
2014年1月に正式リリースされた日本発の仮想通貨として注目されているモナコインですが、様々な使い方ができる通貨としても注目されています。
現在の仮想通貨は、ビットコインをはじめ、ほとんどのアルトコインが、どちらかというと投機対象となっており、実際に決済などに利用できる通貨はほとんどありません。
かろうじてビットコインが決済に利用できるといった印象を持ちます。
モナコインのリリース当初は「ネタコイン」とされており、世間ではあまり良い印象ではありませんでしたが、その利用実態は他の仮想通貨と比較にならないくらい、その使い道は多岐にわたる通貨と言ってもいいと思います。
この記事ではモナコインがどんなところで使うことができるのかを紹介していきます。
モナコインを保有している方はぜひ参考にしてみてください。
モナコインの使い道について
まずはモナコインの基本的な使い道について説明していきます。
多くの仮想通貨は、現状は投機対象となっており、売買目的がメインの使い方になっています。
それに対してモナコインは主に3つの使い方があると考えています。
- 決済
- コミュニティ形成
- 売買
それぞれについて解説をしていきます。
決済でモナコインを使う
通貨というくらいですから、モナコインは決済手段としても使うことが出来ます。
国内でもビットコインなどで決済できる店舗も増えてきましたが、アルトコインで決済が出来る店舗はまだまだ少ないのが現状です。
モナコインは秋葉原を中心とする実店舗やオンラインショップで使用することが出来ます。
パソコン関連商品やゲームソフト、フィギュアなどが出品されている店舗やコミックマーケットでモナコイン決済に対応しているブースが出店されたこともあります。
また秋葉原にあるメイド喫茶や弁護士相談の決済に使えることもあるそうです。
モナコインの大きな特徴の一つでもある決済スピードの早さを最大限に活かしていると言えます。
仮想通貨の中でも、決済に使用できる通貨が少ないことを考えると特筆すべき使い方の一つではないでしょうか。
コミュニティ形成でモナコインを使う
コミュニティを形成することもモナコインの大きな特徴と言ってもいいでしょう。
その理由として、モナコインには投げ銭機能があるということです。
ご存知の方も多いと思いますが、モナコインは投げ銭と言って、特定の人物にチップのようにモナコインを送ることが出来ます。
例えば、モナコインを保有するユーザーが集まる掲示板が存在し、そこに役に立つ投稿などをすると感謝の気持ちとしてチップ代わりにモナコインを送ることが出来ます。
また写真や音楽などを創作活動しているクリエイターに対して、投げ銭できるサービスなどもあります。
これは、クリエイターの活動資金にもなるため、より良い作品作りが出来るようになります。
こ
のように気軽に投げ銭を行う仕組みによって、モナコイン保有者の輪を広げていく活動が出来るというわけです。
取引所の売買でモナコインを使う
取引所を中心とした売買という使い道です。
これは他の仮想通貨と同様で、投機対象として売買されるケースがほとんどでしょう。
ちなみにモナコインは日本発の仮想通貨ですが、モナコインを取り扱っている国内取引所は3か所しかありません。
また海外取引所では、ほとんど取り扱いがありません。
個人的はビットコインよりも優れている点が多いモナコインなので、もったいない気がしています。
一時、価格の高騰を見せたモナコインでしたが、現在は伸び悩んでいる印象があるのは、取り扱う取引所が少ないからではないかと個人的には考えています。
実際に国内大手の取引所に上場された時には価格が急騰した実績もあります。
今後、国内・海外ともに取引所への上場が発表されれば、大きな価格高騰も見込めるのではないでしょうか。
モナコインの使い道まとめ
ここまでモナコインの主な使い道を大きく3つ説明してきました。
ここからは、より具体的にモナコインが使えるサービスなどを紹介していきます。
Monappyでのモナコインの使い道

出典:Monappy
Monappyとは、モナコインユーザー御用達のオンラインショップで、モナコインを利用してお買い物が出来ます。
モナ米といった現実のものから、アカウントやSteamKeyなどのデジタル商品も販売しています。
買い方もフォームに従って、入力するだけなので簡単です。
※2018年9月に外部からの攻撃を受けて、ホットウォレットで保管していた全てのモナコインが流出する事件が起きました。運営者側が全額保証すると発表しています。
Bitcoinmallでのモナコインの使い道

出典:Bitcoinmall
Bitcoinmallでは、支払いに使うことが出来ます。
ちなみにBitcoinmallは、ビットコインかモナコインのどちらかで支払いができるサイトです。
グラフィックボード、コーヒーメーカー、デスクトップパソコン、生活雑貨、工場用品などが販売しているオンラインショップです。
豊富な品揃えで、サイト内は日本語なので利用しやすく、買い方も簡単です。
Arkでのモナコインの使い道
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出典:Ark
Arkとは、秋葉原のパソコンショップでモナコインだけでなくビットコインも使えるお店です。
パスコン本体はもちろん、その他周辺機器なども取り揃えています。
オンラインゲームに対応したゲーミングパソコンやWindowsのタブレットなども販売しています。
仮想通貨以外にも銀行振込やクレジットカードでも決済が可能です。
Tipmonaで投げ銭する時のモナコインの使い道

出典:Tipmona
TipmonaはTwitterのアカウントを所持していれば誰でも利用できるサービスです。
Tipmpnaを使えばTwitter上で他のモナコインユーザーにリプライ一つでモナコインを投げ銭することが出来ます。
ちなみに投げ銭は受け取る側は何もする必要がありません。
いつの間にか自分のウォレットにモナコインが保管されるようになっています。
その他にもTwitterアカウントをモナコインのウォレット代わりに使うことが出来たり、Twitter上のユーザーを応援したりするときに使うことが出来ます。
Monacoin麻雀でのモナコインの使い道

出典:Monacoin麻雀
Monacoin麻雀という麻雀大会があります。
Monacoin麻雀では勝てば勝つほどモナコインが貯まっていき、貯まったモナコインはAmazonギフト券などと交換することが出来ます。
このMonacoin麻雀に参加するには、モナコインのウォレットを持っていれば誰でも参加することが出来ます。
※現在は、コンビ打ちなどの不正行為が多発し、その対応が追い付かないという理由でMonacoin麻雀大会は終了しています。
コインギフトでのモナコインの使い道

出典:コインギフト
コインギフトはモナコインを使ってAmazonギフト券やiTuneカードを購入することが出来ます。
ちなみにモナコインだけでなくビットコインでも購入できます。
購入したいギフト券の種類を選び、金額・メールアドレス・氏名などを入力します。
すると送金先の書かれたバーコードリーダーが送られてくるので、ウォレットから必要な金額を支払います。
Bitでマネーでのモナコインの使い道

出典:Bitでマネー
Bitでマネーは、モナコインかビットコインかライトコインで買い物が出来るサイトの一つで、主にギフトカード類が購入できるオンラインショップです。
Nanaco cardやAmazonギフト券などが購入できます。
メールアドレスとモナコインを保管しているウォレットがあれば誰でも利用可能です。
買い方も非常に分かりやすく、簡単です。
購入したいギフトカードの種類を選択し、メールアドレスを入力します。
確認のメールが届くので、メール内のリンクを確認します。そこに送金先アドレスが表示されますので、ウォレットから仮想通貨で支払いをします。
ちなみに現金には対応していないため、仮想通貨に特化したショップと言えます。
Ask Monaでのモナコインの使い道

出典:Ask Mona
Ask Monaとはモナコインなどに関する話し合いなどが行われている掲示板のことです。以前の2chのような掲示板です。
投げ銭機能が標準で備わっており、投稿したユーザーに対してワンクリックで投げ銭をすることが出来ます。
モナコインの過去・現在・未来など多くのことが議論される場となっており、将来性を裏付けるサイトの一つと言ってもいいでしょう。
amatenでのモナコインの使い道

出典:amaten
Amatenは大手ギフトカード販売サイトで、モナコインかビットコインを利用することのできるサイトです。
仮想通貨以外に銀行振込にて購入することが出来ますが、仮想通貨で購入した場合、24時間いつでも購入できるうえに30分以内に送金完了するので、利便性が高いと言えます。
テックビューロ社と事業提携を結んだことにより、ビットコインやモナコインでの決済が可能になりました。
サイトも分かりやすく、簡単に購入することが出来ます。
モナバーでのモナコインの使い道

出典:モナバー
モナバーとは、高円寺駅にあるオシャレなバーで、お酒や料理を楽しむことが出来ます。
オリジナルのお酒や、店内にはアニメキャラのポスターが掲示してあり、雰囲気も楽しめます。
モナコインは決済手段の一つとして利用でき、現金やクレジットカードでも決済が出来ます。
またモナバーではオリジナルのおもちゃコイン「モナチップ」を用意しており、仮想通貨初心者には「モナチップ」を通じて、仮想通貨を体験したり学んでもらうサービスも行っています。
モナコインの使い道は今後増えるのか!?
モナコインの使い道は意外と多いと感じた方も多いのではないでしょうか。
保有しているだけだとなかなか気づきませんが、モナコインの使い道はたくさんあります。
最後にモナコインの今後について考えてみたいと思います。
モナコインについてのおさらいですが、モナコインの決済スピードは約1.5分となっています。
これはビットコインの約10分に比べると相当早いことが分かります。
また発行上限枚数は1億512万枚に設定されており、ビットコインの2100万枚と比較すると非常に多いことが分かります。
またモナコインはコミュニティの強さが高いことが有名で、これは分かりやすく言えばモナコインのファンが多いということです。
ファンが多ければ多いほど、たとえ悪い噂が起きたとしても簡単に通貨を手放す人が少ないということです。
これは通貨発展のためには大きな強みになります。
Segwitを世界で初めて導入したことでも知られています。
Segwitとは取引情報のデータサイズを圧縮することによって、1つのブロックに格納できる取引情報の数を増やす技術のことをいいます。
これを世界で初めて導入したモナコインは、技術力の高さを証明したとも言えるのではないでしょうか。
上記のことを考えると日本国内だけを見ればモナコインの将来は有望と見えますが、海外に目を向けると、モナコインの知名度は非常に低いのが現状です。
いくら国内で人気があったとしても、海外取引所で取り扱いがなく、海外投資家で保有者が増えなければ流通量も限られてしまうので、価値も上がりません。
個人的な意見ですが、おそらくこれからも日本国内では少しずつ使い道は増えていくと思います。
しかし、世界中でモナコインを使えるようになるには海外取引所に上場できるかどうかがカギを握ると考えています。
今後の動向に注目したいと思います。