バカラで勝ちたい!と切実に思っていても、ギャンブルの勘だけで戦い続けていては最終的に損をしてしまうことを避けられません。
なぜならオンラインカジノというものは、必ず運営サイドが儲かるような仕組みになっているからです。
そんななかでも、結果を残しているプレイヤーがいます。
彼らが実践しているのは「攻略法」といわれる戦略ですが、カジノの王様「バカラ」にももちろん攻略法が存在しています。
それがカウンティングです。
ここでは、バカラ攻略のひとつカウンティングについて、基本的なやり方からどのように使っていけばいいのかなどを詳しく解説しています。
これを読めば、あなたがバカラでなかなか勝てない理由が見えてくるはずです。
バカラの勝率を少しでも上げたい…そんな人はぜひ参考にしてください。
バカラでのカウンティングとは?
「バカラ」「攻略」とWebで検索すると、ビックリするくらいさまざまな方法が表示されます。
そのなかのひとつ「カウンティング」は、バカラ戦略を考える人の間では基本中の基本として親しまれています。
一言でいえば、カウンティングとは場に出たカードをおぼえて、シューの中に残っているカードを予想する攻略法です。
この手法、実はランドカジノでは禁止行為となっていることを知っていますか。
もしカジノでやっていることがバレたとき、会場を追い出されるばかりか、出入り禁止になってしまうほどの悪質行為とみなされているほどです。
それほどまで運営サイドから警戒されている理由は、プレイヤーが勝てる要素を含んでいるから。
ではなぜ、カウンティングでギャンブルの勝率を上げることができるのか?
これは数学の確率論に基づき、統計的に優位性が証明されているからです。
こう書いてしまうと、「なんかとても難しそう」と勘違いする人も多いのですが、実際にやることと言えば、場に出たカードを書きとめ、残っているカードを予想するというシンプルなものです。
こんなにシンプルな攻略法なのに、もしカジノ内でこうした行為を野放しにしたら、運営サイドが大損をすることは目に見えています。
だからランドカジノではカウンティングはご法度とされているのです。
そうはいっても、これはあくまでランドカジノでのこと。
もっと細かく言うと、ランドカジノではメモを取るカウンティングはご法度ですが、頭の中に記憶していくのなら事実上OK、証拠が残らないのでカジノも不正とみなすことはできません。
しかし現実には、それほどまでの記憶力を持った人はまずいないでしょう。
一方でオンラインカジノは、プレイヤーサイドが一生懸命数字を書きとめていても、運営サイドがそれを知る手段はありません。
つまり、カウンティングをバカラで使いたいならオンラインカジノに限る!ということなのです。
バカラでカウンティングをする基本的なやり方とは
カードの枚数
まず必ずチェックしなければならないのはデッキ数です。
使用デッキの数が多いと、総枚数が増えます。
結果として難易度があがるのです。
バカラでは通常6もしくは8デッキでゲームをスタートしますが、表はそれぞれの比較です。
1デッキ | 6デッキ | 8デッキ | |
1(A) | 4 | 24 | 32 |
2 | 4 | 24 | 32 |
3 | 4 | 24 | 32 |
4 | 4 | 24 | 32 |
5 | 4 | 24 | 32 |
6 | 4 | 24 | 32 |
7 | 4 | 24 | 32 |
8 | 4 | 24 | 32 |
9 | 4 | 24 | 32 |
0 (10・J・Q・K) |
16 | 96 | 128 |
合計 | 52 | 312 | 416 |
この表を見れば一目瞭然ですが、1デッキ・52枚であればすべてのカードを暗記するのは何とかできそうですが、8デッキ・416枚の暗記は相当難しいということがわかります。
もちろんシューの中身を予想するには、もとの枚数を知っていることが必須条件です。
デッキ数の確認は、ヘルプ画面にあるテーブル情報で見ることができるので忘れないようにしましょう。
数字の数え方
続いて、数字の数え方です。
バカラは初めにバンカーとプレイヤーに2枚ずつのカードが配られ、その2枚の数字を足した合計によって勝敗を決めます。(追加ルールとして3枚目が配られるケースもある)
ただしバカラではカードの見た目通りに数えるのではなく、1(A)~9までの数はそのままの数字、10・J・Q・Kのカードはすべて0として計算します。(合計数が2桁になった場合は、下一桁の数をカウント)
バカラでは、10~Kがすべて「0」としてカウントしますから、実質は小学校1年生レベルの1桁計算なので簡単です。
数字の数え方さえ身に着ければ、計算は頭の中でできますね。
カウンティングのやり方
カウンティングのやり方は至って簡単です。
配られたカードをひたすらメモしていくだけ。
もちろんすべて頭の中に記憶していくのは無理ですから、紙にメモしていくのが基本となります。
「A」が何枚でたか、「5」が何枚でたかなど、「A」~「10・J・Q・K」の各数字が出た枚数を表などに書き記すだけです。
20回ほどプレイを進めていくと、出た数字に偏りが出ていることに気づくはずです。
すべての数が平均的になくなっていくことは本来あり得ないことで、配られるカードに偏りがでる(例えば5と3が先に減っていくなど)のが普通です。
この偏りこそが攻略のカギとなります。
偏りが大きければ大きいほど、残ったカードを予想しやすくなり、それを基にバンカーとプレイヤーのどちらに賭けるかを決めやすくなるというわけです。
バカラでカウンティングをするメリット
バカラカウンティングをやるメリットはただひとつ、勝率をあげるということです。
ランドカジノでこの行為が禁止されているのは、運営サイドにかなりの損を与える攻略法であるからに他なりません。
ただしオンラインカジノに限って言えば、ランドカジノほどの価値は見込めないです。
それでもやるメリットはどこにあるのでしょうか。
- バカラ初心者でも勝率を上げやすい(僅かだけれど…)
- やっているうちにルールが身に付く
- 大損をしないで済む
オンラインカジノのバカラカウンティングで、大きな勝利を期待することは難しいです。
それでもいつか来るチャンスをじっくり待つためには、有効な手段ではあります。
少しずつでも資金を増やし、大きな偏りが見られるチャンスを見逃さなければ、大勝利を手にすることだって夢ではないのです。
バカラでカウンティングをする際の注意点とは
バカラのカウンティングを行う際には、いくつかの注意すべき点があります。
それは以下の項目についてです。
- ゲームの序盤ではなかなか効果を実感することができない
- シューの残りが半分を切ったら、新しいシューと入れ替わる
- 新しいシューに代わると、そのうちの何枚かがディスカードされる
- オンラインカジノではライブバカラでのみ使用する
ひとつひとつ理由を説明していきます。
ゲームの序盤ではなかなか効果を実感することができない
ライブバカラでは、6デッキまたは8デッキでゲームを進めます。
ゲーム序盤で最も多いカードは「10~K」のいわゆる「0」となるカードです。
「0」のカードが減り、シューの中身にそれなりの偏りが見られるようになって、初めて予想を立てられるようになります。
シューの残りが半分を切ったら、新しいシューと入れ替わる
粘り強くカードをカウントしていけば、残り枚数が少なくなった時点で予想を立てることはできるのですが、残念なことにライブバカラではシューが残り半分になると新しいシューに交換されてしまいます。
つまり偏りが顕著に出る前に、スタートに逆戻り(カウントし直し)する可能性だってあるのです。
新しいシューに代わると、そのうちの何枚かがディスカードされる
さらにシューが新しくなった時、初めに何枚かディスカード(カードを捨てる行為)するオンラインカジノもあり、残りの枚数を正確に把握することはできなくなっています。
オンラインカジノではライブバカラでのみ使用する
そして最後の重要なポイント、カウンティングは必ずライブカジノで行う必要があるという点です。
乱数プログラムが組まれたテーブルゲームバカラでは、シューやディスカードホルダーがなく、1回ごとにカードがシャッフルされる仕組みになっています。
カウンティングは全く意味がないのです。
以上の点に注意して、この攻略法は使ってください。
バカラでカウンティングを使用した攻略法とは
バカラのカウンティングのやり方を身につけたら、ぜひそれを活用して戦略を立ててみましょう。
初心者でもOKなのか疑問に思うかもしれませんが、基本の攻略法は2通り、ここをしっかり覚えれば大丈夫です。
シューに「6」以上が多い ➡ バンカー有利
まずひとつ目を説明します。
シューの中に「6」以上のカードが多く残されている偏りが出てきたら、バンカー有利です。
この状況下では積極的にバンカーに賭けていきましょう。
その理由を知りたい人のために、ここから詳しい解説をしていきます。
まず、プレイヤーとバンカーに次のようなカードが配られたとします。
この場合、プレイヤーの合計点数は「4」、バンカーは「6」です。
プレイヤーの合計点数が5以下であったため、3枚目ルール発動になります。
カウンティングから導き出された予想は「シューの中には6以上が多い」でした。
つまり3枚目のカードは「6」以上である可能性が高いということです。
ここでは3枚目が「6」以上の数字で配られたケースを想定します。
では、それぞれのパターンについてみていきます。
■3枚目が「6」だった場合
合計点数
「0」
■3枚目が「7」だった場合
合計点数
「1」
■3枚目が「8」だった場合
合計点数
「2」
■3枚目が「9」だった場合
合計点数
「3」
どうでしょうか?
バンカーの優位性が確認できましたね。
この場合、「6」~「9」のどのカードが来ても、バンカーの最初2枚の合計点数「6」を超えることができないため、バンカースタンド(3枚目が配られない)のままバンカー勝利となります。
もちろんプレイヤーの3枚目のカードが「2」「3」だった場合は、バンカーにも3枚目が配られるためバンカーが負けてしまう可能性もありますが、残されたカードから推察すると確率は低いです。
つまり、シューの中に「6」以上の数字が多くなると、必然的に合計点数が10以上になる可能性が高くなり、一桁目の点数が5以下なら3枚目ルールが発動されます。
3枚目ルールはもともとバンカー有利に作られていますので、今回の例のように「6」以上が多く残っている状況下では、バンカーの優位性がさらに上がっていきます。
こうしたことからシューの中に「6」以上のカードが多く残されている偏りが出てきたら、バンカー有利と言われているのです。
シューに「4」以下が多い ➡ プレイヤー有利
続いてふたつ目です。
シューの中に「4」以下のカードが多く残されている偏りが出てきたら、プレイヤー有利です。
先ほど同様、例をあげて詳しく解説していきます。
まず「4」以下のカードというのは、「1」~「4」と、数えるときには「0」として扱う「10」「J」「Q」「K」の合計8種類です。
実際のケースを見ていきます。
プレイヤーとバンカーに配られたカードが次のようなパターンだったとします。
この場合、プレイヤーの合計点数は「5」、バンカーも「5」です。
プレイヤーの合計点数が5以下であったため、3枚目ルール発動になります。
カウンティングからの予想は「シューの中には4以下が多い」でした。
つまり、3枚目は「4」以下のカードが配られる可能性が高いということです。
では、それぞれのパターンについて詳しく見ていきましょう。
■3枚目が「A」だった場合
合計点数
「6」
■3枚目が「2」だった場合
合計点数
「7」
■3枚目が「3」だった場合
合計点数
「8」
■3枚目が「4」だった場合
合計点数
「9」
■3枚目が「10~K」の場合
合計点数
「5」
今回のケースの場合、バンカーに3枚目が配られるのはプレイヤーの3枚目の数字が「4」だった場合のみです。(この場合はバンカーの3枚目を見ないと勝敗はわかりません)
「A」「2」「3」が3枚目としてプレイヤーに配られた場合は、ルール上バンカーはスタンド(3枚目は配られない)と決まっていて、プレイヤーの勝利が確定します。
「10~K」が3枚目としてプレイヤーに配られた場合も、同様にバンカーはスタンドとなりますが、合計点数が同じであるためタイ(引き分け)になります。
この3枚目ルール、かなり複雑で正直、初心者にはわかりづらいのですが、進行を務めるバンカーがきっちりゲームを進めてくれますから、安心してプレイしてください。
まとめますが、カウンティングでシューの残りが「4」以下に偏った場合は、
- プレイヤーの2枚のカード合計点数が「5」以下になりやすく、3枚目ルールが発動されやすい
- 合計点数が「5」以下の場合、3枚目が「4」以下だと「9」に近い数字が期待できる
- バンカーはプレイヤーの合計点数によってはスタンドとなり、負けやすい状況下が生まれやすい
①~③の条件を考えた結果、シューの中に「4」以下のカードが多く残されている偏りが出てきたら、プレイヤーに分があると予想できるわけです。
超初心者向け「カジュアルシステム」
基本のカウンティングは、配られたすべてのカードを記録することですが、ライブバカラなどスピード感に溢れたゲームプレイの場合、ほかの参加者たちのスピードに記録が追い付けないことがあります。
そんなときにおすすめなのが「カジュアルシステム」と呼ばれる攻略法です。
「カジュアル」と名前につくように、かなり楽観的(直感的)な方法になるので、バカラにあまりなじみがない初心者向けの攻略法と認識してください。
カジュアルシステムの考え方は、基本の攻略法と同様です。
違うのは、これを直感的に行うということ。
カジュアルシステムでは、配られたカードを細かく記録しません。
その代わり、どのようなカードが配られていくかを感覚的に記憶していきます。
具体的に説明します。
バカラでカジュアルシステムを使うときは、カードを数値の低い「A」「2」「3」「4」と、数値の高い「6」「7」「8」「9」の2通りの分けてとらえるのが基本です。
そして、低い数値が場に多く出されていると感じたらバンカー、高い数値が場に多く出されていると感じたらプレイヤーに賭けていく攻略法になります。
この手法は基本のカウンティングと違ってプレイヤーの直感に頼るものなので、精度的には低い攻略法です。
ただし、メモを取る時間がなかったり、とにかくバカラのスピードについていくのに必死だったりする超初心者でも使いやすい攻略法になります。
考え方としては、
<パターン①(黒枠のケース)>
「ずっと小さな数が多く出ているから、そろそろ大きな数字が出そうだな」 |
↓ |
6以上が出る確率が高い |
↓ |
バンカーに有利 |
<パターン②(赤枠のケース)>
「ずっと大きな数字が出ているから、そろそろ小さな数字が出そうだな」 |
↓ |
4以下が出る確率が高い |
↓ |
プレイヤーに有利 |
このような直感を用いて勝負をしていくのが、カジュアルシステムになります。
精度的には低いと言われるこの攻略法ですが、これから先に難易度の高いカウンティングを習得していくときに応用できますから、バカラのカウンティングは初めてという人は積極的にトライしてみることをおすすめします。
バカラのカウンティングのまとめ
バカラのカウンティングは難しいものではありません。
地道な作業の積み重ねではありますが、カードに偏りさえ見られれば堅実に勝率をアップさせることができる攻略法です。
また初心者がカウンティングを行うということは、バカラの基本ルールをだんだんと覚えていくメリットも生まれます。
攻略法にはいくつかの種類があって、それぞれ難易度は変わります。
もしあなたがバカラ初心者で不安があるのなら、まずは気軽にトライできるカジュアルシステムで慣れていくといいでしょう。
カウンティングはバカラで確実に勝てる必勝法ではありませんが、カードを予想して戦いを挑むことはとてもエフェクティブな戦略です。
今まで運だけでバカラをプレイして、なかなか勝ちに恵まれないと悩んでいるのなら、これを機会にぜひ技術を身につけて戦略的に戦える人になってください。