Matrix AI Network(MATRIX/MAN)はAIを搭載した、スマートコントラクトプラットフォームです。
NEO同様、MANも中国発信の仮想通貨ですが、中国発信の仮想通貨の中で1番期待が寄せられているのが、Matrix AI Networkです。
では、なぜMatrix AI Networkが注目されているのかを本記事では、次の5つを徹底的に紹介します。
- Matrix AI Networkの概要
- Matrix AI Networkとは/特徴
- MANが購入できる仮想通貨取引所
- Matrix AI Networkの評判
- Matrix AI Networkの今後の将来性
Matrix AI Networkは長期的な視野で見守る必要がありますが、仮想通貨投資をしている人は要チェックですよ!
では、まずMatrix AI Networkの基本情報から見ていきましょう。
Matrix AI Network(MATRIX/MAN)の概要
仮想通貨名 | MATRIX AI Network(マトリックスAIネットワーク) |
トークン名 | MAN |
時価総額 | ¥4,113,603,859枚 |
公開月 | 2018年1月17日 |
創業者(CEO) | Owen Tao |
発行上限 | 1,000,000,000(10億) MAN |
発行枚数 | 1,000,000,000(10億) MAN |
ノード | Delegate node |
承認アルゴリズム | PoWとPoSを統合したアルゴリズム(hybrid PoW-PoS) |
中央機関 | - |
公式ホームページ | MANの公式ホームページ |
公式ホワイトペーパー | MANのホワイトペーパー(英語表記) |
公式Twitter | |
公式Facebook | @MATRIXAINetwork |
公式Reddit | Matrixネットワーク |
TelegramID | MATRIX AI Network |
Blog(Medium) | MATRIX AI NETWORK |
YouTube | MATRIX AIネットワーク |
時価総額ランキングでは、130位~140位前後ですが、公式TelegramIでは、会員数が30000人を超え、主に海外からの人気の仮想通貨です。
次からなぜMatrix AI Networkが注目されているのか、特徴を見ていきましょう。
Matrix AI Network(MATRIX/MAN)とは/特徴
Matrix AI Networkとは、AIがベースになっているプラットフォームを使用し、誰でもAIやブロックチェーンを簡単に使用できるようにする目的で開発されています。
下記の動画は、Matrix AI Networkのプロジェクトがどんなプロジェクトなのか簡単に説明している動画ですので、ご覧下さい。(時間:8分・日本語字幕なし)
そして、MANは次のことを目標としています。
- プライベートブロックチェーンとパブリックブロックチェーンの連携
- ハードフォーク無しで自己進化機能
- 巨大なTPSに対応できるスケーラブル性などの実現
以上の様にプラットフォーム系の通貨として目指しているレベルはかなり高いです。
そして、MANには次の特徴があります。
- AIを搭載したアプリ作成やAIの利用が簡単にできる
- 専門知識が必要なく誰でもスマートコントラクトが利用できるようになる
- プライベートチェーンとパブリックチェーンをつなげることができる
- VISAよりも高いTPSを実現可能
- MATRIX上に脆弱性やエラーが発生した時にはAIが自動修正を行い、攻撃から耐える
- ハードフォークしないで自己進化(最適化)できる
- 中国政府の一帯一路と提携している
- MANの利用方法と利便性
1つずつ、MANの特徴を見ていきましょう。
AIを搭載したアプリ作成やAIの利用が簡単にできる
MANはAIを搭載したブロックチェーンです。
その為、MANはAIを搭載したオープンソースのアプリを簡単にしかも安価で作ることができます。
本来、AIを搭載したアプリを作成しようとすれば、アプリとは別にAI自体を開発する必要があります。
しかし、MANを利用すれば、すでにMANで作成されているAIの使用料を支払うだけで利用することができます。
専門知識が必要なく誰でもスマートコントラクトが利用できるようになる
上記のツイートを見ても分かる通り、MANではSolidityなどのプログラミング言語がわからなくても、スマートコントラクトを利用することが可能です。
その為、高度な技術を身につける時間やコストもMANを利用すれば削減することが出来ます。
さらには、高度な技術を持つ技術者の採用も必要なくなり、人件費の削減にも繋がります。
プライベートチェーンとパブリックチェーンをつなげることができる
プライベートチェーンとパブリックチェーンは、そもそも用途が違います。
プライベートチェーンは、企業内データベースの構築などに使用され、パブリックチェーンはオープンネットワークの構築などに使用されます。
そして、両方を比較した表が以下の通りです。
プライベートチェーン | パブリックチェーン | |
特徴 | 承認をする人が限定される | 誰でも承認できる |
分散性(信頼性) | △ | 〇 |
プライバシー保護 | ○ | △ |
取引時間や手数料 | ○ | △ |
仮想通貨の使用例 | XRP・ALISなど | BTC・ETHなど |
つまり、MANが目指す取り組みは、プライベートチェーンとパブリックチェーンの良いところを組み合わせることで、仮想通貨やブロックチェーンに革命を起こすことができると考えられています。
例えばMANを使用することで、企業で使用するシステムを構築するのであれば、重要な情報を「プライベートチェーン」で管理し、外部に公開したい情報だけを「パブリックチェーン」に載せることにより、セキュリティ性と利便性を兼ね備えたシステムを実現することができます。
VISAよりも高いTPSを実現可能
TPSとは、1秒当たりに処理できるトランザクション数を示しています。
現在瞬時に決済ができるクレジットカードのVISAが約25,000TPSとされていますが、MANは50,000TPSを目指しています。
つまり、MANを使用することで、現状の決済処理速度であるVISAよりも高いトランザクション数を実現することが出来ます。
そして、2018年8月には50,000TPSの生成に成功しています。
MATRIX上に脆弱性やエラーが発生した時にはAIが自動修正を行い、攻撃から耐える
MATRIXでは、AIを使用することで、ネットワーク上に発生したエラーや脆弱性を自動的に検出し修正することができます。
例えば、2018年5月中旬に仮想通貨のモナコインやVergeコイン、ビットコインゴールドへのセキュリティ攻撃が発生しましたね。
つまりブロックチェーンへの直接攻撃を仕掛ける脅威が存在することが明らかになっています。
すると、やはり仮想通貨を保有している人からしたら、「セキュリティは大丈夫なのか?」と、仮想通貨に対して懸念点が出てきます。
そこで、MATRIXでは、AIを使用することでハッカープログラムを自動生成し、実際に仮想通貨(MAN)に攻撃することで、セキュリティチェックを行います。
AIによる攻撃に耐えれない場合には、プログラムを再改良し、常に攻撃に耐えれる仮想通貨を生成することが出来ます。
つまり、セキュリティ面にかなり力を入れているということですね。
※公開されているホワイトペーパーには、21ページ中7ページに渡ってセキュリティについて記載してあります。
ハードフォークしないで自己進化(最適化)できる
本来仮想通貨が進化(最適化)する為には、ビットコインキャッシュが誕生した様にハードフォークをしなければなりません。
しかし、MATRIXでは、GANという技術を用いてハッキングプログラムを自動生成することが出来ます。
GANとは、AI(人工知能)を使用した、機械が機械を学ぶことが出来ます。
GANについては詳しい動画で下記をご覧下さい。
つまり、MATRIXではGANの技術を使用することで、ハッキング耐性検査を行うことが出来、セキュリティ面を向上させることが出来ます。
中国政府の一帯一路と提携している
MATRIXは世界で唯一提携しているブロックチェーン関連プロジェクトです。
一帯一路とは、中国が800兆円以上を投じて構築しようとしている対世界の経済圏のことです。
以下の写真は、一帯一路の構築イメージです。
つまり、Matrix AI Networkは実質的に中国政府との提携を意味しています。
中国政府と実質的に提携していることからも、Matrix AI Networkの将来的な飛躍も期待できるでしょう。
MANの利用方法と利便性
上記の写真にある通り、MANを使用することで、AIによるガン治療を受けることが出来たり、オンライン決済手段としてMANを使用し、買い物にも使用することが出来ます。
つまり、MANの流通が広がることで利便性が高めることが出来ます。
Matrix AI Network(MATRIX/MAN)が購入できる仮想通貨取引所
2018年には大手仮想通貨取引所Bitfinex にも上場し、勢いの増すMatrix AI Networkです。
しかし、MANが購入できる仮想通貨取引所は日本にはありません。
ですが、MANは次の海外取引所で購入することが出来ます。
- Huobi(HADAX)
- KuCoin
- CoinEgg
- LBank
- Gate.io
- IDEX
- HitBTC
- EtherDelta(ForkDelta)
- DDEX
- Bitfinex
金融庁が日本国内の取引所に規制をしている以上、今後も国内取引所に上場する可能性は低いでしょう。
しかし、取引所のセキュリティランキングが発表している以上、MANを購入する取引所はHuobi(HADAX)が良いでしょう。
Matrix AI Network(MATRIX/MAN)の評判
多くの仮想通貨で詐欺が多い中、新しい仮想通貨にはやはり懸念点も多いでしょう。
では、Matrix AI Networkの実際のTwitter上での評判を見ていきましょう。
MANを実際に利用できる決済店舗も出てきていることから、今後も評判が高くなってくる可能性も高いでしょう。
Matrix AI Network(MATRIX/MAN)の今後の将来性
Matrix AI Networkは、現段階では、様々なテストをしています。
しかし、Matrix AI Networkと提携している中国政府は仮想通貨の売買は禁止していますが、技術開発には力を入れています。
また、AIを取り入れることが現在では困難な技術に対し、MANを取り入れることによって、AIの技術が簡易化することが出来ます。
Matrix AI Networkのプロジェクトは長期戦となりますが、中国政府との提携や実績のあるチーム、そして鮮明で確実な需要などを考えると、今後に期待できる可能性は高いでしょう。
MANはこの先確実に伸びてくる通貨となるでしょう。