
調査会社ファンドストラットの有名アナリストであるボブ・スライマー氏は、先日急落したビットコイン(BTC)の価格回復には「数か月でなくとも数週間はかかる」と予想しました。
今週の内訳は、大きな技術的損害をもたらした。
それは数ヶ月ではないにしても数週間かかるだろう。
引用:ブルームバーグ
ビットコイン(BTC)の価格急落について
仮想通貨ビットコイン価格は11月15日、前日比で15%以上の下落を記録し、年初来安値を更新しました。
仮想通貨の時価総額などを掲載しているCoinMarketCapによると、年内で最安値近くまで下落したのは以下の2回です。
- 2月6日:1BTC=6,812.9ドル
- 4月1日:1BTC=6,567.8ドル
そして今回新たに年初来安値を更新した11月15日のビットコイン価格は1BTC=5,483.4ドルですので、4月1日の6,567.8ドルから約1,100ドル近くの大幅な下落を見せたことになります。
ビットコイン相場は2018年9月上旬より、日本円で68万円台前半から77万円のレンジ相場が約2か月間に渡って続いていましたが、今回の急落でこのレンジ相場が終焉を迎えたとみて間違いないでしょう。
ビットコイン(BTC)の価格が急落した原因
ビットコインの価格急落に関しては世界中の様々な専門家が分析をしています。
>>>ビットコイン(BTC)の価格が年初来安値を更新!各専門家が下落の原因を分析
ビットコインの価格が急落した最も大きな原因はやはりビットコインキャッシュのハードフォーク問題でしょう。
>>>ビットコインキャッシュのハードフォークが成功!BitcoinSVの今後はどうなる!?
仮想通貨投資会社BKCMのブライアン・ケリーCEOは、ビットコインキャッシュのハードフォークに関して、投資家がBTCABCとBTCSVの不透明感に嫌気して相場全体が崩れたと分析しています。
Crypto melting down today and @BKBrianKelly takes to the charts to get to the root of what exactly happened. pic.twitter.com/O6bAZ0O4Nm
— CNBC's Fast Money (@CNBCFastMoney) November 14, 2018
つまり、ビットコインキャッシュのハードフォーク問題が、仮想通貨が下落した最も大きい原因であると考えて良いでしょう。
ビットコイン(BTC)の価格の今後
調査会社ファンドストラットの有名アナリストであるボブ・スライマー氏は、先述した通り、ビットコインの価格回復には「数か月でなくとも数週間はかかる」と予想しています。
同氏は、今回のビットコイン価格急落により、アルトコインを含む仮想通貨市場全体で「売られすぎている」の領域に入ったとも指摘しています。
そして、マネックス仮想通貨研究所の所長である大槻奈那(おおつきなな)氏は、株式市場のVIX指数と仮想通貨の逆相関関係に注目し公開したレポートの中で以下のように、ボブ・スライマー氏と同様の主張をしています。
ボラティリティを求める投資家がこれを機会に(株式などの)ほかの資産に移っている可能性がある。
ボブ・スライマー氏は、今回の価格急落でビットコインは「テクニカル的に大きなダメージを受けた」としており、それが回復するまでには「数か月でなくとも数週間は掛かる」と推測しました。
また数週間後、ビットコインが被ったダメージが回復すれば「数か月間に渡っての価格上昇」がみられるとも推測しています。
仮想通貨の専門家が2018年年末に仮想通貨の価格が高騰すると予想している中、今回の下落の為日々仮想通貨情報は調べておいた方が良いでしょう。
【参考文献】
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