SBIホールディングス株式会社社長の北尾吉孝氏の発言は仮想通貨投資をしている人であれば注目だ

日本版コインテレグラフが、SBIホールディングス株式会社社長の北尾吉孝氏に以下の2点を中心にインタビューしました。

  1. 仮想通貨取引所は今後どんな企業が担っていくのか
  2. BTH(ビットコインキャッシュ)の分裂は避けられないのか

1.仮想通貨取引所は今後どんな企業が担っていくのか

北尾氏は今後の仮想通貨業界について、以下のような見方を示しました。

  • 規制が厳しくなることにより、しっかり収益を出すことのできる取引所は限られてくる
  • 今後はすでに証券業界で競争しているような企業が仮想通貨で利益を出していく

最近、仮想通貨流出の事件が頻発していて、被害に遭った仮想通貨取引所は例外なくつぶれています。

例えば、今年初めに約580億円相当の仮想通貨流出事件をおこした取引所CoinCheckはその後マネックスという大手証券会社に買収されました。

マネックスグループは6日、仮想通貨の流出がおきた交換業者のコインチェック(東京・渋谷)を36億円で完全子会社化すると発表した。

引用:日本経済新聞・マネックスのコインチェック買収 36億円で済むのか

また、先月67億相当の仮想通貨流出事件をおこしたZaifを運営するテックビューロは、フィスコに取引所事業を譲渡すると先日発表しました。

テックビューロ社は10日、運営する仮想通貨取引所Zaifで発生した仮想通貨流出事件に関して、顧客の資産等に関する支援の要請、及び契約締結の状況について、プレスリリースを発表。

正式契約の締結を延期していたことで市場に懸念が燻っていたが、株式会社フィスコによる金融支援が確定したと報告。9月20日の発表時は資本提携という形で提携を結ぶ方針だったが、今回新たに「事業譲渡」の方法を採用することが発表された。

引用:CoinPost・仮想通貨取引所「Zaif」フィスコへの事業譲渡が正式決定:テックビューロは仮想通貨交換業の登録廃止へ

その他にも、楽天による「みんなのビットコイン」買収や、中国の仮想通貨取引所Huobiによるビットトレ―ド買収など、次々と資本力のある企業に仮想通貨ベンチャーが取り込まれているという現状があります。

>>>中国の仮想通貨取引所Huobiが日本のビットトレードを買収!日本市場に参入か!?

このような状況について、北尾氏は次のようにコメントしました。

厳しいルールの中で、ちゃんと収益を出していけるところは限られてくると思う。資本力があって、金商法のルールに準拠するような形で様々なルールが決まっていく。

そういう意味では、楽天やマネックスもそうだろうし、プレイヤーががらっと変わっていくと思う。

証券業界で競争しているようなプレイヤーが一緒になってやっていくと思いますね。そこに海外勢も、中国を中心に加わる可能性もあります。

引用:日本版コインテレグラフ

北尾氏は一貫して「資本力の無い企業が仮想通貨事業をすると早々につぶれる」という見方を崩しませんでした。

理由は「資本力が無ければ技術者の確保も金融業に必要な安全対策の構築も難しい」からだそう。

事実、ハッキングをうけたCoinCheckやZaifは取引所としては有名だったがセキュリティ面までコストをかける資金力を持っていませんでした。マウントゴックスも同様です。

>>>仮想通貨取引所の54%はセキュリティが不十分!?日本で最も安全な仮想通貨取引所は?

続けて北尾氏は話します。

そういうプレイヤー(証券業界で競争している企業)が仮想通貨業界に進出してくると、利益水準が下がっていかざるを得ない。

今のような高いレバレッジで設けていたようなところは、レバレッジの低下で全くもうからなくなる可能性があります。そういうルール変更のなかで、商売が成り立たなくなり自廃していくと考えられます。

引用:日本版コインテレグラフ

ただ、北尾氏はベンチャー(資本力の小さいところでの成果)を否定しているわけではありません。

次のようにコメントし、ベンチャーの必要性を認めつつ、生き残りの難しさについて語っています。

イノベーションは、一般的に言えば資本力の小さいところで生まれてきている。必ずしも莫大な研究開発費をかけたからといって生まれるものではない。

ただやはり、ベンチャーが生き残っていくのは難しい。今後は、大企業がベンチャーの技術を吸収し成長していく形が増えていく。

引用:日本版コインテレグラフ

2.BTH(ビットコインキャッシュ)の分裂は避けられないのか

北尾氏は送金通貨としてリップル(XRP)に、決済通貨としてビットコインキャッシュ(BCH)に注目していると以前から表明していました。

ビットコインキャッシュ(BCH)は、11月15日に予定されているハードフォークで変更する使用をめぐり、クライアントが対立している状況です。

>>>ハードフォークとは?問題点やメリットを徹底解説!

ビットコインキャッシュ(BCH)には、ビットコインキャッシュ(BCH)スケーラビリティ問題を解決方法で合意が得られず、2017年8月に分裂したという経緯がありますが、それと同じようなことが今のビットコインキャッシュ(BCH)にも起ころうとしています。

北尾氏はこのことについて「対立の解消は難しい(ハードフォークは避けられない)」との見方を示しました。

分裂危機のような(対立)状況が続くと、そのたびに混乱が起こる。これは投資家にとっていいことではない。

(僕=北尾氏)はBCHの分裂が起こらない方向になんとか持っていこうとしているけど、難しいですね。

SBIにとってもマーケットにとってもマイナスなことだから最善を尽くしている。

引用:日本版コインテレグラフ

このような問題がなぜ起こるのか、その原因について北尾氏は次のように語っています。

このような問題が起こるのには原因があって、そのひとつが「仮想通貨の保有構造」。

例えば、BTC(ビットコイン)の7割は中国勢のごく限られた人によって保有されている。その人間のエゴと欲のためにこういう混乱が起こる。

そのエゴと欲をなくすために、我々自身は3割のBCHマイニングシェアを取りに行こうとしている。

引用:日本版コインテレグラフ

つまり、仮想通貨が今後広がっていくのは、まだまだ時間がかかるでしょう。

【参考文献】

【関連記事】

インドの大手仮想通貨取引所BitbnsがBTCとリップルの取引量を大幅な価格操作が発覚!

ビットコインキャッシュ(BCH)最新情報!たった1日で20%高騰した理由は?

ビットコインキャッシュ(BCH)とは?概要・特徴・違い・ハードフォーク時の価格・今後の将来性

MoneyTap(マネータップ)とは?SBIRippleAsiaが10月4日に送金アプリ提供を開始!

この記事が役に立ったら【はてなブックマーク】でシェアしよう!
このエントリーをはてなブックマークに追加
仮想通貨トリビアの最新情報

LINE@に登録して㊙の仮想通貨情報を手に入れよう!

仮想通貨トリビアでは、明日使える無駄知識的な仮想通貨情報を発信中!大手メディアが主要銘柄に関する情報しか発信していない中、仮想通貨トリビアではアルトコインやここでしか知ることが出来ない情報も満載で発信しています。登録無料ですから今すぐ登録しましょう⇩※購入を進めるような投稿は一切していません。

仮想通貨 美人

チャッティネス

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

仮想通貨最新情報をお届けします

あなたにおすすめの仮想通貨記事