
暗号資産の取引所は、取引を行ううえで欠かすことが出来ない存在です。
その一方で取引所は沢山存在していて、どこを利用すれば良いのかわかりにくい状況であることは間違いありません。
今回は数ある取引所の中から「BTCネクスト」の特徴について触れていきます。
BTCNEXT(BTCネクスト)取引所のwiki的基本情報

出典:BTCNEXT
仮想通貨取引所名 | BTCNEXT(BTCネクスト) |
独自トークン有無 | BNXコイン |
開設月 | 2019年6月 |
運営会社 | BtcNext Company Ltd |
取引所がある国 | カガヤン経済特別区(フィリピン) |
公式ホームページ | https://www.btcnext.io/ |
日本語対応 | 〇 |
日本人対応 | 〇 |
取扱銘柄数 | 10種類以上 |
@BTCNext_xchange | |
@MyBTCNext | |
btcnext.official | |
LINE@ | https://line.me/R/ti/p/%40btcnext |
- | |
YouTube | - |
TelegramID | BTCNEXT |
BTCNEXT(BTCネクスト)取引所とは

出典:BTCNEXT
BTCネクストは、基本的に通常の暗号資産取引所と同じようなものであると捉えてしまって問題はありません。
もしかすると、暗号資産という表現がまだ身近でない方も居るかもしれませんが、仮想通貨の事を暗号資産と呼ぶようになっただけですので、要するに仮想通貨取引所のことを指しています。
2019年6月にオープンしたばかり
BTCネクストは仮想通貨ブームが過ぎてから、積極的に情報を収集していない人にとっては聞きなれない取引所かもしれません。
というのも、2019年6月に正式オープンしたばかりの取引所だからです。
まだまだ知名度は低いと言えるでしょう。
ノアプロジェクトが設立した取引所
BTCネクストはノアプロジェクトによって設立された取引所となっています。
設立の際には、フィリピンとエストニアにて、暗号資産の取引ライセンスを取得しているきちんとした取引所です。
BTCネクストではビットコイン、ビットキャッシュ、リップル、イーサリアムといった有名どころの暗号資産が扱われています。
ノアプロジェクトが設立したわけですから、もちろんノアコインの取り扱いもあります。
暗号資産の取り扱いは多いとは言えませんが、主要な暗号資産は一通り揃っていると考えて良いでしょう。
BTCネクスト取引所とノアコインの関係性
BTCネクストはノアプロジェクトの一環
BTCネクストは既に書いた通り、ノアプロジェクトによって設立されています。
つまり、BTCネクストもノアコインもノアプロジェクトによって作られたものであり、プロジェクトの一環であると言えます。
つまり、この両者の関係は非常に深いものとなっているわけです。
そもそもノアプロジェクトとは、フィリピンの社会問題の解決を目指すという大きな目標があります。
フィリピンの有志が集まって発足されたプロジェクトで、ノアコインによって海外送金の手数料といった経済的な問題を解決しようとしているのです。
暗号資産を用意し、そして取引所も用意するというのは当然の流れとも言えるでしょう。
2019年8月末で旧ノアコインは消滅する
また、ノアコインは旧から新へ変更があります。
2019年8月末日で旧ノアコインは消えてしまう事になっており、新ノアコインを手にするためには一度BTCネクストに送る必要があります。
このためノアコインのホルダーは基本的にBTCネクストを利用する事になります。
BTCネクストとノアコインは母体が同じというだけでなく、利用していくうえで密接な関係があるというわけです。
BTCNEXT(BTCネクスト)取引所の特徴

出典:BTCNEXT
ユニオンペイと業務提携
ユニオンペイとの業務提携は、BTCネクストの最も特徴的な部分と言えます。
ユニオンペイは中国のサービスで、デビットカードのようなものと考えておけばおおよそ問題ありません。
中国ではクレジットカードが一般的ではなく、クレジットカードの代わりにこのようなサービスが利用されています。
そしてデビットカードのようなサービスのユニオンペイとBTCネクストが業務提携をしたという事は、BTCネクストの利用者はカードを発行してチャージすればユニオンペイの加盟店で買い物をしたり、対応しているATMで法定通貨を引き出したりといった使い方ができるようになるわけです。
加盟店は世界各国に多数あり、日本でもコンビニや家電量販店などで利用できます。
暗号資産といえば、投機対象であって実用面ではまだまだ不便という見方が多かったと思いますが、実際に使えるというのは非常に大きなメリットになりえます。
万全のサポート体制
BTCネクストでは24時間サポートを宣言しています。
どれだけ注意していてもトラブルが発生する事はありえますから、いつでもサポートを受けられるというのは非常に心強いです。
海外の取引所では英語が必須なこともありますが、日本語でのチャット対応も可能です。
取引所自体はメンテナンスが多いのですが、サポートについてはTelegramというメッセージアプリを利用するため、とくに問題なく行えます。
ハッキング対策のコールドウォレット
取引所のハッキングのニュースは度々取り上げられています。
取引所では大金を扱うわけですから、当然ハッキングリスクは存在します。
BTCネクストでは、コールドウォレットを利用することでリスクを最小限にしているようです。
コールドウォレットはインターネットから切り離された状態のウォレットの事で、切り離されているわけですからインターネットを介した攻撃で盗むことはできません。
ハッキングにより暗号資産が盗まれるという事件のほとんどは、インターネット接続されたホットウォレットでの被害です。
独自トークンのBNX
BTCネクストでは独自のトークンを発行しています。
仮想通貨取引所バイナンスのBNBのようなものです。
BNXを保持すると、取引手数料の50%割引での支払いといった単純に嬉しいものから、独自のイベントへの参加などができます。
所持しておくだけでエアドロップが自動で受け取れるなどのメリットもあります。
また、BNXでのみ購入できるイベントのチケットなどもあり、現時点でも特典は多岐にわたります。
BTCネクスト、ノアプロジェクトに関心があり、積極的にコミュニティに参加したい人にとっては独自トークンであるBNXは無視できない存在です。
またBTCネクストのエンジェルトレーダーになるためにはBNXをたくさん保持する必要があるようです。
BTCNEXT(BTCネクスト)取引所を利用する際の注意点
後発の取引所なので利用者が少ない
世界中に暗号資産取引所はたくさん存在しています。
その中には非常に有名で利用者が多い取引所もあり、利用者が多いという事は取引が成立しやすいということでもあります。
そういった大手の取引所と比較してしまうと、どうしても後発なだけあって利用者数は少なくないのが実情です。
そのような理由から、他の取引所でのトレード経験がある人にとっては思った通りに取引が成立しないという事もあるかもしれません。
メンテナンスでつながらない事も
まだまだ改善している途中のようで、WEBサイトのメンテナンスなどがそれなりの頻度で行われているようです。
使いやすくしてくれるのは非常に良い事なのですが、メンテナンス中はもちろんサービスを利用する事ができません。
暗号資産を扱う以上、安全性や利便性の向上という課題は避けて通る事はできませんが、あまりにも頻繁にメンテナンスを行っているというのはマイナス評価をされても仕方がありませんし、取引所としては致命的な欠点になりえます。
利用する際には、そういった部分も念頭に置いておいた方が良いでしょう。
暗号資産の取引は自己責任
暗号資産の取引には常にリスクが伴います。
これはBTCネクストだけの話ではなく、どんなに良い取引所を使っていても価値が変動することは避けられません。
取引において損をする可能性は常にある事を忘れないようにしましょう。
BTCNEXT(BTCネクスト)取引所の評判(口コミ)
■ BTCネクストのウォレットは非常に見やすく分かりやすいデザインをしている
一方で取引画面は使いにくく改善の余地があり、大手の取引所と比較するとまだまだ。今後の改善に期待。
BTCNEXT ウォレットの見せ方は、
直感的にわかりやすいしデザイン的にもカッコいい。悪くない。
しかし、取引画面はイマイチ。
使いにくいんよね。
とこがダメか一覧にして郵送したい。
急いで作ったから仕方ないのかも知れんけど。これからに期待。
インターフェースの使い易さが取引所の命やからね。— p (@p97593410) 2019年7月31日
■ メンテナンスが多く、送金や着金についても早いとは言えない
ただ、これらはセキュリティに力を入れるのであればある程度は仕方の無い部分でもあるので、お金の管理という意味では多少は仕方がないのかもしれない。
#BTCNEXT メンテナンス中だぉ😉
どんな取引所も不具合もあればメンテナンスもある。
送金や着金が遅いとか、セキュリティが頑丈なら当たり前!
いくら使い勝手が良くても大事なお金を失えば全く意味がない。
日々改善に努めてるし感謝だね❣️
何も騒ぐ必要はない🤫#NOAHCOIN#QDAO#Stablecoins pic.twitter.com/TFlm4UzW5V— Qだぉ (@obakeno_Qdao) 2019年7月22日
■ メンテナンスが終わって新規登録しようとしたら、またメンテナンスのお知らせ。頻繁にメンテナンスしているのは取引所として如何なものか
BTCNEXT、メンテナンス終わったかと思ったら、
新規登録の画面でまたメンテのお知らせ。
アカウント持っている人はログインできるのですか?
ノアコインいつまでも移せません。@40549YBYZSqdxCw @Invest9Crypto4 @noahprored#ノアコイン #Noahcoin #BNX #BTCNEXT— green_f_f_ (@green_f_f_) 2019年7月23日
BTCNEXT(BTCネクスト)取引所の登録方法

出典:BTCNEXT
登録の手順
ここからは、登録方法を紹介していきます。
- 公式サイトへアクセス
- 画面上部から JA を選択して日本語ページへ
- 画面右上のログイン・登録をクリック
※日本語になっていない場合は左上から再び言語を選択 - 新規登録をクリック
- 氏名・メールアドレス・パスワードを入力
- Customer Agreementに同意するにチェック☑
- 「続く」をクリック
- 登録したメールアドレスへ届くPINコードを入力
- 確認完了
- 二段階認証の設定 ※この時点でやっておくと安心です。
二段階認証も同時に行うのがおすすめ
基本的に日本語で進める事ができるので、迷うような難しい部分はほぼ無いはずです。
登録が完了した後は、二段階認証まで行ってしまうと良いでしょう。
BTCネクストに限りませんが、取引所はハッキングの対象になりやすいので、安全性を高めるためにも二段階認証は必須と言えます。
また、BTCネクストでは二段階認証を設定していないと出金申請ができません。
二段階認証は、利用する上で必ず必要になるので、なるべく早めにやっておくのがおすすめです。
また、メンテナンス中には新規登録もできないため、メンテナンス中の場合は終了するまでしばらく時間をおいて試してみましょう。
BTCNEXT(BTCネクスト)取引所まとめ
BTCネクストは2019年6月にスタートしたばかりの後発の取引所ではあるものの、ノアプロジェクトというビジョンがしっかりとした組織が立ち上げているだけあって、将来性のある取引所と言えます。
このまま発展していけば、より大きく成長していくことでしょう。
一方で、現時点ではまだまだ改善の余地がありますし、大手に比べると知名度も低いというのが現状です。
また、メンテナンスが非常に多く、利用したいのに待たされるという事も十分にありえます。
あくまでも、現状ではサブの取引所でありメインに据えるには力不足と言えます。
今後の改善に期待といったところでしょうか。
ただし、2019年8月末で消滅する旧ノアコインから新ノアコインに移行する際は、BTCネクストを利用する必要があるため、ノアコインのホルダーにとっては避けては通れない取引所でもあります。
一定の知名度は得られていますし、今後の改善次第で化ける可能性は十分にある取引所と言えるでしょう。