仮想通貨Aion(エイオン)は、異なるブロックチェーン同士をつなぐ、ブリッジ通貨としての役割を持つ仮想通貨です。
ビットコインなどの仮想通貨システムはブロックチェーン上で取引をしていますが、異なるブロックチェーンに属している仮想通貨同士の取引は不可能です。
ですが、エイオンは異なるブロックチェーン同士をつなぐブリッジ通貨となる役割を持つ為、手数料や時間を軽減することができます。
では一体エイオンにはどんな特徴や欠点があるのか、今後の将来性は有望なのかどうか、詳しく説明しますから、ぜひ購入する際の参考にして下さいね。
Aion(エイオン)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | Aion(エイオン) |
トークン名 | AION |
公開月 | 2016年4月19日 |
開発国 | カナダ |
開発チーム | Nuco |
開発者 | Matthew Spoke |
発行上限 | - |
発行枚数 | 291,866,662 AION |
アルゴリズム | PoS |
公式HP | aion.network |
ホワイトペーパー | aion.networkのホワイトペーパー |
@Aion_Network | |
@AionBlockchain | |
- | |
TelegramID | Aion Network |
YouTube | Aion Network |
Aion(エイオン)とは/開発された目的
仮想通貨エイオンが開発された目的は、「仮想通貨取引におけるブロックチェーン同士の架け橋になる」ことです。
今となってはビットコインやイーサリアムをはじめとして、色々な種類のブロックチェーンがあります。
そんな中でブロックチェーンの架け橋になるということは、エイオンが異なる仮想通貨のブロックチェーンの間に入り、ブロックチェーン同士をつなぐ役割を担うということです。
現在では異なるブロックチェーンの仮想通貨を取引する場合は、仮想通貨取引所を利用する必要があります。
既に大手取引所などに上場済みの仮想通貨であれば知名度もありますし、簡単に取引所で取り扱うことができますが、草コインなど知名度の低い仮想通貨の場合簡単に取引をすることができません。
エイオンはそういった異なるブロックチェーン間での取引のシンプル化や草コインとの取引時での煩わしさを解消する役割を担うために存在しています。
もう少しわかりやすくすると例えば、イーサリアムのようなブロックチェーンではスマートコントラクトという機能によって、当事者間での契約を電子化することを実現しています。
エイオンの技術を用いることで、スマートコントラクトによって結んだ契約のデータをチェーン外や外部のネットワークに自由に送信することもできるようになります。
エイオンはそういった今までの取引を迅速に行うことを可能にし、さらにブロックチェーンの垣根を超えて発展させることができる仮想通貨ということです。
Aion(エイオン)の特徴(メリット)
ブリッジ通貨としての役割を持つエイオン
先述したようにエイオンは異なるブロックチェーン同士を繋げる“ブリッジ”という役割を果たすことができます。
エイオンがブリッジの役割を果たすことで、仮想通貨の可能性がとても広がったと言えるでしょう。
言語で例えるなら、日本語しか話せない人でも英語しか話せない人でも共通で理解できる言語ができたというところでしょうか。
日本語を英語に変換して話したり、英語を日本語に変えて話したりするのは手間がかかります。
場合によっては通訳の方を雇ってお金を支払わなければなりません。
しかし、それが間に入れる第3の言語(エイオン)が誕生したとしたら、言語を変換する必要はないですし通訳の人(取引所)も必要ありません。
エイオンが発展することで取引所で手数料を払う必要もなくなり、異なるブロックチェーン上での取引も可能になります。
複数のブロックチェーンで取引が可能
また、エイオンではアプリケーションの実行を1つではなく、複数のブロックチェーンによって展開しています。
負担を複数のブロックチェーンに分散させることにより、1つのブロックチェーンにかかる負担が軽減されブロックチェーンのパフォーマンスが向上します。
パフオーマンスが向上することで、大量のデータ記録を可能にし、トランザクションが詰まるということも発生しづらい環境にできます。
例えば、ビットコインでのネットワークが込み合った時には、エイオンが仲介として間に入り、イーサリアム等の異なるブロックチェーン上でビットコインのトランザクションを処理することができます。
仮想通貨では問題になっているトランザクションが詰まることによって送金スピードが遅くなってしまう“スケーラビリティ問題”を解決できるということですね。
仮想通貨において迅速な取引が可能になるということはかなりのメリットです。
信頼度の高いメンバーである発行元が開発している
さらにエイオンは信頼度の高いメンバーでチームを構成していることも注目すべき特徴でしょう。
エイオン開発プロジェクトには、アメリカの大手IT企業Yahoo!の元副社長やイーサリアム財団の顧問、ビットコイン財団の立ち上げメンバーなどが携わっています。
イーサリアムやビットコインの優秀なメンバーが集まっているのでブロックチェーン間での問題を解決しようとしている動機も納得できますね。
社会的に地位のある人や仮想通貨に精通している人が開発に携わっているので、そこらにある草コインとは信頼性の度合いが全く異なります。
Aion(エイオン)の欠点/問題点
他の仮想通貨に依存してしまう
エイオンには、その価値をビットコインやイーサリアムといったその他の仮想通貨に依存させているという欠点があります。
エイオンはブロックチェーン間での問題を解決するという画期的な役目がありますが、そもそもビットコインやイーサリアムの価値が下がったときに影響を受けやすいといえます。
ただ、有名な仮想通貨間もそうですし、草コインの取引でも使用できるシステムになっているので、エイオンの汎用性は高いです。
既存のライバル通貨が多い
また、エイオンには数多くのライバル他社の存在があります。
エイオンの親会社であるNucoはブロックチェーン企業であり地盤がしっかりしていますが、競合他社がとても多いです。
またエイオンは多くの競合他社が存在する中で唯一無二のオリジナリティがあるとはいえません。
他社のプロジェクトとは異なる唯一無二のメリットを出す必要があります。
ですが、そこまで突出しているデメリットというのはエイオンでは今のところ見つかっていません。
目的がしっかり明確であり、開発されている仮想通貨だけありますね。
実はAion(エイオン)こんな企業と提携しています!
SingularityNET(シンギュラリティネット)
エイオンはSingularityNET(シンギュラリティネット)とパートナーシップ提携と結んでいます。
SingularityNETは、誰もが世界のどこでも自分のaiアルゴリズムを収益化し、販売することを可能にするプラットフォームを提供するという理念をもった企業です。
SingularityNETは提携を結んだ理由を、
「エイオンのブロックチェーンとブリッジングプロトコルを活用して、独自のプラットフォームのリーチとパフォーマンスを大幅に拡張していくため」
と発表しています。
また、AIのエージェントが様々なブロックチェーンネットワーク上で購入者と通信し、協力できるようにするという目的もあるようです。
エイオンのブロックチェーン間の架け橋となる技術の需要が高いことがわかりますね。
その他企業も多数エイオンのブロックチェーンの架け橋となる技術を取り入れている企業はありますので、詳しくはエイオンの公式サイトをご覧下さい。
Aion(エイオン)の評判
ここからはエイオンの実際の評判を見ていきましょう。
値上がりしている仮想通貨として取り上げられているみたいですね。
エイオンですら危機にさらされているというコメントもあります。
仮想通貨下落ランキングに入ってしまっている現実も。
逆にこれから伸びていく仮想通貨と予想されています!
エイオンはいかに早くライバル社よりシェアをとるかが鍵になっているという意見です。
良い評判、悪い評判様々ありますが、エイオンを購入する際には参考程度にしておきましょう。
Aion(エイオン)が購入できるおすすめの取引所2選
エイオンは国内取引所で購入できませんので海外の取引所で購入する必要があります。
一度、ビットコイン等の仮想通貨を購入し、海外の取引所に移して海外の取引所で購入するという流れになります。
Binance(バイナンス)
海外の大手取引所として、国内での一番人気といっても過言ではないほどの認知度と使いやすさで大人気の仮想通貨取引所です。
取引手数料も安く取引の回数を重ねてもそこまで負担になりません。
また、扱っている通貨の種類も多いので、すで仮想通貨で投資を経験されたことのあるユーザーでも投資したい銘柄が揃っていたり、新規ユーザーでも見やすい画面で使いやすい取引所となっています。
迷っているならばとりあえずバイナンスと言えるほどおすすめできます。
Kucoin(クーコイン)
クーコインの最大の特徴として、日本語対応している数少ない海外取引所です。
操作性もわかりやすく日本の取引所では取り扱っていないアルトコインも多数取り扱っています。
またクーコイン独自の通貨KCS(KuCoinShares)を保持していると毎日配当が入ってくるのも1つの特徴です。
Aion(エイオン)の今後の将来性
エイオンは異なるブロックチェーン同士での取引を可能にするという目的で開発され、その役目を見事に果たしています。
多くの企業がエイオンを導入していることが立派に証明していますね。
しかし、類似するシステムをもつ通貨等が多く発表されてきているので、いかに早くエイオンはシェアを広めれるかというのも重要になっています。
エイオンは、先駆者という立場を利用して現段階で高いシェア率を誇っているのでこれからの将来には十分期待できると思います。
また、エイオン開発プロジェクトに著名な方がこぞって携わっているのも期待できるポイントでしょう。
気がかりがあるとすれば、エイオンのようなプラットフォームやクロスチェーンなどのプロジェクトをしているものは多いということです。
エイオン独自の個性という違いをいかに発揮することができるかというのが今後のエイオンの将来性に関わってくると思います。