バカラを楽しむ前に！知っておきたい『インカジ』

オンラインカジノを調べていると「インカジ」と呼ばれる言葉を目にすることがあります。

実際、このインカジは犯罪性の高いサービスであり、オンラインカジノとは一線を画す違法なサービスとして知られています。

なぜオンラインカジノは良くて、インカジは危険なのか、この点に注目して今回は解説します。

• インカジとは？
• インカジのリスク
• オンカジ（オンラインカジノ）との違い
• おすすめのオンラインカジノ

これらの流れでインカジを知ることで安易にインカジへ手を出さず、安全にオンラインカジノを楽しめるようになるでしょう。

それでは最初にインカジとは何かについて解説をしていきます。

インカジとは？

インカジとはインターネット上でプレイするカジノを言います。

ここまでの説明だと、オンラインカジノと同じサービスのように思えますがまったくの別物です。

インカジとは日本国内の店舗でカジノを提供する違法カジノの一種になります。

そんなインカジについてここでは解説します。

インターネットカジノの略

インカジとはインターネットカジノの略です。

実際の店舗に行ってインターネットにつながったパソコン上でプレイするゲームになります。

例えば、繁華街の雑居ビルの一角にパソコンが置かれており、そこに行ってパソコンに座ると画面がカジノゲームになっている形態の店舗です。

このインカジは、実際に利用者がインカジの店舗に行ってそこでカジノゲームを楽しみます。

ただし、入金はパソコンの操作で行うのではなく、店舗にいる店員に支払う形で行われる仕組みです。

さらに利益が出たら店内の店員に出金の申し出を行いお金を受け取るといった仕組みです。

実際のカジノと同じように、店舗内で全て完結するカジノであり、インターネットカジノという名前ではあるものの、実態は全く異なった業態になっています。

インカジの特徴

大まかなインカジの内容が分かったところで、インカジの特徴にも触れていきましょう。

インカジの特徴として、国内でサービスが提供される、パソコンでカジノゲームを遊ぶ、現金とチップでやり取りする、そして違法性が高い4点です。

インカジは国内でサービスが提供されます。

先ほども触れた通り、繁華街の一角で実店舗を持ち、そこに利用者が来店してカジノを楽しむ仕組みです。

金銭のやり取りも店内で行われ、その店内では実際のカジノのような賭博行為が行われています。

2つ目はパソコンで提供されているカジノゲームを楽しめることが挙げられます。

インカジはインターネットが利用できる場所を提供し、その場所で利用者がカジノゲームをプレイします。

このカジノゲームはインターネットでつながったゲームであり、ゲームの特徴からインターネットカジノ、インカジと呼ばれているのです。

見方によっては場所だけを提供しているだけであり、インカジの店舗には責任がないといった見方もできます。

これがインカジ最大の特徴といえるでしょう。

3つ目の特徴は、多くのインカジでは、遊ぶ前に現金でチップを購入するシステムです。

チップを使ってインターネットにつながったカジノゲームで遊び、利益が出たらチップを現金と交換することで出金できます。

お金の流れが全く把握できないような換金方法になっている点もインカジの特徴なのです。

また、現金をチップに交換してしまうので記録に残らないようになっています。

最後の特徴が違法性の高さです。

インカジは場所を提供しているだけという見方もできます。

しかし、サービスは、スロットマシンやルーレットの代わりにパソコンの本体を設置しているだけで違法カジノと変わりはありません。

当然、公営ギャンブルの営業許可も得ていないので、違法性が高いギャンブルとされています。

いくらギャンブルの道具をパソコンに置き換えて、現金をチップに変えたとしても、行っている行為は賭博そのものです。

この点についてはインカジの弱点でもあり、後述されるリスクにつながってきます。

インカジのリスク

インカジは違法ギャンブルの可能性が極めて高いギャンブルです。

そのためプレイにはリスクが大きく、主なリスクだけでも次の3つが挙げられます。

• イカサマされる可能性
• 逮捕されるリスク
• 違法バカラが摘発されたケース

これらについて項目ごとに解説します。

イカサマされる可能性

インカジはイカサマされる可能性があります。

確かにあからさまなイカサマは客離れが進むだけで、積極的には行っていません。

しかし、インカジは許可なく営業している無法の店舗です。

そのため必要に応じてイカサマを仕掛けてくる可能性も否定できません。

さらにインカジでの勝敗に納得がいかない場合や現金が手に入らなかった場合、店舗に食って掛かることはできません。

多くの場合、暴力団などの反社会的勢力が関わっていることが多く、最悪なトラブルに巻き込まれる可能性は十分あるでしょう。

ここで警察に相談しようとしても、そもそも後述するように違法なインカジのプレイになるので、自分も逮捕される危険性もあります。

仮に運営者へ警察が対応しても出金ができる可能性は、ほとんどないでしょう。

このように負けたら何もできない状態にあるため、プレイさせるだけさせてインカジのイカサマや勝利金の不払いをされても、結局は泣き寝入りするしかありません。

逮捕されるリスク

イカサマされるだけであれば、まだインカジのリスクは少ないと言えます。

インカジは、それ以上に逮捕されるリスクがあります。

そもそもインカジは日本での運営が完全に違法になります。

報道で闇カジノの摘発といったニュースをまれに聞きますが、そのうちのいくつかは、こういったインカジです。

インカジの運営は暴力団のような反社会的勢力が多く、そもそも警察が目をつけやすい存在といえます。

さらにインカジは逮捕されないようにチップの導入やカジノの道具を用いないような工夫をしているものの、罪に問われることに代わりはありません。

なぜなら、インカジのようにカジノを行える環境を作っただけで刑法186条2項「賭博場開帳等図利罪」に該当するからです。

これは、寺銭（賭博場で賭金に応じてとる手数料のこと）などで利益を得るために賭博場を開き、客に賭博をさせる罪を指します。

利益を得るためにカジノができるパソコンを用意し、客にプレイさせるという時点でインカジが一致します。

もちろん、そのような場所で賭けをするお客側も賭博罪にあたりますので、インカジで賭けをしている時に警察に踏み込まれれば逮捕されてもおかしくありません。

気軽にインカジへ遊びにいったつもりが逮捕されてしまうのは、大きなリスクといえるでしょう。

違法バカラが摘発されたケース

実際に摘発された違法バカラのケースを2つ紹介します。

1つ目は東京のケースです。

このケースは六本木のタワーマンションで違法カジノを開帳し、客がプレイしていました。

口コミで集まった客しか利用できない仕組みを取り、看板も用意していませんでした。

違法バカラといえば繁華街の雑居ビルが定番ですが、セキュリティーの高いタワーマンションであれば限られた信用できる客以外は利用しないことや警察が踏み込んでも居留守を使えるといった方法もとれます。

さらに別の部屋に逃走することもできるでしょう。

そう言った面でかなり巧妙な手でしたが、警視庁は2021年6月14日に客と運営者を摘発しました。

2つ目は名古屋市のインカジのケースです。

中区の栄という名古屋市の繁華街でインターネットカジノ「LEAF」を運営していた関係者3人と客の男2人が逮捕されました。

客を相手にパソコンを使ってバカラ賭博をした疑いがもたれており、客2人は容疑を認めています。

こちらは2021年の4月に起こった事件です。

このように比較的最近であっても、都市でも違法バカラの摘発が行われているのです。

オンカジとの違い

ここまでインカジの違法性やリスク、摘発されたケースを紹介してきました。

では、オンラインカジノとインカジは何が違うのでしょうか。

その点について次の3つの視点から解説します。

• オンカジ運営はライセンス必須
• 日本で運営されていない
• 日本に店舗がない

オンラインカジノは、その特徴によってインカジのような違法性のないギャンブルとなっています。

オンカジ運営はライセンス必須

オンカジの運営は、拠点のある国でライセンスを取得している必要があります。

オンラインカジノといっても無許可で運営をすることは、世界的に見て違法行為といっても過言ではありません。

実際、日本語対応しているオンカジのほとんどすべてが海外の自治体や政府の関係するオンラインカジノのライセンスを取得しています。

つまり、現地では公認のギャンブルとして運営されているのがオンラインカジノなのです。

日本で経営されていない

オンカジは日本で経営されていません。

ライセンスを発行しているのは、日本以外の海外の国です。

そのため、そのライセンスを取得しているオンラインカジノは、全て海外の企業になります。

インカジはインターネットのつながった先のカジノが海外のサービスであっても、客へのサービスを直接提供しているのは日本です。

このような違いが何を意味するかというと、日本で賭博をすれば違法ですが、インターネットを利用して海外でプレイする分には違法ではありません。

こういった違いがインカジのような違法性をなくしているのです。

日本に店舗がない

オンカジはインターネット上で運営されているサービスなので、そもそも日本に店舗がありません。

そのため、金銭のやり取りも海外で、しかもその多くがドル建てで行われています。

日本に店舗があった時点で賭博開帳罪に問われますが、オンカジはそういったケースに該当しないのです。

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まとめ

インカジは日本国内の店舗を利用した違法なカジノです。

実際に逮捕者も出ており、金銭のやり取りも店内で行われることからイカサマをしてくるリスクも少なくありません。

実際に逮捕されるケースもあるインカジよりも、オンライン上で公認された運営元がサービスを提供しているオンラインカジノ（オンカジ）をプレイするのが安全でおすすめです。