移動平均線

仮想通貨などのテクニカル分析で、ほとんどすべてのトレーダーが用いる「移動平均線」。

最も利用されているインジケーターといっても過言ではありませんが、あなたは「移動平均線」をしっかりと使いこなせているでしょうか?

この記事では、移動平均線の見方・使い方や、ベストな期間の組み合わせについて解説しています。

  • 移動平均線の種類は?
  • 移動平均線の見方がわからない
  • 移動平均の使い方がわからない
  • 移動平均のベストな組み合わせを知りたい
  • 足種がなんだかわからない

上記のような疑問・要望にもしっかりと応えます。ぜひ最後までご覧ください。

移動平均線とは

移動平均線とは、株・FXなどで使用されるインジケーターで、多くのトレーダーに利用される最も有名なテクニカル分析手法の1つです。

移動平均線とは簡単に、過去一定期間の株価の平均値を求め、それを折れ線グラフに対応させたインジケーターです。

例えば、5日移動平均線であれば、過去の株価終値の平均値を5日間ごとに求め、グラフ化します。

移動平均の設定期間に関しては後述しますが、短期・中期・長期など、トレード手法の違いによって最適な設定期間は異なります。

以下は、目安とされている設定期間です。

  • 短期:1桁日(5日~8日など)
  • 中期:2桁日(25日~30日、75日~など)
  • 長期:3桁日(100日~など)

移動平均線の具体的な計算方法や仕組については、下記の記事にて詳しく後述していますので、ここでは割愛させていただきます。

インジケーターとは

インジケーター/Indicatorは主に、「指示するもの」「信号」「指標」などの意味を持つ言葉です。

株・FX・仮想通貨などでいう「インジケーター」もその言葉通り、テクニカル分析を行う際に用いられるテクニカル指標の総称を意味します。

インジケーターは主に、「トレンド系インジケーター」と「オシレーター系インジケーター」の2つに分類されており、

今回紹介する「移動平均線」はトレンド系インジケーターに分類されます。

トレンド系インジケーター

トレンド系インジケーターとは、価格の傾向(トレンド)を分析・予測する際に用いられるインジケーターです。

トレンド系インジケーターは基本的に、中長期的な相場を分析する際に使われますが、数時間から数日程度の短期的な相場分析にも応用できます。

オシレーター系インジケーター

オシレーター系インジケーターは、レンジ相場(ボックス相場)を分析・予測する際に用いられるインジケーターです。

主に、トレンド系インジケーターが効果的に利用できないときや、「売られすぎ」「買われすぎ」などを判断する際に利用されます。

その場その場の一時的な相場を分析するのに向いているため、トレンド系とは逆に、”短期的な相場分析”に使用されます。

 

また「移動平均線」以外にも、以下のようなインジケーターが存在します。

  • 一目均衡表
  • RSI
  • MACD

それぞれについて詳しい解説は割愛しますが、各インジケーターで機能・特徴が異なり、トレーダーは自分のトレード手法に適したインジケーターを使い分けています。

移動平均線の種類と計算方法

ここからは、移動平均線の種類と、種類別の計算方法を解説します。

一般に移動平均線と言った場合は、「単純移動平均線」や「指数平滑移動平均線」などを意味することが多いですが、実は、その他にも計2つの移動平均線が存在します。

(計4つの移動平均線は以下の通り。)

  • 単純移動平均線/SMA
  • 指数平滑移動平均線/EMA
  • 加重移動平均線/WMA
  • 修正移動平均線/MMA

どの移動平均線を、どんな時に利用すればよいのか。しっかりと把握していきましょう。

単純移動平均線/SMA

単純移動平均線を英語にすると、Simple Moving Average。

日本語に対応していないチャートではSMAと表記されることが多いです。

計算方法

SMA=(P1+P2+P3.....PN)÷N

P→一日の終値
N→設定する日数

例えば、ある仮想通貨の価格が一日100円ずつ上昇するとします。

1日目の価格は100円。2日目は200円。3日は300円。4日目は。。。。10日目は1000円。となりますよね。

10日で設定している場合、過去10日分の価格(正しくは終値)を合計し10で割りますので、

  1. 100+200+300+.......+1000=5500円
  2. 5500円÷10日=550円
  3. 平均値は550円

となりますね。

仮に11日目も100円上昇した場合、1日目の価格は除外され11日目の価格が追加されますので、

  1. 200+300+400+.......+1100=6500円
  2. 6500円÷10日=650円
  3. 平均値は650円

となりますね。

加重移動平均線/WMA

加重移動平均線を英語にすると、Weighted Moving Average

日本語に対応していないチャートではWMAと表記されることが多いです。

加重移動平均線は、直近の価格に比重を置くことで、直近価格の影響力を大きくすることができる移動平均線です。

計算方法

WMA={(1 × P1)+(2 × P2)+……+(N × PN)}÷(1+2+……+N)

P→一日の終値
N→設定する日数

加重移動平均線は、より現在に近い価格を重要視する際に用いる移動平均線です。

上記の計算式を見ればわかる通り、1日目の価格には1を、2日目の価格には2を、N日目の価格にはNをかけることで、より現在に近い価格をより大きい数字にしてグラフにします。

修正移動平均線/MMA

修正移動平均線を英語にすると、Modified Moving Average

日本語に対応していないチャートではMMAと表記されることが多いです。

計算方法

MMA ={前回のMMA ×(N - 1)+ PN}÷N

P→一日の終値
N→設定する日数

修正移動平均線は、前回のMMAの値と直近の値(終値)を使った計算方法です。

計算式の中に前回のMMAが存在することで、現時点でのMMAの中に常に過去レートが含まれているのが特徴です。

指数平滑移動平均線/EMA

指数平滑移動平均線を英語にすると、Expornential Moving Average。

日本語に対応していないチャートではEMAと表記されることが多いです。

EMAは、直近の値の影響を反映しやすくする移動平均線です。

計算方法

EMA ={前回のEMA ×(N - 1)+ PN × 2}÷ (N + 1)

P→一日の終値
N→設定する日数

指数平滑移動平均線は、加重移動平均線と修正移動平均線を組み合わせたような移動平均線です。

上記の計算式を見ればわかる通り、主な計算は修正移動平均線と同じですが、直近の価格(終値)に2をかけていおり、

こうすることで、現時点でのEMAに過去レートをふくませつつ、直近の値の影響力を大きくすることが可能です。

移動平均線の期間設定と足種について

移動平均線(Moving Average/MA)の期間設定をするうえでの必須知識、「足種」について解説します。

足種とは、チャートにおける時間(期間)を表す単位のことで、主に以下4つの足種が存在します。

  • 分足
  • 日足
  • 週足
  • 月足

移動平均線では、「5MA」や「25MA」という風に期間を設定します。

よって 仮に、

  • 分足で設定された5MAの場合は、5分。
  • 日足で設定された5MAの場合は、5日。
  • 週足で設定された5MAの場合は、5週。
  • 月足で設定された5MAの場合は、5か月。

となります。

移動平均線にて期間設定を行う際には、表示されているMAがどの足種で設定されているのかをチェックするようにしましょうね。

移動平均線のベストな期間の組み合わせ

ここからは移動平均線を利用する上で、ベストな期間の組み合わせを紹介します。

 

結論から言うと、初心者はまず ”メジャーな期間” を使った組み合わせを使用することが最適解だと考えられます。

メジャーな期間というのはすなわち、多くのユーザーが利用している期間のことです。

 

多くのユーザーが利用している期間・組み合わせを利用すると、買い・売りの判断をするポイントが他大勢のユーザーと同じになるため、相場の値動きを読みやすいのです。

あまり使用されていない期間の組み合わせをあえて使用する方法もあるのですが、初心者には少し難しいとされています。

よく利用されている期間の組み合わせ

よく利用されている期間の組み合わせは以下の通り。

  • 短期(日足):「5・10・25」「5・20・40」
  • 中期(日足):「5・25・75」「20・40・200」「25・75・200」
  • 長期(週足):「13・26・52」

日足、週足の区別については先述した通りです。

短期の場合は基本的には日足、中~長期のトレードであれば週足、もしくは月足を利用します。

移動平均線の見方・使い方

移動平均とローソク足の上下関係

移動平均線を利用し売買のタイミングを見極めるうえで重要なのが、移動平均(長期)とローソク足(短期)の上下関係です。

 

結論からいうと、トレードで勝率を上げるためには、以下2点を頭に入れておく必要があります。

  • 移動平均の上にローソク足がある場合→買われる(上昇)傾向が強い
  • 移動平均の下にローソク足がある場合→売られる(下落)傾向が強い

 

上記画像は、ローソク足と5分足(144MA)の移動平均線を表示したチャート画像です。

やはり、移動平均線の下にローソク足がある場合は、売られる傾向が強いことがわかりますね。

反発を見極める

移動平均線の特徴として「しばしばローソク足の反発が起きる」という点が挙げられます。

上記画像の赤丸に注目してみてください。

何度か、ローソク足が移動平均線を超える直前に価格が急落していますよね。

これは、FX・株・仮想通貨など、どの種類のトレードでもたびたび見られる現象です。

移動平均線のまとめ

以上、移動平均線についての解説でした。

筆者個人としては、「売買しないという選択」が一番重要だと考えています。

投資で勝つためには、1にも2にも”損失”を出さないことです。

「損失が出る可能性が高い、けど当たればデカい!」といった、ギャンブル要素のあるトレードは控えた方が良いでしょう。

価格の上下が予想しずらい局面では、なるべくトレードを避けるように心がけましょう

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