2019年5月28日のツイートで、自称タイムトラベラーが、過去に話していた話題をピックアップ。
その内容がタイムトラベラーの話していた2010年以降のビットコイン価格が見事に的中しているという内容でした。
The #Bitcoin time-traveler has been right since 2010.
He is targeting $100,000 for 2019. pic.twitter.com/1S930a43ig
— Crypto Rand (@crypto_rand) 2019年5月28日
21万を超えるフォロワーがいるCrypto Rand氏のこのツイートは瞬く間に話題となり、いいねは3,000を超え、リツイートも1,000に迫る勢いです。
さらに、このタイムトラベラーが予想する2019年のビットコイン価格は10万ドル(約1,080万円)と予想。
これまでの的中を考えると、2019年の1BTC=10万ドルにも大きな期待がかかっています。
これまで、このタイムトラベラーが予測したビットコイン価格は次の通りです。
年 | 予想価格(1BTC) | 実際の価格(1BTC) |
2010年 | 0.1ドル(約10円) | 約0.2〜7円 |
2011年 | 1ドル(約108円) | 約74〜1,489円 |
2012年 | 10ドル(約1,080円) | 約402〜1,013円 |
2013年 | 100ドル(約10,800円) | 約4,597〜123,100円 |
2015年 | 1,000ドル(約108,000円) | 約28,027〜53,322円 |
2017年 | 10,000ドル(約1,080,000円) | 約110,986〜2,116,799円 |
出典: BITTIMES
ビットコインは一年もあれば大きく値が変わりますので、一概には言えませんが、だいたい合っているとも言えるでしょう。
2019年が10万ドルの予想で、2021年は100万ドル(約1億800万円)と予想されているので、2019年のビットコインの価格がどうなるのか、今後の動きにも注目です。
一見、現実的ではない金額ではないように思えますが、2019年のビットコイン価格予想で10万ドルという予想をしている人も多く、決して夢物語ではありません。
2019年6月現在は1BTC=80万円〜90万円あたりを行き来していますが、これが1000万円レベルと価格帯となるのかどうか目が離せません。
タイムトラベラーと同じビットコイン価格予想をした人物とは

出典:Twitter
これまでのビットコイン価格をおおかた的中させているタイムトラベラーですが、そのタイムトラベラーと同じビットコイン価格予想をしていると、とある人物が注目を集めています。
その人物とはJohn McAfee(ジョン・マカフィー)氏。
マカフィー砲という言葉が生まれたほど、彼の発言は仮想通貨の価格に大きな影響を与える人物でもあります。
このマカフィー氏が、タイムトラベラーのビットコイン価格予想に対してツイートを行いました、
I'm not the only madman in crypto apparently. $1 mil prediction by 2021 by the man who has never been wrong in his predictions.. 2021 us just one day away from my prediction of $1 mil by 12/31/2020.https://t.co/9dafiU4P9R
— John McAfee (@officialmcafee) 2019年5月28日
日本語に翻訳すると
「仮想通貨界の狂人は私だけはではないようです。 2021年までに予測に間違いを犯したことのない人(タイムトラベラー)による2021年までの100万ドルの予測と、”2020年12月31日までに100万ドルに達する”という私の予想とたった1日の違いです。」
という内容。
タイムトラベラーとマカフィー氏の予想は、たった一日違いで1BTC100万ドルと予測しており、マカフィー氏のタイムトラベラーではないのかという声まで上がるほどです。
このツイートにも1,300以上のいいねや300ほどのリツイートがされ、注目を集めることになりました。
ビットコインタイムトラベラーの本当のメッセージ
ビットコインの価格を的中させたタイムトラベラー(ビットコインタイムトラベラー)は、何も1BTCあたりの価格を公表するために予測を出していたわけではありません。
ビットコインの価格は、あくまで情報の一部であり、本当に伝えたかったメッセージは恐ろしいものでした。
それは
「ビットコインの将来に警鐘を鳴らしている」
ということです。
ビットコインは価格の上昇や下落など価格について取り上げられることがほとんど。
しかし、タイムトラベラーは
- 超格差社会の到来
- テロや犯罪の増加
- 国や政府の崩壊
- ビットコインネットワークの破壊計画の誕生
といったことを危惧しているのです。
実際にレディットに投稿されたタイムトラベラーが発した未来について触れておきましょう。
私は未来から来たタイムトラベラーだ。今、あなたたちがやっていることを止めるよう頼みに来た。
私は2025年からこのメッセージを送っている。こちらはとても厳しい状況で、あなたたちのうちの何人かは、血で手を染めることになるだろう。
私の言うことが信じられないというのであれば、そのまま突き進んでくれて構わない。私が本物のタイムトラベラーであるということを示せる証拠は何もないからだ。
早速だが、あなたたちの時間を無駄にしたくはないので、何が起こったのかを説明しよう。
今までのところ、ビットコインの価格は毎年、平均で10倍ずつ上昇してきた。2010年には0.1ドル、2011年には1ドル、2012年には10ドル、2013年には100ドルといった具合だ。これからは、上昇速度は少し落ちて、2年ごとに10倍となる。すなわち2015年に1,000ドル、2017年に10,000ドル、2019年に100,000ドル、2021年に1,000,000ドルといった具合だ。
ここから先は、ドルそのもの、あるいはその他の中央銀行が発行する、いかなる通貨も使われなくなってくるので、ビットコインの価値をドルで表すことが難しくなってくる。
我々の世界では、主に2つの形の財産がある。
すなわち、土地と暗号通貨だ。
人口が70億人ちょっとの我々の世界では、1900万枚以上のビットコインが使われていて、数十万枚のビットコインが永久的に消失している。これはつまり平均すると一人当たり0.003ビットコイン以下しか持っていないということを意味する。
しかしながら私のいる世界では、不平等な富の偏在により、普通の人々はたったの0.001ビットコインしか持っていない。
そう、その通り。
これを読んでいるあなたたちのほとんどは、信じられないくらいの金持ちになっている。
私の隣人は非常に困った若者なのだが、彼は2年前に、自分の古いRedditアカウントにログインして、当時16歳だった2013年に、とある人物を「ホモ(faggot)」呼ばわりしたおかげで0.01ビットコインのチップをもらっていたことを発見したんだ。
このことを知るとすぐに、彼は航空券を買って、誰にも何も言わずに家を出て「城塞」に行ってしまった。
「城塞って何だ?」と思っているかもしれない。
ビットコインの価値が1,000ドルになったくらいから、「ビットコイン長者」のために、彼ら自身とその財産を守るサービスが出てきた。最初は高級な金庫から始まって、そのうちボディーガードも含まれるようになり、今日では「アーリーズ(earlies)」(私たちの時代で、アーリーアダプターを指す言葉)と「転換期(transition)」を生き延びた金持ちが、ほとんどの仕事が自動化された「城塞」と呼ばれる独立したゲートコミュニティで暮らしている。これらの城塞のほとんどは、ビットコインマイニング工場を保護するための要塞化から端を発している。あなたたちが知っているであろうASICminerは、私にとってはFriedman氏が王として統治する街のことなのだ。
私のいる世界では(もうじきあなたたちの世界になるが)、ビットコイン取引は匿名で行われるため、政府は市民から税金を徴収できない。だから、ほとんどの政府はもう存在していない。ビットコインの成功の大部分は、ビットコインが自分の財産を政府から隠すのに最適な方法であるという事実によるものである。政府は誰が財産を隠しているかを調べるため、ルクセンブルグやモナコ、リーヒテンシュタインといった「不正国」に出入りする人間を無人ドローンで追跡したが、隠された財産を探し当てることはできなかった。
政府はビットコインを買い上げることで社会への影響力を保とうとしたが、結果的にそれはビットコインの価値を上げて問題を悪化させただけだった(もちろん政府は秘密裏にこれらを行ったのだが)。この時代の「スノーデンズ(Snowdens)」は、実際には欲深い政府関係者で、ビットコインを自分の個人アカウントに転送して、お金さえ払えば何を聞かれることもない、無政府状態の国に逃げ出してしまった。
未だにアクセスできるビットコインを多く保有している機関は4つあると考えられている:
-ASICminer – 50,000 BTC
-IMFの「通貨安定基金」 – 70,000 BTC
-サウジアラビア政府 – 110,000 BTC
-北朝鮮政府 – 180,000 BTC
今の経済成長はおよそ年−2%だ。なぜかって?もしあなたが0.01ビットコイン以上持っているとしたら、おそらくそのお金には手を付けないだろう。ビットコインには(原理的に)インフレがなく、投資に使うインセンティブがないのだ。財産が金(ゴールド)で測られていた中世に、目立った経済成長がなかったように、0.01ビットコインがあれば一生困らないと皆が考えている我々の時代には経済成長がない。
今のところは、まだ新たに採掘されるビットコインが残っているという事実だけが、この世界を崩壊から救っているように見える。しかし我々は、次の半世紀の間に起こるインフラの低下が、この経済をさらに崩壊へ導くのではないかと恐れている。
(初期のビットコイン投資家であり、映画「ソーシャル・ネットワーク」で一躍有名になった)双子のウィンクルボス兄弟がどうなったかって?彼らは、最初に犠牲となった人々のうちの二人だ。ビットコインによる社会構造への甚大な影響が明らかとなるにつれ、巨額のビットコイン保有者や、暗号通貨の発展に寄与したと考えられる人物を狙ったテロ事件が起こった。そして皮肉なことに、これらのテロの資金はビットコインで賄われたんだ。
多額のビットコインを保有している者は、自身の身元を変えなければいけなくなったため、もう家族とも話せないし、友人も失った。保有株式が一円の価値もなくなった株主のことや、政府がビットコインを購入するという噂を聞きながらも、いつかビットコインは失敗するだろうと信じ続けていた人たちに起こった結末を知って、罪の意識を感じ、それを受け止めきれずに自殺した人間も何人かいる。
多くの人が監禁された。そして現在の「ビットコイン長者」の25%くらいは、誰か他の人を実際に拷問してパスワードを言わせた経験をもつと考えられている。
なぜ我々はビットコインを捨てて、別のシステムに移行しなかったのか?
まあ、もちろん試してはみた。我々は他の暗号通貨を取り入れようしたが、IQ70以上の人間は誰も、自ら進んで自分がやると手をあげてはくれなかった。結局のところ、価値が下がりつづけると分かっている通貨に自分の財産を喜んで投資する人なんていなかったんだ。ビットコインがこんなにも社会にとって危険である理由は、ビットコインがここまで成功した理由と同じだ。ビットコインは我々を欲望に従わせるんだ。
調査によると、アフリカではおよそ70%以上の人が、ビットコインは悪魔が作ったものだと信じているそうだ。これには理由がある。非常にセンシティブな問題なので、我々の時代では一般的に「悲劇」と呼ばれている。アフリカ連盟は、国民にビットコインへの転換の準備をさせるための壮大な計画を持っていた。政府はビットコインを国の経済に取り込むため、国民に政府IDと結びつけられた携帯電話を無料で配布した。最初はうまくいった。「悲劇」になるまでは。ロシアにあると思われる犯罪組織が、政府が発行した携帯電話のハードウェアの欠陥を見つけた。アフリカ大陸全体の財産のうち、およそ60%が48時間以内に失われたと考えられている。その後にはカオスと市民による内戦が起こった。独裁政治体制によって「ビットコイン試練」をうまく制御する力を持っていた二つの強大国、サウジアラビアと北朝鮮政府は、アフリカ大陸のほとんどを山分けし、しかもそれによってアフリカの人々からヒーローと讃えられたのだ。
じゃあどうすればいいんだ?とあなたは考えているかもしれない。
我々は、現在の状況を維持できないことが明確なので、おそらく最後は核爆弾によるホロコーストという結末を迎えるだろう。
実は私はインターネットへの攻撃を仕掛けることを目的とした地下組織の一員だ。我々はおよそ20艦の原子力潜水艦を保有しており、これで各大陸間の海底ケーブルを切断する。この作戦が成功したあと、世界中の人口密集エリアに世界同時核パルス攻撃を行う。その後のカオスによって、世界中の人々は立ち上がり、反旗を翻して、ビットコイン自体の価値がなくなるまで、できるだけ多くのコンピューターを破壊するのだ。
もちろん、これには10億人単位の死者が出るだろう。
だがこれが極小数のエリートによる、全人類の永続的な奴隷化を避けるための、我々が支払わなければならない代償なのだ。
そしてまた、これこそがあなたたちにコンタクトした理由でもある。他にも方法はあるはずだ。我々が歩んだ運命をあなたも歩む必要はない。どんな方法かは分からないが、この恐ろしいプロジェクト(ビットコイン)を今のうちに破壊する方法が必ずあるはずだ。
これがとても難しいお願いであることは承知している。なぜならあなたたちは、(ビットコインによって)経済を牛耳る中央銀行カルテルを取り除くことで、世界が良くなると信じていたのだから。
それでも、それがどんな結果につながるのか、私は実際にこの目で見たんだ。
引用:reddit「BTC Price as predicted by @Luka_Magnotta (aka time traveler) in 2013」(Google翻訳)
これがタイムトラベラーの残した全文です。
そして、以下がタイムトラベラーが残したビットコイン価格の動向です。

出典:reddit
これまでのビットコインの相場を見ても、多くの資産を保有している「クジラ」と呼ばれる人たちが、相場を牛耳っている(操作している)と言われています。
クジラがビットコインに資金を投じれば、ムーンと呼ばれるような大きな価格上昇が発生。
これに乗じて、一般人がビットコインに資金を投入。
ある程度まで価格上昇したら、クジラがビットコインを手放すと、価格は暴落します。
一般人はこの行動を事前に読むことはできませんので、価格上昇の波に乗ろうとした人は、大きな損害を被ることに。
さらに、高騰が続くと、そもそもビットコインを購入できないという人も増え、格差が拡大する一方となります。
また、利益を得やすいという一面は、犯罪組織への資金流入を助けることにもなり、資金を得た犯罪組織は、その資金で武器などを調達しテロを実行しやすくなる環境に。
さらに、ビットコインをはじめとするブロックチェーンの技術の非中央集権化が進むと、国や政府では制御できない事柄が増え、統制が取れない世界になると危惧しています。
これからのビットコイン価格も気になるところですが、タイムトラベラーの本当のメッセージは、危険な未来が待っているということです。
これらのことも踏まえた上で、ビットコインや仮想通貨と関わっていくことが重要になってきます。
タイムトラベラーの残した全文を見ると、とても恐ろしい未来になっていることがわかります。
まとめ
ビットコイン価格を的中させているとして注目されているタイムトラベラーLuka Magnotta氏。
実際の結果が出ているため、信じる人もいるかもしれませんが、話半分くらいの気持ちでこの情報に触れておくと良いでしょう。
これが本当だとしたら、将来はあまり楽しいものではなくなってしまうかもしれないですからね。
仮にこのタイムトラベラーの未来が現実になると仮定してしまうと、今のうちに2ビットコインほど購入して、ずっと保有してけば億万長者です。
さらに、ビットコインが原因となって貧富の差が激しくなり、国が機能せずに犯罪やテロ組織が台頭してくるとなれば、とても暗い未来ということに。
そのような未来は誰も得たくないでしょうし、想像するだけで気分が下がります。
「そんな話もあるんだな」という娯楽半分で、これらの情報や話を楽しんでいきましょう。
タイムトラベラーの話も含めて、今後のビットコインの価格推移には注目です。