今回はオンラインカジノにおける、バカラの期待値について考えてみます。
巷で人気急上昇中のオンラインカジノ、その中でも圧倒的な花形ゲームといえば『バカラ』です。
ルール自体がシンプルで初心者でも参加しやすく、スピード感がたまらないとハマる人が増えています。
そんなバカラの必勝法を勉強しようとすると、「期待値」という言葉を目にするのではないでしょうか。
カジノで稼ぐ人は、この期待値をしっかりと理解しています。
しかも、バカラは期待値が高く、カジノの中でも一番稼ぎやすいと言われるゲームです。
ギャンブルは楽しめればいいと思っていた人でも、期待値を知ることでその結果は明らかに変わってきます。
バカラで勝ちたいのであれば、期待値をしっかりと勉強して戦略に生かしていきましょう。
期待値とはそもそも何?
宝くじを「1万円分購入したらこのくらい戻ってくる」と計算して買う人は、ほとんどいないでしょう。
では実際に宝くじを購入した時、平均的にはどのくらいの額が手元に戻ってくるのでしょうか。
答えは5,000円、約50%です。
この数値がいわゆるギャンブルの期待値といわれるもので、「賭け金額に対して戻ってくるであろう金額(の平均値)」を期待値と言います。
宝くじの期待値(還元率)
宝くじの期待値(還元率)をはじき出すのは、そう難しいことではありません。
宝くじの、
- 総販売数
- 1~7等までの各当選金額と本数
- 宝くじ1枚の購入金額
これらを基に当選確率などを算出すれば、簡単に期待値を出すことは可能です。(ただし計算は面倒くさいです)
宝くじに関して言えば、期待値を出さなくても、どれくらい戻ってくるのかある程度予想することはできます。
なぜなら、公営ギャンブルである宝くじは、収益金の配分がきちんと公表されているからです。
宝くじの公式サイトによると、令和元年度における宝くじの収益金は、総額で7931億円でした。
このうち、
- 38.5%(3054億円)が都道府県や指定都市への公共事業
- 13.7%(1088億円)が印刷や売りさばきなどの経費
- 1.3%(105億円)が広報費
- 残りの46.5%(3684億円)が当せん金に割り当てられた
と公表されています。
画像出典:宝くじ公式サイト
細かい数値は毎年変わりますが、だいたいこのくらいの割合で推移していて、当せん金が50%を上回ることはありません。
300円の宝くじを1枚買っても、還元率から計算される期待値は150円以下、「宝くじがちっとも当たらない」と誰もが思うのは当然なわけです。
ギャンブルの期待値(還元率)
宝くじの期待値(還元率)はすでに述べた通りです。
ギャンブルを始めたばかりの人だと、「宝くじの還元率が50%なら、ほかのギャンブルも同じようなものだろう」と想像する人も多くいます。
しかしこれは大きな間違いです。
日本国内で認められているギャンブルはいろいろありますが、それぞれに還元率は異なります。
公営ギャンブルと呼ばれる、
- 競馬
- 競輪
- 競艇
- オートレース
- 宝くじ
- サッカーくじ
については、総務省からきちんとしたデータが公表されていて、よく見ると面白いことも書いてあります。
まずは還元率のランキングからです。
順 位 | ギャンブル名 | 還元率 |
1位 | 競輪 | 75.0% |
2位 | 競艇 オートレース |
74.8% |
3位 | 競馬 | 74.1% |
4位 | サッカーくじ | 49.6% |
5位 | 宝くじ | 45.7% |
データ出典:宝くじ・公営競技・サッカーくじの実効還元率資料3
そして先ほどチラッと言った面白いことですが、総務省のデータにはこのように記してあります。
公営競技は、1日に複数レース行われており、例えば3レース賭けると、その期待値は宝くじの当せん金率を下回る。
75%×75%×75%=42.2% < 45.7%
日本の中枢機能を担っている総務省の口から「期待値」という言葉が出てくるのは意外でしたが、それほどギャンブルにおいて期待値は重要と言えるのです。
この表だけ見ると、「どうせやるなら宝くじより競輪に賭けたほうがいいじゃないか、という結論になりそうですが、それは時期尚早です。
そこで次はバカラの期待値についてみていきます。
バカラにおける期待値とは
ではバカラにおける期待値とはどのくらいなのでしょうか。
本題に入る前に、オンラインカジノ全体についての期待値をみていきます。
オンラインカジノの期待値は95%以上
日本の公営ギャンブルで、最も期待値が高いのは競輪でした。
その競輪でも還元率は75%です。
ではオンラインカジノはどうだと思いますか?
実はオンラインカジノ全体の期待値(還元率)は95%以上だと言われています。
公営ギャンブルとは違い、オンラインカジノは還元率や当たり率を公表しているわけではありませんので、正確な期待値を算出することはできません。
ただしゲームによってはプロバイダーからRTP(Return to Playerの略)が公表されていたり、第三者機関から監査を受けているオンラインカジノだと還元率の公表義務があったりします。
そうした情報から予想される期待値が95%以上なのです。
オンラインカジノでは多くの種類のカジノゲームを楽しむことができますから、あくまでも95%という数字は平均値です。
それでも日本の公営ギャンブルと比較すると、圧倒的な数値の高さに気づくことでしょう。
「宝くじをやるくらいなら競馬や競輪をやろう!」と言っていた人がオンラインカジノに流れてくる、これは必然的ともいえるのです。
バカラにおける期待値
オンラインカジノで楽しめるゲームは、かなり多くあります。
そのなかでもバカラは、トップクラスで稼げるゲームだと言われていますが何故なのでしょうか。
これはバカラの期待値がとても高いからです。
オンラインカジノで遊ぶことができる代表的なゲームというと、テーブルゲームであれば「バカラ」「ブラックジャック」「ポーカー」「クラップス」などをあげることができます。
そのほかにも「ルーレット」や、初心者だと「スロット」も人気ゲームです。
これらのカジノゲームの期待値はどうなっているのでしょうか。
- バカラ・・・98%
- ブラックジャック・・・96~102%
- ポーカー・・・95~99%
- クラップス・・・99%
- ルーレット・・・94%
- スロット・・・95%
この数値だけ見ると、同じカードゲームでもブラックジャックやポーカーは期待値がバカラより高い(時には100%を超えることも!)のですが、テクニックを使ったうえでの期待値になってしまうため、初心者が飛びつく数値ではありません。
クラップスはサイコロを振って進行するカジノゲームなのですが、ほかのテーブルゲームとは異なり、サイコロを振るのはプレイヤー、しかもみんなでワイワイ楽しくやる参加型ゲームとなっています。
日本ではなじみがないゲームだというだけでなく、賭け方もちょっと複雑なため、初心者がいきなり挑戦するゲームではないでしょう。
そこで人気となるのがスロットです。
完全な運任せですが、リールを回すだけという誰でも簡単にプレイできるカジノゲームですから、カジノ初心者にとっては格好の的に見えるかもしれません。
しかしバカラはとてもシンプルなるルールで、初心者だからといって尻込みするようなゲームではないです。
だからこそ、オンラインカジノではスロットではなく、バカラで稼ぐべきなのです。
バカラにおける期待値の計算方法とは
期待値とは、賭けた金額に対して戻ってくるであろう金額の平均値を出したものですから、あくまでも理論上の数値です。
そしてこれは計算ではじき出すことができます。
計算式は次のようになります。
『期待値 = 勝率 × 配当』
けれども、勝率と配当がわからなければこの式は使えません。
そこでそれぞれについて説明します。
バカラの配当
バカラの配当は以下の表のように決められています。
勝 敗 | 配 当 |
プレイヤーの勝ち | 2倍(掛け金の払い戻しを含む) |
バンカーの勝ち | 1.95倍(掛け金の払い戻しを含む) |
タイ(引き分け) | 9倍(掛け金の払い戻しを含む) |
配当だけ見ると、タイはかなり魅力的です。(例えば100円を引き分けに賭けて当たれば、900円になって戻ってきます)
バカラの勝率
続いて勝率です。
歴史の長いバカラゲームは、理論上の勝率がすでに計算されており、次のようになっています。
勝 敗 | 勝 率 |
プレイヤーの勝ち | 44.62% |
バンカーの勝ち | 45.86% |
タイ(引き分け) | 9.52% |
タイ(引き分け)は9倍という高配当ではありましたが、勝率から見ると、賭けるべきではないということがわかります。
バカラの期待値を計算する
必要なことが出揃ったとこで、いよいよ期待値の計算です。
先ほどの『期待値 = 勝率 × 配当』に数字を当てはめてみましょう。
■プレイヤーに賭けた時
44.62×2+9.52×1=98.76%(引き分けだったときは掛け金が戻るので期待値に含める)
■バンカーに賭けた時
45.86×1.95+9.52×1=98.947%(引き分けだったときは掛け金が戻るので期待値に含める)
■タイ(引き分け)に賭けた時
9.52×9=85.68%
バカラでは、バンカーに賭けて勝ったとき、コミッション(手数料)が5%徴収されます。
配当がプレイヤー勝利の2倍なのに対して、バンカー勝利が1.95倍になっているのはこのためです。
それでもルール上バンカー有利と呼ばれているように、計算上の期待値は「バンカー」のほうが若干上になります。
たった0.187ポイントの差なので、どちらに賭けるかの決断にはあまり関係ないという人もいますが、ゲームの流れを読み切れなかったときはバンカーに賭けておいたほうが無難だといえるでしょう。
ここでひとつ気づくことがあります。
理論上、期待値が最も高いバンカーに賭けたとしても、キャッシュは減ってしまうという事実です。
たとえば1,000円をバンカーに賭けたとしても、期待値が98.947%ですから戻りは989円となり、理論上は11円ほど損をしてしまいます。
しかしこの11円は、オンラインカジノにとって無くてはならない収入源です。
カジノには期待値の対義語ともいえるハウスエッジ(控除率)が存在し、オンラインカジノ運営の利益になっています。
ここではハウスエッジについての詳細は述べませんが、もっと知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
期待値から見るバカラの戦略とは
バカラで勝つためには、期待値が重要なポイントであることは理解してもらえたはずです。
そこで期待値から見るバカラの戦略について整理していきます。
ポイントは3つです。
- バカラでタイ(引き分け)に賭けてはいけない
- 期待値は平均値。回数を重ねるごとに近づいていく
- ボーナスを最大限利用する
競馬でもバカラでも、人は配当が高いほうについつい目が行ってしまいます。
プレイヤーやバンカーに賭けても2倍ほどしか配当が得られないのなら、思い切ってタイに賭けて稼ごう!と思うかもしれませんが、期待値を見れば一目瞭然です。
確実にバカラを攻略したいのであれば、タイ(引き分け)に賭けるべきではありません。
そして戦略を立てるうえで忘れてはならないのが、期待値は平均値だということです。
たとえ10回勝負をしたとしても、期待値通りに賭け金が回収できるわけではありません。
けれども回数を重ねれば重ねるほど、実際の収支は期待値に近づいていきます。
期待値から見たバカラの戦略を立てるのであれば、なるべく回数を多く賭けることが重要なのです。
ここで壁となるのが資金面です。
いくら回数をこなしたいと言っても、無限にキャッシュを投入できる人なんていません。
だからこそボーナスキャッシュを有効利用するべきなのです。
オンラインカジノでは、初回入金ボーナスなど多くのボーナス特典が用意されています。
これらのボーナスをうまく利用すれば、期待値に限りなく近づけるどころか、ときには期待値以上のリターンを受け取ることだって可能なのです。
バカラの期待値まとめ
オンラインカジノの花形であるバカラは、ギャンブルの中でも期待値の高いゲームです。
初心者だから「運を頼りにスロットで遊ぶ」のではなく、期待値を理解して、より還元率のいいゲームで遊ぶことがオンラインカジノで稼ぐ重要なポイントになります。
バカラはブラックジャックよりも期待値は低いですが、ルールがシンプルで初心者でもわかりやすいゲームです。
迷ったときには「バンカー」、そして初回入金ボーナスなどを有効利用すれば、期待値を100%以上に上げることだって不可能ではありません。
バカラの期待値を上げる手段はほかにもいくつかありますが、まずは「プレイヤーかバンカーに賭ける」「ボーナスを利用してとにかく回数を多く賭ける」という点を重視して戦略を立てることが大切です。