オンラインカジノでも楽しめるバカラは、運任せだけでなく様々な攻略法を駆使してプレイすることで、確実に勝利を積み重ねていくことができます。
その中でもカードカウンティングは伝統的なバカラの攻略法として知られています。
カードカウンティングは一見難しそうなイメージの攻略法ですが、一度方法を覚えてしまえば、簡単に利用でき、利益も出しやすい攻略法です。
ブラックジャックでもよく聞く攻略法として知られるカードカウンティングについて、今回はその概要と具体的なカウンティングの方法、そして有効な場面を紹介し、注意点について解説しています。
この記事を読めば、カードカウンティングをバカラで利用できるようになるでしょう。
- カードカウンティングとは?
- カードカウンティングの方法
- カウンティングで勝ちやすい場面
- カウンティングの注意点
カードカウンティングとは?
カードカウンティングとは、場に出たカードを文字通り数えて(カウンティング)、次に出るカードを予想するテクニックです。
配られたカードをカウントすることで、カードの予想を助けることから、バカラ以外にもブラックジャックなどのカードゲームで活躍している攻略法です。
配られたカードを全て記録し、今後出てくる可能性のあるカードを予想することで、バカラのプレイヤーやバンカーのどちらが勝利する可能性が高くなってくるのか見えてくる攻略法で、
古くから多くのプロギャンブラーが愛用してきた方法でもあります。
予想はできないという否定的な意見もあるカードカウンティングですが、実はオンラインカジノとも親和性がよく、有効な攻略法なのです。
そんなバカラのカードカウンティングについて最初に基本用語を知っておきましょう。
バカラのカードカウンティングで使われる基本用語
カードカウンティングで使われる基本用語は次の5つです。
- デッキ(デック)
- ディスカードホルダー
- スクイーズ
- シュー
- ピクチャー/スート
デッキ(デック)
デッキは、トランプ一式を言います。
ジョーカーを抜いたトランプ52枚(13×4枚)を1デッキとして数えます。
バカラは基本的にこのデッキを6デッキまたは8デッキでプレイすることが多く、デッキの数によってカードカウンティングのしやすさが変わってくるので、何デッキでプレイするのかを事前にチェックしておくことも重要です。
ちなみに6デッキは52枚が6デッキあるので312枚、8デッキは同様に52枚が8デッキあるので416枚、実に100枚以上の差があります。
この100枚の差は、カードカウンティングの難易度が大幅に変化するので注意しましょう。
ディスカードホルダー
ディスカードホルダーはディスカードのホルダー、つまり使用後のカードを収納する場所です。
これは後述するスクイーズのルールがあるバカラテーブルでは存在しない場合があります。
スクイーズ
スクイーズは、バカラの特徴的な行為で絞りとも呼ばれます。
バカラでは配られたカードをめくって中身を確認するユニークなルールがあり、このめくる行為はベットした中で「最高額」のベットをした方に権利が与えられます。
少しずつめくったり、一気にめくったりやり方は人それぞれです。
シュー
シューは、カードカウンティングで注目すべき場所、つまりカードが収納されているボックスです。
シューからカードが出されディーラーによって配られます。
カードカウンティングではシューの中に収納されているカードを予測していくことが重要です。
実はこの中に入っているカードを覚えておくことこそがカードカウンティングなのです。
ピクチャー/スート
カードカウンティングでカードの内容を記録する場合に覚えておくと良い言葉がピクチャーとスートです。
ピクチャーは、「J」、「Q」、「K」といったカード絵柄を言い、文字通り絵札のことを指します。
スートは、ハート、クローバー、ジャック、スペードなどトランプのマークです。
例えば、ハートのキングであれば、ピクチャーがK、スートがハートになります。
バカラのカードカウンティング方法
用語を知っていただいたところで、今度はカードカウンティングの手順について解説していきましょう。
カードカウンティングは次の3つの方法で行われます。
- デッキ数を確認する
- 数字別に使われたカードをカウントする
- プレイヤーとバンカーに分けてカードをカウントする
これらがどのような内容なのかをそれぞれ項目ごとに解説していきます。
一見難しいように思えますが、ステップを踏んで理解していけば、そこまで難しいものではありません。
さらにオンラインカジノではメモが取りやすい環境なので、特にカードカウンティングと相性が良い方法です。
ぜひ方法を知って利用できるようにしましょう。
1.数字ごとに使われたカードをカウントする
数字ごとに使われたカードをカウントする方法は、最初にデッキ数を確認しておきます。
6デッキなのか8デッキなのかによって残りのカードが異なってくるので、かなり重要な要素です。
そんなデッキ別の各カードの枚数は、次のように数えます。
カードの種類で数字が1~9であれば6デッキが各24枚、8デッキが各32枚になります。
次に10~Kを合算して「0」とメモし、6デッキであれば96枚、8デッキであれば128枚になります。
このように枚数をメモしておくのがポイントです。
書き方としては、1~9、0までの数字を書いていき、その下に1~9までは24(8デッキなら32)、0は96(8デッキなら128)と書きます。
これを表にしたうえで正確にカウントしていくことで、カードカウンティングの成功率が上がります。
2.数字別に使われたカードをカウントする
カードカウンティングのうち、カードをカウンティングしていくステップです。
慣れないうちは手書きでメモをして行くのがおすすめです。
先ほど書いた表の下に出たカードの枚数を記録していき、書きやすい方法、例えば「正」の字を使って書いていくのも良いでしょう。
ゲームの後半になって、カウント数が少ないカードが4以下、つまりシューの中に1~4の少ない数字がたくさん残っている状態であればプレイヤーが有利になります。
一方で、「6」以上がカウント数の少ない状況になっていれば、大きな数字がたくさん残っていてバンカーが有利な状況です。
このように判定のコツはシュー内のカードが「4」以下が多いか、「6」以上が多いかです。
ある程度慣れてきたら、1~9、0と10列書くのではなくA~4、6~Kと2列で書いていく方法も有効です。
こうすると、今どちらが有利か分かりやすくなります。
3.プレイヤーとバンカーに分けてカードをカウントする
より詳細にカウントする方法として、プレイヤーに出たカード、バンカーに分けたカードと2つの1~9、0の表を用意して、それぞれカウントしていく方法があります。
これによって偏りが一目でわかるようになり、バンカーとプレイヤーの傾向がより正確に現れるでしょう。
実際のカジノのように頭の中でカウントするというプロの技もあります。
しかし、オンラインカジノはディーラーに睨まれている訳ではないので、どんどんメモを書いてカードカウンティングしていくのがおすすめです。
カウンティングで見抜く勝ちやすい場面
カードカウンティングで勝ちやすい場面について、プレイヤーとバンカー、それぞれが有利な場面を改めてまとめていきましょう。
また、並行してハイローシステムによる判定方法も紹介します。
ちなみにハイローシステムとは、カードをグループ分けしてカウントしていくことでバンカーとプレイヤーのどちらが有利になるかを判定するカードカウンティングの進化系です。
方法は、場に対象のカードが出たらグループごとに設定されている「+1 / 0 / -1」のカウントを行っていきます。
2~6が出たら+1をカウント、7~9が出たら0をカウント、10~KとAが出たら-1とカウントします。
どんどんカウントしていき、合計の数字がマイナスになっているか、プラスになっているかでプレイヤー、バンカーのどちらが有利か分かるようになる方法です。
このハイローシステムと先ほど紹介した「正」の字を使ったスタンダードなカードカウンティングの方法の2つのパターンをまとめます。
プレイヤーが有利なパターン
プレイヤーが有利なパターンは、一つずつカウントしていく方法では、シューの中に1~4が多く残っている状態です。
カウントしていて1~4までの数字が少なければプレイヤーが有利と考えましょう。
また、ハイローシステムでカウントした場合は、カウントがマイナスになればプレイヤーが有利になります。
これは、場に小さな数が多く出ていると判断でき、今後大きな数字が出やすい状況になっているといえます。
バンカーが有利なパターン
カウント数が少ないカードが「6」以上が多ければバンカーに有利な状態です。
つまり、シューの中にたくさん数の大きなカードが残っていれば有利になります。
一方、ハイローシステムではカウントがプラスの場合はバンカーが有利に進んでいます。
プラスになっていれば「2~6」のカードが多く場に出ている、つまり大きな数字がシューの中に多く残っていることを意味します。
さらに「0」が出やすい状態になっているともいえるので、6より大きな数字がシューに残っている証拠でもあるのです。
このようにいくつかの方法を駆使してカードカウンティングでどちらが有利か判断していきましょう。
バカラでカードカウンティングする際の注意点
最後にカードカウンティングをする際の注意点について解説をしていきます。
それは次の3つです。
- ゲーム終盤で効果が発揮される
- ライブバカラで有効
- 実際のカジノでは禁止されている
これらの原則を知っておかないと、カードカウンティングでは満足のいく結果を出すことができません。
では、この注意点はどんなものなのかをみていきましょう。
カードカウンティングはゲーム終盤に効果が発揮される
カードカウンティングはカードの片折が多いほど、今後の勝敗予測が容易になります。
つまり、カードカウンティングの精度が向上するのです。
そのため、序盤でカードカウンティングを利用してもそこまで精度が高くないため、バカラの最初からカードカウンティングを利用してもそこまでの効果は期待できません。
バカラの序盤は他の攻略法、例えば罫線のような手段を使い、シューのカードの偏りが多くなってきた終盤で利用していきましょう。
ライブバカラでこそ効果が発揮される
残念ながら、カードカウンティングはオンラインカジノの一般的なゲームでは利用できません。
その理由としてシューの中身が不明なバカラが多い、シューが減らないゲームがあるといった点です。
シューの中身が不明なバカラとは、すでに出尽くしたはずの札が出てくるというものです。
例えば、Kは6デッキ分の24枚が出尽くしているはずなのに、いきなりKが出てくるといったものが挙げられます。
これはシューの部分が飾りになっており、ランダムでカードが出るというシンプルな構造になっているゲームも存在しています。
シューの内容を無視したバカラをプレイすれば、その中身を予測する攻略法であるカードカウンティングはまったく意味をなさないでしょう。
また、定期的にシューの中身がシャッフルされることもあるので、そう言ったパターンでもカードカウンティングの精度は下がります。
そもそもシューが減らないゲームがある可能性があります。
シューはあっても何デッキ入っているのか分からなかったり、無限に出てくるシューという場合すら否定できません。
こういったパターンでもカードカウンティングは利用できないので注意しましょう。
このようなリスクがないのがライブカジノです。
シャッフルのタイミングがわかるのはライブカジノだけなので、カードカウンティングを利用しやすく、シューの中身もきちんと減っていきます。
オンラインカジノでは、ライブカジノをプレイできるところが多いので、カードカウンティングはライブカジノでで利用してみましょう。
ランドカジノでは禁止されている
カードカウンティングは実店舗のカジノ、つまりランドカジノで禁止されています。
明確に禁止しているところもあれば、禁止行為として常識のようになっており、敢えて明記していないカジノもあります。
そのため、海外旅行先のカジノでカードカウンティングを試そうとしても止められるか、カジノを追い出されてしまうかといったトラブルに遭ってしまうので、利用は控えましょう。
プロのように記憶してカードカウンティングを行っても、ベット金額の増減で疑われることも多いので、バレる可能性は高いのです。
まとめ
カードカウンティングはオンラインカジノのバカラで有効な攻略法の1つです。
シューと呼ばれるカードの山の中身を予想することで、バンカーかプレイヤーの有利な方が分かるのが特徴です。
方法もカードの数字を整理してカウントすることで誰でもできるため、慣れてしまえばとても簡単な攻略法と言えます。
ただ、オンラインカジノの一般的なバカラでは有効でないことも多いので、利用する場合はリアルなライブカジノをプレイする際に試してみましょう。
ゲーム終盤できっと効果が実感できるはずです。