
国産生まれのモナコインですが、日本では根強い人気があることから、やはり気になるのは今後の将来性ですね。
結論から言えば、モナコインのコミュニティが活発であることから、2018年までは価格上昇の期待ができたでしょう。
しかし、2019年以降になると仮想通貨全体の低迷と共に、モナコインのコミュニティが相次いで閉鎖、あるいは徹底していることから徐々に雲行きが怪しくなってきていますね。
では、2019年3月以降にモナコインの今後の将来性は明るいのか。
それとも投資対象から外した方が良いのか。
個人的な解説や評判、そして暴落要因を含めて詳しく解説しますから、モナコインの今後の参考にして下さいね。
モナコイン(MONA)とは
国産の仮想通貨としても注目を集めるモナコインですが、日本では巨大掲示板サイトとして有名な2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)の「ソフトウェア板」において、Mr.Watanabe(わたなべ)氏によって開発されています。
時価総額ランキングでは100位前後を行き来している通貨です。
100位前後と聞くと大したことがないと思う人がいるかもしれませんが、2000を超える数の仮想通貨のうちで100位前後ということは上位の約5%に入っているということで、決して悪い結果ではありません。
モナコインは2013年の12月にベータ版がリリースされましたが、すぐにリセット。
その後2014年1月1日に正式リリースされ現在に至ります。
公式サイトからウォレットを作成するとMonacoinネットワークへの参加が可能。
また、P2P(複数の端末間)通信ですので、ビットコインなどと同じように管理者は存在しません。
モナコインはライトコイン(LTC)をベースに作られており、発行量上限は1億512万MONA。
ブロック(情報が格納されるデータ)の生成時間は平均90秒で、1ブロックにつき50MONAの採掘報酬が与えられる仕組みになっています。
通貨名であるモナコインの「モナ」の由来となったのは、2ちゃんねるが発祥のアスキーアート(文字や記号などのプレーンテキストで表現されたもの)の人気作「モナー」からきています。
仮想通貨には、それぞれ使用用途があります。
モナコインはコミックマーケットや、Web媒体を中心としたリアルタイム投げ銭などに用いられている他に、決済手段として活用されています。
今後はキャッシュレスの時代に変化していくと見られており、決済手段としての能力を持っているモナコインは今後の決済手段の一つとして普及が期待されています。
実際に東京秋葉原を中心に、決済手段として導入している企業や店舗が存在。
また、国産の仮想通貨として応援している人や、根強いファン、コミュニティがあり、投資対象としても今後が期待される通貨の一つです。
モナコイン(MONA)はなぜ価格が暴落したのか
2018年1月のモナコイン暴落原因:コインチェックでのハッキング
最高値約2400円の価格を付けていたモナコインですが、仮想通貨バブルの終わりとも言われるコインチェックのハッキング事件に巻き込まれて価格が暴落しています。
コインチェックでのハッキングが無ければ、モナコイン保有者の多くがモナコインの今後に明るい未来を描いていたかもしれませんが、1ヵ月後の2月には約700円まで暴落。
今思えばまだこの時のモナコインの価格はまだ良かったのかもしれませんね。
2018年3月のモナコイン暴落原因:金融庁による仮想通貨取引所の行政処分
モナコインが購入できるとして、多くのモナコインの取引が行われていたビットバンクを含む計7カ所の国内取引所が金融庁から行政処分を受けたことにより、仮想通貨全体の価格に影響が。
もちろん、モナコインもその反動を受け徐々に価格が暴落。
2月時点で約700円の価格を推移していたモナコインの価格も、4月の終わりには約300円まで暴落してしまいました。
2018年6月~9月の暴落要因:仮想通貨全体の価格下落とMonappyハッキング事件で暴落
2018年6月からは仮想通貨全体の価格が下落する共に、モナコインの価格も下落し6月始めに約400円の価格を付けていましたが、9月の終わりには約120円まで下落しています。
この時期にモナコインに最も影響あった価格暴落の原因はやはり「Monappy」のハッキング事件でしょう。
モナコインのウォレットサービス「Monappy」のハッキング事件
2018年9月2日に起きたモナコインのウォレットサービス「Monappy」がハッキングにより、モナコインの価格が下落。
Monappyのハッキング事件はすでに収束しているものの、サーバーの脆弱性を狙ったハッカーの仕業でした。
Monappyが管理していたホットウォレット内にある約10万ちかいモナコインがハッカーによって不正送金され、約8000人のモナコイン保有者に影響が出るまでに。
このことからモナコインへの不信感が募り、160円だった当初の価格も120円まで下落することになりました。
※現在Monappyは再開しています。
2018年10月~2019年3月の暴落要因:仮想通貨全体の価格が暴落していることの影響
2018年10月には120円推移していましたが、年末に近づくにつれて価格も大きく下落。
年末前にモナコインの価格が大きく高騰したものの、2019年3月時点では約50円を推移しています。
2018年初頭のモナコインの価格が約2400円でしたから、約48倍も暴落しているモナコインを見ると、多くの人が仮想通貨から撤退していることが分かりますね。
2018年年末にモナコインの価格が大きく高騰した原因については下記の記事をご覧下さい。
2019年のモナコイン(MONA)の今後の価格はどうなる?
上記のビットバンクの取引画面ですが、2019年3月時点では約55円辺りを推移していますね。
しかし、ビットバンクの取引画面ばかりを見ていると分かりませんが、モナコインが上場している全体の仮想通貨取引所を見ると約55%が日本円で取引されています。
また、コインマーケットキャップの2019年3月13日の取引量を見ると、約36%がBTC建てで取引されていることから、モナコインの価格が今後上昇するには、やはりBTCの価格が大きく影響することになるでしょう。
逆に日本円で多くの取引がされているモナコインですから、日本国内でモナコインに関する大きなニュースが出れば一気に高騰する可能性もありますね。
モナコイン(MONA)の機能から見る今後の将来性
国産の仮想通貨として、投資対象としても実店舗などでの決済方法としても注目を集めているモナコインですが、今後はどうなのか、将来性についてお伝えします。
2019年3月現在、仮想通貨界はまだ低迷期の真っ只中と言えます。
価格だけを見ると、盛り上がりを見せていた2017年後半から2018年前半よりも大幅に下がってはいますが、復活の兆しも見え始めています。
以前起きた仮想通貨価格の上昇は期待だけの投機的な価格上昇でした。
しかし、モナコイン決済ができる店舗が載っているMONAMAPを見てもらうとわかりますが、全国各地でモナコイン決済ができる店舗やサービスが着実に広がっています。
これまでは実態のない状態での価格上昇でしたが、決済ができる店舗が広がっているという実態があるため、今後モナコイン決済を取り入れる企業が増えてきてもなんらおかしくはありません。
また、東京・秋葉原もそうですが、日本には外国人観光客が増えています。
海外旅行経験者はわかると思いますが、通貨の両替がとても面倒です。
それがモナコインをはじめとする仮想通貨決済が増えることで、外国人観光客にも支持される可能性があります。
2020年には東京オリンピックも控えていますので、多くの外国人観光客の支持をえられる可能性がモナコインにはあると見て良いでしょう。
国内仮想通貨取引所の一つであるCoincheck(コインチェック)では、モナコインの取り扱いはまだ行っていませんが、人気通貨のチャット機能がリリースされ、その中にモナコインが入っています。
これはCoincheckへの上場の可能性が少なからず生まれたという見方も。
取引所としては人気の通貨を上場させて取り扱いたいでしょうからね。
Coincheckは問題のあった取引所ですが、現在はセキュリティを強化して再開をしている仮想通貨取引所の老舗的存在なため、今でも利用者は多く、モナコインが上場されれば取引量も上がってくることに。
まだまだ価格的には低空飛行を続けている仮想通貨界ですが、モナコインは決済手段としての実態がありますので、今後の広がりに期待したいところです。
投資対象としても国産の仮想通貨として、仮想通貨の中では日本人受けしやすいため、セキュリティなどの問題が解決されれば、モナコインに投資をする人も増えてくるはず。
決済手段としても投資対象としても、モナコインは今後の動きに注目をしていきましょう。
モナコイン(MONA)の今後に関する人々の評判・口コミ
当筆者であるトリビアの泉くんですが、やはりこの1記事だけではモナコインの今後に不安を覚えるでしょう。
ここからは、モナコインの今後について語る人々の評判を見ていきましょう。
やはり根強いモナコイナーことモナコイン保有者は、モナコインに大きく期待を寄せているようです。
来年は東京オリンピックにBTC半減期を迎えますが、日本初の暗号通貨モナコインも今後どうなるか楽しみです。オタク、マニアの分野で今後使われていく事をモナコイナーとして見守っていきます。 https://t.co/saes3IWFPl
— 空咲鳥葵(skybird) (@sorazaki_chouki) 2019年3月4日
モナコインの普及に大きく関係してくるのは、異端児コインチェックか。
コインチェックへのモナコイン上場があれば、今後モナコインの価格は上昇しそうですね。
面白いですが
取り扱い通貨をもう少し増やしてほしい
モナコインは将来可能かもしれませんが
IOTA AIDA NEO ステラなども上場させていただきたいです— マジック (@GeHZnPI7tPqApSE) 2019年3月11日
投資の世界では誰もが注目していない時に仕込むのがやはり将来的に大きく稼ぐ方法の1つですね。
モナコインも今や草コインの部類に該当しますから、入念にモナコインの信頼性をチェックしていく必要性がありますね。(国内だけではなく世界的に見た普及の可能性など)
草コインではリップル、ネム、リスク、モナコインなど安価に購入できるコインが揃っています。ビットコインの下落に合わせて草コインも価格を下げましたが、それだけに仕込み時と考えることもできるでしょう。
— 仮想通貨投資で億り人 (@KansukeEvern360) 2019年3月9日
モナコインの評判を見る限りだと、モナコインに期待する声は少なからずあるようですね。
しかし、2019年以降は独自性のある仮想通貨が生きのこっていく可能性が高いですから、モナコインが将来的に世界の仮想通貨取引所に上場をし、多くの人々に使用されていくのは入念に調べてから投資をするようにしましょう。
モナコイン(MONA)が購入可能な国内取引所
まだモナコインの価格上昇が期待できるモナコインの今後ですが、日本人による取引が多く行われていることから、国内取引所には3か所の取引所に上場しています。
もちろん海外取引所にも上場していますが、この記事を見ている人は日本人だと思いますから、ここでは国内取引所について紹介しますね。
bitbank(ビットバンク)

出典:bitbank
まずは、モナコインの取引量が最も多いビットバンク。
モナコインの取引量の約70%がビットバンクで売買されていることから、「モナコインを購入するならビットバンク!」とも言えますね。
また、モナコインの価格が高騰した2018年12月では約95%のモナコインの取引がこのビットバンクでされていましたから、やはりモナコインを購入するならビットバンクとも言えますね。
ビットバンクは世界のセキュリティランキングの中でも、国内トップクラスです。
その他の特徴も多く存在しますが、詳しくは下記の記事をご覧下さい。
Fisco(フィスコ)

出典:FISCO
国内では最も多くのアルトコインの取引ができるザイフと提携したフィスコ取引所ですが、やはり特徴的なのは大企業としての安定性でしょう。
多くの仮想通貨取引所が仮想通貨の低迷により撤退を余儀なくされている為、資金力のある大企業が運営している仮想通貨取引所はやはり安心です。
ビットバンクに比べてモナコインの取引量は少ないものの、フィスコ取引所でないと購入できない仮想通貨もある為、ビットバンクに万が一のことがあった時様に登録しておいて損はないでしょう。
モナコイン(MONA)のまとめ
国内では根強い人気のあるモナコインですが、海外から見るとまだまだ普及していないのがモナコインとも言えますね。
とはいえ、モナコインには独自性の高い投げ銭機能や使い道が多くある為、今後モナコインが無くなることは無いでしょう。
また、モナコインの価格が今後上昇する要因はやはりビットコインなどを含む仮想通貨全体も含んでいきますから、モナコインだけに限らず全体のニュースをチェックしておきましょう。