ビットコインをクレジットカードで国内では買えないが海外では買える!?

2019年に入り、少しほとぼりが冷めたように感じる仮想通貨業界。

皆さんは一度でも仮想通貨を購入したことはありますでしょうか。

仮想通貨を手に入れる方法はいくつかありますが、購入にクレジットカードを利用した人もいるでしょう。

実は、このクレジットカードで仮想通貨を購入する方法は、今現在利用ができなくなっています

国内大手の仮想通貨取引所であるザイフやビットフライヤーも、以前はクレジットカードの利用が可能でしたが、現在は利用できなくなっています。

これにはどんな理由があるのでしょうか。

国内でクレジットカードでビットコインを購入することが禁止になった理由とは?

結論から言うと、利用した金額を返済できない危険性が高まるためです。

クレジットカードで仮想通貨を購入するということは、クレジットカードのショッピング枠を利用して現金化することと同じことになります。

クレジットカードの現金化は、法律で禁止されているわけではありませんが、クレジットカード会社の規約違反に該当することになるのです。

クレジットカードにはキャッシングというお金を借りるための機能が付いており、本来であればこのキャッシングを利用して、お金を借りる必要があります。

クレジットカードのキャッシングでは、利用しても返済できると判断された金額しか借りることが出来ないようになっています。

しかし、ショッピング枠を利用して現金を作られてしまうと利用した金額を払ってもらえない危険性が高まるため、法律で違法ではなくても、クレジット会社はクレジットカードの現金化を禁止しているのです。

クレジットカードでビットコインが購入できる海外取引所

ここからはクレジットカードでビットコインを購入できる海外取引所について、特徴を交えながら紹介していきます。

BAINANCE(バイナンス)

出典:Binance

世界取引高1位を誇るバイナンスは、2019年1月31日にVISAとMASTERのクレジットカードおよびデビットカードで4つの仮想通貨が購入できるようになったことを発表しました。

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • ライトコイン
  • リップル

上記4つの仮想通貨が対象です。

クレジットカードでの購入からウォレットに反映されるまでには10~30分程度かかります。

また、クレジットカードでの決済には1回の購入につき、3.5%もしくは10ドルの手数料が発生します。

バイナンスは取り扱う通貨が非常に多く、数ある仮想通貨取引所の中でも世界最大級の取引所と言われています。

人気の高い理由は、取引手数料の安さです。

海外取引所は国内取引所と比べると全体的に取引手数料が安く、0.15~0.25%程度ですが、バイナンスはさらに安く、0.1%となっています。

Coinmama(コインママ)

出典:Coinmama

コインママはスロバキア発のベンチャー企業が運営していた海外取引所で、2018年以降、法律規制の影響から拠点をイスラエルに移動しています。

初回登録時は本人確認と電話番号認証が必要で、健全性の高い運営がされています。

コインママでは、クレジットカードを利用して8種類の仮想通貨が購入できます

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • ライトコイン
  • リップル
  • ビットコインキャッシュ
  • イーサリアムクラシック
  • エイダ
  • クアンタム

上記8つが対応している仮想通貨です。

コインママを利用した場合、購入代金に5%上乗せされた金額が請求されます。

1万円分の仮想通貨を購入した場合、1万5百円請求されるということです。

Changelly(チェンジリー)

出典:Changelly

チェンジリーはバイナンスとも提携している海外取引所で、運営元はチェコ共和国です。

ユーザー数は200万人を超えており、知名度は高いです。

取り扱う通貨数は100種類を超えていますが、クレジットカードで購入できる通貨は5種類です。

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • ビットコインキャッシュ
  • リップル
  • ライトコイン

上記5つの仮想通貨が対応しています。

クレジットカードで仮想通貨を購入するメリット

ここからはクレジットカードで仮想通貨を購入するメリットについて書いていきます。

いつでも、どこでも購入が可能

仮想通貨をクレジットカードで購入する最大のメリットと言えるのが、いつでも・どこでも購入が可能なことです。

24時間、365日いつでもネットショッピングのように購入することができます。

一般的には銀行振込で購入しますが、銀行振り込みの場合、15時以降に振込手続きをしたものについては入金反映されるのが翌営業日になります。

祝日などを挟んだ場合、さらに反映が遅れます。

また近くに銀行が無ければ振込手続き自体ができません。

それに対して、クレジットカードであれば外出先や海外で、近くに銀行に無かったとしても購入することが可能です。

また土日祝日でも、深夜帯でも即時反映されます。

仮想通貨の値動きは時として急激に変動します。

その急激な変動時に買いたいと思ったときに銀行振込では対応ができません。

いま買いたいと思ったときに即対応できるのはクレジットカード購入だけなのです。

現金決済に猶予がある

給料日前などで「現金」が手元にないと、銀行振込をすることは出来ません。

それに対し、クレジットカード決済は利用してから引き落としされるまでに日数が空きます。

「いま」手元に現金が無くても、後日引き落とし日までに引き落とし口座に現金を入金しておけば問題ないということです。

とはいえ、計画的な利用が前提条件であることをお忘れなく。

クレジットカード特典が付く

クレジットカードによっては、利用に応じて様々な特典を受けることができます。

利用額に応じてポイントやマイルが貯まるという特典もあります。

クレジットカード決済をする際には手数料がかかりますが、その分特典で還元されるという考え方もできるでしょう。

クレジットカードで仮想通貨を購入するデメリット

続いて、デメリットについて見ていきましょう。

対応している通貨が少ない

取引所によって異なりますが、クレジットカードで購入できる通貨は限定されています

ビットコインはどの取引所でも購入可能ですが、アルトコインは購入できるものとできないものがあります。

お目当ての通貨をクレジットカードで購入できない可能性があるということです。

手数料が割高

クレジットカードで仮想通貨を購入すると、取引手数料とクレジットカード決済手数料の2つの手数料がかかります

1回の購入だけであれば手数料の額もそれほど気になりませんが、何度も繰り返し購入した場合は、意外と高額になってしまうのが手数料です。

せっかく仮想通貨で利益を上げても、手数料によって減益される可能性があります。

すぐ売却・送金ができない

クレジットカード決済で購入した仮想通貨は、すぐには移動させることができません

ほとんどの取引所が規定を設けており、1週間程度待たなくてはいけません。

他の取引所に移動させたい場合や売却したいタイミングがあったとしても、見送らなければならないのです。

規約違反に注意

クレジットカードの現金化はクレジット会社の規約違反に該当します。

規約違反をした場合、使用を停止されます。

仮想通貨を初めから現金化する目的でクレジットカード購入すると、規約違反に該当する可能性があります

覚えておきましょう。

VISA決済できる「バンドルカード」とは

バンドルカードは、正式には「誰でも作れるVisaプリペイドカードアプリ」という名称で配布されているスマホ決済アプリサービスです。

スマホがあれば最速1分で作れるVisaカードと言われており、Visa加盟店での支払いに利用できるインターネット専用のバーチャルカードと、実際の店舗でもインターネットでも使うことができるリアルカードがあります。

バンドルカードはVisaカードの1種ですが、クレジットカードではなく、プリペイドカード機能の付いたスマホ決済アプリです。

バンドルカードの特徴

バンドルカードは、事前に金額をチャージして利用する仕組みになっています。

チャージする方法はいくつか存在し、

  • コンビニ
  • ATM
  • ネット銀行
  • ドコモ払い
  • ビットコインでチャージ

といったチャージ方法があります。

バンドルカードの利用方法

バンドルカードはクレジットカードではないため、手続きが簡単で、ID・パスワード・生年月日・電話番号の4つの情報で手続きが完了します。

また利用者の収入面の審査などが無く、年齢制限もありません

バンドルカードの決済専用アプリのダウンロード料金や年会費は無料のため、非常に使いやすい印象です。

ただし、リアルカードの発行に関しては300円の手数料が必要になります。

バンドルカード:誰でも作れるVisaプリペイドカードアプリ

バンドルカード:誰でも作れるVisaプリペイドカードアプリ
開発元:Kanmu, Inc.
無料
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今後国内取引所でクレジットカードで仮想通貨を購入できる様になるのか?

個人的見解になりますが、将来的にはクレジットカードで購入することが出来るようになると思います。

しかし、かなりの時間を要するでしょう。

取引所からすればクレジットカードで購入できれば、より多くの人が購入しやすくなると同時に現金より大きな金額を使用する可能性があるため、是が非でもクレジットカードを使用できるようにしたいと思っているはずです。

しかし今現在、日本だけでなく世界各国でも仮想通貨のクレジット購入が停止されていっている現状があります。

その大きな原因は、仮想通貨に価格暴落のリスクがあるからです。

クレジットカードで多額の仮想通貨を購入したとき、仮想通貨が暴落すると、利用者に大きな負債が発生し、カード会社への返済が出来なくなる可能性があります。

こうしたリスクを避けるため、日本をはじめ世界各国のクレジットカード会社は仮想通貨の購入サービスから次々と撤退しているのです。

取引所にとっても、クレジットカード会社にとっても、仮想通貨ユーザーがクレジットカードを使って仮想通貨を購入してもらったほうがメリットはあります

しかし、仮想通貨の価格が安定し、クレジットカード会社にとってのリスクが軽減しないと実現しないと考えています。

よって、今すぐ購入できるようになるわけではなく、将来的には購入可能になる可能性が高いと考えています。

結局クレジットカードで仮想通貨を購入するのはお得なの?損?

意見が分かれるところですが、利便性とクレジットカードの特典が付くことを考えると、クレジットカードで仮想通貨を購入することはお得だと言えます。

いつでも購入できるクレジットカードであれば、仮想通貨価格が上昇傾向の時にタイミングよく購入できる可能性が高まるため、利益を得る可能性も高まります。

また、仮想通貨を現金で購入したときは得ることがない、クレジットカード独自の特典も受けることができます。

クレジットカードにもよりますが、利用額に応じて付与されたポイントを現金として使用することもできます。

ただし、注意しなければならないのは手数料が割高になるという点です。

この点さえ気を付けていれば、クレジットカードで仮想通貨を購入したほうがお得で利益が上がる可能性もあると言えるでしょう。

ビットコインのクレジットカードでの購入に関するまとめ

クレジットカードでビットコインをはじめとする仮想通貨を購入することは、クレジットカード会社にとってリスクが大きいことから、特に国内取引所では利用できません。

しかし、仮想通貨ユーザーにとっては、クレジットカードでの購入は利便性が高いことから、解禁を望む声は多くなっています。

今後、仮想通貨市場全体の安全性や価格変動の落ち着きが見られれば、国内取引所でもクレジットカードでの購入が解禁になる可能性は大いにあるといえます。

引き続き、動向を見守っていきましょう。

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