カルダノ・ADAコインとカジノの関係性は?現在の様子と今後の可能性

2019年6月にはビットコインが約1年ぶりに1BTC100万円を超えて、再び仮想通貨市場が注目が集まっています。

100万円を超えた後も、継続的に価格上昇を見せており、ビットコインをはじめとする仮想通貨全体の活性化が期待されていますが、今後の期待がかかる仮想通貨の一つがカルダノ。

ADAコインの名前で有名なカルダノですが、元々はオンラインカジノで使用する目的で開発が進められたコインです。

そのカルダノやADAコインとカジノの関係性はどのようになっているのかをお届けします。

今後のADA投資などの参考にしていただければ幸いです。

カルダノとカジノの関係

ADAコインの名前で有名なカルダノ。

コインマーケットキャップでの時価総額ランキングでは10位前後につけている人気通貨です。

かつて、上場後の最大価格がプレセール時の500倍にもなったということで注目を集めたカルダノですが、元々はオンラインカジノで使う目的で開発がスタートしました。

ここがカルダノとカジノのつながりの原点となります。

カルダノは価格面ばかりが注目され、こうしたプロジェクト面はあまり注目はされてきませんでした。

今回はカルダノとカジノの関係性について探っていきます。

  • カルダノはどのようにして生まれたのか
  • カジノでどのようにしてカルダノを活用しようとしたのか

その歴史についてまずは知っておきましょう。

カルダノの誕生

カルダノは、2015年にカルダノ財団やIOHK(Input Output Hong Kong)が中心となって開発をスタートさせました。

カルダノは、分散アプリケーションであるDAppsや、スマート・コントラクトを構築するためのプラットフォームの名称でもあります。

カルダノは、ビットコインやイーサリアムが抱えていた問題を解決するという目的でこのプロジェクトが発足

特にビットコインは、スケーラビリティ問題として、データ容量や取引量が多くなると送金スピードが遅くなるという大きな問題を抱えていました。

その問題の解決とともに、イーサリアムの持っているスマートコントラクトの技術を活用して、不正のできないオンラインカジノに使用する通貨としてプロジェクトがスタートしたのです。

プレセールとカジノの関係

カルダノは日本で特に人気を集めている通貨ですが、なぜ日本で人気かというと、プレセールが日本から開始されたということが理由の一つとしてあります。

カルダノ(ADAコイン)のプレセールは全部で4期に別れており、スタートの1期は日本国内でのみ販売されました。

その後は徐々にアジア、世界と広がっていきましたが、プレセールのスタートが日本人のみということは非常に珍しいことです。

また、オンラインカジノで使う通貨としてプレセール時に説明を受けた人がほとんどですが、そのタイミングは日本国内でカジノ法案が話題に上がっていた時期でもあります。

将来的には日本にカジノが上陸するので、カジノ事業は将来有望という時事ネタも取り扱いながらのプレセールもあったため、カルダノに出資する人が続出したのです。

日本では馴染みのなかったカジノですが、カルダノを通じて身近に感じた人もいたようでした。

カルダノがオンラインカジノに注目した理由

カルダノが開発しているADAは、スマートコントラクトの技術を活用できますが、なぜオンラインカジノに着目したのでしょうか。

カルダノがオンラインカジノまたはオンラインゲームに着目した理由について見ていきましょう。

オンラインカジノは不正が横行

カルダノを含めた仮想通貨のブロックチェーン技術は、不正や改ざんができない仕組みになっています。

この技術を使えば、不正が横行しているとされているオンラインカジノの世界を健全なものにできるという考えのもと、オンラインカジノに着目しました。

オンラインカジノは手数料が高い傾向にあったり、オンラインに限ったことではありませんが運営元(胴元)が勝つ仕組みになっています。

つまりオンラインカジノユーザーは

  • 高い手数料
  • 不平等な勝率

などに苦しめられることが多かったという背景があります。

これがブロックチェーンを使うことにより、手数料は安く済み、不正もできないため平等な条件でカジノをカジノを楽しむことが可能

こうした世界の実現に向けてカルダノはプロジェクトを進めていきました。

個人情報が悪用される可能性

オンラインカジノは、運営がしっかりしているところもあれば怪しいところも存在します。

オンラインカジノを楽しむには、個人情報の登録・提出が必要になってきますが、運営元が怪しい場合は、提出した個人情報が悪用されるというケースも考えられます。

ブロックチェーン技術を活用すれば、匿名性を保つこともでき、個人情報が悪用されることを防ぐことができます

金銭面だけでなく、情報面でもブロックチェーンの技術は効果的だとしてカルダノがオンラインカジノに注目をしました。

カルダノと関係のあるオンラインカジノはあるのか

カルダノと関係のあるオンラインカジノはあるのか

元々はオンラインカジノで使える仮想通貨として開発が進められてきたカルダノですが、現在カルダノ(ADA)を使って楽しむことができるオンラインカジノはあるのでしょうか。

ADAに注目をしたオンラインカジノサイトをご紹介していきます。

SP8DE(スペード)

出典:SP8DE

SP8DEはSPXというコインを使ったオンラインカジノサイトですが、ADA建てでICOの資金調達をしたことで有名です。

サイトは日本語にも対応しているため、日本人でも使いやすいサイトとなっています。

ICO時の資金調達をADAで行いましたが、2019年6月現在、SP8DEでADAが使えるということではありません。

SPXというコインはカルダノのウロボロスというPoS(Proof of Stake:プルーフオブステーク)を使用する予定のプラットフォームです。

しかし、2019年6月現在では、カルダノ自体のPOSがまだ本格的に始まっていないので、現在のところは、イーサリアムのERC20がベースとなっています

カルダノのPoSが実装されたタイミングで変化があるかもしれません。

カルダノの早い段階でのPoSの実装に期待ですね。

Vera&Jone(ベラジョンカジノ)

サイトが日本語表記されており、日本人の利用者も多いオンラインカジノのベラジョン。

ベラジョンは

  • 日本人の利用者が多い
  • 日本語対応している
  • オンラインカジノ
  • カルダノは日本人に人気

などの理由から、ADAが対応するのではという噂が上がったことがあります。

しかし、ベラジョンをはじめとするオンラインカジノは、基本的にUSD(アメリカドル)での入金です。

ですので、2019年6月現在でもベラジョンでは、ADAでの入金は対応していません

今後、ビットコインやADAなどの仮想通貨が世の中的に普及してくると対応の可能性があるかもしれませんが、可能性はまだまだ低いでしょう。

Bitcasino(ビットカジノ)

世界初の公認ビットコイン系オンラインカジノとして有名なビットカジノ。

ビットという名前がついていることからも想像できますが、ビットコインでの入金が可能なオンラインカジノです。

サイトが日本語対応しており、日本人でも利用しやすい環境が整っています。

2019年4月1日からは、日本円での入出金が可能になったこともあり話題となっているオンラインカジノでもあります。

これまではビットコインを購入し、ビットカジノへ送金をしてプレイをするという形でしたが、ビットカジノ内でもビットコインの購入が可能になるなど大きな変化が見受けられます。

2019年6月現在でADAによる入出金には未対応ですが、ビットコインがサイト内で購入可能になったことや、日本円での入出金に対応したことを考えると、将来的にADAでの入出金の可能性は否定できません。

今後の変化やADAとの関係性に期待がかかるオンラインカジノと言えるでしょう。

カルダノがオンラインカジノから方針転換か

カルダノがオンラインカジノから方針転換か

カルダノはオンラインカジノやオンラインゲームのプラットフォームへの活用を目的に開発がスタートしましたが、ここ最近ではオンラインカジノというよりは社会貢献という形に方針を変更してきています。

その証拠に、ADA決済を導入している店舗や企業が増えてきています。

オンラインカジノに力を入れるのであれば、カジノ業界から提携を進めていくはずですが、ここまでご紹介したように、オンラインカジノでADA入出金に対応しているところはありません

その一方で社会貢献に力を入れていると思える、ADA決済が導入された実例を見てみましょう。

炭火焼肉たむら

お笑い芸人の「たむけん」でおなじみのたむらけんじ氏が営む「炭火焼肉たむら」で2019年6月22日からADA決済が導入されました。

たむらけんじ氏がTwitter上でもPRしていましたが、導入日には「EMURGO(エマーゴ)」の社員も駆けつけ、賑わいを見せていました。

日本国内でADA決済を導入している店舗は少ないため、知名度のあるお笑い芸人たむらけんじ氏が関わったことで、今後ADA決済の普及の可能性が出てきたことはカルダノにとって大きな話題となりました。

メタップスプラス

カルダノは韓国の大手モバイル決済プラットフォームのメタップスプラスと提携を発表しています。

EMURGO(エマーゴ)は、Cardano(カルダノ)の仮想通貨ADA(エイダ)が株式会社メタップスの子会社である韓国最大手のモバイル決済プラットフォームの一つであるメタップスプラスと提携することを発表。これにより、仮想通貨ADAはメタップスプラスのモバイルマーケティングとモバイル決済プラットフォームにおいて取り扱いが開始されることとなる。

出典:PR TIMES

モバイル決済のジャンルにカルダノが参入していますので、キャッシュレス化が進んでいる海外では取り扱う企業が増えてくる可能性があります。

日本国内ではまだまだ現金主義が多数を占めていますので、普及のスピードは遅いかもしれませんが、オンラインカジノのようなWeb上での決済にも対応する可能性があるとも感じ取れます。

韓国以外の国で、どれだけ普及できるかに注目が集まります。

まとめ

オンラインカジノでの使用を目的として開発が始まったカルダノですが、現在ではカジノでの普及というよりは、社会全体への普及に力を入れているように思えます。

店舗数や提携数はまだ少ないですが、徐々にADA決済を導入しているところが出てきています。

最初の目的のオンラインカジノに参入していくかは不明ですが、可能性はあると思って良いでしょう。

カルダノの弱点といえば開発の遅さ。

しっかり作り込んでいるものと思われますが、実装されると言われていたPoSも2019年6月現在では実装されていません。

これらの開発や、社会的な貢献がしっかりできてきたあたりでオンラインカジノのジャンルに参入する可能性も。

カルダノはイベントやサミット、ロードマップの公開など、積極的に活動をしていますので、今後の動きが楽しみなプロジェクトです。

カルダノが今後どのようなジャンルと提携し、決済手段として活用されていくのか、また別の活用のされ方をしていくのかに注目が集まります。

オンラインカジノだけに止まらず、もっと大きな意味合いで開発・活動をしているカルダノの将来に期待していきましょう。

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