カジノの王様、バカラにはいくつもの攻略法があります。
その中でもカジノで表示され、公式の攻略法といえるもの罫線(けいせん)が知られています。
今回は、次の流れでバカラの罫線についてまとめました。
- 罫線とは?
- 種類や目的について
- 大路(ダイロ)の見方
- 大眼仔(ダイガンチャイ)の見方
- 小路(シュウロ)の見方
- 甲由路(カッチャロ)の見方
- 複数の罫線を使う方法
このようにバカラの罫線とはどんなものかを解説し、そのうえで各種の見方について解説していきます。
バカラの罫線(けいせん)とは?
バカラの罫線とは、一言でいえばバカラの結果の履歴を表にしたものです。
実際バカラでは「ゲーム履歴」という名称で表示されているものもあり、これも罫線を指す別に言い方になります。
ゲームの経歴である罫線ですが、この罫線も特定のパターンを見ることで、予想しやすくなるとされています。
バカラは基本的に自分でゲームの操作をすることがなく、バンカーやプレイヤーのいずれかが勝利するか、あるいは引き分けるかを予想するゲームです。
そのため、かなり運任せのイメージがあるのも事実です。
しかし、罫線を見ることで次の結果を予想することができるゲームでもあります。
バカラの罫線を知らない方の中には結果論で、あてにならないという意見を目にすることも少なくありません。
しかし、残っているカードでゲームをする特徴から、ある程度ギャンブルの波があるのも事実です。
この波を見るための手段として、バカラの罫線は役に立ち、昔から伝統的な攻略法として連綿と現在のオンラインカジノのバカラ攻略法にも活かされています。
罫線の種類・目的について
次にバカラの種類や目的について解説していきましょう。
バカラの罫線といっても、その種類はいくつかあり、さらに目的についても一つではありません。
この点を知ることでバカラの罫線を見ることができ、次のゲームでプレイヤーとバンカーのどちらが勝つか予想しやすくなります。
プレイヤーとバンカーのいずれが勝つかを賭けるだけのシンプルなゲームです。
そのため、適当に運任せにせず罫線の種類や目的を知って、過去の勝敗データーを参考にしてプレイするのが重要といえるでしょう。
罫線の種類
罫線の種類について解説していきましょう。
基本的にバカラの罫線は次の4つの種類のみになります。
- 大路(ダイロ)
- 大眼仔(ダイガンチャイ)
- 小路(シュウロ)
- 甲由路(カッチャロ)
これらは全く異なる書き方をするため、各種類ごとにしっかり覚えておくことが重要です。
しかし、すべての種類を理解するのは難しく、さらにオンラインカジノの結果だけを見るのほかにも自分で書く必要があるものも少なくありません。
その中でも、初心者向けの罫線として大路があります。この大路を覚えて、そのうえで他の種類を知るというのが学び方です。
罫線の目的
罫線の目的は、ギャンブルの波を見ることです。
トランプ系のゲームは運任せな部分も多いのですが、カードをシャッフルする際に絵札や数字のカードが偏って混ざる場合が多くあります。
これによって連続して同じ側が勝ったり、ペアが発生しやすくなったりするのです。
このような不規則な流れをギャンブルの波と呼び、罫線はこの波を見極める目的で行います。
同じ側が連勝した時や流れが来ているといった状況も、実はこのギャンブルの波なのです。
罫線は、一目でこのギャンブルの波を見ることができ、それによって運の要素が一般的なトランプゲームに比べて大きいバカラではより効果を発揮します。
言い換えれば、罫線を読むことによってギャンブルの波を察知でき、勝ちやすくなるのです。
確かに罫線をいくら読んでも外れるときは外れます。
しかし、罫線を利用することでギャンブルの波を見ることができ、それを勝利につなげることはできるのです。
このようにバカラの罫線は勝利を目的とするギャンブルの波を読み取るための重要なツールといえるでしょう。
大路(ダイロ)の見方
〇 | 〇/ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
〇 | 〇 | ||||
〇 | |||||
〇 |
大路は基本的なバカラの罫線として利用され、その読み方、書き方があります。
その読み方について、記号の意味と表の進み方を覚えておくことで書き方と読み方を覚えられるようになっています。
まず、記号は3種類の○(マル)記号を知っておきましょう。
1つ目の記号は青の〇です。
これはプレイヤーが勝った場合に記入される記号です。次に赤の〇、こちらはバンカーが勝った場合に記入されます。
〇に/(スラッシュ)が入った記号は引き分けの場合につけられるのがルールです。
これらの記号の意味を知っておくだけでバカラの意味が分かるでしょう。
例えば、青〇、赤〇、〇に/と罫線に書かれている場合は、プレイヤーが勝利、バンカーが勝利、引き分けといったことを意味します。
次に表の進み方を解説していきましょう。
縦と横で意味が異なり、連勝が進めば縦に記号が伸びていき、反対側が勝ったあるいは引き分けた場合は、横のマスに記号が移動します。
例えばバンカーが3連勝したら、赤〇が縦に3つ並び(専門用語で落ちる、バンカーが勝った場合はバンカーダウンと呼ばれ、
プレイヤーがこのような状態になったらプレイヤーダウンと呼ぶ)、そのあと引き分けになったら横に引き分けの〇/がつくようになります。
そして次のゲームでプレイヤーが勝ったら引き分けの記号の横に青〇がつくといった感じです。
左側から順に記号がついて行ってゲームが進行していくにつれて右側に記号が埋まっていくイメージで見ると分かりやすいでしょう。
ちなみにバンカーとプレイヤーで勝敗が交互に進んだ場合は、横方向にどんどん記号が付けられていきます。
このようにバンカーとプレイヤーが交互に勝利し罫線が横に進む場合は、専門用語で「横に走る」と呼びます。
補足として、罫線には〇に小さな・がつけられることがあるので、そのことについても解説していきましょう。
これはペアカードがバンカーかプレイヤーのいずれか出た場合に表示されます。
倍率が高いサイドベット(ペアで勝利するケースに賭けると12倍の配当が得られる)を狙っている方以外には、あまり重要ではありませんが知っておくとよいでしょう。
ちなみに見方は、プレイヤーのゲーム結果がペアカードだった場合、小さな青い点、バンカーのゲーム結果がペアカードだった場合は小さな赤い点になります。
例えば、赤〇に青い点がついている場合は、バンカーが勝ったけど、プレイヤーでペアカードが発生していたという意味です。
大眼仔(ダイガンチャイ)の見方
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
大路が基本となり、バカラの罫線でも主に大路が表示されます。
しかし、大路では特定の流れが常に見えてくる訳ではなく、他の手法を使って補完する必要があります。
こういった場合に利用したいのがこれから紹介する3つの罫線です。
まず、大眼仔は、最新の結果と一列手前の同じ位置の結果を比較する方法です。
大眼仔では、これを見て同じ動きか違う動きかを見極めて記号をつける方法になります。
ここでも記号の見方と表の進め方の順番で解説していきましょう。
記号は1列手前の同じ位置の結果と最新の結果が同じであれば赤〇、違う動きになっていれば青〇を記録します。
次に表の進め方ですが、大路のように縦に伸びる、いわゆる落ちることはあまりありません。
1ゲーム前で3連勝し、最新のゲームでも3連勝すれば縦に〇がついていきますが、多くは、そのまま次が赤〇か青〇かを進めていくだけになりやすいのが特徴です。
ただし、進めない場合もあります。
それは引き分けた場合です。
この場合は横に進めることなく、そもそもなかったものとして比較の対象にもしません。
つまり、引き分けをカウントしないのが大眼仔の特徴なのです。
ここから大路をもとに比較していきましょう。
1列手前の動きがプレイヤーの4連勝で進んだ場合を例に説明します。
まず、バカラ開始直後にプレイヤーが4連勝後、バンカーが2連勝したとしましょう。
この場合は、2連勝まではプレイヤーもバンカーも同じ動きをしています。
そのため大眼仔の場合、ここで初めて赤〇が付きます。
バンカーの2連勝後プレイヤーが勝利した場合、一列手前の結果と異なるため、今度は赤〇の横に青○が付く形になるのです。
このように、流れが変化したら横にスライドさせて記号をつけるといった形で進めていくのが大眼仔なのです。
ちなみに先ほど触れた通り、引き分けになった場合はカウントせずにおこないます。
今回の例の場合、バンカーが二連勝のあと、引き分けた場合は、青〇をつけずにそのまま次のゲームの結果で判断します。
慣れないうちは混乱するかもしれません。
しかし、大路と並行して利用することで大眼仔のゲームの流れを読むのに特化した罫線が威力を発揮するでしょう。
小路(シュウロ)の見方
〇 | 〇 | ||||
〇 | |||||
小路も大眼仔に似た利用方法です。
ただし、比較が異なります。比較するものは次の2つです。
- 最新の結果
- 2列手前の同じ位置の結果
大眼仔は1列手前の同じ結果だったのに対し、2列手前の結果を比較する点に小路の特徴があります。
ここでも記号と記録について解説していきましょう。
まず、記号は先ほど紹介した記号と比較して同じ動きであれば赤〇、違う動きであれば青○を記録していきます。
この点は大眼仔と共通しているので、大眼仔を理解できていれば記号の意味が分かるはずです。
次に小路の表の進め方を紹介しましょう。
こちらも同じ動きであれば赤〇をつけていき、流れが変わったら青○をつける形で進めていきます。
例として、大路の2列前にバンカーが4連勝し、1列前にプレイヤーが連勝した状態を比較しましょう。
最新のゲームでバンカーが連勝した場合、2列手前でも4連勝しているため、共通しています。
そのため、小路で赤〇を付けます。次のゲームでもバンカーが勝利し、3連勝したとします。
ここでも2列前も勝っているので、小路では縦方向に赤〇が付くのです。
つまり、小路の上では落ちていきます。
その次のゲームでプレイヤーが勝ち、バンカーの連勝が止まった場合は、2列前のゲームで勝っているので違う結果です。
ここで今度は小路の横の列に青〇をつけて行きます。
このように基本的な進め方は大眼仔に酷似していますが、2列前のゲームを見ながらつけていくので、混乱しやすい罫線です。
ただ、大局的な見方がしやすくなるため、小路を利用してプレイする方も少なくありません。
いかに混乱せずに記入していくかがポイントで、読む場合も大路と比較して利用するのが重要です。
甲由路(カッチャロ)の見方
〇 | |||||
〇 | |||||
〇 | |||||
〇 |
甲由路は、これまで紹介してきた罫線の中でも、より理解をしておく必要がある罫線です。
こちらも次の2つの内容を比較して記録していくのが特徴です。
- 最新の結果
- 3列手前の同じ位置の結果
お気づきの通り、今度は3列手前の結果を比較して記録をして行く方法です。
3列手前なので混乱する場合もありますが、ここでも記号の見方と表の進め方を紹介していきましょう。
まず、記号はこれまで紹介してきた罫線と同じです。
3列手前の同じ位置の結果と比較をして、同じ動きであれば赤〇、違う場合は青○をつけていきます。
この記号によって、先ほどの例と同じように3列前でバンカーが4連勝、2列前でプレイヤーが2連勝、そして1列目でバンカーが3連勝した例をもとに大路と比較して解説して行きます。
最新のゲームで、さっそくプレイヤーが勝ち、その後バンカーが勝ったとしましょう。
ここでは3列前で4連勝しているのに対し、連勝できなかったので甲由路に青○が付きます。
次の3列手前は先ほど2列前のプレイヤーの2連勝が比較対象になります。
ここでプレイヤーが勝つと、バンカーの2連勝ができなかったので、青〇が付きます。
甲由路では青〇または赤〇が連続して続いた場合、縦に進むので先ほど記録された青〇の下にさらに青〇が付く流れです。
3ステップ目は比較が先ほど1列目のバンカー3連勝が比較になります。
ここで、バンカーが勝ったら連勝にならないので、青〇が付きますが、この場合も甲由路では先ほど青〇だったので、縦に落ちていきます。
4ステップ目は、1ステップ目の結果「プレイヤーの1勝」の列が比較対象です。
最新のゲームでバンカーが勝った場合、「バンカー2連勝」になるので、ここでも結果が異なり、甲由路に青〇が付きます。
これによって甲由路に縦4つの青〇が並ぶ仕組みです。
このように進めていきますが混乱しやすいため、オンラインカジノでもゆっくり運用するようにしましょう。
複数の罫線を使う方法
大路
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
〇 | 〇 | 〇 | |||
〇 | |||||
〇 |
↓大路で傾向が見えなくとも他の罫線で傾向が出ている場合がある
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
オンラインカジノでは、これまで紹介してきた罫線を複数表示させて自動で記録できる便利な機能があります。
これによって混乱しやすい甲由路や小路、大眼仔を自動で記録させてプレイに役立てられます。
基本的には大路を一番上に表示させ、下に他の罫線を補助的に表示することで運用するのが一般的です。
罫線は面(ツラ)を追うのによく用いられる使い方です。
まずはこの使い方を紹介したうえで複数の罫線を使った使い方を紹介しましょう。
大路を表示させ、結果が偏った状態で更にそれに乗って賭けるのが基本的な賭け方です。
連続して続いた状態に賭ける方法で、例えばプレイヤーよりもバンカーが連勝しやすい場合、バンカーが連勝し始めたら、バンカーに賭けることがポイントです。
例えば、前の結果でバンカーが4連勝し、プレイヤーが1回勝利したのち、再びバンカーが2連勝したとします。
このような状態を大路で見ると傾向がよくわかります。
大路を見ると、流れはバンカーに来ており、バンカーが3連勝する可能性が高いので、バンカーにベットするといった使い方です。
この波がなくなったら、別の波が出てくるまで罫線を見て次の流れがやってくるのを待ちましょう。
このように単独で使うこともできる罫線ですが、複数の罫線を利用したプレイ方法を解説します。
例えば、大路を含めたすべての罫線を表示させたとしましょう。
大路では勝利数が偏った状況、つまり波が見えないようになったとします。
しかし、流れの類似度を測る大眼仔、甲由路、小路で青〇と赤〇が交互に続いているのが確認できます。
この流れを見て青と赤の〇が交互に来ている場合、最後の〇が赤だったとしたら大路は変化がある可能性が大きくなるのです。
ここで大路で連勝が起こっていたら、次には負ける可能性が高くなり、交互に勝っていたら連勝する可能性が高くなります。
このように大路では結果が分からない場合、他の罫線も表示させて記録をみていくことで、予測が立てやすくなるといえるでしょう。
まとめ
バカラの罫線は、バカラの勝敗の流れを見るために有効な手法になります。
この方法を見ることで、運任せになりがちなバカラを、より戦略的に見ることができるのがメリットです。
まずは基本である大路を知って、そのうえで他の見方を覚えることで、その効果をより高めることができるでしょう。
このような運用をすることで、基本的な流れを大路、大路では見えなかった流れを他の罫線を用いるといった複数の利用によって、より予想を立てやすくなります。
いきなり大路以外のものを表示させてプレイすると混乱するので、最初に大路で十分慣れてから運用するのがおすすめです。