カジノの王様と言えば何といっても「バカラ」ですが、カジノには他にもいろいろなカードゲームがあります。
せっかくオンラインカジノを楽しむのなら、ぜひバカラ以外のカードゲームの魅力にも気づかなければ勿体ないです。
それでもやっぱり「バカラが好き!」という人には、さまざまな形のバカラを楽しんでみることをおすすめします。
そこで今回は、
- オンラインカジノで楽しめるカードゲーム
- いろいろな形のバカラ
このふたつについて詳しく解説していきます。
バカラとはそもそもどんなゲーム?
バカラというゲームは日本人にはあまりなじみがないゲームです。
なぜなら国内にはカジノがありませんからね。
でもバカラは『カジノの王様』と呼ばれるほど、カジノでは王道のゲームです。
そんなバカラはそもそもどんなゲームなのでしょうか。
とてもさらっと説明すると、
「AとB、どちらの人が“9”に近い数字を出すことができるか」を予想するゲーム
になります。
というより、本当にこれ以上でもこれ以下でもないシンプルなゲームです。
だからこそ、カジノ初心者からプロギャンブラーまで、幅広い層のプレイヤーたちがバカラの虜になっているのです。
でもシンプルであるが故、奥が深いのもバカラの魅力。
ギャンブルに興味がある人も、そうでない人も、まずはバカラを実際にプレイして、その魅力に触れてみてください。
バカラとブラックジャックの違いは?
バカラと同様、むしろカードゲームとしては、バカラ以上に有名なのがブラックジャックです。
バカラもブラックジャックも、トランプを使ってゲームを行う典型的なカードゲームです。
ひょっとしたら小学校時代に、友達と休み時間を利用してブラックジャックを楽しんだ思い出がある人がいるかもしれませんね。
そんなブラックジャックをさらっと説明すると、
「AとB、双方が“21”に近い数字を目指す」ゲーム
になります。
ここで少し気づくことがありますよね。
そうです。バカラは“9”、ブラックジャックは“21”という違いはありますが、どちらも決まった(より近い)数字を出したほうが勝ちという点です。
けれどもこのふたつ、そのほかのルールを比べてみるとかなり違いがあることがわかります。
- プレイヤー(A)とバンカー(B)どちらが勝つかを予想する
- 初めに2枚配られる
- カードが配られる前にチップを賭ける
- 3枚目を配るかはルールによって決められている
- 最大でもヒットは1枚のみ
- プレイヤー同士は敵にならない
- 「9」を超えたら下一桁のみでジャッジ
- スタンダードは14人まで参加可能
- プレイヤー(A)がバンカー(B)と直接勝負する
- 初めに2枚配られる
- カードが配られる前にチップを賭ける
- プレイヤーが3枚目をもらう(ヒット)・もらわない(スタンド)を決めることができる
- 21を超えなければ何枚でもヒットできる
- プレイヤー同士は敵にならない
- 「21」を超えたらアウト
- スタンダードは5~7人ほどが参加可能
同じ点を青い文字に、異なる点を赤い文字で色分けしてあります。
最も大きな違いは、プレイヤー自らが戦うかどうかです。
バカラはベットした後、ディーラーがカードを配るのを見守るだけです。
一方ブラックジャックは、ディーラーがカードを配り終えたら、自らがアクションを起こす必要があります。
初めに配られた2枚のカードを見て、どこまでヒットするのかを自分の意志で決めていくスリリングさは、バカラとは比べ物になりません。
運まかせであるバカラに対して、ゲームの途中からでも積極的に仕掛けていけるのがブラックジャック。
そういう観点で見れば、初心者向きなのはバカラで、アグレッシブに勝負していきたい人はブラックジャックを選ぶといいでしょう。
バカラとポーカーの違い
カジノのテーブルゲームで、頭脳派といえばポーカーです。
日本ではポーカーというとギャンブル要素が強いイメージですが、世界では著名人がたしなむカードゲームとしても知られていて、あのトランプ大統領やオバマ大統領もポーカー好き(しかも強い!)だと公言しています。
トランプ大統領はポーカー好きとして知られ、96年には「USポーカーチャンピオンシップ」を立ち上げました。
<中略>
オバマ氏はインタビューで自分の隠れた才能を質問された際、「私はポーカーがとても強いです」と答えて注目されました(2007年)。
オンラインカジノでプレイできるポーカーはかなりの種類があるのですが、現在人気なのはフロップポーカー(テキサスホールデムなど)と呼ばれるものです。
まずはフロップポーカーの簡単な説明です。
-フロップポーカーの流れ-
- 席に着く
- ポジションを決める
- 各プレーヤーに2枚のカードを配布(自分だけが見れる)
- チップを賭ける(降りるのもアリ)
- テーブル中央に3枚のコミュニティカードをオープン「フロップ」
- さらにチップを賭ける(ここで降りてもいい)
- 4枚目のコミュニティカードをオープン「ターン」
- さらにチップを賭ける(ここで降りてもいい)
- 5枚目のコミュニティカードをオープン「リバー」
- 最終ベットが終わった時点で手持ちの2枚をオープンし勝者を決定
流れを見ると気づくでしょうが、ポーカーとバカラでは全くゲームの内容が異なります。
少し強引ですが、あえてこのふたつを比べてみました。
- 初めに2枚配られる
- プレイヤー同士は戦わない
- カードが配られる前にチップを賭ける(1回のみ)
- スタンダードは14人まで参加可能
- 初めに2枚配られる
- プレイヤー同士が戦う
- 2枚のカードが配られた後でチップを賭ける(最大4回まで賭けられる)
- スタンダードは2~10人で戦う
やはりブラックジャックとは異なり、バカラとポーカーでは違いがかなり大きいです。
フロップポーカーは「役」の大きさを競うゲームではありますが、その本質は全く違うところにあります。
それはチップの駆け引きです。
チップを、
- コール(同額で勝負)
- チェック(様子見)
- レイズ(上乗せ勝負)
- オールイン(全額勝負)
するのか、はたまた
- 「フォールド(降りる)」
なのか、プレイヤー同士で駆け引きを行い、ときには騙し騙されなんて展開も珍しくありません。
運だけでは絶対に勝てないのがポーカーです。
『ポーカーフェイス』という言葉があるように、同じテーブルに座ったほかのプレイヤーとの心理戦に勝たなければなりません。
もしあなたがハッタリに自信があるのなら、ぜひポーカーに参加してみることをおすすめします。
かなりの演技力を問われるゲームであることは覚えておいてくださいね。
バカラ、ブラックジャック、ポーカーの違いを一覧で比較!
「バカラ」「ブラックジャック」「ポーカー」という3つの人気カードゲームを紹介しましたが、自分に向いているゲームがどれなのか何となく理解できたでしょうか?
カードゲームを日頃から楽しんでいる人にとっては、この3つは「全然違う」とわかるでしょうが、これからいろいろなカードゲームを覚えていきたいという人のために、もう一度この3つについて一覧にまとめてみました。
バカラ | ブラックジャック | フロップポーカー | |
人数 | 最大14人程度 | 平均5~7人 | 2~10人 |
対戦相手 | - (勝敗の予想のみ) |
VSディーラー | VSプレイヤー全員 |
初めの枚数 | 2枚 | 2枚 | 2枚 |
チップのタイミング | カード配布前 | カード配布前 | カード配布後 |
勝負する枚数 | 最大3枚 | 2枚以上(合計21を超えるまでは何枚でもOK) | 2枚+コミュニティーカード最大5枚 |
ゲームのポイント | 運と残りカードの予想 | 自分のカードを如何に「21」に近づけるか | チップの額によるほかのプレイヤーとの心理戦 |
どうでしょうか。
同じトランプを利用したカードゲームであっても、ルールだけでなく、勝敗を決めるポイントがこれほどまでに違うのです。
でも、
だからこそカードゲームは面白い!
という人は多いです。
今までバカラ一辺倒で遊んでいた人は、ほかのカードゲームに目を向けてみるのもおすすめですよ。
実に多様なバカラの種類と違い
話をバカラに戻します。
ところで、「バカラ」とひとことで言っても、実はルールが1種類ではなく、基本のバカラから派生したゲームがたくさんあるのです。
そんないろいろなバカラについて紹介します。
ミニバカラ
その名の通り、基本のバカラのミニバージョンが「ミニバカラ」です。
バカラのような楕円形のテーブルではなく、その半分の大きさの半円形テーブルを利用するため、参加人数も7人程度までと少数で行うバカラになります。
そのほかの特徴としては、
- 最低賭け金額が低い
- スクイーズ(しぼり)ができない
- 初心者向け
となっていますが、ルール自体は定番のバカラと変わらないので、バカラ初心者はまずミニバカラから始めてみるのもいいですよ。
ビックバカラ
ミニバカラの反対ともいえるのが「ビックバカラ」。
ただし利用するテーブルや参加人数は、基本のバカラと同じです。
では何が違うのか?
スクイーズ(しぼり)ができる!
この1点です。
通常のバカラ(ミニバカラも同様)では、配られたカードをめくるのはディーラーの仕事であり、プレイヤーは基本的にカードに手を触れることはありません。
しかし、ビックバカラではディーラーはカードを配るのみで、めくるのはプレイヤーが行います。
このカードをめくる行為を任されるのが、そのゲームで最も高額なチップを賭けた人。
名誉ある権利を獲得した唯一のプレイヤーは、スクイーズする権利も与えられるというわけです。
スクイーズは少しずつカードをめくるだけでなく、呪文を唱えたり、数字を指で隠してマークだけ見せたりとその方法はさまざまです。
バカラの醍醐味といえばスクイーズと即答する人も多いですから、バカラに慣れてきたのなら、ぜひビックバカラに挑戦してみてください。
スピードバカラ
基本のバカラと異なるところがなく、ただ単に「ゲーム展開が早い!」のがスピードバカラです。
バカラはシンプルなゲームですから、余計なことに時間をかけずにサクサク進めたいという人もいます。
スピードバカラでは、ディーラーがカードを配ったりめくったりするスピードが速く、とにかく進行がスピーディーです。
「スクイーズで焦らされる時間が勿体ない!」と感じてしまう人は、スピードバカラでのプレイに向いていますよ。
スクイーズバカラ
一般的にスクイーズは、その場で最も高額な賭けをした人にのみ与えられる特別な行為です。
つまりスクイーズが認められているバカラでは、賭け金が高額になりやすく、お金持ちしかスクイーズを楽しめないということが起こります。
「スクイーズを自分の手でやりたい!」という人は、スクイーズバカラを試してみるといいでしょう。
例えばEvolution Gaming社の提供している「Baccarat control squeeze」は、賭け金が低くても自分でカードをめくることができるスクイーズバカラです。
PCの画面越しにマウスを使ってめくっていくのですが、ディーラーよりも自分のほうが早く結果を知ることができるドキドキ感は最高です。
7UPバカラ
バカラの派生としてはちょっと特殊なルールを持つのが「7UPバカラ」です。
最大の特徴は、プレイヤー側に配られる初めの1枚は必ず「7」であるということ。
そのほかのルールは基本のバカラとほとんど変わりません(合計が「9」に近いほうが勝ち)が、ベット枠や配当に関してはかなり特異性を持っています。
まずベットできる枠です。
「プレイヤー」「バンカー」「引き分け」とここまでは同じなのですが、さらに「スーパー7」という枠があるのが7UPバカラの特徴です。
「スーパー7」は合計が「7」で引き分けになったと予想した時の枠になります。
配当の特徴は、
- バンカーが「7」で勝ったときは配当UP・プレイヤーが「7」で勝ったときは配当DOWN
- スーパー7の配当は、場に出ている「7」の枚数で変わる
- コミッションフリー
特に驚きなのは、「7」が6枚出た場合の引き分けに対する配当は777倍だということ。
ただしかなり確率は低いです。
バカラスーパー6
バカラスーパー6は基本のバカラルールに加えて、「6」で勝利した場合のみ配当に変化を付けたアレンジバカラになります。
スーパー6の特徴的な配当です。
<バンカーが「6」で勝利すると…>
- 通常の「バンカー」のみベットの場合 ➡ 配当が1.5倍
- 「スーパー6」にサイドベットした場合 ➡ 配当が12倍
基本的なルールはバカラと一緒ですから、「6」の配当だけ気を付ければ初心者でも難しくはないですよ。
しかもスーパー6はコミッションフリーです。
パワーバカラ98とは?
バカラの変わり種「パワーバカラ98」は、サイコロを併用するバカラです。
簡単に言うと、カードが配られる前にサイコロを振り、「3」が出た時(パワーハンド)だけ配当がUPします。
<配当UP例>
配当 | 基本 | パワーハンド |
プレイヤー | 2倍 | 2.05倍 |
バンカー | 1.95倍 | 2倍 |
ナチュラル8(P・B) | 9倍 | 10倍 |
ナチュラル9(P・B) | 9倍 | 10倍 |
タイ(引き分け) | 9倍 | 11倍 |
基本のバカラの運任せをさらにパワーアップさせたのが「パワーバカラ98」です。
自分でどうにかなる派生バカラではないので、運が強い時だけやることをおすすめします。
スリーカードバカラ(三公バカラ)
バカラと言えば、賭ける人は予想するだけで、プレイヤーとバンカーが直接戦うことはないですよね。
ところがこのスリーカードバカラは、プレイヤー(自分)とディーラーが1対1で真っ向勝負をするバカラです。
勝敗の決め方は基本と同様「9」に近いほうですが、配られるカード枚数が必ず3枚ずつという点は大きく違います。
ほかにも注目すべきルールがあります。
- サイドベット「スリーカードピクチャー」がある
- 引き分けの時は絵柄カードが多いほうが勝ち(同数なら引き分け)
なかでも特徴的なのが「スリーカードピクチャー」で、配られた3枚のカードがすべて絵柄だった場合は最強の役になるという点です。
スリーカードバカラは別名「三公バカラ」とも呼ばれていて、「J」「Q」「K」などの絵柄が3枚揃ったときにのみ最強カードへ変化します。
3枚揃っていないときは基本のバカラと同様、「0」としてカウントされますからさほどメリットはありません。
けれどもプレイヤー(自分)がこのスリーカードを持っていれば、たとえディーラーが「9」を出しても負けることはないのです。
プントバンコ
「プントバンコ」に関しては、基本のバカラと全くルールなどは同じです。
違うのは呼び名のみ。
プントバンコはイタリア語で、「プント=プレイヤー」「バンコ=バンカー」を指しています。
ちなみにバカラもイタリア語なのですが、「ゼロ(0)」という意味です。
プントバンコがアメリカに渡ったとき、バカラという呼び名に代わったと言われています。
今でもヨーロッパやイギリスでは、バカラのことをプントバンコと呼ぶことが多いです。
このふたつの違いは呼び名だけですから、オンラインカジノで「プントバンコ」を見かけたら、バカラだと思ってプレイすれば大丈夫です。
バカラの違いまとめ
カジノの王様と言えば「バカラ」ですが、オンラインカジノにはバカラ以外にも色々楽しめるカードゲームがあります。
「ブラックジャック」や「ポーカー」はもちろんのこと、「バカラ」のなかにもちょっと変わり種がたくさんあるのです。
基本のバカラと同じように初心者でも楽しめるものや、少しルールが難しいものなど、それぞれに個性があってみているだけでも面白いです。
それぞれの特徴を理解し、自分にあったカードゲームを見つければ、オンラインカジノがもっと楽しくなることは間違いありません。