
今後が期待される仮想通貨界で、代表的な存在といえばビットコイン(BTC)。
仮想通貨界の基軸通貨とも言われるほど、流通量や認知度は高いです。
比較的新しい市場の仮想通貨市場ですが、新しいことに次々挑戦をしている日本で有名な実業家、ホリエモンこと堀江貴文氏は仮想通貨界やビットコインに対してどのような見解を示しているのでしょうか。
未来を見据えて活動しているホリエモンが、ビットコインに対する期待とはどのようなものなのか、過去の発言や今後の期待感などを中心にお届けします。
今後のビットコイン投資の参考にしていただけたら幸いです。
ホリエモンのビットコインバブルに対する見解

出典:Coin Choice
独自の考えや、メッセージ性の高い発言が注目されるホリエモンこと堀江貴文氏。
これまで仮想通貨やビットコインに対する発言も、ホリエモンファンや、仮想通貨市場に参入している人に大きな影響を与えてきました。
ビットコインといえば、2017年後半から2018年初めにかけて起きた大きな価格上昇(ビットコインバブル)が歴史的にも大きな出来事です。
また、その後はビットコイン価格の暴落や金融量の規制などが話題となりました。
実業家であるホリエモンは、かつて起きたビットコインバブルや、その後の動きを経営者視点でどのように見ていたのでしょうか。
ホリエモンのビットコインバブルへの見解を振り返りましょう。
こんなもんじゃない
ホリエモンが運営する有料ブログでは、ビットコインや仮想通貨に対しての発言も発表しています。
まずは「もう2〜3年前ぐらい前からビットコインを扱う会社とかに投資している」というもの。
この発言を行ったのが2017年のことですので、その2〜3年前ということは2014年〜2015年頃からビットコイン関連に投資をしているということになります。
さらに前の2013年から投資を行っていたという話もありますが、ホリエモンはビットコインが世の中に知られる前から投資を行ってきたことになります。
その時期からビットコインなどに投資をしてきたホリエモンは、ビットコインバブルに対して
「うわぁと盛り上がったら、どーんと下がる時はあるけれど、10年スパンとか長期的なトレンドで考えると、こんなもんじゃねぇだろって思うんですよ。」
と語っています。
つまり、これまでに起きたビットコインバブルの勢いは、まだまだという見解を示しています。
2017年から2018年のビットコイン価格暴騰は世間に大きな衝撃を与えましたが、ホリエモンはビットコインの持つ可能性はもっと高いと見ています。
楽観視している
2018年に入ると、年初の価格高騰が嘘のようにビットコインの価格は暴落します。
一時は1BTC200万円を超えていましたが、2018年には1BTC40万円を割り込むほどの価格となることもありました。
ビットコインの価格下落に拍車をかけた、金融庁による仮想通貨取引所への業務改善命令や規制。
世間には仮想通貨やビットコインは信用できないというネガティブなイメージを与えました。
これによって仮想通貨市場からも多くの人が撤退することに。
これらの出来事に対してホリエモンは、自身の名前が入った「ホリエモン仮想通貨祭」で次のように発言をしています。
「楽観視している」
ビットコインに投資をしていた人たちは、肝を冷やしたり絶望をしている中で、ホリエモンはあくまで楽観視。
その理由として、FXを例に挙げていました。
FXのサービスが展開された時と、仮想通貨のサービスが展開され始めた時と状況が似ているとしています。
新規の市場では、問題が発生し、その後に規制が入って業界が再編されるという流れが繰り返されると発言。
2018年の仮想通貨界もかつてのFX界と同じように、成長していく段階での規制のため、通らなければいけない道と結論付けています。
仮想通貨市場が発展していくためには必要な過程のため、世間はネガティブイメージを持っていた金融庁の規制の流れはホリエモンにとっては楽観視でOKということでした。
ビットコインに対するホリエモンとひろゆき氏の見解は
ホリエモンといえば、元2チャンネル管理人のひろゆき氏との対談が注目されます。
雑誌での対談や、ホリエモンが運営するYouTubeチャンネルのホリエモンチャンネルなどでの2人のトークは、様々な人に大きな影響を与えています。
ホリエモンとひろゆき氏が、かつてホリエモンチャンネルで仮想通貨やビットコインについて言及していましたので、話題の2人がどのような見解を示しているのか見ていきましょう。
本を読んでも手遅れかもしれない
自身のメルマガに寄せられた質問に答えていくYouTubeのホリエモンチャンネル。
かつて、そのホリエモンチャンネルにひろゆき氏が出演した際に、ビットコインを支えるブロックチェーンについての質問がピックアップされたことがありました。
ブロックチェーンについて質問されたホリエモンは
「本一冊分の質問をしないでください」
「”マネー国家と僕らの未来”とか”ブロックチェーンの衝撃”って本を読むと良いよ」
と、具体的な著書名を明かしながら質問に答えていました。
この回答を隣で聞いていたひろゆき氏は
「本を読んでも手遅れかもしれない」
と自身の見解を明かします。
その理由として、次々と変化していくブロックチェーンの状況は、執筆から翻訳まで最低でも1年はかかる書籍の情報では追いきれないと挙げていました。
ホリエモンの人に質問する前に本を読んで勉強しようという回答も頷けますし、ひろゆき氏の本だけの情報では追いきれないという理由も頷けます。
どちらの意見も頷けますが、2人の共通した意見としては、本を読めばわかることを質問するするなということ。
ビットコインなどの基本的な技術に関しては、本を読むなり情報を集めるなどして自分でまず勉強してほしいとのことでした。
ホリエモンが保有するビットコインの量
ビットコインバブルの勢いはこんなもんじゃないという発言や、規制の流れは業界の発展のためには避けて通れない道との見解を示していたホリエモンですが、実際にビットコインはどれくらい持っているのでしょうか。
実際にホリエモンが自身のビットコインの保有量を発言したということはありません。
しかし、2018年7月7日に行われた「ホリエモン仮想通貨祭」で、気になる発言をしていました。
それはイベント内で、日本ブロックチェーン協会アドバイザーの大石哲也氏と対談した時のこと。
ホリエモンは友人からもらったビットコインでイーサリアム(ETH)のクラウドセールに参加しましたが管理・保管するための「秘密鍵」を失くしてしまい、資産を取り出せない状態になっていると明かしました。
イーサリアムのクラウドセールは1BTCで2,000ETHで、1ETHはおよそ300円でした。
2019年4月現在の価格は約18,000円前後になっており、およそ60倍の価格です。
友人からもらったビットコインがどれくらいの数量なのかはわかりませんが、イーサリアムのクラウドセールが行われていた時のビットコインは1BTCが60,000円ほどでしたので、実業家仲間の友人だと仮定すれば、結構な量という予測もできます。
仮に10BTC(当時の60万円分)をもらっていたとすれば、3,600万円分のイーサリアムということになります。
ビットコインの保有量ではありませんが、大きな資産を取り出せない状況になっていることが想像できます。
それでも全然動揺しないところがホリエモンらしさとも言えますね。
ビットコインの今後をホリエモンはどう見ているのか
様々な発言が注目を集めるホリエモンですが、ビットコインの今後についてはどう見ているのでしょうか。
今後のビットコインに対するホリエモンの発言を見てみましょう。
ある日突然使われるようになる
ホリエモンは今後ビットコインが生活の中に入ってくるタイミングについて言及しています。
2019年4月現在は、ビットコイン決済を取り入れている店舗やサービスは決して多くはありませんが存在しています。
しかし、一般的というレベルには達していません。
そのような状況に対してホリエモンは
「ビットコイン(仮想通貨)が日常で使われるようになる瞬間は、ある日突然訪れるだろう」
と語っています。
中国など海外でキャッシュレス決済が進んでいることを例に挙げ、まだまだ現金主義の日本が世界的なキャッシュレス時代に入ってくる2020年〜2021年頃に突然ビットコインが使われる時代がくると予想しています。
キャッシュレス時代の到来と同時にビットコインが世の中の生活に浸透していくものと見ているので、まだそこまで浸透していない今の時期に仕込んでおくということも言えそうですね。
決済手段が全てビットコインに置き換わる可能性がある
「世界の特定の国では、決済手段の全てがビットコインに置き換わる可能性がある」
とホリエモンは語っています。
ベネズエラやジンバブエなど、政府への信頼が落ちている国、ハイパーインフレが起きている国を例に挙げ、自国通貨の信頼を失っている国では、ビットコインが決済手段として取って代わる可能性もあるとの見解を示しています。
実際に、経済危機が起きた国々では、そのタイミングでビットコインの購入が進み価格が上昇するという過去がありました。
そのため、現在や今後の経済に不安がある国では、ビットコインが支持される可能性も。
今後の経済次第では、ビットコインを支持する人たちがさらに増えてくる可能性があるとホリエモンの発言から受け取れます。
大企業が参入してくる
ホリエモンはビットコインだけでなく、ビットコイン関連企業に投資をしたと発言していました。
ビットコインだけでなく、ビットコイン関連のビジネスに対しても次のような発言をしています。
「少なくとも、大企業が(ビットコインなどの)事業展開をして攻めて来ることになるだろう」
ビットコイン関連の企業といえば仮想通貨取引が目立っていますが、今後は大企業がビットコインを利用したサービスに参入をしてくるとの見解を示しています。
一時的に信用を失っているビットコインですが、大企業が参入してくるとなると信頼度は上昇。
信頼度が上がれば需要も上がりますし、大企業がサービス展開をしていけば、さらなる需要の増加が期待できます。
実業家のホリエモンがこのような発言をしているので、どの大企業がビットコインサービスの展開をしてくるのか注目です。
ベーシックインカムをビットコインで実現
ホリエモンチャンネルで現在や未来の福祉に関しての話題になった時のこと。
「ベーシックインカムもビットコインがあれば一発なんだよね」
このような発言をしています。
保育園の不足や子どもをもつ母親に対する支援の話で、子ども保険という制度があった方が良いという考えには賛成していますが「保険」というものには抵抗があるとしています。
その理由として
「保険は不正の温床になりがちだから嫌だ」
との見解を示しています。
この不正を解消するために、マイナンバーと紐づけをしてビットコインで支給をすれば不正ができない、そして面倒な手続きなども解消されると提案。
ビットコインが手当や保険の世界に進出する未来を思い描いています。
まとめ
今回はホリエモンこと堀江貴文氏のビットコインに関する発言をお届けしてきました。
まだビットコインが世間に認知される前から投資をしており、また、ビットコインに関連する企業にも投資をしているホリエモン。
今後、ビットコイン決済が突然生活の中に浸透してくるという見解は興味をそそられるのではないでしょうか。
予測の中では、ビットコインが生活に溶け込んでくるのは2020年から2021年とのことですので、東京オリンピック前後がその時を迎えるということです。
現在が2019年ですので、来年か再来年にはビットコイン決済が当たり前の世の中になるかもしれません。
使われるようになれば需要が増え、価格が上昇しやすくなります。
そう考えると、まだ認知度の低い今のうちに少しずつビットコインを買っておくというのも1つの投資手段として有効と言えるでしょう。
今後の生活とビットコイン、そしてホリエモンの発言に注目です。