理論上「絶対に負けない、儲かり続ける手法」とされるマーチンゲール法。
このマーチンゲール法は特にバカラと相性が良いとされ、昔から多くのバカラプレイヤーに愛用されています。
しかし、実際のマーチンゲール法利用者の声を聞くとその評価は賛否両論...。
はたしてバカラでマーチンゲール法を使うと本当に理論通りに儲かり続けるのか?それとも何か大きな落とし穴があるのか?
この記事ではそのようなバカラでのマーチンゲール法戦略について考えていきます。
マーチンゲール法の基本戦略とは
マーチンゲール法は、
- 勝率がほぼ50%
- オッズがほぼ2倍
という、二つの条件を満たしたゲームで使用することができます。
そしてバカラでは「バンカー勝利に賭ける」か「プレーヤー勝利に賭ける」場合、この2つがこの条件を満たしているのでマーチンゲール法を使用することができます。
マーチンゲール法のやり方は「負けたらベット額を2倍にする」だけ
マーチンゲール法のやり方は極めて単純で、
「負けた時は次のベット額は直前の2倍の金額にする、勝った時は次のベット額は最初の金額にする(戻す)」
というものです。
配当オッズが2倍のゲームで最初のベット額1ドルから始めた場合を考えてみましょう。
- 1ゲーム目勝ち・・・2ゲーム目のベット額は1ゲーム目と同じ1ドルにする
- 2ゲーム目負け・・・3ゲーム目のベット額は2ゲーム目の2倍の2ドルにする
- 3ゲーム目負け・・・4ゲーム目のベット額は3ゲーム目の2倍の4ドルにする
- 4ゲーム目負け・・・5ゲーム目のベット額は4ゲームの2倍の8ドルにする
- 5ゲーム目勝ち・・・6ゲーム目のベット額は1ゲーム目と同じ1ドルに戻す
このように「勝った時は最初のベット額、負けた時は直前の2倍のベット額にする」というルールを機械的に繰り返すだけなのです。
単純ですね。
ではこのマーチンゲール法の手法にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
上の5ゲームを収支という面で見てみると、
- 1ゲーム目勝ち・・・トータル収支+1ドル
- 2ゲーム目負け・・・トータル収支0ドル
- 3ゲーム目負け・・・トータル収支-2ドル
- 4ゲーム目負け・・・トータル収支-6ドル
- 5ゲーム目勝ち・・・トータル収支+2ドル
となり、2ゲーム目から4試合目までの負けの分を5ゲーム目のたった一度の勝ちで一気に取り戻し、さらに利益まで上がっています。
つまり、勝敗では2勝3敗と負け越しているにもかかわらず結果的に「マーチンゲール法を使わずに賭けた場合の2勝0敗と同じ収支(+2ドル)」になっているのです。
マーチンゲール法ではない普通の賭け方、つまりベット額を一定にして賭け続けた場合は2試合目から4試合目までの3回分の損失を取り戻すためには5試合目以降3回分勝ち越しさないといけません。
しかし、マーチンゲール法では3連敗しようが5連敗しようが「たった一度の勝ちでその損失を一気に取り戻す」ことができ、さらに利益まで上がるのです。
極端な話、1勝100敗でも(理論上は)収支はプラスになりえます。
そして、これは言い換えると「1回勝てば過去の負けを全てゼロにしてくれる」とも言えます。
例えば、トータルでの勝ち負けが10勝10敗で終わったとしても、手持ちの資金は10勝0敗と同じ状態になっているということです。
マーチンゲール方が理論上絶対に負けない、儲かり続ける手法とされるのはこの「結果的に負けをゼロにしてくれる(実質勝率100%にしてくれる)」という仕組みのためなのです。
マーチンゲール法のメリット
何連敗しようと一度勝てば負けた分はすべてチャラ
マーチンゲール法最大のメリットはやはりこの「一度の勝ちで損失を全て穴埋めできる」という点でしょう。
ベット額を変えない普通の賭け方をした場合、過去に負けた分を取り戻すのは非常に骨の折れる作業です。
例えば5連敗してしまった場合、収支をプラスマイナスゼロに戻すにはただ5勝すればいいというものではありません。
途中で1敗してしまったら6勝、2敗してしまったら7勝と、5勝ではなく5回分勝ち越す必要があるのです。
これだけ骨の折れる作業してようやく収支をプラスマイナスゼロに戻すことができるわけです。
一方マーチンゲール法はというと「たった1勝するだけで5連敗分の損失の穴埋めができ、さらに収支もプラスマイナスゼロではなくプラスに転じる」のです。
「何連敗しようとたった一度の勝利で全ての負けを取り戻せる」これがマーチンゲール法の最大のメリットであり魅力と言えるでしょう。
小学生でもすぐできる単純な手法である
マーチンゲール法のもう一つのメリットは「すぐに使うことができる非常に簡単な手法」だという点です。
たとえ小さな子供でも、トランプのルールを理解できる程度の知能さえあればすぐに使うことができます。
他の手法ではこうはいきません。
例えば、マーチンゲール法と並んでカジノで人気のある手法に「モンテカルロ法」というものがありますが、「1、2、3という数列を準備し、数列の左端と右端を足し合わせた数だけ賭け、負けた場合は賭け金を数列の右端に加え、勝った場合は数列の右端と左端を消す」と、文字だけの説明を見てもいったいなんのことやら理解に苦しむものとなっています。
それに比べてこのマーチンゲール法は「負けた時は次のベット額は直前の2倍の金額にする、勝った時は次のベット額は最初の金額にする(戻す)」と非常にシンプルで簡単な手法なのですぐに実行することができるのです。
マーチンゲール法のデメリット
あまりにも連敗が重なるとテーブルリミットにかかってしまい強制終了せざるを得ない
マーチンゲール法は理論上は絶対に負けない手法ではあるのですが、それはベット額をいくらでも無限大に増やすことができるという条件下に限ります。
実際には、どのオンラインカジノでもベット額の上限値「テーブルリミット」というのものが設定されているので、ベット額を無限大に増やすということはできません。
テーブルリミットは、ギャンブラーがゲームテーブルで行うことができる最小および最大の賭けです。
これは、ゲームテーブルからの利益を最適化するために制限を変更できるという点で、収益管理の形式です。
引用:Wikipedia(和訳)
あまりにも連敗が重なってしまうとベット額がこのテーブルリミットに到達してしまい、それまでの負けの部分を取り戻すかけができなくなってしまうのです。
テーブルリミットが1000ドル、最小ベット額が1ドルのバカラのテーブルで考えてみましょう。
最小ベット額の1ドルで賭け続けた場合、3連敗すると次のベット額は8ドルなのでテーブルリミットからはまだまだ離れています。
5連敗ではどうでしょうか?
5連敗した場合でも次のゲームに必要なベット額は32ドルですからまだまだ余裕があります。
では10連敗となるとどうなるでしょうか?
10連敗した場合に次のゲームに必要なベット額は1024ドルとなりテーブルリミットの1000ドルを超えてしまいます。
この時点での潜在的な損失額は1023ドルですから、1000ドルしかベットできないとたとえ次に勝利したとしてもトータルでは-23ドルの損失となってしまいます。
それどころかさらに負けて11連敗となってしまうと、まだ潜在的な損失にすぎなかった1023ドルは顕在的な損失として確定してしまいます。
つまり負けが確定してしまうのです。
このようにいくら理論上は負けないマーチンゲール法といえども、ベット額がテーブルリミットに到達してしまえば強制的に負けを確定させざるを得なくなってしまうというデメリットがあるのです。
手持ち資金の増え方がゆっくりなので時間がかかる
前述のようにバカラのテーブルにはテーブルリミットという、ベット金額の上限値が設定されています。
このテーブルリミットを避けるためには、1回あたりのベット額は出来る限り小さくしなくてはいけません。
例えば、10連敗した場合に備えるならば1回あたりのベット額はテーブルリミットの1/1024以下にしないといけません。
10連敗などというのは滅多に起こるものではありませんが、起こってしまった場合はかなり致命的な事態になるのでこれぐらい余裕を持たせる必要があるのです。
このように1回あたりのベット額は低くせざるを得ないため、手持ち資金を膨らませるためにはちまちまとしたベットを長時間にわたり延々繰り返さなければならず、手持ち資金を2倍にするのに1時間以上プレイしないといけない、などということも珍しくありません。
マーチンゲール法はそれなりに時間と忍耐力を必要とするので、時間を忍耐力もない人には手を出しにくい手法と言えるかもしれません。
実際にマーチンゲール法をバカラに使うには
さて、ここからはマーチンゲール法をバカラに使うには具体的にどうすればいいのかについて解説していきます。
マーチンゲールシュミレーション表
※下記の表は100円BET開始で、オッズは2倍で計算。
連敗回数 | 次のゲームのBET額 | 合計必要資金 | 勝利時の配当 | トータル収支 | 次も負ける確率 |
0 | \100 | \100 | \200 | \100 | 50% |
1 | \200 | \300 | \400 | \100 | 25% |
2 | \400 | \700 | \800 | \100 | 12.5% |
3 | \800 | \1,500 | \1,600 | \100 | 6.25% |
4 | \1,600 | \3,100 | \3,200 | \100 | 3.125% |
5 | \3,200 | \6,300 | \6,400 | \100 | 1.5625% |
6 | \6,400 | \12,700 | \12,800 | \100 | 0.78125% |
7 | \12,800 | \25,500 | \25,600 | \100 | 0.390625% |
8 | \25,600 | \51,100 | \51,200 | \100 | 0.1953125% |
9 | \51,200 | \102,300 | \102,400 | \100 | 0.09765625% |
上記の表はマーチンゲール法を使い、1ゲームあたり100円を賭け続けた場合に、
- 〇連敗した時に次のゲームではどれだけのベット額が必要か
- 〇連敗した時にトータルでどれだけの手持ち資金が必要か
- 勝利した時にどれだけの金額が配当として支払われるのか
- 支払われた配当からベットした金額を差し引いた実際の収支(利益)
- 次も負ける確率
これらを表にしたものです。
バンカー勝ちに賭けるか、それともプレイヤー勝利に賭けるかで実際の数字は多少変わりますが、おおよその目安としては使えます。
この表を使うとどのような資金管理をすればいいのかが一目で分かりますので、マーチンゲール法実践時に非常に重宝することでしょう。
バカラでのマーチンゲール法の実践の前に確認すべき3つのこと
1.マーチンゲール法を使用できるのはバンカー勝利とプレイヤー勝利のみ
まずはマーチンゲール法はバカラのどのゲームで使用することができるのかについて確認してみましょう。
バカラの賭け方には、
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
- タイ(引き分け)
のどれかに賭ける基本ゲームの他に、「サイドベット」と呼ばれる「プレイヤーペア」「バンカーペア」「イーザーペア」「ビッグ」「スモール」「スーパー6」などいろいろな賭け方がありますが、マーチンゲール法で使うのは「バンカー勝利」と「プレイヤー勝利」の二つの賭け方のみです。
サイドベットはもちろん、タイ(引き分け)にも使えません。
これはマーチンゲール法を使う際の条件として、
- 勝率がほぼ50%
- オッズがほぼ2倍
という条件があるためです。
この二つの条件を満たすのは「バンカー勝利」か「プレイヤー勝利」しかないのです。
2.1ゲームあたりのベット額はそのテーブルの最低ベット額(ミニマムベット)にする
バカラでマーチンゲール法を行う場合、1ゲームあたりのベット額はそのテーブルの最低ベット額(別名:ミニマムベット)にします。
これはベット額が小さければ小さいほど、連敗によるベット額の増加に耐えやすくなるからです。
もちろんミニマムベットにしてしまうと1ゲームあたりの利益は小さいものになります。
資金の増え方があまりにもちまちまとしたもになるのでイライラするかもしれませんが、マーチンゲール法というのはコツコツと気長に賭け続ける手法なのでその辺は割り切るしかありません。
3.シミュレーション表を使い何連敗で強制終了(損切り)となってしまうかを確認する
マーチンゲール法というのは何連敗しようと、たった1回の勝ちで全ての損失を取り戻せる手法であるというのは何度も述べた通りです。
それゆえ、いくら連敗を重ねたとしても理屈の上では何の問題もないはずなのですが、実際にはテーブルリミットの問題や手持ち資金の問題である一定以上の回数連敗するとそれ以上マーチンゲール法を使えなくなってしまい強制終了、つまり損失を確定し損切りせざるを得ないという事態に追い込まれてしまいます。
手持ち資金が10万円の場合を例に考えてみましょう。
上のシミュレーション表の合計必要資金の欄を見ていくと「9連敗で10万2300円」と書かれています。
これは1回あたりのベット額を100円にすると8連敗までは耐えられるけど、9連敗になると資金が足りなくなり損失が確定してしまい損切りせざるを得ない状況になってしまう、ということを意味しています。
では1回あたりのベット額を90円にするとどうなるでしょうか?
ベット額を90円にすると合計必要資金は0.9倍、つまり1割分減り10万2300円×0.9=9万2070円となります。
このことからベット額を90円まで減らすと9連敗まで耐えられるようになると分かります。
マーチンゲール法を実際に行う際は上のシミュレーション表を使って何連敗まで耐えられるのかを確認し、それに合わせて1ゲームあたりのベット額を変化させたり、もしくはもっとテーブルリミットの高いテーブルに変えたりしましょう。
バカラでのマーチンゲール法の実際のやり方
事前確認の次は実際にバカラでマーチンゲール法を試してみることにしましょう。
バカラでのマーチンゲール法のやり方は難しいものではなく、
- 賭ける対象は「バンカー勝利」か「プレイヤー勝利」のどちらか
- 勝ったら次のゲームのベット額は初期金額に戻す
- 負けたら次のゲームのベット額は2倍にする
- 引き分けはベットしたお金が全額戻ってくるのでゲーム自体なかったものと考える
この四つのルールを守って賭け続けるだけです。
Q&A方式で本当に理解しているか確認しましょう
バカラでのマーチンゲール法は上の四つをルールを愚直に守るだけでできてしまうのですが、シンプルであるがゆえに大きな勘違い思い違いをしているということもままあります。
そこでここではQ&A方式で本当にバカラでのマーチンゲール法のやり方を理解しているかどうかを確認してみようと思います。
なお初期のベット額は100円とします。
バカラでマーチンゲール法を使用した実践的な戦略
バカラでマーチンゲール法を行うやり方は上の項目での解説で理解していただけたことと思います。
この項目ではマーチンゲール法をより有効的に使うための実践的・具体的な戦略についていくつか解説していきます。
出来る限りプレイヤー勝利に賭けるようにする
バカラでマーチンゲール法を行う場合はできるだけプレイヤー勝利に賭けた方が利益が上がりやすくなります。
これはプレイヤー勝利がオッズ2倍なのに対し、バンカー勝利はオッズが1.95倍であるからです。
しかしこれには反論する人がいるかもしれません。
というのも一般にバカラではプレイヤー勝利よりもバカラ勝利の方が有利と言われているからです。
確かに確率の面でも期待値の面でも、バンカー勝利の方が優位であるというのは事実です。
勝率の面ではバンカー勝利は45.8597%であるのに対しプレイヤー勝利は44.6247%とバンカー勝利よりも低くなっています。
勝率が高い分バカラ勝利はオッズが1.95倍と低く設定されていますが、オッズが低く設定されているにもかかわらず、期待値ではバンカー勝利は98.94%であるのに対し、プレイヤー勝利は98.76%とバンカー勝利の方が高くなっています。
このように勝率の面でも期待値の面でもバンカー勝利が有利なのですが、しかし勝率と期待値がその優位性を発揮するのはベット額を変化させずに賭け続けた場合のみです。
マーチンゲール法のようにベット額を変化させ続け、さらに一度の勝ちで連敗が全てチャラになるという手法の前では何の優位性も示しません。
そしてそれ以上にバンカー勝利はオッズが1.95倍であるというデメリットの方が大きくのしかかってしまいます。
これはマーチンゲール法では2倍を切るオッズの場合、連敗が重なるほどに勝った時に得られる利益がどんどん目減りしてしまうようになっているからなのです。
5連敗した後はバンカー勝利には絶対賭けてはいけない
バンカー勝利のオッズは1.95倍なので連敗が重なるほど勝った時に得られる利益が減ってしまうというのはすでにお話しした通りです。
問題は6連敗した時です。
6連敗すると勝った時の利益が少ないどころか「マイナス収支」になってしまうのです。
これはバンカー勝利に賭け続けた場合どのような収支になるかを見れば一目瞭然です。
バンカー勝利に賭け続けた場合、
- 0連敗(1回目のベット)後に勝利・・・100円賭けて+95円
- 1連敗後に勝利・・・200円賭けて+90円
- 2連敗後に勝利・・・400円賭けて+80円
- 3連敗後に勝利・・・800円賭けて+60円
- 4連敗後に勝利・・・1600円賭けて+20円
- 5連敗後に勝利・・・3200円賭けて-60円
と、5連敗後ではたとえ勝利してもマイナス収支になっているのがよくわかります。
このように5連敗した後はひたすらプレイヤー勝利に賭け続けるか、もしくは最初からプレイヤー勝利にのみ賭け続けるかどちらかにした方が良いと言えるでしょう。
直前のゲームで勝利した側に賭けた方がやや優位性がある
バカラはルーレットの赤黒賭けなどと違い、勝ち負けが一方に偏りやすいゲームと言われています。
ルーレットで赤だけが10以上も続くなどということはめったに起こりませんが、バカラではバンカー勝利もしくはプレイヤー勝利が10以上続くということがありがちなのです。
このため、直前のゲームでバンカーが勝利した時に「バカラは勝率がほぼ五分五分のゲームなのだから次もバンカーが勝利する可能性は低いだろう」などと考えてプレイヤー勝利に賭けると、バンカーがあっという間に10連勝してしまい資金が底をついてあえなく退場、などということになりかねません。
このため、直前のゲームで勝利した側に賭けた方がマーチンゲール法が失敗する可能性がやや低くなりリスク回避につながると言えるでしょう。
もちろんこのやり方にも欠点があります。
バンカー勝利とプレイヤー勝利が交互に来てしまった場合は連敗がどんどんと重なってしまうのです。
そしてたとえ資金に余裕があったとしても、上記のように5連敗後にバンカー勝利に賭けるのはやってはいけない行為なので強制的にプレイヤー勝利に賭け続けざるを得なくなってしまいます。
この賭け方はあくまでも「やや」優位性があるにすぎないんだ、ということも覚えておいてください。
バカラでマーチンゲール法を使用する際の注意点
シミュレーションは必ずしよう
バカラのマーチンゲール法は誰にでもすぐできる簡単な手法です。
そのため事前にろくにシミュレーションによる練習もせずにいきなり実戦で使ってしまいがちですが、これは絶対にやめておきましょう。
というのも、マーチンゲール法は簡単な手法ではあるのですが、事前にしっかりとシミュレーションをしておかないとつまらないケアレスミスで損失を膨らませてしまったり、連敗が重なってベット額が大きくなった時に動揺してしまい、マーチンゲールのルール通りに賭けるのをやめてしまう、などということが起こりかねないからです。
バカラのマーチンゲール法はすぐ簡単に出来るからといって事前のシミュレーションなしに実践で使うのは非常に危険です。
損切ラインを決めておこう
マーチンゲール法はベット額が手持ち資金を超えてしまうと強制的に損切りとなってしまいます。
もちろんベット額が手持ち資金を超えて強制終了になるまで、ベット額を増やし続けるというのも一つのやり方ではあるのでしょうが、あまりにもハイリスクすぎます。
このような「手持ち資金がなくなるまでベットし続ける」というやり方ではなく「〇連敗したらそこで損失を確定し、また初期ベット額からやり直す」という低リスクなやり方の方が賢明でしょう。
では具体的に何連敗したら損切りを確定させればいいのでしょうか?
実はこれは昔から様々な研究が行われているのですが、未だにこれといった答えが出てきません。
結局のところ、自分が「この損失額までは精神的に許せる」という額を損切りのラインにするのがベターと言えます。
オンラインカジノは精神的ショックを受けてストレスを溜め込むためにあるものではなく、あくまでも楽しむためにあるものなのだということを忘れないようにしましょう。
何回まで損切りを許すかルールを決めておこう
何連敗したら損切りするかを決めることも大事なのですが、同時に「何回損切りしたらバカラのプレイそのものをやめるか」というルール作りも大事です。
カジノというのは「なぜだかわからないけどいくらやっても勝てない、損失だけが膨らんでいく日」があるものです。
そういう時はだらだらとプレイを続けずにきっぱりとやめることが大事なのですが、事前に「何回損切りしたらプレイをやめよう」というルールを作っておかないとついつい資金が底をつくまでプレイを続けてしまいがちなのです。
このように手持ち資金が底をつくまでプレイを続けるというのを繰り返していると、オンラインカジノへの入金を何度も何度も繰り返し現実の生活にまで悪影響を及ぼしかねません。
- 損切りラインを決める
- 何回損切りしたらプレイをやめるかを決める
上記の二つを事前にしっかりと行っておくことが大切なのです。
最近ではオンラインカジノ側もあまりにもプレイにはまり込んでしまうないように「資金の何パーセント減少したらその日はプレイを継続できなくなる」などという設定ができるようになっているところもあったりするのでそれを利用するのも一つの手でしょう。
初期ベット額を少なくしよう
最初の方でも触れましたが、大事なことなのでここでもまた繰り返します。
マーチンゲール法を行う時はそのテーブルのミニマムベット、つまり一番小さいベット額で賭けるようにしてください。
マーチンゲール法というのは小さいベット額で賭けることで連敗した時にも耐えられるようにする、という手法なので出来る限り一回あたりのベット額を小さくすることが大切なのです。
「手っ取り早く資金を増やしたいから一回あたりのベット額を大きくしよう」などと考えてはいけません。
困ったことにYouTubeなどにあるオンラインカジノのプレイ動画を見ると、目立って再生数を伸ばしたいからなのかマーチンゲール法であるにもかかわらず大きなベット額で大勝負をかけているものがたくさんあります。
そのような動画を見ているとついつい真似をしてみたくなりますが、あれはあくまでもいいとこどりを編集した動画なのです。
実際にはうまくいったプレイの影でその数倍もの大損失プレイがあるはずなのですが、そのようなプレイが動画になることはまずありません。
バカラのマーチンゲール法のまとめ
マーチンゲール法は非常にシンプルで分かりやすく誰でもすぐに実行できる手法です。
もちろん実際にバカラでマーチンゲール法を使うにあたっては細かい注意事項や事前に確認しなければならない項目というのはありますが、他の戦術にありがちな複雑な計算や駆け引きなどは一切必要とせず、ただ単純なルール通りに賭け続けるだけで利益が積み上がっていくというのは他の手法にはない大きな魅力です。
さらにバカラはその勝率の高さ、ハウスエッジの低さからマーチンゲール法を使えるオンラインカジノのゲームの中でも特に相性がよく稼ぎやすいゲームと言えます。
この「単純ではある大きく稼げる」可能性を秘めたマーチンゲール法をうまく使い、バカラでのプレーを楽しんでください。