2019年8月現在、エアアジアやファーウェイ、アリババのアリススポーツといった中国などの有名企業が関与していることから大注目されている仮想通貨の“モグコイン”が上場間近(予定)となっていて話題を集めています。
この記事では、モグコインとはどのような仮想通貨なのか詳しく解説します。
モグコイン(MOGU)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | MOGU |
トークン名 | MOGU |
公開月 | 2018年 |
開発国 | オーストラリア |
発行上限 | - |
発行枚数 | - |
公式HP | https://www.mogu61.com/ |
ホワイトペーパー | - |
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YouTube | - |
モグコイン(MOGU)とは
ルーターマイニング方式の仮想通貨
モグコインは、チャータープライムというアジアで金融商品や外国為替の仲介業務をしているオーストラリアを拠点とする国際金融企業が開発しました。
各家庭のモグルーターという専用ルーターを活用してマイニング報酬として獲られる、ルーターマイニング方式の仮想通貨です。
モグルーターを利用して自動的に割り振る
モグコインは、各家庭のモグルーターが使用されていないときにブロックチェーンから集めた“ビッグデータ”の収集処理のタスクを自動的に割り振る仕組みになっています。
すると、モグルーターの持ち主は報酬としてモグコインを貰えます。
このモグルーターは、中国の大手企業のファーウェイが関与しています。
航空チケットやゲーム代金の支払いにも利用可能
他にも、エアアジアやアリババのアリススポーツ、アメリカのValve社といった各種業種の大手企業もモグコインと提携をしています(エアアジアの共同創業者であるDato Kamarudin Meranun氏はモグコインの株主・メンターにもなっています)。
航空企業であるエアアジア、ゲーム関連企業であるアリススポーツやValve社と提携しているモグコインは航空チケットやゲーム代金の支払いなどの支払いに使うことも可能な仮想通貨となっています。
モグルーターによるビッグデータ収集や各種分野での料金支払いにモグコインを対応させるプロジェクトを総称して「モグプロジェクト」といいます。
モグコイン(MOGU)の特徴
モグコインには様々な特徴があります。
モグルーターを設置するだけで報酬
モグコインの最大の特徴は、モグルーターを設置するだけで報酬としてモグコインが貰えることにあります。
普段使っているルーターをモグルーターに変えるだけなので仮想通貨に縁がなかった人も手軽に参加が可能です。
モグコインを保有するハードルが低くなるので、モグコイン利用者が増えてモグコインに対する需要が増えます。
そのため、モグコインのメジャー化が期待できるのです。
有名企業各社と提携
モグコインの特徴の一つは、ファーウェイやエアアジア、アリババのアリススポーツ、アメリカのValve社といった有名会社と提携してモグプロジェクトを進めていることにあります。
プロジェクトの中核として作られた仮想通貨が、プロジェクトが頓挫してゴミになることも少なくないなか、モグコインは有名企業が複数提携してモグプロジェクトを進めているので、安心感が抜群な仮想通貨です。
エアアジアの共同創業者であるDato Kamarudin Meranun氏はモグコインの株主となっている点も大きな安心ポイントです。
モグルーターでビッグデータ収集
モグコインは、モグルーターでブロックチェーン上に記録されたビッグデータを手軽に収集できる特徴があります。
ビッグデータ収集は専門業者などに依頼すると本来は非常にコストがかかる作業であるため、モグコインのブロックチェーンネットワークに参加する提携企業がさらに増えることで、モグコイン利用者が増加することが期待できます。
モグルーターの普及は中国政府の承認のもと爆発的に普及して稼働中
モグコインという仮想通貨に欠かせないモグルーター。
モグルーターを共同開発したファーウェイが属する中国で、中国政府の承認を得て爆発的に普及し、すでに各家庭で稼働しています。
莫大な人口を誇る中国でモグルーターの所有者が増えているということは、それだけモグコインのユーザーがいるということであり、モグコインがビットコインのようなメジャーな仮想通貨になることが期待できます。
また、すでにモグルーターが稼働中という点もモグプロジェクトの信頼性を高めており、モグコインに対する信頼性向上に寄与しています。
成長産業であるゲームの割引購入などに使える
モグコインの特徴として、成長産業であるゲームの割引購入などに使えるというのもあります。
世界的なゲームにの配信プラットフォームであるSteemを運営するValve社やアリババのアリススポーツなどと提携しているモグコインは、モグルーターからモグコインを使ってゲームをダウンロード購入すると割引購入できます。
ゲームはeスポーツとしてオリンピックへの参加が検討されるほどの成長産業です。
そんなゲームを割引購入できるようになるサービスは、モグコインの普及に大きな役割を果たします。
一般的な仮想通貨は上場してから支払いに使えるサービスが決まるのが一般的です。
しかし、モグコインは上場する前から支払いに使えるサービスが判明している珍しい仮想通貨となっています。
モグコインの更なる市場拡大の可能性
モグコインはタイの有名企業であるタイのUNITRY社ともタイアップしています。
これによって東南アジア全域にルーターを広げることも可能なので、モグコインの市場がさらに拡大する可能性という特徴もあります。
他にも、モグコインが公開しているロードマップでは、モグルーターを2019年内に日本に、2020年内には韓国に普及させることを計画しています。
複数の仮想通貨取引所で上場予定
仮想通貨はマイナーな仮想通貨取引所一ヶ所にしか上場しないことも珍しくありません。
しかし、モグコインは2019年8月下旬にIDEVEX、EUNEXという二つの仮想通貨取引所で同時に上場する予定です。
さらに、他にも複数の取引所でも上場予定という特徴があります。
仮想通貨は取引できる仮想通貨取引所が多いほどユーザーが増えるので、この特徴はモグコインがメジャーな仮想通貨になるのに寄与します。
上場当初はロックアップ
モグコインは上場当初は価格や売却を制限するロックアップ状態となります。
仮想通貨は投機目的に上場前に購入し、上場した直後に売却をする人が少なくありません。
モグコインのような注目度の高い仮想通貨ならばなおさらです。
このため、上場開始直後から大きく値下がりする仮想通貨が後をたちません。
ところが、モグコインはロックアップ状態となるので投機家が多くても価格が安定するという特徴があります。
ハードフォークで二種類の仮想通貨発行
モグコインは上場に伴い、ハードフォークを行う予定です。
ハードフォークとは、ブロックチェーンの仕様変更のことです。
上場する際に、IDEVEXでは「MOGUJ(仮称)」、EUNEXでは「MOGUG(仮称)」という二種類のモグコインを発行する珍しい特徴があります。
モグコイン(MOGU)に対する懸念点
モグコインに対する懸念点もいくつかあります。
報酬が必ず貰えるわけではない
モグルーターによるビッグデータ収集は、ブロックチェーンの参加者(モグルーター使用者)全員が行うわけではなく、ブロックが形成されるごとにモグルーターを使用していないユーザーの中からランダムで一人だけ選ばれてもらえます。
なので、運が悪ければ報酬を貰えないという懸念があります。
二種類のモグコイン発行による懸念
モグコインは二種類のモグコインを発行します。
このため、折角の需要が「MOGUJ(仮称)」と「MOGUG(仮称)」に分散してしまって価格に悪影響を与える懸念があります。
ファーウェイへの信頼性の懸念
モグコインに欠かせないモグルーターの開発には、ファーウェイが関与しています。
アメリカ政府はファーウェイがスマホにバックドアをつけて情報を密かに収集しているとして、アメリカ市場からファーウェイ製品の排除を行っています。
そんなファーウェイが関与するルーターを使っているため、ブロックチェーン上のビッグデータ以外の情報を収集されないかという懸念があります。
また、カナダ、オーストラリア、ドイツ、英国などもファーウェイに警戒しているため、モグコインの普及に悪影響を与える懸念があります。
モグコイン(MOGU)に対する評判・口コミ
モグコインに対する肯定的な口コミがTwitterに多数投稿されています。
- モグコインのプロジェクトはすごい。
これは スゴイ‼️
モグプロジェクトの概要 https://t.co/PlvzblhLcl @YouTubeより#mogu #モグコイン #eスポーツ
— ゆず♪ × mogu × ふみ☆ (@fumi_mogu_rich) 2019年6月19日
- モグコインは世界を変える。
モグコイン、世界変えるぞコレ#モグコイン#mogu#mogucoin
— ひらた (@0HNElVTHKrreHkf) 2019年6月27日
- ビッグデータ、eスポーツ、航空券、中国市場など一つおさえるだけでもすごい市場を全ておさえてるからモグコインは市場規模すごいと思う。
MOGUのスゴイところ
1.市場規模がスゴイ!
ビッグデータ、eスポーツ、航空券、中国市場等ひとつおさえるだけでもスゴイ市場をまとめておさえてるhttps://t.co/zePvjpey2s#mogu #モグコイン #暗号資産 pic.twitter.com/vojCKvYbov— crystal_bmw36 (@CBmw92) 2019年7月2日
モグコイン(MOGU)の将来性
モグコインはファーウェイが関与しているので、アメリカなどの市場では普及に悪影響を与える懸念があります。
しかし、エアアジアやアリババのアリススポーツなどが提携しており、低コストでビッグデータを収集できる特徴から様々な企業がモグコインのブロックチェーンネットワークに参加することが予測できます。
加えて、莫大な人口を誇る中国を中心にすでにモグルーターが普及して稼働しており、モグコインによって世界的な成長産業であるゲームを割引購入できるサービスもあります。
このため、モグコインの将来性は仮想通貨のなかでもトップクラスであり、ビットコインにならぶメジャーな仮想通貨になる可能性もあるでしょう。
モグコイン(MOGU)のまとめ
エアアジアやアリババのアリススポーツ、アメリカのValve社といった各種業種の大手企業が提携してモグプロジェクトを進めているモグコイン。
ブロックチェーン上から低コストでビッグデータを収集できる特殊性、モグルーターを利用しているだけでデータ収集報酬を貰えたり、提携各社のサービス利用の支払いに使える利便性(ゲームをモグコインで割引購入も可能)もあります。
Twitterの口コミにもありましたが、モグコインは世界を変える潜在力を持った仮想通貨と評価できます。