「31システム投資法」は別名「2連勝法」とも言われ、
- 少ない資金で始められる
- ベット額の上限が決まっている
というローリスクな点、さらに賭けの回数上限が決まっているので、熱くなってゲームをやめるにやめられなくなるというのを防ぎやすいなどの理由からカジノ初心者向けの手法と言われています。
しかし一方で、
- 直感的にわかりにくい
- 理解に手間取る
手法とも言われており、31システム投資法は初心者向けと言われつつも実際には「初心者にはややハードルが高い手法」という人もいます。
この記事ではそんな分かりにくいと言われる31システム投資法について噛み砕いて説明をし、さらに「31システム投資法のメリット・デメリット」「31システム投資法をバカラでどのように使うか?」ついて解説していきます。
31システム投資法(2連勝法)の基本戦略とは
31システム投資法が使えるゲームは「勝率がほぼ1/2」「オッズがほぼ2倍」のゲーム
31システム投資法が使えるゲームは、
- 勝率がほぼ1/2
- オッズがほぼ2倍
のゲームで、バカラの場合「バンカー勝ち」「プレイヤー勝ち」に使うことができます。
この点はマーチンゲール法によく似ていますが、後述するようにそもそもこの31システム投資法はマーチンゲール法の亜種とも言える手法なので当然といえば当然でしょう。
(1、1、1、2、2、4、4、8、8)の9個の数字を使う
31システム投資法では(1、1、1、2、2、4、4、8、8)の9個の数字を使います。
この9個の数字は「全て2の乗数」になっているという特徴があり、
- 2の0乗=1
- 2の1乗=2
- 2の2乗=4
- 2の3乗=8
というように全て2の乗数によって数列が構成されています。
この「2の乗数になっている」ということを覚えておけば、たとえ数字をど忘れしても「今使っている数字は4だから次は2倍の8だな」というように、その場で計算して思い出すことができるので非常に便利です。
実際に使う際は9個の数字を四つのセクションに分ける
31システム投資法ではただ単にこの9個の数字を左から順番に使うのではなく「4つのセクション」に分けて使います。
分け方は
(1、1、1)(2、2)(4、4)(8、8)
というように同じ数字の組み合わせで4つのセクションに分けます。
9個の数字の実際の使い方
この9個の数字ですが、これは「ベット額」を表しています。
1ドルから始めた場合は、
- 「1」は「ベット額1ドル」を示し、
- 「2」は「ベット額2ドル」を示し、
- 「4」は「ベット額4ドル」を示し、
- 「8」は「ベット額8ドル」を示します。
ではこの9個の数字を実際に使ってみましょう。
1、最初のベットは一番左の数字の1
一番最初ですから一番左側の「1」を賭けます。
この1は必ずしも1ドルを意味しておらず、
- 1ドルから始めるならば1ドル賭ける
- 2ドルから始めるなら2ドル賭ける
- 0.1ドルから始めるなら0.1ドル賭ける
という具合に自分の手持ち資金から判断して最初の基本となるベット額を決めます。
ただ、説明を分かりやすくするためにここから先は「最初のベット額=1ドル」という前提で話を進めて行きます。
2、負けた時は右隣の数字に移る
ゲームで負けた場合は右隣の数字に移動し、その数字が次のゲームのベット額となります。
- もし1ゲーム目で負けたならば右隣の数字は同じく「1」ですので1ゲーム目と同じ1ドルを賭けます。
(1、1、1、2、2、4、4、8、8)(※太い数字が現在使っている数字。以下同じ)
- もし2ゲーム目も負けたならば右隣の数字、つまり最初から数えて3番目の数字である「1」に従って1ドルを賭けます。
(1、1、1、2、2、4、4、8、8)
- さらにゲームが進んで左から8番目の「8」にいる場合、そこで負けたらその右隣の数字の「8」に従って8ドルを賭けます。
(1、1、1、2、2、4、4、8、8)
このように「負けたら右隣の数字に移りその数字を賭ける」というのを機械的に行うです。
3、勝った時は次のセクションにワープし、一番左の数字から始める
31システム投資法は勝った時の動きが少し面倒です。
負けた時は何にも考えずに右隣の数字に移っていましたが、勝った時は「一気に次のセクションにまでワープ」します。
- もし1ゲーム目で勝った場合は途中の(1、1)を飛ばし一気に次のセクション(2、2)までワープします。
(1、1、1、2、2、4、4、8、8)
- そして一番左の数字の「2」に従って2ドルを賭けます。
(1、1、1、2、2、4、4、8、8)
- もし2ドルを賭けて勝ったら次のセクション(4、4)にワープします。
(1、1、1、2、2、4、4、8、8)
- そして一番左の数字の「4」に従って4ドルを賭けます。
(1、1、1、2、2、4、4、8、8)
このように「勝ったら次のセクションにワープし一番左の数字を賭ける」というのをやはり機械的に行います。
4、2連勝したら31システム投資法は終了
2連勝したらそのゲームで31システム投資法はひとまず終了となります。
たとえ右隣にまだ数字が残っていたとしてもそこで終了です。
そしてまた初めの1から始めてもいいですし、ゲームそのものを終了してもいいでしょう。
もしいきなり1ゲーム目と2ゲーム目で2連勝した場合、7個の数字を残して早くもこの31システム投資法は終了となります。
詳しくは後述しますが、このように2連勝で終了した場合は「100%プラス収支」で終わっていますので「成功裏で終了」と言うことを意味します。
5、最後の数字「8」に達しても31システム投資法は終了
もうひとつの終了パターンは9個目(最後の数字)である「8」に到達した場合です。
8ドルを賭け、ゲームの勝ち負けに関係なくそれで終了となります。
このパターンでの終了の場合、プラス収支の場合もあればマイナス収支の場合もあります。
具体例を使って解説
ここまで31システム投資法のやり方・ルールについて解説してきましたが、この解説だけではいまいちイメージがつかみにくいと思うので具体例を使って説明していきます。
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | トータル収支 | 使ってる数字の位置(太文字) |
1 | × | 1 | -1 | -1 | (1、1、1、2、2、4、4、8、8) |
2 | 〇 | 1 | +1 | 0 | (1、1、1、2、2、4、4、8、8) |
3 | × | 2 | -2 | -2 | (1、1、1、2、2、4、4、8、8) |
4 | × | 2 | -2 | -4 | (1、1、1、2、2、4、4、8、8) |
5 | × | 4 | -4 | -8 | (1、1、1、2、2、4、4、8、8) |
6 | 〇 | 4 | +4 | -4 | (1、1、1、2、2、4、4、8、8) |
7 | 〇 | 8 | +8 | +4 | (1、1、1、2、2、4、4、8、8) |
ゲームごとに解説を付け加えると、
- 1ゲーム目・・・最初のゲームなので一番左側の「1」からはじめ、そして負けたので次のゲームは右隣の「1」へ移行
- 2ゲーム目・・・勝ったので次のセクション(2、2)に移行
- 3ゲーム目・・・負けたので右隣の「2」へ移行
- 4ゲーム目・・・負けたので右隣の「4」へ移行
- 5ゲーム目・・・負けたので右隣の「4」へ移行
- 6ゲーム目・・・勝ったので次のセクション(8、8)へ移行
- 7ゲーム目・・・2連勝したので31システム投資法を終了
というように2連勝で終了し、トータル収支「+4」で終わることができました。
必要な手持ち資金は31ドル
この31システム投資法で必要な手持ち資金は「31ドル」です。
なぜ31ドルかと言うと、9連敗した時にトータル収支が-31ドルとなるからです。
つまり「最大でも31ドルしか損をしない」ので手持ち資金は31ドルから始められるというわけです。
もちろんこれは最初のベット額を1ドルとした場合の話で、最初のベット額を0.1ドルにすれば必要の手持ち資金は3.1ドルになります。
このように「必要手持ち資金が31ドル」なので「31システム投資法」という名前がついているのです。
拡張版31システム投資法というのも作ることができる
31システム投資法で使うのは(1、1、1、2、2、4、4、8、8)の9個の数字ですが、これにさらに数字を足して拡張版を作ることができます。
例えば2の4乗、つまり「16」を2個追加して(1、1、1、2、2、4、4、8、8、16、16)とし「63システム投資法」とすることもできるのです。
さらに2の5乗、つまり「32」を2個追加して(1、1、1、2、2、4、4、8、8、16、16、32、32)とし「127システム投資法」とすることもできます。
なぜこのようなことができるのかと言うと、31システム投資法は本質的な考え方がマーチンゲール法と似ているからです。
マーチンゲール法は負ける度にベット額を2倍にしていきます。
一方、この31システム投資法では「2回」負けるたびにベット額を2倍にしていきます。
これは言い換えると「マーチンゲール法のベット額の増え方を1/2にして、連敗した時の負けた分を取り戻すのに必要な勝利数を1勝から2勝に増やしたのが31システム投資法」と言うことを意味しています。
そのため一番右端の数字を2倍したものを2個付け足すだけで、31システム投資法の拡張版をいくらでも作ることができるというわけなのです。
31システム投資法(2連勝法)のメリット
2連勝すれば(途中経過はどうであれ)必ず収支はプラスで終わる
この31システム投資法では、2連勝したらたとえ数字がまだ残っていたとしてもそこで終了となります。
そして2連勝で終了した場合は「必ず収支がプラスになって終わる」ことが確約されています。
それは次の勝敗パターン別の収支表を見てもらえばすぐに分かります。
勝ち負けパターン | 各ゲームの配当 | トータル収支 |
×〇〇 | -1+1+1 | +1 |
××〇〇 | -1-1+1+2 | +1 |
×××〇〇 | -1-1-1+2+2 | +1 |
××××〇〇 | -1-1-1-2+2+4 | +1 |
×××××〇〇 | -1-1-1-2-2+4+4 | +1 |
××××××〇〇 | -1-1-1-2-2-4+4+8 | +1 |
×××××××〇〇 | -1-1-1-2-2-4-4+8+8 | +1 |
この31システム投資法で一番利益が少ないパターンというのは「それまで全て負けた状態からいきなり2連勝をして終了」というパターンです。
そのパターンは上の7パターンで、全て「トータル収支が+1」で終わっていることがわかります。
さて、もしもこのような「2連勝で終わる」というルールがなければどうなるでしょうか?
きっと2連勝でせっかくトータル収支がプラスになったのにもかかわらず、その後もダラダラとゲームを続けて逆にマイナス収支になってしまうことでしょう。
そのような「せっかくプラス収支だったのにマイナス収支に転落」という事態を防いでくれるのが、この「2連勝で終了」というルールなのです。
トータル収支は「1+(途中の単発勝利分)×2」から計算できる
このように2連勝で終わった場合、トータル収支はいったいいくらになるのか?というのは計算式で簡単に導くことができます。
計算式は、
「1+(途中の単発勝利分)×2」
で、上の表のような途中の単発勝利分がない場合は「1+(0×2)=+1(ドル)」となり、これは上の表のトータル収支の部分と一致します。
さらに勝ち負けが(×○×××〇〇)というパターンの場合は「1+(1×2)=+2」ですし、(×○×○×〇〇)というパターンの場合は「1+(2×2)=+5」となります。
最大でも損失は31ドル
二つ目のメリットが、31システム投資法では「最大損失が31ドルで収まる」という点です。
と言われてもこのメリットがいまいちピンとこない人が多いでしょうから他のシステムベットの手法で9連敗した時の損失額を列記してみましょう。
<9連敗した時の損失額の比較>
- マーチンゲール法・・・511ドル
- ココモ法・・・88ドル
- モンテカルロ法・・・72ドル
- ピラミッド法・・・45ドル
31システム投資法は9連敗した時の損失が31ドルですから、他のシステムベットの手法と比べると損失額がかなり低く抑えられているのがよくわかります。
ゲームの止め時がわかりやすい
3番目のメリットは「31システム投資法はゲームの止め時がわかりやすい」という点です。
他のシステムベットの手法、例えばマーチンゲール法は手持ち資金がなくなったり、テーブルリミットにかかるまでやめるにやめられなくなりますし、ココモ法やピラミッド法も同様です。
このような手法は負け続けていれば「負けた分を取り戻そう!」と意地になりますし、勝ち続けていれば「今日は調子がいいからもっと続けよう」と更に賭けを続けて結局マイナス収支で終わってしまう、ということが発生しやすいのです。
一方、31システム投資法の場合は2連勝もしくは9番目の数字に達すればいやおうなしにそこで一旦終了となります。
このタイミングで一息つけますので「また31システム投資法を開始しよう」もしくは「今日はここでやめておこう」などと判断ができ、ずるずると賭けを続けるということが避けやすくなるのです。
ただしこれは一般論に過ぎないという見方もできます。
カジノをやる目的が儲けるということではなく「気持ちよくなる」ということに主目的が置かれてる場合、この止め時というのは全く機能しません。
というのも31システム投資法の1ターンあたりの利益は少額なので、当然得られる気持ちよさも小さくなってしまうのです。
そうなるといつまでたっても気持ちよさや快感が足りずにずるずるとゲームを続けてしまう、ということを発生しがちなのです。
「ゲームの止め時がわかりやすいけど実際には止めにくい」のがこの31システム投資法と言えるかもしれません。
31システム投資法(2連勝法)のデメリット
2連勝しなかった場合マイナス収支で終わることがほとんど
31システム投資法において最大にして唯一のデメリットが「2連勝しなかった場合マイナス収支で終わることがほとんど」という点です。
31システム投資法の別名が「2連勝法」と言われているのもこれが大きな理由です。
つまり、一度の勝利で一気に収支をプラスに持っていけるマーチンゲール法と違い、この手法では2連勝しないとほとんどの場合収支をプラスに持っていけないのです。
ただし、2連勝しないと絶対にマイナス収支になるというのは間違い
この31システム投資法について解説したブログ記事を見ると、
「2連勝しないと絶対に利益が出ないマイナス収支て終わる」
という趣旨の解説をしているところがほとんどです。
しかしこれは間違いです。
2連勝できずにゲームが終了した場合でもプラス収支、もしくはプラスマイナスゼロで終わるパターンが四つあります。
- パターン1・・・勝ち負けが(○×○×○×○)、収支は+1ドル
- パターン2・・・勝ち負けが(○××○×○)収支は+1ドル
- パターン3・・・勝ち負けが(×○×○×○×○)収支は0ドル
- パターン4・・・勝ち負けが(×○××○×○)収支は0ドル
この4パターンは2連勝していませんが、収支はマイナスにならずに終わっています。
31システム投資法(2連勝法)をバカラで使うには?
バカラでは「バンカー勝ち」か「プレイヤー勝ち」に31システム投資法が使える
31システム投資法が使えるゲームは、
- 勝率がほぼ1/2
- オッズがほぼ2倍
という条件を満たすゲームです。
この二つの条件を満たすのがバカラでは、
- バンカー勝ち
- プレイヤー勝ち
の二つとなります。
「バンカー勝ち」と「プレイヤー勝ち」ではどちらに賭けるのがいいのか?
では「バンカー勝ち」と「プレイヤー勝ち」ではどちらに賭けるのがより有利なのでしょうか?
これは単純に「期待値の差」及び「勝率の高さ」で「バンカー勝ちが有利」ということができます。
確かにバンカー勝ちはオッズが1.95倍と0.05分低くなっていますが、モンテカルロ法などと違ってオッズが2をちょっと下回ってたとしてもトータル収支に大きな影響を与えないのがこの31システム投資法です。
それよりもバンカー勝ちの期待値の高さ、及び勝率の高さの方がはるかに利点が大きいので、出来る限りバンカー勝ちに賭けることをお勧めします。
もちろんいくらバンカー勝ちの方が期待値・勝率共に高いと言ってもその差は「若干高い」と言った程度です。
もし罫線を使った流れを読む戦略など、他の戦術と組み合わせてこの31システム投資法を用いる場合はバンカー勝ちに必ずしもこだわる必要はありません。
そういった他の戦術を使っておらず、ただ単になんとなくバカラをやる場合はバンカー勝ちに賭けるのが若干有利、というだけの話です。
タイ(引き分け)はノーゲーム扱い
問題はタイ(引き分け)になった場合の取り扱いです。
この場合はノーゲーム、つまり「ゲーム自体がなかったもの」として処理します。
そしてベット額がそのまま返ってきますので、また同じベット額を次のゲームに賭けて数列(1、1、1、2、2、4、4、8、8)の数字の場所も変えずに次のゲームにそのまま使います。
後は「バンカー勝ち」か「プレイヤー勝ち」にルール通り賭けるだけ
「対象ゲームは『バンカー勝ち』か『プレイヤー勝ち』」「タイ(引き分け)はノーゲーム扱い」、この2点を確認したら後は数列(1、1、1、2、2、4、4、8、8)を使ってルール通りに賭けるだけです。
- 負けたら右隣の数字
- 勝ったら次のセクションの一番左の数字
- 2連勝したら終了
- 9番目の数字に到達しても終了
これをひたすら繰り返すだけです。
他のゲームのように難しい計算やテーブルリミットなどといった余計な事を気にする必要もないのでバカラを楽しむことに集中できるでしょう。
31システム投資法(2連勝法)を使用してバカラで勝つには
最初に「いくら儲けたらやめる」「いくら損したらやめる」という基準を決めておく
31システム投資法は止め時を見失うことがある
31システム投資法はたとえ連敗がかさんでも収支の悪化のペースがかなり抑えられているローリスクな手法ではあるのですが、それと引き換えに利益の増え方も非常にゆっくりです。
そのため、ある程度の利益を上げるまでには31システム投資法を何度も何度も繰り返す必要があります。
しかし、ここに落とし穴があるのです。
メリットのところで述べたように、31システム投資法は本来はゲームの止め時がわかりやすい手法です。
これは2連勝した時、もしくは一番右側の数字に達した時に強制的に一旦終了となるからです。
ところがこの31システム投資法は、たとえその一旦終了した時にプラス収支となっていても「利益はほんのわずか」ということが多いのです。
そのため気持ち良さや満足感がいまいち得られずにまた最初から、この31システム投資法を始めるということを繰り返しがちなのです。
こうなると31システム投資法の1ターン終了時という、ゲームをやめる絶好のタイミングが何の意味もなくなってしまいます。
そしてだらだらとゲームを続けてしまい結局はマイナス収支、もしくは手持ち資金全額をなくしてしまうなどというオチになってしまうこともあるのです。
どのタイミングで勝ち逃げするかを考えるのが大事
どのシステムベットの手法でも「プラス収支になったらゲームを止めて勝ち逃げ」というのが基本です。
それゆえに「ゲームの止め時」というものが非常に大切になってくるのですが、上で書いたように31システム投資法は1ターンやった程度では満足感が得られず「また次のターン」となってしまうのでキリがないのです。
そのため別途止め時、止めるタイミングというものを設定しておく必要があります。
その一つが、
- 〇〇ドル儲けたらやめる
- 〇〇ドル損したらやめる
という利益と損失を止め時の基準としたものです。
「〇〇ドル儲けたらやめる」という基準を作れば「儲かっているからいいか」といって調子に乗ってゲームを続けて、その結果儲けた分を見事に飛ばしてしまうということを避けやすくなりますし、「〇〇ドル損したらやめる」という基準は手持ち資金を全部飛ばしてしまって次に儲けるチャンスを逃してしまうという事態を避けることにつながります。
バカラで31システム投資法(2連勝法)を使用する際の注意点
必ず事前にシュミレーション練習をしておく
バカラで31システム投資法を使用する場合、必ず事前に「シミュレーション」、つまり「練習」をしておく必要があります。
これは主に二つの理由があります。
1、31システム投資法は理解したらすぐ使える手法というわけではない
例えばマーチンゲール法の場合、
- 負けたらベット額を倍にしていく
- 勝ったら初期ベット額に戻す
という非常に単純なものです。
一度理解してしまえば子供でもすぐに実践で使えます。
しかしこの31システム投資法の場合はそうはいきません。
負けた時は単純に右側の数字に移動するだけですが、勝った時に「ワープする」という動きを入れるので、疲れて集中力が切れている時などは勝った時も何も考えずに右側の数字に移動してしまったりというケアレスミスを起こしやすいのです。
このようなケアレスミスを避けるためにも、事前にシミュレーション(練習)を繰り返して31システム投資法を「頭で覚えた」という段階から「体で覚えた」という段階にまで引き上げる必要があるのです。
2、「止めるべき時にきっちり止める」という癖をつける
31システム投資法は、基本的にはコツコツと利益を積み上げていく手法です。
これは言い換えると「一攫千金の大儲けをして気持ちよくなることができない」手法と言うことも意味しています。
そのためいくら31システム投資法を実践して利益が積み上がっても、いつまでたっても気持ちよくなれずに止め時を見失いがちなのです。
そのようにずるずるとゲームを続けてしまうという事態を避けるためにも、事前のシミュレーションで、
- これだけ儲かったらやめる
- これだけ損失が出たらやめる
という癖をつけておく必要があります。
バカラの31システム投資法(2連勝法)のまとめ
31システム投資法は手法を理解するのがやや難しく、ハードルが高いので敬遠されがちな手法ではあります。
その代わり、少ない手持ち資金でも始められ、ローリスクでコツコツと稼ぐことが可能というメリットもあります。
また「一応」ではありますが「止めるタイミング(止め時)」というのも分かりやすくなっているので、ついつい興奮して止め時を見失いがちなバカラやカジノ初心者向けということもできます。
- システムベット初心者
- でもマーチンゲール法をやるほど手持ち資金がない
という人にはうってつけなのがこの31システム投資法と言えるでしょう。