バカラはルールの単純さと初心者のとっつきやすさから様々な場所で楽しまれています。
例えば、東京カジノ(カジプロ)や龍が如くといったゲーム、オンカジやインカジといったリアルマネーを賭けるネットカジノ、人によってはわざわざマカオのカジノにまで出向いてバカラを楽しむ人もいるかもしれません。
しかし、そのようにバカラを「楽しむ」ことはできても「勝てている」と言える人はそれほど多くはないはずです。
この記事では「バカラで勝つにはどうしたらいいのか?」「バカラでの勝ち方」について解説していきます。
バカラで勝つ為の基本とは
直感や雰囲気に頼って賭けるのはもうやめよう
バカラは、バンカー側とプレイヤー側のそれぞれにトランプのカードを並べ、どちらのトランプのカードがより9に近い数字を出すかを当てるというゲームです。
ランダムに配られるカードを使うわけですから、ルーレット同様そこには戦略や戦術の介入の余地がないように思われます。
そのため、バカラを始めたばかりの初心者は「次のゲームは何となくプレイヤー側が勝ちそうだからプレイヤー側にベット!」「プレイヤー側の勝ちが続いているから次はバンカー側にベット!」などというように「直感や雰囲気」に頼った賭け方をしてしまいがちです。
もちろんそのような賭け方をして勝てる時もあることはあるのですが、大数の法則通りそのような直感や雰囲気に頼った賭け方を長く続けているとじわじわと手持ち資金が目減りしていき、最後には手持ち資金がスッカラカンになる未来が見えています。
もちろん「バカラというゲームそのものを楽しみたい」「勝ち負けや損得はどうでもいい」という人もいるでしょう。
しかしそうではなく「バカラで勝ちたい!儲けたい!」という人は、まずはそのような直感や雰囲気に頼った賭け方を止めることです。
直感や雰囲気に頼るのではなく「攻略法」に頼る
では直感や雰囲気といったものに頼らずにバカラで勝つためにはどうすればいいのでしょうか?
答えは、
- 様々な攻略法を理解・研究し取捨選択する
- 使うと決めた攻略法のルールに基づいて賭け続ける
この二つを実行することです。
1、様々な攻略法を理解・研究し取捨選択する
バカラはその歴史の長さも相まって数多くの攻略法が生み出されています。
そして攻略法にはそれぞれ長所・短所というものがあり、さらにリスクの高さやリターンの大きさもそれぞれ異なっています。
さらに言えばプレイに必要となる時間も異なっています。
そのため攻略法というだけで何でもかんでも飛びつくべきではありません。
「自分にはどの攻略法が使えるのか?」「どの攻略法が使えないのか?」を見極めて取捨選択する必要があるのです。
2、使うと決めた攻略法のルールに基づいて賭け続ける
どの攻略法を使うかを決めた後は、その攻略法のルールに基づいて淡々と賭け続けるだけなのですが、言うは易く行うは難しの通りこれが意外と難しく、ついつい攻略法のルールを破って直感や雰囲気に流された賭けを行ってしまいがちです。
特に賭け金が大きくなってしまったり、一時的に連勝や連敗が重なったりしてしまうと興奮や不安といった精神的な揺らぎが生まれてしまい攻略法のルールを破った賭け方をしてしまうものなのです。
この精神的なゆらぎに振り回されないようにするにはとにかく場数を踏むしかありません。
ただ、実際に賭けて場数を踏もうとするとお金がいくらあっても足りませんから、お金を賭けないシミュレーションゲームを使って擬似的に場数を踏むのが良いでしょう。
バカラで勝つ為のルール作りはどうする?
バカラで勝つためのルール作りには攻略法を利用するわけですが、攻略法なら何でもかんでもそのままルールとして採用できるというものではありません。
自分の置かれた状況に合わせて取捨選択したり、アレンジして自分なりのペッティングルールを確立する必要があります。
バカラで勝つためのベッティングルールを作るためには次の2つを考える必要があります。
1、手持ち資金がどれくらいあるか
バカラの攻略法には1回あたりのベット額が大きく増大する代わりにリターンも大きくなる「ハイリスク・ハイリターン型」のものと、1回あたりのベット額がそれほど変化しない代わりにリターンも小さい「ローリスク・ローリターン型」の2種類に分かれます。
手持ち資金に余裕があれば1回あたりのベット額が大きくなるハイリスク・ハイリターンの攻略法を採用できますし、手持ち資金に余裕がなければ1回あたりのベット額がそれほど変化しないローリスク・ローリターン型の攻略法を選択することになるでしょう。
2、手持ち時間がどれくらいあるか
お金の次は時間です。
攻略法にはすぐ勝ち負けが確定する「短期決戦型」と小さな勝ち負けを繰り返して行って最終的に勝ち負けが確定する「長期決戦型」の2種類があります。
長期決戦型の場合はそれこそ2時間や3時間という長丁場になってしまうことさえありますので、どれだけ手持ちの時間があるのかというのは見過ごすことができない大事な要素です。
「1時間ぐらいゲームを続ければ最終的に勝ちで終わることができたのに、それだけの時間が取れず結局損失が出ている状態で負けのまま勝負を確定してしまった!」などということになっては泣くに泣けません。
マネーマネジメント同様、タイムマネジメントもバカラで勝つためのルール作りには重要な要素なのです。
バカラで勝つ為のルール作りをする時の注意点
バカラで勝つためには上記の2つの基準に基づいて攻略法を取捨選択しマイルールを作り上げることが大事なのですが、ルール作りをする時に注意すべきことがいくつかあります。
1、攻略法を理解するだけではなく実際にシミュレーションしてみる
バカラの攻略法は非常に単純なルールに基づいているものばかりです。
そのため攻略法を使うと決めたら事前にシミュレーションなどせずにいきなり実践にうつってしまいがちですが、これが大きな落とし穴なのです。
例えばバカラ攻略法の一つに「マーチンゲール法」というものがあります。
マーチンゲール法は「負けたら次のゲームのベット額を倍にする」という非常に単純なルールに基づいた攻略法ですから「これなら自分にも出来る!」と考えてすぐに実践で使ってみたくなります。
ところが実際にやってみると連敗が重なって賭け金が最初の数百倍になってしまったりとかなり精神的にきつい状況に追い込まれてしまうケースがちょこちょこ発生します。
事前にシミュレーションを行っている人ならば「まあこんなのはよくあることだよね」という風に軽く受け流すことができるのですが、事前のシミュレーションを怠った人はすっかり動揺してしまいルールを破った賭け方、例えば「ベット額を増やすない」「ベット額を減らす」「そもそもバカラを止めてしまう」などということをやらかしてしまうのです。
ただ単に攻略法を理解しただけでは「実践ではいったい何が起こるのか?」というのを把握できずにこのようなやらかしを行なってしまいがちです。
そのため攻略法を実際に実践で使う前には必ずシミュレーションをして、実践ではどのような出来事が発生するのかというのを身をもって体験しておく必要があるのです。
2、損切りラインを設定する
バカラの攻略法というのはあくまでも最終的に勝つための戦術戦略です。
必勝法ではありませんし、ましてや全勝法でもありません。
そのため、バカラの攻略法を用いてゲームを進めたとしても、どうあがいても損失が出て負けで確定せざるを得ないゲームというのが必ず出てきます。
ここで大事なのが「損切り」という概念です。
バカラに限らずカジノで勝てない人に共通するのが「損切りラインを設定せずに資金が全て尽きるまで賭け続けてしまう」という点です。
無尽蔵の資金があるのならたとえ今現在負けが込んで損失が出てたとしてもゲームを続ければそのうち勝てる時が来るのかもしれません。
しかし現実に無尽蔵の資金を持ってバカラを続けられる人というのはまずいません。
負けが込んでいる時は、例えゲームを続けてもそのまま取り返すことができず手持ち資金が尽きてしまうことの方が多いのです。
大事なことは「負けを取り戻せないことがわかりきってるゲームでどれだけ最終的なマイナス収支を減らすことができるか」ということです。
そして最終的なマイナス収支を減らすための方法が「損切りラインを設定」して「最小の損失で負けを確定させる」という、勇気ある撤退行為なのです。
バカラで勝つ為に使用できる攻略法とは
ここからはバカラで勝つために使える攻略法について解説していきます。
バカラで勝つために使用できる攻略法には以下の8つがあります。
1、マーチンゲール法
攻略法のルール:負けたらベット額を2倍、勝ったら初期ベット額に戻す
マーチンゲール法のルールは非常に単純で
- そのゲームで負けたら次のゲームはベット額を2倍にする
- そのゲームで勝ったら次のゲームのベット額は初期ベット額に戻す
というものです。
マーチンゲール法の実例
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
1 | × | 1 | -1 | -1 |
2 | ○ | 2 | +2 | +1 |
3 | × | 1 | -1 | 0 |
4 | × | 2 | -2 | -2 |
5 | ○ | 4 | +4 | +2 |
6 | ○ | 1 | +1 | +3 |
7 | × | 1 | -1 | +2 |
8 | × | 2 | -2 | 0 |
9 | × | 4 | -4 | -4 |
10 | ○ | 8 | +8 | +4 |
4勝6敗ですが、トータル収支は+4となっています。
これは4勝0敗と同じ収支です。
このことからわかるように、マーチンゲール法は「負けをなかったことにしてくれる」攻略法と言えるのです。
マーチンゲール法のメリット
1、何連敗しようとたった一度の勝利で損失分を取り戻せる
マーチンゲール法の大きな特徴であり、そして特長でもあるのが「どれだけ連敗が重なろうともたった一度勝つだけで連敗中の損失分を取り戻すことができる」というものです。
ひたすら同じ金額を賭け続ける場合、2連敗分の損失を取り戻すには2回分勝ち越す必要があります。
さらに3連敗分の損失を取り戻すには3回分勝ち越す必要があります。
しかしマーチンゲール法の場合は3連敗しようとも4連敗しようとも「たった一度」勝つだけで連敗中の損失分を取り戻すことができ、さらに1勝分の利益まで得ることができるのです。
2、着実に手持ち資金が増えていく
マーチンゲール法は典型的なコツコツ型の攻略法です。
手持ち資金の増え方は綺麗な右肩上がりの、一直線の上昇グラフを描きます。
もはや賭けを行っているというよりも働いてコツコツとお金を稼いでいるような錯覚に陥るほどです。
反面、一気に大きく儲けることはできないわけですから単調で面白みにかけると感じる人がいるかもしれません。
マーチンゲール法のデメリット
1、それなりに手持ち資金が必要
マーチンゲール法はたまにやってくる大型連敗に耐えるためにそれなりに多くの手持ち資金を用意する必要があります。
具体的な金額で言えば、初期ベット額1ドルの場合は1000ドルから2000ドル用意しておく必要があります。
もし手持ち資金に余裕がない状態でマーチンゲール法を始めてしまうとちょっと連敗が重なるだけで手持ち資金がなくなってしまいます。
そうするとマーチンゲール法の特徴である「連敗時の損失分を一度の価値で一気に取り戻す」ということができなくなってしまいます。
もちろん手持ち資金がそれほど多くない場合でもマーチンゲール法を実行する方法はあります。
単純に初期ベット額を小さくするのです。
バカラのテーブルでは最低ベット額(ミニマムベット額)というのが設定されていますが、テーブルによっては最低ベット額が0.1ドルであったり、場合によっては0.01ドルというものも存在します。
マーチンゲール法を行う際は手持ち資金に合わせて初期ベット額を柔軟に変えていきましょう。
2、手持ち資金の増え方がゆっくりなので長期戦になる
マーチンゲール法は着実に手持ち資金が増えていくコツコツ型の攻略法なのですが、それは裏を返せば「バカラのプレイ時間が長時間にわたってしまう」ということも意味しています。
例えば手持ち資金を2倍したい場合、高速プレイが可能なテーブルを利用しても1時間近くバカラのゲームを続ける必要があります。
マーチンゲール法に限らず、このようなコツコツ型の攻略法は時間に余裕がある人向けの攻略法といえるでしょう。
マーチンゲール法が使えるゲーム
- バンカー勝ち
- プレイヤー勝ち
2、ココモ法
攻略法のルール:負けたら「1つ前のベット額+2つ前のベット額」、勝ったら初期ベット額に戻す
ココモ法は「負けたらベット額を増やす」という点でマーチンゲール法に似ていますが、単純にベット額を2倍にするのではなく「1つ前のゲームのベット額+2つ前のゲームのベット額」というように「直近の2ゲームのベット額の合計金額を次のゲームのベット額にする」のです。
こうすることで連敗が積み重なってもマーチンゲール法のように急激にベット額が増えることがなくなり、かなり緩やかなベット額の増え方となるのです。
ココモ法の実例
※注意:倍率3倍のゲームでの実例
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
1 | × | 1 | -1 | -1 |
2 | × | 1 | -1 | -2 |
3 | × | 2 | -2 | -4 |
4 | × | 3 | -3 | -7 |
5 | × | 5 | -5 | -12 |
6 | × | 8 | -8 | -20 |
7 | × | 13 | -13 | -33 |
8 | × | 21 | -21 | -54 |
9 | × | 34 | -34 | -88 |
10 | ○ | 55 | +110 | +22 |
9連敗した後にようやく1勝という極端な例を出しましたが、9連敗時の損失を1回の勝利ですべて取り返し、さらにプラス収支にもっていくことができていることがよくわかります。
ココモ法のメリット
1、連敗するほど勝利した時の利益が大きくなる
マーチンゲール法の場合、何連敗しようとも一度の勝ちで得られる利益は初期ベット額分しか得られません。
初期ベット額が1ドルの場合、5連敗した後の1勝だろうと10連敗した後の1勝だろうと1ドルの利益にしかなりません。
ココモ法の場合は違います。
「連敗が続けば続くほど勝利した時の利益が大きくなる」のです。
初期ベット額1ドルで倍率3倍のゲームにココモ法を使った場合、5連敗後に1勝すれば3ドルの利益ですし、10連敗後に1勝した場合に至っては22ドルの利益となるのです。
2、何連敗しようとたった1度の勝利で損失分を取り戻せる
これはマーチンゲール法と同じメリットです。
5連敗しようと10連敗しようとたった一回勝つだけでそれまでの連敗時の損失分を取り戻すことができるのです。
ココモ法のデメリット
1、そもそもバカラではココモ法に適したゲームが存在しない
ココモ法最大の問題点は「そもそもバカラにはココモ法に適したゲームが存在しない」という点です。
ココモ法は倍率が3倍のゲームに適した攻略法なのですが、残念なことにバカラはメインのバンカー勝ちとプレイヤー勝ちを当てるゲームはもちろんのこと、サイドベットの中にも倍率3倍のゲームが存在しないのです。
そこでココモ法ではなく「5倍改良型ココモ法」というものを使って倍率が5倍の「イーザーペア」というゲームを使うことになります。
※5倍改良型ココモ法の詳細は別記事へ
2、大型連敗をしやすいのでメンタル的にきつくなる
ココモ法は倍率が3倍のゲーム(改良型ココモ法の場合は倍率が5倍のゲーム)に使うわけですが、ここまで倍率の高いゲームは10連敗や15連敗といった大型連敗が容易に発生しやすいという特徴があります。
そのような大型連敗が発生した場合でも淡々と攻略法のルール通りに賭け続けることが大切なのですが、実際にはかなり精神的にきつい状態に追い込まれてしまいルール通りに賭けられなくなってしまうことが起こりがちです。
ココモ法は10連敗や15連敗といった大型連敗が起きてもメンタルを強く保つ自信がない人は手を出さないほうがいい手法とも言えるかもしれません。
ココモ法が使えるゲーム
- イーザーペア(ただし5倍改良型ココモ法のみ)
3、モンテカルロ法
攻略法のルール:数列「1+2+3」の数字を足したり消したりする
モンテカルロ法は「負けた時にはベット額を増やし、勝った時にはベット額を減らす」という、負けた時も勝った時をベット額を変化させる「バランス重視型」の攻略法と言えます。
やり方は他の攻略法に比べやや複雑で、
- 最初に数列「1+2+3」を用意する
- ベット額は数列の1番左端と右端の数字の合計
- 負けたらベット額と同じ数字を右端に追加
- 勝ったら両端の数字を消す
- 残った数字が1個もしくは0個になった時点で終了
という手順を踏みます。
モンテカルロ法の実例
数列 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
123 | × | (1+3)=4 | -4 | -4 |
1234 | ○ | (1+4)=5 | +5 | +1 |
23 | × | (2+3)=5 | -5 | -4 |
235 | × | (2+5)=7 | -7 | -11 |
2357 | × | (2+7)=9 | -9 | -20 |
23579 | ○ | (2+9)=11 | +11 | -9 |
357 | × | (3+7)=10 | -10 | -19 |
35710 | × | (3+10)=13 | -13 | -32 |
3571013 | ○ | (3+13)=16 | +16 | -16 |
5710 | × | (5+10)=15 | -15 | -31 |
571015 | ○ | (5+15)=20 | +20 | -11 |
710 | ○ | (7+10)=17 | +17 | +6 |
5勝7敗と負け越しているにもかかわらず、収支は+6で終わることができました。
モンテカルロ法のメリット
1、大型連敗をしてもベット額の増え方は小さい
マーチンゲール法は連敗を重ねると雪だるま式にベット額が増大していきます。
初期ベット額1ドルの場合は5連敗をすると32ドルになりますし、10連敗すると1024ドルにもなります。
一方モンテカルロ法の場合、同じく初期ベット額が1ドルとすると5連敗の場合は9ドル、たとえ10連敗をしても14ドルで収まるのでベット額の増大はかなり小さいとわかります。
2、手持ち資金が少なくてもやりやすい
上記のように、モンテカルロ法は大型連敗をしてもベット額はそれほど増えません。
そしてこれは少ない手持ち資金でも始められるということも意味しています。
初期ベット額が1ドルの場合、マーチンゲール法では1000ドルから2000ドルもの手持ち資金がないと安心してバカラを行うことはできませんが、モンテカルロ法の場合は100ドルから200ドル程度の資金でも安心してバカラを行うことができます。
もちろん初期ベット額を0.1ドルに減らせば手持ち資金も10ドルから20ドルに減らすことが可能です。
モンテカルロ法のデメリット
1、最後に残った数字が7以上だとトータル収支マイナスで終了
モンテカルロ法の最大のデメリットと言えるのがこの「最後に残った数字が7以上だとトータル収支マイナスで終了」という点です。
モンテカルロ法でゲームを進め、無事数字が一個未満になり、表向きは成功裏に終わったにも関わらずふたを開けたらトータルでマイナス収支になっていました、というケースが発生するのです。
そのマイナス収支になるケースというのが
- 最後に1つだけ数字が残る
- 残った数字が7以上
という二つの条件を満たす場合です。
これはモンテカルロ法には「6-残った数字=最終的な利益」という法則があるからです。
例えば最後に数字が1個も残らなかった場合は(6-0)=6で6ドルの利益ですし、最後に数字の3が残った場合は6-3で3ドルの利益となります。
しかしもし最後に残った数字が10という、7以上の数字の場合は(6-10)=-4で4ドルの損失となってしまうのです。
ただ幸いなことにこのデメリットを克服した「改良型モンテカルロ法」というものがあります。
※この「改良型モンテカルロ法」の詳細は別記事をご覧ください。
モンテカルロ法が使えるゲーム
- バンカー勝ち
- プレイヤー勝ち
4、ピラミッド法(ダランベール法)
攻略法のルール:勝ったらベット額を-1、負けたらベット額を+1
「ピラミッド法」、またの名を「ダランベール法」と言いますが、これもモンテカルロ法同様、負けた時も勝った時もベット額を変化させる「バランス重視型」の攻略法です。
ルールも単純で「負けたらベット額を1増やす、勝ったらベット額を1減らす」というものです。
ピラミッド法の実例
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
1 | ○ | 1 | +1 | +1 |
2 | × | 1 | -1 | 0 |
3 | ○ | 2 | +2 | +2 |
4 | ○ | 1 | +1 | +3 |
5 | × | 1 | -1 | +2 |
6 | × | 2 | -2 | 0 |
7 | ○ | 3 | +3 | +3 |
8 | ○ | 2 | +2 | +5 |
9 | × | 1 | -1 | +4 |
10 | ○ | 2 | +2 | +6 |
5勝5敗とイーブンながら、トータル収支は+6で終わりました。
ピラミッド法のメリット
1、大型連敗してもベット額の増え方は小さい
これはモンテカルロ法と同じです。
初期ベット額が1ドルの場合、5連敗しても増えるベット額は5ドルだけで済みますし10連敗しても10ドルのベット額の増加だけで止まります。
2.手持ち資金が少なくてもやりやすい
これもモンテカルロ法と同じで、連敗した時のベット額の増え方が緩やかなので少ない手持ち資金で初めても資金が枯渇してしまうリスクはかなり低くなります。
3、勝率が5割でも利益が出ることがある
ベット額を変えずに賭けた場合、勝率が5割ならば収支はプラスマイナスゼロのトントンになります。
しかしこのピラミッド法の場合は上の実例が示すとおり、勝率が5割のイーブンとなってもトータル収支でプラス収支になるケースが発生するのです。
ピラミッド法のデメリット
1、大きな連勝をしても手持ち資金はそれほど増えない
ピラミッド法は連敗をしても急激には手持ち資金が減ることはありません。
しかし同時に連勝をした場合も手持ち資金が一気に増えるということがないのです。
つまりピラミッド法は典型的な「ローリスクローリターン」の攻略法なのです。
2、ベット額を減らせない状態で連勝した場合、直後の連敗で大幅に収支が悪化
連勝してもベット額を減らすことができない状態、例えばゲーム開始からいきなり5連勝をした場合は5ゲームともベット額は1ドルのままですのでトータルの収支は+5ドルです。
しかしこの直後に5連敗をした場合、最終的な勝敗数では5勝5敗とイーブンであるにも関わらずベット額がどんどん増えていく関係で結局はトータル収支-10ドルという大きなマイナス収支になってしまいます。
このように、連勝するタイミングと連敗するタイミングが悪いとベット額を変えないノーマルな賭け方よりも収支が悪化してしまう可能性がある、というデメリットをピラミッド法は抱えているのです。
しかしこのピラミッド法のデメリットは「改良型ピラミッド法」を使うことで克服することができます。
※この「改良型ピラミッド法」についての詳細は別記事をご覧ください。
ピラミッド法(ダランベール法)が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
5、フィボナッチ法
攻略法のルール:フィボナッチ数列に基づいてベット額を増やしていく
フィボナッチ数列とは「1つ前の数字+2つ前の数字」というルールのもとに数字を並べた数列のことで、具体的には「1、1、2、3、5、8、13、21、34、55・・・」という数字の並びになります。
そしてフィボナッチ法はこのフィボナッチ数列に基づいてベット額を増やしていくというものなのですが、ここで一つ問題があります。
ベット額を増やすタイミングが
- 「勝った時にベット額を増やす」という説
- 「負けた時にベット額を増やす」という説
と、二つの説が存在しているのです。
しかし負けた時にベット額を増やす説ははっきり言って「メリット皆無」と言っていいやり方です。
実際にやってみるとわかるのですが、負けた時にベット額を増やすやり方をすると、じわじわと手持ち資金が右肩下がりで減るにもかかわらず最後の最後までトータル収支がプラスになることなく終わってしまうことが多いのです。
そのためフィボナッチ法は「勝った時にベット額を増やす」という説を採用するのが賢明と言え、この記事でもその説を採用することとします。
フィボナッチ法の実例
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
1 | × | 1 | -1 | -1 |
2 | × | 1 | -1 | -2 |
3 | ○ | 1 | +1 | -1 |
4 | × | 1 | -1 | -2 |
5 | × | 1 | -1 | -3 |
6 | × | 1 | -1 | -4 |
7 | ○ | 1 | +1 | -3 |
8 | ○ | 1 | +1 | -2 |
9 | ○ | 2 | +2 | 0 |
10 | ○ | 4 | +4 | +4 |
トータル収支の部分を見るとわかりますが、ある程度連勝を重ねないとあまりうま味のない攻略法であるというのが分かるかと思います。
「大型連勝が来るまで辛抱強く待つ」のがこのフィボナッチ法の使い方と言えるでしょう。
フィボナッチ法のメリット
1、連勝をするとドカンと大きく儲けられる
ここまで紹介した攻略法は大きな連勝をしてもその恩恵に預かれないものばかりでした。
しかし、このフィボナッチ法は違います。
「連勝をすればするほど手持ち資金は大きく増える」のです。
ベット額の増え方は「1、1、2、3、5、8、13・・・」と緩やかですが、トータル収支は「1、2、4、7、12、20、33・・・」と勢いよく増えて行くのです。
何連勝しようとも手持ち資金の増え方が一定なマーチンゲール法とは違い、連勝が重なった時に一気に大きく稼ぐことができるのがフィボナッチ法の大きなメリットと言えるでしょう。
2、連敗をしている時でも損失は最小限に抑えられる
一般的に言って、連勝をした時に大きく稼ぐことができる攻略法というのは連敗をした時に大きな損失を出すというのが普通です。
しかしこのフィボナッチ法の場合、連敗をしている時はずっと初期ベット額のままでベット額は同じで変わりません。
そのため収支を見ても5連敗をした時はトータル収支は-5ドルで収まりますし、10連敗をした時でもトータル収支は-10ドルにすぎません。
一方、5連勝した時は+12ドル、10連勝した時に至っては+143ドルになるわけです。
フィボナッチ法は連敗した時のリスクの低さの割に連勝した時のリターンがいかに大きいかがよく分かると思います。
フィボナッチ法のデメリット
1、3連勝以上しないとプラス収支にならない
メリットだけを見ると良いことずくめのように思われるフィボナッチ法ですが、落とし穴もあります。
3連勝以上しないとトータル収支でプラスにならないという点です。
このように書くと「何を言っているんだ。2連勝でもトータル収支は+2ドルになるだろ」という反論が来るかもしれません。
しかしそれは連勝が延々と続く場合の話です。
連勝は必ずいつか止まります。
そしてその止まったタイミングが2連勝以下の場合、トータル収支はプラスにはならないのです。
繰り返しになりますがフィボナッチ法は「大型連勝が来るまで辛抱強く待つ」というスタイルの攻略法なのです。
フィボナッチ法が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
6、10%法
攻略法のルール:手持ち資金の10%を賭ける
この10%法は数ある攻略法の中でもトップ争いをするくらい単純な手法と言えるでしょう。
というのも「勝とうが負けようがとにかく手持ち資金の10%を賭け続ける」というものだからです。
負けたからベット額を増やすとか勝ったからベット額を減らすということはせず、どんな勝敗結果になろうとも手持ち資金の10%を賭け続けるのです。
もちろん勝った直後の手持ち資金は増えますし負けた直後の手持ち資金は減るわけですから「実質的には勝った時にベット額を増やし負けた時にベット額を減らす」手法ということもできます。
さて、この10%法で問題となるのが「小数点以下の数字の扱い」です。
例えば手持ち資金が15ドルの場合、その10%は1.5ドルですから1.5ドルを賭けることになるわけですが、バカラのテーブルによっては小数点以下の金額を受け付けないものがあるのです。
このように小数点以下の金額を賭けられない場合は
- 小数点以下を切り上げる
- 小数点以下を切り下げる
- 小数点以下を四捨五入する
の三つの対策が考えられます。
この三つのうちどのやり方を採用するかは「ハイリスクハイリターンで行くか」「ローリスクローリターンで行くか」によって変わってきます。
ハイリスクハイリターンで行きたければ小数点以下を切り上げる、ローリスクローリターンにしたければ小数点以下を切り下げる、どちらでもないミドルリスクミドルリターンでやりたければ小数点以下を四捨五入にするのです。
10%法の実例
※初期ベット額は100、小数点以下は四捨五入
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | 手持ち資金 |
1 | × | 10 | -10 | 90 |
2 | × | 9 | -9 | 81 |
3 | ○ | 8 | +8 | 89 |
4 | ○ | 9 | +9 | 98 |
5 | × | 10 | -10 | 88 |
6 | × | 9 | -9 | 79 |
7 | × | 8 | -8 | 71 |
8 | ○ | 7 | +7 | 78 |
9 | ○ | 8 | +8 | 86 |
10 | ○ | 9 | +9 | 95 |
11 | ○ | 10 | +10 | 105 |
10%法は大型連勝をするまでじわじわ手持ち資金が目減りする攻略法だというのがよくわかります。
10%法のメリット
1、理論上は手持ち資金がいくらからでも始められる
10%法は手持ち資金が1ドルであろうと100ドルであろうと1万ドルであろうと、とにかく手持ち資金の10%を賭ける手法です。
それゆえ他の手法のように手持ち資金にこだわる必要性はないように思われます。
しかし実際にはバカラはテーブルごとに賭けの最低金額(ミニマムベット額)が決められているわけですから、それに合わせて手持ち資金の必要最低額が自動的に決まります。
例えばミニマムベット額が1ドルのテーブルの場合は10ドル以上ないと10%法を始めることができませんし、ミニマムベット額が0.1ドルの場合は手持ち資金が1ドル以上ないと始めることができません。
2、理論上は手持ち資金が枯渇することはない
10%法は負けがかさんで手持ち資金が減るとそれに合わせてベット額も減っていきます。
手持ち資金が10ドルまで減ったらベット額は1ドルですし、手持ち資金が1ドルまで減ったらベット額は0.1ドルに減ります。
これは言い換えると「常に手持ち資金の90%が残る」ということを意味するわけですから、理屈の上では手持ち資金がゼロになってしまうことはありません。
そしてテーブルのミニマムベット額に引っかかってしまい手持ち資金の10%を賭けられなくなった場合は、そこでバカラのゲームは終了となりますので(僅かながらですが)資金は手元に残ることになるわけです。
10%法のデメリット
1、相性の悪い勝敗パターンがある
10%法には「負け越しているわけではないのに資金がじわじわと減っていく」という相性の悪い勝敗パターンがあります。
代表的なものが
- ひたすら1勝1敗を繰り返すパターン
- ひたすら2勝2敗を繰り返すパターン
この2つのパターンです。
このパターンにはまってしまった場合、勝敗数は五分五分であるにも関わらず手持ち資金はじわじわと目減りしていくという、いったい何のためにわざわざ攻略法を使っているのかわからなくなる事態に陥ってしまいます。
もちろんこのように同じ勝敗パターンが延々と繰り返されるということはめったに起きないのですが、万が一起こってしまった場合は、賭ければ賭けるほど手持ち資金がどんどんと減っていくという悲惨な事態になってしまいます。
10%法が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
7、31システム投資法(2連勝法)
攻略法のルール:(1、1、1、2、2、4、4、8、8)の数列に従ってベット額を決める
「31システム投資法」、またの名を「2連勝法」と言いますが、これは(1、1、1、2、2、4、4、8、8)という9つの数字の並びを使ってベット額を決定するというものです。
手順はやや複雑で、次のようなステップを踏みます。
- 「(1、1、1)(2、2)(4、4)(8、8)」という4つのグループに分ける
- 最初のベット額は一番左の数字の「1」
- 負けた時は右隣の数字に移る
- 勝った時は次のグループにワープし、一番左の数字から始める
- 2連勝したら31システム投資法は終了
- 最後の数字「8」に達しても31システム投資法は終了
このように「負けたら1つ進み、勝ったら一気に次のグループにワープ」という、慣れていないと間違いを犯しやすそうな攻略法なのです。
31システム投資法の実例
使ってる数字の位置(太字) | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | × | 1 | -1 | -1 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | × | 1 | -1 | -2 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | × | 1 | -1 | -3 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | × | 2 | -2 | -5 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | × | 2 | -2 | -7 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | × | 4 | -4 | -11 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | × | 4 | -4 | -15 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | ○ | 8 | +8 | -7 |
(1、1、1、2、2、4、4、8、8) | ○ | 8 | +8 | +1 |
あまり例としてはよくないのでしょうが、一度もワープをしない「7連敗した後に2連勝」という実例を出してみました。
2勝7敗と大きく負け越しているにもかかわらず、トータル収支は+1で終えることができました。
31システム投資法のメリット
1、2連勝すれば最終的な収支は必ずプラスになる
31システム投資法では最大9ゲームを行いますが、9ゲームのうち7ゲーム負けていたとしても最後の2ゲームで2連勝すれば最終的に収支はプラス1で終えることができます。
つまり2勝7敗と大きく負け越していても収支をプラスにすることができるというわけなのです。
このように「途中経過がどうであれ最終的に2連勝すればプラス収支に持っていくことができる」のがこの31システム投資法の最大の特徴と言えます。
2、ゲームのやめ時が分かりやすい
マーチンゲール法にしろピラミッド法にしろ、攻略法と呼ばれるものの多くがゲームのやめ時が非常に分かりにくいという問題があります。
連勝が続けばまだまだ儲かるような気がしてやめられなくなりますし、逆に連敗が続けば少しでも負けを取り戻そうとやはり止めるタイミングを見失ってしまいます。
一方、この31システム投資法の場合は、2連勝するか最後の数字の8に達すれば強制的に終了となるので、望む望まないに関わらずそこがやめ時となります。
この強制終了システムのおかげで、負けが込んでいるのにズルズルとゲームを続けてしまうこともありませんし、逆に連勝をしているのに勝ち逃げができずにせっかく儲けたぶんを失ってしまうということもありません。
31システム投資法のデメリット
1、9ゲーム中に2連勝できないとほぼマイナス収支で終わる
31システム投資法は2連勝法という別名からもわかるように「2連勝して初めて儲かる」手法です。
2連勝しなければたとえ9ゲームを勝ち越しで終わったとしてもほとんどの場合トータル収支はマイナスで終わってしまうのです。
31システム投資法が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
8、パーレー法(逆マーチンゲール法)
攻略法のルール:勝ったらベット額を2倍、負けたら初期ベット額に戻す
「パーレー法」は別名「逆マーチンゲール法」といい、その名の通りマーチンゲール法と正反対の操作、つまり「勝ったらベット額を2倍、負けたら初期ベット額に戻す」というのをひたすら繰り返す攻略法です。
ただ、マーチンゲール法と異なるのは「○連勝で利益確定」という利益確定ラインの設定が必須であるという点です。
もしこの利益確定ラインの設定をしないと、いくら連勝を積み重ねてもたった1回の負けでそれまで積み上げた利益を全て飛ばしてしまうことになります。
マーチンゲール法はいくら連敗してもたった1回の勝ちでそれまでの負けを取り戻すことができますが、パーレー法の場合はその逆で「いくら連勝しようともたった1回の負けでそれまで積み上げた利益を全てパーにしてしまう」攻略法なのです。
パーレー法の実例
※5連勝で利益確定
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 |
1 | × | 1 | -1 | -1 |
2 | × | 1 | -1 | -2 |
3 | × | 1 | -1 | -3 |
4 | × | 1 | -1 | -4 |
5 | × | 1 | -1 | -5 |
6 | ○ | 1 | +1 | -4 |
7 | ○ | 2 | +2 | -2 |
8 | ○ | 4 | +4 | +2 |
9 | ○ | 8 | +8 | +10 |
10 | ○ | 16 | +16 | +26 |
勝敗数は5勝5敗のイーブンですが、トータル収支は+26と大きくプラス収支にすることができました。
パーレー法のメリット
1、連勝した時の手持ち資金の増え方が攻略法の中でもトップクラス
パーレー法は連勝数が増えるたびにベット額を倍増させていきますが、当然配当も倍増していくことになります。
2連勝すれば返ってくる配当は2倍に増えますし3連勝すれば4倍の配当、4連勝すれば8倍の配当、5連勝すれば16倍の配当、という風に得られる利益は指数関数的に急激に上昇して行くことになります。
この配当の増えるペースは他の攻略法と比べても群を抜いていて、攻略法の中でもトップクラスの、爆発力のある増え方と言えるものです。
2、必要な手持ち資金は少なくて済む
パーレー法はマーチンゲール法と違い、連敗がかさんでもベット額は増えることはありません。
一方、連勝時にはベット額はどんどん増えていきますが、上記の通りある一定以上の連勝をしたら利益を確定するので、その利益確定する連勝数に達したらそれ以上ベット額が増えることもありません。
ベット額がある一定以上増えないわけですから、当然ですが必要な手持ち資金もそれほど多くなくても済むというわけなのです。
パーレー法のデメリット
1、何連勝で利益確定するかの判断が難しい
パーレー法は連勝が止まる前に利益を確定させる必要があります。
利益を確定させないとたった1回の負けでそれまでの連勝で稼いだ分を全部失ってしまうからです。
そのため「○連勝したら利益を確定させ、また一からやり直す」というルール設定が必要なのですが、この利益確定の連勝数の設定がなかなか難しいのです。
1000回に1回しか起きない10連勝を狙うのは論外ですが、かといって2連勝で利益を確定させてしまうとちょっと連敗しただけで連勝で稼いだ分がすぐに吹っ飛んでしまうので少なすぎます。
利益確定の連勝数は3連勝から6連勝の間に設定するのが一般的なようですが、結局の所はベット額の増大にどれだけ耐えられる手持ち資金なのかによって決まります。
パーレー法が使えるゲーム
- バンカー勝利
- プレイヤー勝利
バカラの勝ち方まとめ
バカラに限らずカジノゲームに手を出す人の多くがなんの戦略や戦術も持たずになんとなく賭けているというのが実情です。
しかしそのようになんとなく賭けるだけでは、バカラというゲームを楽しむことはできても勝つことには結びつかないのは言うまでもないでしょう。
バカラで勝てるようになるためには、まずはそのような「なんとなく賭け」を止めることです。
そして数多ある攻略法の中から自分に合ったものをピックアップし、その上で自分なりの戦略戦術を組み立ててバカラに挑むことが大切なのです。