巷には「バカラの攻略法」と言われるものが溢れかえっていますね。
ひたすらバンカーに賭けろ!
タイ(引き分け)には賭けるな!
といった単純なものから、
罫線を使って流れを見ろ!
カウンティングをしろ!
といった技術を必要とするものまで様々です。
そのような数あるバカラ攻略法の中で最も効果的で、かつ現実的な手法なのがこの記事で紹介する「システムベットを使った攻略法」です。
システムベットは「マネーマネジメントシステム」とも言われ、「あるルールに基づいてベット額をゲームごとに調整しながら賭け続ける」というものです。
機械的な作業の繰り返しになるのでドキドキワクワク感や不安・緊張感といった感情の起伏に左右されることなく、淡々とバカラのゲームをこなすことになるので少々面白みには欠けるかもしれません。
しかしシステムベットはそれと引き換えに現実的な結果を生み出しやすい「手堅いバカラ攻略法」と言えます。
この記事ではそのようなシステムベットを8つ紹介していきますので、ぜひご参考にして下さい。
バカラで勝つには?
バカラでは勝敗の結果を当てるのは無理だと思った方がいい
競馬の場合は1着2着3着をぴったりと当てることは難しいですが、
- この馬なら3着以内には入るな
- この実力ならば1着は固いな
などと、過去の実績や血統、調教やパドックでの状態からある程度結果を推測することはできます。
また、ブックメーカーのサッカー予想でも
- 実力差が圧倒的だから勝ちは間違いないな
- この2チームは攻撃的でかつ守備がおろそかになりがちだからトータルゴールで5点は超えそうだな
というようにチームの実績や戦術、出場選手のレベルからどういう結果になるのかの予測を立てることができます。
ところがバカラの場合はこのようにゲームの前に勝敗の結果、つまり「バンカーが勝つか、それともプレイヤーが勝つか、もしかしたらタイ(引き分け)か」という予想をするのかかなり難しいのです。
例えばバカラの勝敗予想のツールの一つに「罫線」を使ったものがあります。
罫線とは、それまでのゲームにおいてのバンカー勝利・プレイヤー勝利・引き分けのデータをある特殊な並べ方で記録して表にしたもので、その記録の表を見て次のゲームの勝敗の結果がどうなるのかを予想するのです。
例えば「面(ツラ)が続いているから次も同じ方が勝つな」とか「『テレコ』だから次は反対側が勝つな」などというように罫線の状態によって次のゲームの勝敗の予想をするのです。
ではこのような罫線を使った予想は果たして意味があるのか?と言うと、これはかなり怪しいものがあります。
罫線を使った手法は過去の勝敗の結果を分析しあれこれと理屈をつけて勝敗の予想を立てていますが「実際にはこれは分析などではなくただの占いにしか過ぎないのではないか?」という批判が根強いのです。
罫線を使ったバカラの予想は本当に意味があるのか?
それともただの占い・オカルトなのか?
それに対してはっきりと結論を出すことはできませんが、少なくとも今の段階では「バカラは予想不可能な完全なランダムウォーク・丁半博打」と考え、それを基に勝つための戦略を立てるのが現実的と言えるでしょう。
勝敗がわからなくても勝つことができるのがシステムベットを使った戦略
バカラで勝敗の結果を予想するのは極めて難しいのでそれは諦めるのが現実的です。
しかし、たとえ勝敗の結果が予想できなかったとしても勝つことができる(儲けることができる)手法・戦術というものがあります。
それがこの記事で紹介する「システムベット」もしくは「マネーマネジメントシステム」と呼ばれるものです。
システムベットではバンカー勝利になるか、プレイヤー勝利になるか、それともタイ(引き分け)になるか、などという勝敗の結果は全く考えません。
考えるのは、「自分の賭けが的中したか、それとも外れたか」、ただそれだけです。
そして賭けが当たった場合と外れた場合に合わせて次のゲームのベット額を変化させていくのです。
「バカラの勝敗結果は予想もできないしコントロールもできない。ならばその代わりにベット額をコントロールして儲けよう」というのがこのシステムベット(マネーマネジメントシステム)という手法なのです。
バカラで使える攻略法のシステムベット予備知識
基本的に「バンカー勝利」か「プレイヤーが勝利」を選ぶゲーム
バカラには単純に、
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
- タイ(引き分け)
を予想する基本ゲームだけではなく「サイドベット」と呼ばれるゲームもあります。
サイドベットには、
- ペア:最初に配られるカードが2枚とも同じ数字かどうかを予想するもの
- ナチュラル:最初に配られたカードの合計が8か9になるのを予想するもの
- ビッグ・スモール:レイヤー側とバンカー側に配られたカードの合計枚数が5枚以上か否かを予想するもの
などがあります。
しかしこれらのサイドベットを使うシステムベットの手法はごくわずかで、ほとんどがバンカー勝利かプレイヤー勝利を選ぶゲームに使います。
システムベットで使われるゲームがバンカー勝利かプレイヤー勝利に賭けるものばかりなのは、オッズがほぼ2倍で扱いやすく、そしてなにより控除率が低く期待値が高くて勝ちやすい、儲けやすいことがその理由です。
システムベットには「負け帳消し型」「利益増幅型」ローリスクな「バランス型」の3つがある
システムベットには大きく分けて、以下の3つがあります。
- 負け帳消し型:負けをなかったことにしてくれる
- 利益増幅型:連勝した時の配当をより大きくしてくれる
- バランス型:勝った時と負けた時の手持ち資金の増減の波を小さく抑えローリスクでゲームを進める
先に、これら3つの手法のリスク・リターンを比較すると、
リスク | リターン | |
負け帳消し型 | 低~中 | 低~中 |
利益増幅型 | 高 | 高 |
バランス型 | 低 | 低 |
上記の表のように、高いリターンを望めばそのぶんリスクは高くなりますし、低いリスクを望めばそのぶんリターンを低くなる、という当たり前と言えば当たり前の関係になっています
負け帳消し型
1つ目の「負けをなかったことにしてくれる『負け帳消し型』」の代表としては「マーチンゲール法」があります。
マーチンゲール法は「たとえ1勝10敗になったとしてもトータル収支では1勝0敗と同じ状態にしてくれる」というもので、システムベットでは最も知名度があり代表のような存在です。
利益増幅型
2つ目の「連勝した時の配当をより大きくする『利益増幅型』」の代表としては「パーレー法」があります。
3連勝した場合のトータル収支は「+3」ですが、パーレー法を使うと「+7」と2倍以上になります。」
バランス型
3つ目の「勝った時と負けた時の手持ち資金の増減の波を小さく抑え、ローリスクでゲームを進める『バランス型』」の代表的なものとしては「10%法」があります。
10%法は「手持ち資金の10%を賭ける」という単純な手法で、連勝しても大きく稼げるわけではないですが、その代わり連敗がかさんでも損失が少なく済むというローリスクローリターンな手法です。
バカラに使える攻略法「システムベット8選」
マーチンゲール法
負けたらベット額を2倍、勝ったら初期ベット額に戻す
マーチンゲール法は「理論上は絶対に負けない」と言われる典型的な「負け帳消し型」の手法です。
やり方は単純で「負けたらベット額を2倍、勝ったら初期ベット額に戻す」というものです。
マーチンゲール法の実際のゲームの流れは次のようになります。
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
1 | × | 1 | -1 | -1 |
2 | × | 2 | -2 | -2 |
3 | × | 4 | -4 | -4 |
4 | ○ | 8 | +8 | +1 |
5 | ○ | 1 | +1 | +2 |
6 | × | 1 | -1 | +1 |
7 | × | 2 | -2 | -1 |
8 | ○ | 4 | +4 | +3 |
9 | ○ | 1 | +1 | +4 |
10 | ○ | 1 | +1 | +5 |
この表からわかるように5勝5敗で終わっているにもかかわらずトータル収支が+5で終わっています。
つまり「5勝5敗」が「5勝0敗」に変わったのです。
このように負けた分をそっくりそのままゼロにしてくれるのがこのマーチンゲール方なのです。
マーチンゲール法のメリット
- すぐできる単純な手法
- 何連敗しようと一度でも勝てば負けは全てチャラ
マーチンゲール法のデメリット
- 1ゲームあたりのベット額はかなり小さくせざるを得ない
- あまりにも連敗がかさむとベット額が爆発的に増えて損切りせざるを得なくなる
マーチンゲール法が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
ココモ法
負けたら「1つ前のベット額+2つ前のベット額」
ココモ法はマーチンゲール法同様、「負け帳消し型」の手法です。
そしてマーチンゲール法と同じように負けるたびにベット額を増やすのですが、その増やし方が「1つ前のベット額+2つ前のベット額」というように2ゲーム単位で考えるのです。
そして勝ったら初期ベット額に戻します。
さらにこのココモ法の特徴としては「使えるのはオッズ3倍のゲームに限られている」という点です。
他のシステムベットがオッズ2倍のゲームばかりですからこれはかなり珍しいと言えます。
ココモ法の実際のゲームの流れは次のようになります。
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
1 | × | 1 | -1 | -1 |
2 | × | 1 | -1 | -2 |
3 | × | 2 | -2 | -4 |
4 | × | 3 | -3 | -7 |
5 | × | 5 | -5 | -12 |
6 | × | 8 | -8 | -20 |
7 | × | 13 | -13 | -33 |
8 | ○ | 21 | 42 | +9 |
9 | ○ | 1 | 2 | +11 |
10 | ○ | 1 | 2 | +13 |
いきなり7連敗をしていますがそれほどベット額は増えず、さらに8ゲーム目の1回の勝利で一気に損失を取り戻しさらにプラス収支に持って行っています。
オッズが3倍なのでその勝率は当然低くなり、結果このような大型連敗をしやすいわけですが、大型連敗をしてもベット額はそれほど大きくならず、さらに少ない勝利数でもトータルでプラス収支に持っていけるのがこのココモ法なのです。
ココモ法のメリット
- 何連敗しようと一度でも勝てば負けは全てチャラ
- 連敗するほど勝った時の利益がより大きくなる
ココモ法のデメリット
- そもそもバカラではココモ法に適したゲームが存在しない
- 勝率が低いゲームで使うので大型連敗をしやすくベット額が増大しやすい
ココモ法が使えるゲーム
- イーザーペア
そもそもバカラではココモ法に適したゲームが存在しないというのは非常に大きな問題です。
そのためオッズが5倍のゲーム、バカラで言えば「イーザーペア」に使える「改良型ココモ法」というのを使うことになります。
モンテカルロ法とは
数列「1+2+3」の数字を足したり消したりする
モンテカルロ法は「負けた時にベット額をちょっと増やし、勝った時はベット額をちょっと増やす」というローリスクなバランス型の手法です。
やり方はやや面倒で
- 最初に数列「1+2+3」を用意する
- ベット額は常に2列の1番左端と右端を足したもの
- 負けたら右端にベット額と同じ数字を追加
- 勝ったら両端の数字を消す
- 残った数字が1個もしくは0個になった時点で終了
という手順を踏みます。
モンテカルロ法の実際のゲームの流れは次のようになります。
数列 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
123 | × | (1+3)=4 | -4 | -4 |
1234 | × | (1+4)=5 | -5 | -9 |
12345 | × | (1+5)=6 | -6 | -15 |
123456 | ○ | (1+6)=7 | +7 | -8 |
2345 | × | (2+5)=7 | -7 | -15 |
23457 | ○ | (2+7)=9 | +9 | -6 |
345 | × | (3+5)=8 | -8 | -14 |
3458 | ○ | (3+8)=11 | +11 | -3 |
45 | × | (4+5)=9 | -9 | -12 |
459 | ○ | (4+9)=13 | +13 | +1 |
このモンテカルロ法で間違いやすいのが6ゲーム目の数列の部分で「23457」としないで「23456」とやってしまいがちです。
ただ、それ以外に関しては特に落とし穴もなく、決められた手順通りにきちんと数字を紙に書いておこなえばココモ法は見た目ほど難しい手法ではありません。
モンテカルロ法のメリット
- 連敗してもベット額はそんなに増えない
- 小口の資金でもやりやすい
モンテカルロ法のデメリット
- 実践にはやや手間がかかる
- 最後の数値が6以上だとトータル収支マイナスで終了
モンテカルロ法が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
「最後の数値が6以上だとトータル収支マイナスで終了」というのはモンテカルロ法最大のデメリットなのですが、実はこのデメリットを克服した「改良型モンテカルロ法」というものがあります。
ピラミッド法(ダランベール法)
勝ったらベット額を-1、負けたらベット額を+1
ピラミッド法は「ダランベール法」ともいわれる手法で、モンテカルロ法同様「負けた時にベット額をちょっと増やし、勝った時はベット額をちょっと増やす」というローリスクな「バランス型」の手法です。
やり方は簡単で「勝ったらベット額を-1、負けたらベット額を+1」するだけです。
ピラミッド法の実際のゲームの流れは次のようになります。
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
1 | × | 1 | -1 | -1 |
2 | × | 2 | -2 | -3 |
3 | × | 3 | -3 | -6 |
4 | ○ | 4 | +4 | -2 |
5 | ○ | 3 | +3 | +1 |
6 | × | 2 | -2 | -1 |
7 | × | 3 | -3 | -4 |
8 | ○ | 4 | +4 | 0 |
9 | ○ | 3 | +3 | +3 |
10 | ○ | 2 | +2 | +5 |
勝敗は5勝5敗とイーブンながらトータル収支では+5と5勝0敗と同じ結果となっていることがわかります。
このようにイーブンの結果になっても収益が出ることが多いのがピラミッド法なのです。
ピラミッド法(ダランベール法)のメリット
- 連敗してもベット額が増えにくい
- 小口の資金でもやりやすい
- 勝敗が五分五分や負け越しの場合でも利益が出ることがある
ピラミッド法(ダランベール法)のデメリット
- 大型連勝しても資金の増え方はゆっくり
- ベット額を減らせない状態で連勝した場合、直後の連敗で大幅に収支が悪化
ピラミッド法(ダランベール法)が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
ピラミッド法最大のデメリットが「ベット額を減らせない状態で連勝した場合、直後の連敗で大幅に収支が悪化」で、ピラミッド法は儲けにくいと批判される原因にもなっています。
ただこのデメリットは改良を加えるとあっさりと解決します。
フィボナッチ法
「フィボナッチ数列」を使ってベット額を増やす
フィボナッチ法は「フィボナッチ数列」を使ってベット額を増やしていく手法です。
「フィボナッチ数列」とは「1つ前の数字+2つ前の数字」をひたすら並べた数列のことで、具体的には「1、1、2、3、5、8、13、21、34、55・・・」という数字の並びになります。
ただし、この手法はベット額を増やすタイミングで意見が分かれており、
- 「負けた時にベット額を増やす」という説(負け説)
- 「勝った時にベット額を増やす」という説(勝ち説)
の2説あるのです。
そして、
- 「負けた時にベット額を増やす」説だと負け帳消し型
- 「勝った時にベット額を増やす」説だと利益増幅型
になります。
しかしそもそも「負けた時にベット額を増やす」説ではデメリットがあまりにも大きくメリットが少ないので、このブログではフィボナッチ法は「勝った時にベット額を増やす」説を採用しています。
フィボナッチ法(「勝った時にベット額を増やす」説)の実際のゲームの流れは次のようになります。
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
1 | × | 1 | -1 | -1 |
2 | × | 1 | -1 | -2 |
3 | × | 1 | -1 | -3 |
4 | ○ | 1 | +1 | -2 |
5 | ○ | 2 | +2 | 0 |
6 | × | 3 | -3 | -3 |
7 | × | 1 | -1 | -4 |
8 | ○ | 1 | +1 | -3 |
9 | ○ | 2 | +2 | -1 |
10 | ○ | 3 | +3 | +2 |
連勝をするとベット額が増えるのでそれにつれて配当が増えるのですが、連勝中に負けが来るとそれまでの儲けが一気に持ってかれます。
そのため「○連勝したら利益確定(=初期ベット額に戻す」というアレンジをしている人もいます。
とはいうものの、ある程度の連勝を重ねるとたとえ連敗が止まってもトータル収支がマイナスになることはないのでこのアレンジは必須というわけではありません。
フィボナッチ法(勝ち説)のメリット
- 連勝が続くと利益が爆発的に増える
- 連敗をしても損失は最低限に抑えられる
フィボナッチ法(勝ち説)のデメリット
- 連勝している時に一度でも負けるとトータル収支は大幅に減る
フィボナッチ法(勝ち説)が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
10%法
手持ち資金の10%(1割)をベットする
10%法は「10%投資法」とも呼ばれるもので、手法としては単純で「手持ち資金の10%(1割)を賭け続ける」というものです。
勝った時も負けた時も資産の増減が小さめなのでローリスクな「バランス型」の代表のような存在です。
10%法の実際のゲームの流れは次のようになります。
(※手持ち資金100からスタート、小数点以下切り捨て)
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | 手持ち資金 |
1 | ○ | 10 | +10 | 110 |
2 | ○ | 11 | +11 | 121 |
3 | ○ | 12 | +12 | 133 |
4 | × | 13 | -13 | 120 |
5 | × | 12 | -12 | 108 |
6 | ○ | 10 | +10 | 118 |
7 | ○ | 11 | +11 | 129 |
8 | × | 12 | -12 | 117 |
9 | × | 11 | -11 | 106 |
10 | × | 10 | -10 | 96 |
はじめは手持ち資金100からスタートで10ゲーム後には96に減るという結果になりました。
勝敗は5勝5敗ですからベット額を固定する賭け方ならば、トータル収支はプラスマイナスゼロで終わるわけで、これではわざわざこの手法を用いた意味がありません。
しかし、あえてこのようなケースを持ち出したのは、この10%法は「勝敗の組み合わせが悪いと普通に賭けるより収支が悪化することがある」というパターンがあることを知ってもらいたかったからです。
このケースだけではなく、10%法は相性がどうしようもなく悪い勝敗パターンというのが数多くある手法なのです。
10%法のメリット
- 連敗が重なっても(理論上)資金が枯渇することはない
- 連勝が重なったら資金は急上昇で増えていく
- 手持ち資金が少なくて済む
10%法のデメリット
- 相性の悪い勝敗パターンがある
10%法が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
31システム法とは
(1、1、1、2、2、4、4、8、8)の9個の数字を使う
31システム法は「2連勝法」とも呼ばれ、ローリスクな「バランス型」の手法です。
使うのは(1、1、1、2、2、4、4、8、8)の9つの数字ですが、実際に使う際はこれを「(1、1、1)(2、2)(4、4)(8、8)」というように4つのセクションに分けます。
その上で
- 最初のベットは一番左の数字の「1」
- 負けた時は右隣の数字に移る
- 勝った時は次のセクションにワープし、一番左の数字から始める
- 2連勝したら31システム投資法は終了
- 最後の数字「8」に達しても31システム投資法は終了
というルールで賭けを行います。
31システム法の実際のゲームの流れは次のようになります。
使ってる数字の位置(太文字) | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | × | 1 | -1 | -1 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | 〇 | 1 | +1 | 0 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | × | 2 | -2 | -2 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | × | 2 | -2 | -4 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | × | 4 | -4 | -8 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | 〇 | 4 | +4 | -4 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | 〇 | 8 | +8 | +4 |
3勝4敗と負け越してるにもかかわらず+4で終えることができました。
このように負け越してもプラス収支にもっていくことができるのがこの31システム法なのです。
31システム投資法のメリット
- 2連勝すれば(途中経過はどうであれ)必ず収支はプラスで終わる
- 最大でも損失は31ドル
- ゲームの止め時がわかりやすい
31システム投資法のデメリット
- 2連勝しなかった場合マイナス収支で終わることがほとんど
31システム投資法が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
パーレー法とは
勝ったらベット額を2倍、負けたら初期ベット額
パーレー法は別名「逆マーチンゲール法」とも言い、その名の通りマーチンゲール法と逆の操作、つまり「勝ったらベット額を2倍、負けたら初期ベット額に戻す」という単純なもので「利益増幅型」の代表と言える存在です。
しかし手法そのものは単純ですが、実際にはこれに加え「〇連勝で利益確定させる」という操作が必要となります。
そうでなければ「連勝が止まった時点でそれまで貯めた利益がすべて飛んでしまう」からです。
そして一般的には「3連勝~5連勝」で利益を確定させます。
パーレー法の実際のゲームの流れは次のようになります。
(※3連勝で利益確定)
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
1 | × | 1 | -1 | -1 |
2 | × | 1 | -1 | -2 |
3 | ○ | 1 | +1 | -1 |
4 | ○ | 2 | +2 | +1 |
5 | ○ | 4 | +4 | +5 |
6 | × | 1 | -1 | +4 |
7 | × | 1 | -1 | +3 |
8 | ○ | 1 | +1 | +4 |
9 | ○ | 2 | +2 | +6 |
10 | × | 4 | -4 | +2 |
勝敗は5勝5敗ですからベット額を固定させる賭け方だとプラスマイナスゼロですが、このパーレー法を使うと+2で終えることができました。
パーレー法のメリット
- 連勝した時の手持ち資金の増え方が早い
- 小口の資金でもできる
パーレー法のデメリット
- 一度の負けで連勝時に稼いだ分が全部なくなる
- 連勝するまでじりじりと手持ち資金は減り続ける
パーレー法が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
バカラの攻略法を使用する際の注意点
システムベットを選ぶ際は手持ち資金を基準にする
8つの内、どのシステムベットを選ぶかを考える際はこれが一番最優先されます。
いくら「このシステムベットが面白そうだからやりたい!」と思っても、そのシステムベットを行う手持ち資金がなければどうしようもないのです。
例えば、システムベットの中でもっとも有名な手法であるマーチンゲール法はそのテーブルの最低ベット額の1000倍は用意しないとかなり危険なギャンブルになってしまいます。
最低ベット額が0.1ドルなら100ドル、1ドルなら1000ドルですからマーチンゲール法の手軽なイメージとは裏腹に実際にはかなりハードルの高い手法なのです。
手持ち資金が少額の場合は「ピラミッド法」や「31システム法」を選ぶのが良いでしょう。
事前にしっかりとシミュレーション(練習)をした方が良い
モンテカルロ法や31システム法などのように明らかに事前にシミュレーション(練習)が必要とわかるものは問題ないのですが、マーチンゲール法などのような簡単にできる手法の場合はどうしても事前のシミュレーションをせずにいきなりぶっつけ本番でやってしまいがちです。
しかし手法としては簡単でも実際にやってみると予想もしない壁に直面することは珍しくありません。
例えばマーチンゲール法で有名な壁が「ベット額が大きくなったときに平常心を保てるかどうか」というものです。
2連敗3連敗ならベット額も初期ベット額の2~4倍ですからメンタルが揺らぐことはまずないでしょう。
しかし5連敗となると初期ベット額の32倍となり、多くの人はこの辺りから不安感が沸き上がり始めます。
そして6連敗すると64倍、7連敗すると128倍になり100倍台に突入。
事前にしっかりとシミュレーションをしてない人はここで怖気づいてしまい、マーチンゲール法を守らず賭けを止めてしまうようです。
一方、事前にシミュレーションをしっかりとしている人ならそもそも8連敗、9連敗、そして10連敗をしても淡々とマーチンゲール法続けます。
正確に言えば、それくらい連敗してもメンタルが揺るがないくらいのベット額になるよう初期ベット額を調整しているはずです。
このように、
- 本番でもメンタルが揺るぎにくくなる
- 実際にやってみないとわからない壁の存在を知ることができる
ので事前にしっかりとシミュレーションを行うことは非常に大事だと言えるのです。
バカラの攻略法のまとめ
バカラの攻略法と呼ばれるものは世の中にはたくさんあります。
そしてその多くが「バカラの勝敗予想を行う」ものです。
ただ、そのような勝敗予想を行う攻略法はオカルトや占いレベル止まりだったり、ひどい場合にはほとんど詐欺じみた手法まであります。
場合によってはそれら使い物にならない攻略法を高値で売りつける悪質業者まで存在します。
しかし最初に説明したように、そもそもバカラでは「勝敗予想は非常に難しい」のです
一方ここで紹介したシステムベットの手法は「バカラは勝敗予想などできない」という前提からスタートしているものばかりです。
「面白いように儲かる」などという手法では決してありませんが、現実的で堅実な攻略法と言えます。
バカラの勝敗予想という夢のある攻略法を行うのもバカラの楽しみ方の一つではありますが、この記事で紹介したようなシステムベットという「地味だけど堅実な攻略法」も選択肢の一つに加えられ、バカラの楽しみ方の幅が広げられたら幸いです。