ビットコイン(仮想通貨)は2010年5月18日のピザとの交換から始まった!

「仮想通貨のビットコイン」と「ピザ」、この2つにどんな関係があるか知っていますか?

全く関係がないように見えるこの2つですが、実はとても深い関係を持っており、仮想通貨の先駆けとなったビットコインにとって重要な役割を持っているのです

ビットコインとピザの深い関係から、「ビットコイン・ピザ・デー」というお祝いの日も誕生しています。

このビットコインとピザはどのような関係があり、どんな歴史があるのでしょうか?詳しくご紹介していきます。

ビットコインはピザの交換から始まった

ビットコインとピザの最初の歴史

2010年5月18日、アメリカに在住していたプログラマーがビットコインフォーラムというサイトで「1万ビットコインをピザ2枚に交換してほしい」という書き込みをしました。

それを見たイギリス在住の学生がオンライン上でピザの注文をできるお店を探しはじめました。

そして、2010年5月22日、そのイギリス在住の学生が2枚のピザをクレジット決済で注文しました。

アメリカに在住していたプログラマーは、ピザを注文してくれた対価として、イギリス在住の学生に対し1万ビットコインを支払いました。

これがビットコインとピザの最初の歴史であり、ビットコインを使った初めての取引として認知されています。

世界初のビットコイン取引は2枚のピザだった
世界で初めてビットコインを使った商取引が行われたのは、2010年のアメリカです。

今でこそビットコインは1BTC=100万円以上で取引されていますが、2009年に誕生したばかりのビットコインは、当時それほどの価値がありませんでした。

そんな中、アメリカに住むエンジニアがビットコインに関する掲示板に「誰かビットコイン1万枚とピザを交換しないか?」と投稿したことが、最初のビットコイン取引だとされています。その呼びかけに応じた人が、1万BTCを受け取る代わりに、投稿者の家にピザを2枚届けました。

引用:リキッドバイコイン

当時のビットコインの価値

当時のビットコインには、現在のような高い価値はありませんでした。

当時のレートが1BTC=0.0025ドルだったことからもわかるように、ビットコインの価値はとても低かったのです。

アメリカでは一般的にピザ1枚は約1,100円ほどで販売されています。

この時は2枚のピザを注文しているので約2,200円ほどの支払いが必要です。

そのため、当時のビットコインのレートでは2枚のピザを注文するために、約1万ビットコインが必要な計算となり、実際に支払われました。

現在のビットコインの価値

現在のビットコイン価値は、2019年5月14日時点で1BTC=約87万円となっています。

支払われた1万ビットコインを現在のレートに換算すると、ピザ2枚に対して870億円を支払った計算になります。

もしもイギリス在住の学生が1万ビットコインをそのまま所持していた場合、かなりの資産を獲得できていることになります。

しかし、当時のビットコインはほぼ無価値だったため、1万ビットコインでもほとんど価値が発生していなかったです。

ちょっとした書き込みに柔軟に対応した当時イギリス在住の学生が、この時もしも対応していなかったら、ビットコインがこれほどまでに注目されることはなかったかもしれません。

また、今ではとても重要な日として認識されている「ビットコイン・ピザ・デー」も、誕生することはなかったでしょう。

ビットコインの価格推移

2009年10月、ビットコインと法定通貨の交換レートが初めて実施されました。

最初の交換レートは1BTC=0.07円

当時は、日本円で計算すると1BTCに対し約0.07円という、現在では考えられないほど低い価値となっています。

ビットコインは、何年もの歴史を刻むことによって、現在のような高額な価値が生まれたのです。

2011年6月12日、急激に価値が上昇したことをメディアが注目し、多くの人がビットコインを知ることとなりました。

その反動によって急激にビットコインの価値が高まり、終値が日本円で約1,489円まで上昇するほどでした。

ビットコインの特集放送により価格が上昇

2013年12月4日、NHKによってビットコインに関する特集が放送されました。

この時に初めて1BTCの価値が10万円を超え、一気に大台に乗ったのという歴史があります。

その後は数万円単位の価値に落ち着いていましたが、2017年に入ると国内取引所で続々とビットコインの取引が開始されました。

これに合わせてビットコインの価値も高まっていき、1BTCの価値が約30万円まで高騰するほどになりました。

米取引所で先物取引が開始されBTC価格も上昇

2017年12月17日には、アメリカの取引所が先物取引をスタートしたことも関係し、1BTCは約222万円ほどの価格を記録しました。

2019年現在は、ビットコインの価値はある程度落ち着いていますが、それでも数十万単位の価格で取引されており、ビットコインが誕生した当初と比べてると驚くほどの価値がついています。

最初はほとんど価値がなかったビットコインですが、約10年ほどの歴史の中で驚くほど価値が高騰しています。

これには様々な要因がありますが、メディアでの特集や先物取引の開始が、ビットコインの価格を急激に高める後押しになったことは間違いないでしょう。

『ビットコイン・ピザ・デー』とは

5月22日は、1万ビットコインで2枚のピザを注文した歴史的な日です。

ビットコインが初めて取引に使われた日」として、仮想通貨取引を行っている人ならば多くの人が認識している重要な日であり、お祝いが行われるケースも少なくありません。

一見、ビットコインとピザは全く関係ないように思えますが、実はこのように深い関係性を持っているのです。

海外では仮想通貨の取引が積極的に行われていることもあり、5月22日になるとお祝いムードが強くなります。

5月22日になるとピザの注文が増えて、それに合わせてお祝いが行われるのです。

今ではビットコイン以外にも様々な仮想通貨が登場していますが、この日に合わせて積極的な取引が行われることも多いようです。

現在ビットコインでピザを注文するとどうなる?

ビットコインで最初に取引されたものが「ピザ」であり、取引が行われた5月22日はとても重要な日となっています。

しかし、現在のビットコインの価値でピザを注文した場合は、様々な状況が発生するため注意が必要です。

現在のビットコインなら1BTCで大量のピザが注文可能

当初のビットコインは、とても価値が低かったため、ピザを注文するためにはたくさんのビットコインを用意する必要がありました。

しかし、現在のビットコインには、1BTCでもかなりの価値があります。

1BTCを使ってピザを注文すると、大量のピザを注文することになってしまうため注意が必要です。

もし1BTCの価値が30万円だった場合、1枚3,000円のピザなら100枚注文することが可能となります。

100枚のピザを一人で食べきるのはとても不可能です。

近隣で生活している人に配ったり、知人や友人などに配らないと処分するのがとても難しいでしょう。

また、注文した側だけでなく、注文先のピザ屋さんにも大きな負担が発生します。

一度に100枚のピザを作らないといけないので、多くの人数や材料が必要になります。

たくさんの利益を上げることはできますが、その分労働も厳しくなります。

注文する側にもお店側にも負担が発生してしまいますし、現実的には考えにくいですよね。

ビットコインで直接ピザ購入可能なお店が増えている

ビットコインで初めて取引されたのがピザということもあり、ビットコインを利用してピザを購入することができる店舗が少しずつ増えています。

ビットコインを保有している人にとっては、気軽にピザを注文できるため魅力的なサービスと言えますね。

ただし、全てのピザ屋さんがこのような対応をしているわけではありません。

また、ビットコインでピザを購入できるサービスは近年誕生したばかりで、まだまだ十分には浸透していません。

今後、さらに浸透することが期待されており、将来的には、ビットコインを使用して気軽にピザを注文できる可能性は高いでしょう。

1BTCで注文した1枚のピザはとても贅沢

もしも1BTCで1枚のピザを注文する場合、とてもゴージャスなピザになります。

キャビアやトリュフの他に、フォアグラなど世界中に存在している高級食材を使用しないと、残念ながら1BTCに匹敵するピザを作ることはできないでしょう。

その他にも有名な料理人がピザを作ったり、特別な小麦粉などを使用していけば、1BTCに匹敵するピザを作れる可能性はあるかもしれませんね。

ただし、ここまで高額なピザは多くの人が気軽に注文することができないので、そこまで需要がないのはが実態です。

会社や企業のお祝い事では活用できるチャンス

現在のビットコインを利用すれば、1BTCで100枚以上のピザを注文することが可能です。

個人で注文して消費するのは中々難しいかもしれませんが、会社や企業などの法人ならば、何かのお祝い事でピザの大量も注文することもできるでしょう。

100枚以上のピザがあれば、多くの従業員を雇っている会社や企業でも、全員がお腹一杯ピザを食べられるチャンスがありますね。

特別大きなサイズのピザでなければ、1人1枚ピザを食べられる可能性もあるかもしれません。

もしビットコインでピザを注文する場合は、大量注文に対応しているピザ屋さんを選択するようにすると、注文後のトラブルも避けられるはずです。

まとめ

全く関係ないように見える仮想通貨のビットコインとピザですが、「最初に取引が行われた」という重要な歴史を持っています。

その取引では、2枚のピザが1万ビットコインで購入されており、その取引が行われた5月22日は「ビットコイン・ピザ・デー」としてお祝いされています

取引が行われた当初、ビットコインにはほとんど価値がありませんでした。

しかし、メディアに紹介されたり、多くの取引所で取引が行われるようになると、価値は徐々に上昇し、今では1BTCに数十万単位の価値が発生しています。

これほどまでに高い価値が生まれるとは誰も予測できませんでしたが、現在、ビットコインか仮想通貨の中でも主要通貨として高い知名度を誇っています。

もし現在のビットコインでピザを注文した場合、1BTCでかなりの数のピザを注文することが可能です。

個人では到底食べきることができない数なので、注意しなくてはいけません。

どうしても1枚のピザで表したい場合は、たくさんの高級食材を使用したとてもゴージャスなビザになる可能性が高いでしょう。

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