バカラはカジノの王様の異名を取る、カジノゲームの定番ゲームです。
このゲームはプレイスタイルも重要ですが、何より資金管理がものをいうゲームでもあります。
そんなバカラについて今回、次のテーマで解説していきます。
- 資金管理とは
- 管理の重要性
- 適切な管理術
- システムベット
これらはバカラにおける資金管理の重要なポイントです。
最後に紹介するシステムベットは、資金管理の中でもより攻めの姿勢で資金管理できる重要なテクニックとして紹介します。
それぞれ項目ごとに解説していきますので、最後までご覧ください。
バカラの資金管理とは?
バカラはシンプルなゲームで端的に言えば、どちらが勝つか賭けるだけでプレイが成立します。
少額で遊べるゲームでありながら、大金を稼ぐハイローラーも愛用するゲームでもあります。
ハウスエッジと呼ばれる胴元の取り分の存在や引き分けの可能性によって、賭け対象であるプレイヤーもバンカーも勝率が50%より少なくなり、勝っても2倍より少なくなります。
さらにゲーム性に奥深さを与えているのも魅力です。
加えて自身の資金を用いたベットに自分なりの基準を設定することで自己資金の管理、つまりバカラの資金管理が重要になってきます。
自己資金を把握せずにバカラをプレイすると勝っているつもりが損失を広げ、気づいたら資金が無くなっていたということも決して珍しくはありません。
こういったこともあってバカラをプレイしつつ、今の手持ち資金はどのくらいか、どの程度の損失まで耐えられ、どこまで稼ぐかといったことをあらかじめ把握しておくことがバカラの資金管理といえるでしょう。
バカラのカードカウンティングで使われる基本用語
バカラの資金管理について解説する前に、バカラの基本について見ていきましょう。
バカラでは様々な用語が飛び交いますが、次の用語を知っておけばプレイがスムーズにできます。
- ディスカード・ホルダー
- デック(デッキ)
- シュー
これらについてそれぞれ解説していきます。
ちなみにカードカウンティングとは、配られたカードをカウントするバカラの必勝法です。
ブラックジャックでも用いられるこの方法は、現在どのようなカードが残っているのかを配られていないカードから予測するテクニックになります。
カードを予測できればプレイヤーとバンカー、勝ちやすい状況はどちらなのか分かるようになります。
そのカウンティングを理解するうえで基本用語を知っておくことは重要で、先ほどの3つの用語についてまとめました。
ディスカード・ホルダー
ゲームに使用しないカード(ディスカード)を入れておくケースになります。
プレイ中に一度使ったカードもディスカードとなって集められますが、その集められたカードをこのディスカード・ホルダーに納められます。
ただ、バカラではスクイーズ(カードを曲げて数字を確認する行為)を用意しているゲームもあり、そもそもディスカード・ホルダーがない場合も少なくありません。
それでも、この存在が現在の残りカードを知るうえで重要な役割を果たすことから、基本用語として知っておくことをおすすめします。
デック(デッキ)
デックは、バカラで用いられるジョーカーを抜いたトランプ52枚を言います。
トランプカードはA~Kまでの13枚が4種類の絵柄という52枚で構成されており、1デックといえばジョーカーを抜いたこのトランプ全てを指すので知っておきましょう。
基本的にバカラでは6デックないし8デックでゲームが行われることが多く見られます。
これだけの枚数になると6デックでは312枚、8デックでは416枚になるため、予想がとても難しくなる場合も少なくありません。
プレイする前に何デックでプレイするのかを把握しておきましょう。
シュー
シューは、ディスカードと対になる用語で、使用されてないカードの束を指します。
このシュー内のカードがどの程度残っているのか予測することがカウンティングの基本となるので重要な用語といえるでしょう。
シューの内容を覚えることをカードカウンティングといっても過言ではありません。
バカラではこのシューからカードを引いていき、バンカーとプレイヤーに配っていく仕組みです。
資金管理の重要性
バカラで資金管理を行うことは重要ですが、その理由として3つの過ちをゲームで冒しやすいことがあげられます。
- 迷信の存在
- コントロールできるという認識
- ニアミス
これらはどんな理由なのか解説します。
1.ギャンブラーの迷信
バカラに限らずギャンブルの迷信として、「テーブルでお金を数えてはいけない」というものがあります。
これはテーブルでお金を数えるとツキが落ちてしまうという迷信で、その迷信を信じて、あるいはゲンを担いで資金管理しない利用者がとても多くいます。
実際にプロのギャンブラーの中にもゲーム中にお金を数えない人がいます。
これを一般のプレイヤーが実践してしまうと瞬く間に資金が枯渇し、プレイが継続できなくなってしまうのです。
お守りやラッキーカラーを身に着けてプレイすると勝てる、50ドル紙幣で遊ぶのはタブーといった迷信はあります。
しかし、これらを実践したとしてもテーブルでお金を数えるなといった迷信は、バカラでは控えたほうが良いでしょう。
ゲーム中であっても手持ち資金はしっかり管理し、プレイを円滑に行うのがポイントです。
2.コントロールできるという幻想
バカラは非常にシンプルで分かりやすいゲームです。
配られたカードの合計数でプレイヤーが勝つか、バンカーが勝つかを予想するだけだからです。
一見、そのシンプルさから特に戦略を持たなくともゲームがコントロールできるのでは、という幻想にとらわれがちなゲームでもあります。
そのため、多少のテクニックを利用すればゲームのコントロールも可能であるという過ちに至ることも少なくありません。
しかし、実際にバカラは複雑な戦略が存在しない運任せのゲームです。
そのため、運要素の強いゲームとして、コントロールできない一面を持っています。
この事実を知らず、攻略法だけでバカラがコントロールできると思ってしまうと、「サンクコスト効果の作用」が働いてしまいます。
サンクコスト効果とは、すでに支払ってしまったコスト(サンクコスト)を取り返そうとする心理効果です。
コントロールできるから、損失を出しても取り返せると感じてしまい、どんどん損失が増してしまいます。
そういった意味で資金管理を行い、損失がかさんできたら損切りとして撤退することも必要になります。
コントロールできる幻想とそこから生じるサンクコスト効果による大きな損失を被る前に資金管理をしておくことは重要です。
3.ニアミス
バカラにはニアミスが多くあるといわれています。
本当はここにベットしたかったのに操作ミスをしてしまって損を出してしまうといったことです。
例えば、バカラのベットする場所を間違えて指定してしまったり、オンラインカジノのようなバカラの場合は片方だけに賭けるつもりが近くのペアのボタン(バンカーもしくはプレイヤーのどちらかでペアが出る)をタップしてしまったりといったミスです。
こういった予想外の損失に備えていないと損失が積み重なってしまい、想像以上の負けを喫してしまいます。
そうならないためにも資金管理をしっかり行い、ニアミスにも備えておきましょう。
バカラの適切な資金管理術
ここまでバカラの適切資金管理術を実施する重要性を説明してきました。
では、バカラの適切な資金管理術とはどんなものでしょうか。
その管理術とは次の5つです。
- 銀行口座の分離
- 目標額の設定
- 許容損失額の決定
- 勝敗記録
- 使用できる金額の設定
いずれも実践することによって、バカラでの負けにくさの向上や安定したプレイができるようになります。
より多くの項目を実践することで強固な資金管理となる、これらの項目について解説していきましょう。
銀行口座を分ける
オンラインカジノやカジノを楽しむ場合、遊ぶお金用として銀行口座を生活費の口座とは分離させておきましょう。
生活費などが入っている口座と混同してしまうと、気づいたら生活費にまで手をつけていたと言うことが少なくありません。
休眠している口座をバカラのための口座にするか、新規に作る場合はネット銀行がおすすめです。
ネット銀行はスマホで資金の様子がすぐに管理できるだけでなく、振込手数料も安いため、海外のオンラインカジノなどで稼いだ儲けの送金や入金時もスムーズです。
ただ、頻繁に使いたくないという方は敢えて地方銀行の口座を利用するのも良いかもしれません。
送金がネット銀行よりも難しく、振り込みも手数料が相当額発生するため、入金に抵抗を感じるからです。
もちろん地方銀行も専用アプリを使えば今の預金残高をチェックできますから、休眠口座を復活させる場合はアプリの導入も行いましょう。
勝利目標額を決める
バカラにおいて勝利目標額を決めることも重要です。
勝てばいくら勝っても良いのでは、と思われがちですがギャンブルは引き際が重要です。
そのため、あらかじめ勝利金額を設定しておくことは重要です。
また、予期せぬ負け、バカラのシステムといった理由からも勝利金額を決める必要があります。
バカラをプレイして、かなりの金額で勝利したとします。
しかし、その勝利の勢いに乗ってどんどんバカラで勝負すると、それ以降勝てなくなることもあるのです。
さらに勝ったことで気が大きくなりベット金額も増し、その結果思わぬ損失をもたらすことも少なくありません。
さらに資金を取り返そうと無理な賭けを仕掛けて、気づいたら資金が枯渇していた、といった状態になることすら珍しくはないのです。
バカラのシステムにも注目しましょう。
バカラの期待値はおよそ90%程度と言われています。
つまり、最終的には負ける計算になるのです。
安易に長丁場を張ってしまうと、バカラはやがて負ける計算になります。
バカラを長時間プレイするより、目標額を決めて適度なタイミングで引き揚げるようにしましょう。
許容損失額を決める
許容損失額を決めることも重要です。
バカラで負けると、どんどん資金が失われていきます。
適切なタイミングで止めないと、その損失は広がる一方で、取り返そうとして無理なベットを仕掛けるのは危険です。
勝利金の目標額を決めることも重要ですが、バカラは同様にどの程度負けたら引き上げるかについてもきちんと決めておきましょう。
損失を確定すること自体に抵抗があったり、戻るはずと根拠なく考えてしまったりすることもありますが、許容損失額の設定は重要です。
実際、早めに損切りをした場合よりもずるずるとバカラをプレイしたほうが損失は増えてしまいます。
また、資金がバカラに拘束されてしまい、他のゲームや別の機会でのチャンスを逃してしまうことすらあります。
さらに損失を抱えた状態では冷静にバカラに集中できず、落ち着いて勝負できない点もデメリットと言えるでしょう。
バカラにおけるすべてのゲームで利益を出す前提でいる必要はなく、トータルでいかに利益を残すかを考える必要があります。
そのため、バカラをプレイする前にいくら負けたらやめるといった許容損失額を決めておきましょう。
勝敗を記録する
バカラのプレイにおいて勝敗記録も重要です。
バカラは明確に勝敗が分かるゲームで、そのシンプルさも人気の理由の1つとなっています。
また、勝敗をメモなどで記録しやすい魅力もあるゲームです。
そんなバカラですが、勝敗記録をしておくことで、負けが込んできているから一回止めよう、勝ちすぎているからそろそろ負けがきそうといった予測や対策を立てやすくなります。
こうすることで損失を最小限に抑えるだけでなく、勝ち逃げする形で利益を最大化することも可能です。
可能であればスマホの手元にペンとメモを置いておき○×形式でもいいので、勝敗をメモしておきましょう。
また、メモすることで気持ちも多少整理され、冷静にバカラの勝負ができるようになります。
ゲームに使える金額を決める
これまでの資金管理に通じるものはありますが、ゲームで使える金額をあらかじめ決めておきましょう。
バカラのプレイで最も危険なことは生活費に手を出したり、ギャンブル依存になることです。
ここまでに至る方はまれですが、エキサイティングなゲーム性からその手前まで行きそうになるといったケースは時折みられます。
こういった状態にならないためのブレーキとして、あらかじめいくらプレイするかを決めておきましょう。
分かりやすいものとして、あらかじめ電子マネーのアカウントにチャージし、今日バカラでプレイする分だけオンラインカジノに入金します。
そして、手持ち資金がなくなったら終了するといった形で資金管理します。
勝った場合は、目標額に達し次第、出金手続きを進めてしまうのもおすすめのプレイスタイルです。
バカラのシステムベット
ここまでは資金管理、つまりバカラの守りのプレイ方法を紹介しました。
最後に攻めのプレイ、つまり攻略法ともいえるシステムベットについてみていきましょう。
バカラでは様々な攻略法が考案されていますが、特に伝統的なシステムベットとして次の5つが挙げられます。
- マーチンゲール法
- パーレー法
- モンテカルロ法
- ウィナーズ投資法
- ココモ法
これらについてバカラにおける運用法を解説しましょう。
マーチンゲール法
マーチンゲール法は、シンプルな攻略法です。
簡単に言えば、負けたら倍の金額をベットして勝負する方法になります。
例えば、バカラで1ドル負けたら、2ドルベットし、2ドルで負けたら4ドルをベットして行きます。
これはいくら連敗が続いても最後に勝てば、全ての損失を回収し、最初にベットした金額分(例では1ドル)が利益として受け取れる攻略法です。
ただし、ベット金額が一気に増していくので、資金管理に注意して運用しましょう。
パーレー法
パーレー法は逆マーチンゲール法とも呼ばれる攻略法です。
こちらは勝ったら、ベット金額を倍にしていく攻略法で、例えばバカラで1ドルベットし、ハウスウェッジを抜いた1.9ドルの配当があったら、1.9ドルをそのまま次のゲームでベットします。
リスクを抑えながら、短時間で利益を出せる攻略法として知られていますが、こちらも資金管理を行い、どこまで勝ったら止めるかを設定しましょう。
理論上、何連勝しても最後には負ける攻略法なので、資金管理は重要です。
モンテカルロ法
モンテカルロ法はメモを使った攻略法で何回か勝利を重ねて利益を確保していく攻略法です。
最初にメモに「1・2・3」の3つの数字を書きます。
ここから両端の1と3を足した4単位のお金をベットします。
そして、このゲームで勝てばメモの1と3を消して、この時点で終了です。
理由はペアとなる数字がなくなり、メモには2だけが残るからです。
しかし、このゲームで負けてしまった場合は、前回の数列に新たな数字を書き足しましょう。
4単位のお金を払って負けたので、「1・2・3・4」とメモします。
そして、両端の数字である1と4を足して5の単位で勝負します。
勝てば1と4を消しますが、2と3が残るので足した5の単位で再び勝負しましょう。
そして勝てば終了ですが、負ければこの数列に5(2・3・5)を書き加えるといった形で進めていきます。
例えば、バカラで1ドル単位のプレイをする場合、1ドルと3ドルを足した4ドルでプレイし、勝負するといった形です。
最初は慣れませんが、無料体験やスマホのゲームでお金をかけずに練習すれば、すぐにできるようになります。
こちらはニアミスを頻発しやすいので、あらかじめ練習しておきましょう。
また、何度も行うと儲かっているのか分からなくなるので、目標金額と勝敗、許容損失額をしっかり決めてプレイするのがおすすめです。
ウィナーズ投資法
ウィナーズ投資法はモンテカルロ法に似たシステムベットです。
こちらもペンと紙を用意し、2連敗したら行います。
最初に2連敗したら「1・1」と記録し、次ゲームでメモに書いた左端の数である「1」を2倍にした単位分を賭けましょう。
勝った場合、左端の数を消して、負けたら賭けた単位を右端に加え、次ゲームでは賭け金を変えないようにします。
数列がなくなるまで、連勝できれば利益が確定するシステムベットです。
最後に「2」や「3」が残ったら、それぞれ2倍した金額をベットして勝てば完了です。
バカラの場合は厳密に2倍になりませんが、数列を消せれば利益を出せる方法です。
ココモ法
ココモ法は最初と2回目の勝負は1ユニットをベットします。
そして3回目以降は前回と前々回の金額を足したものをベットし続ける攻略法で、1度でも勝てば完了です。
バカラの場合は、1ドルスタートして負けたら、次も1ドルをベットしてさらに負けたら前回の1ドル、前々回の1ドルを足した2ドルで勝負します。
それでも負けたら前回の2ドル、前々回の1ドルを足した3ドルで勝負するといった形で進めていきましょう。
賭ける金額がどんどん増していくので、こちらも許容損失額を設定しておくのが重要です。
下記記事で最も効果的で、かつ現実的なシステムベット手法を紹介しています。
まとめ
バカラは資金管理が重要です。
カウンティングなどを行ってゲームの進み方を予測しつつ、自己資金も管理しないと儲けを出すのは困難になります。
しかし、勝てるという幻想や迷信から資金管理がおざなりに、あるいは全く対応しないといった状況の方も少なくありません。
それでも、資金管理をするのとしないのとでは最終的な利益が全く違ってくるのは事実です。
今回は、具体的な資金管理の方法について解説しましたが、実はシステムベットを効率よく行う意味でも重要ということも強調してお話ししました。
資金管理をしっかり行ってシステムベットを実践することでバカラでも十分な利益を獲得しましょう。