仮想通貨を扱うのに長けている人物や分析に優れた人物がネット上で自らの見解や仮想通貨の推奨銘柄を紹介するという場面が増えてきています。
基本的にそれだけならば問題はないのですが、紹介したうえで販売まで行ってしまうと様々な意見を浴びせられたり、時に多くのトラブルを抱えるということも少なくありません。
今回、この仮想通貨の販売を手掛けて非常に評価を落としてしまっている仮想通貨投資家の佐々木啓太氏にフォーカスし、その人物像や経歴、仮想通貨の分析について紹介していきます。
これを読めばきっと、今集団訴訟問題や仮想通貨の未配布で渦中にある佐々木啓太氏について知ることができるのではないでしょうか。
佐々木啓太氏とはどんな人物?
インターネットビジネスを中心に活動し、月収は1億円
佐々木啓太氏は仮想通貨の投資や販売を手掛ける人物です。
プロフィールから情報を参考にすると、月収1億円の起業家であり、1ヶ月で売り上げ12億円と7億円を超える利益を出したという実績があると公言しています。
主な事業として、アフィリエイト、セミナー、コンサルティングと言ったものを行っており、インターネットのビジネスを中心に活動している男性です。
ICO購入者から強い批判を受けている
ただし、実際に行っていることは見境なくICOと呼ばれる企業や組織がトークンと呼ばれるもの(多くの場合仮想通貨を指す)を電子的に発行して、公衆から法定通貨や暗号通貨の調達を行う事案を紹介し、トークンを上場前に購入させることで、購入者から強い批判を受けている人物でもあります。
また、以前は日本革命プロジェクトという案件で、1万円を用意できる人全員が、1年以内に最低5194万円以上の利益を手に入れることができるというプロジェクトを立ち上げており、一説には100人ものメンバーを集めたとされています。
その内容としては「リッチバースメカニズム」と呼ばれる仮想通貨で稼ぐ手法によってそれを達成させるとしていました。
ネットでは疑惑のある人物として知られている
しかし、具体的な手法については触れられておらずサポート体制も不十分であったことや、特定商取引法に基づく表示に基づき記載されていた法人名の株式会社クリエイティブナレッジ(東京都 渋谷区本町4-8-17)という企業もホームページがないなど、存在にやや不透明な所があることから疑惑が持たれていました。
このように様々な疑惑がもたれている人物としてネットでは知られているのです。
佐々木啓太氏の経歴
1991年宮城県生まれで、キャリアのスタートはホスト
佐々木啓太氏は、1991年宮城県生まれです。
仮想通貨の世界とそこまで密接な関係のない宮城県で生まれた佐々木啓太氏は、詳細な経歴がはっきりとしないところがありますが、キャリアのスタートはホストです。
最初の事業は情報商材の販売
ホストとして人との接し方や話し方、人を惹きつける魅力を磨いた後に起業を行いました。
当初は情報商材を販売する事業を行っていました。
その事業は、LINE300プロジェクトというLINEIDやメールアドレスを買いとるもので、LINEを30ID集めるということを参加者に依頼し、無理なら佐々木啓太氏本人のIDを使ってもいいというものになります。
更にこのIDを業者に売ることで儲け、集めたIDで自分はセールスを行うということで儲けるというものでした。
これはメールアドレスでも同様のことが行われていたことがあり、それをLINEで行ったものになります。
同様の手法で LINEインフィニティ倶楽部を行いました。
仮想通貨ビジネスの紹介を始め、運用も開始
これらである程度の実績を作ったのち、日本革命プロジェクトという仮想通貨を使った冒頭のビジネスを紹介します。
こういった話をセミナーで話し、更に講演料などを取るという手法で資金を貯め、仮想通貨の運用などを行っていきました。
これ以外にもミリオネア養成ファミリーという会員のページなどを開設し、会費を取ることで収入を得るなど、本業というよりはセミナーや情報商材を売って収益を上げることを行っており、こういったものの一環として仮想通貨分析をしています。
そして様々な未公開の仮想通貨の販売代行を行い収益を上げているのです。
現在はマレーシアに在住し、情報発信している
現在は日本ではなくマレーシアに在住し、そこから様々な情報を発信しています。
このように佐々木啓太氏はホストからネットの情報商材の販売業に転身し、そこから仮想通貨の投資や販売を行っているという経歴の持ち主です。
佐々木啓太氏の仮想通貨分析はどう?
佐々木啓太氏は、You Tubeを通じて様々な情報を発信しています。
BitMEXのメールアドレス流出問題
BitMEXのメールアドレス流出問題について話をしています。
仮想通貨取引所の不祥事は直接仮想通貨の相場には影響を与えないなど、自分の分析をきちんと行っています。
法定通貨が仮想通貨の仕組みを使って運用を開始したら仮想通貨は長期的に価値が下がるといっていますが、共存はしていくと話しています。
ガソリン車と電気自動車が共存するような可能性について触れており、比較的分かりやすい例えを出して説明しています。
主にリップル、イーサリアム、ネムを推奨
佐々木啓太氏自身は、主にリップルや、イーサリアム、ネムを推奨しています。
FXなどで利用されているリスクリワードと呼ばれるリスク管理の手法(平均の儲け額と平均の損失額を計算して出す、リスクの大きさを測る方法)を出している傾向があります。
怪しい仮想通貨をひたすら紹介していたことがありますが、最近は無難な仮想通貨を紹介し、分析を行っているという傾向があります。
佐々木啓太氏は昔集団提訴されたことがある?
佐々木啓太氏は集団提訴(集団訴訟)されたことがあります。
現在もその訴訟は行われているというのが現状です。
LINE関連
集団訴訟の1つ目は、かつて行っていたLINEでの収益を上げる方法で受講した利用者が十分な収益を上げることができなかったという理由で集団訴訟になっています。
日本革命プロジェクト関連
2つ目は、日本革命プロジェクトに関する訴訟です。
最低でも年収5194万円を稼がせると誘い小学生でも可能と謳っていたにもかかわらず、実際には困難なものであったこと、そして稼げなければ全額返金保証でノーリスクと謳っていたにもかかわらず、問い合わせを行っても返金されないということで返金を求めて集団提訴が起こっています。
仮想通貨関連
さらには、もう1つ集団訴訟が起こりそうなものもあります。
それは仮想通貨関連です。
佐々木啓太氏は様々な仮想通貨を紹介していますが、いずれも上場してすぐに価値を失っていたりや立ち上げて事前の販売を行ったものの上場されていないという状況なのです。
これ以外にも、詐欺案件であったウィズコインをYouTube上で大々的に推奨していたことから、この案件にも大きく関わっていた可能性が高いです。
そのため被害者の矛先が佐々木啓太氏に向かう可能性があり、今後の集団提訴に発展する恐れがあります。
佐々木啓太氏の評判
佐々木啓太氏の評判についてTwitter上のツイートをいくつか紹介し、まとめました。
#松山光市 #清水聖子 #佐々木啓太 #泉忠司 #二谷誠 #瀬尾恵子 等、私も記事にしている人物が複数存在しますが同じような手法で詐欺的行為が繰り返されています。悪質なのは「詐欺では無い」事です。彼らも馬鹿ではありません。くれぐれもご注意ください。
▼仮想通貨ポリスhttps://t.co/cOIAVU84ZC pic.twitter.com/Dz6lvHCvmZ
— 仮想通貨ポリス (@C_C_Police) 2019年6月11日
プレセール高額ピンハネやプレセールのトークンを未配布するなど完全に詐欺師と認定され、関わった仮想通貨などの案件は詐欺であると指摘している意見があります。
そして僕の周りの話をさせて頂くと。
動画のプロフェッショナルとしてクオリティを上げようとしたり、勉強したり、意見交換をする人が少なすぎて絶望します。大川さんのYouTube見てるほうがよっぽどいい。
仮想通貨は勉強中です、毎朝YouTubeとサロンをにらめっこ。#大川優介#佐々木啓太— kazutotaka (@kazutotaka1113) 2019年6月9日
YouTubeはためになるという意見も少数あります。
かの有名な仮想通貨ユーチューバの佐々木啓太氏がTwitterに幼い息子の写真あげてるけど
パパの騙した金で食う離乳食美味すぎてワロタww
に見えて仕方ない。もちろん子供に罪はないが#佐々木啓太
— 撃落ちくん (@atsumeyou_coin) 2019年1月16日
詐欺師として断罪しており、子どもの写真に対しても穿(うが)った見方をするようになったという意見があります。
基本的に詐欺師というレッテルを貼っている意見が多く、良い評判は殆どありませんでした。
基本的な詐欺手法として仮想通貨のプレセールに関わり、本来の金額に比べてかなり法外な値段で販売を行うと言ったものの他、入金をしても仮想通貨を配布しないといった詐欺行為もありました。
ここでは紹介しませんでしたが、弁護士事務所も救済に乗り出すなど非常に悪質で評判が悪いというのが佐々木啓太氏のTwitter上での評価です。
佐々木啓太氏のまとめ
佐々木啓太氏はかつてLINEなどを使った情報商材を販売し、現在は仮想通貨の投資を中心とした活動を行っています。
情報商材に関しては現在も集団訴訟を起こされており問題を抱えているだけでなく、仮想通貨を勧めてその通貨を配布しなかったり上乗せした金額で販売するといった行為でも評判を落としています。
さらに、詐欺案件であったウィズコインにも関わっている疑惑があることから、疑惑の人物と言えるのではないでしょうか。