リップル(XRP)のペーパーウォレットとは?作成時の注意点とおすすめのウォレット

仮想通貨の代表格といえばビットコイン(BTC)ですが、日本人の保有額で見た場合、2018年12月31日時点でリップル(XRP)が1位を獲得しました。

日本人にとってはビットコイン(BTC)と同等かそれ以上の人気や支持を集めているリップル(XRP)。

保有額が大きくなってくると気になるのが、その保管方法。

度々ニュースとなるハッキングの話題には不安になる人も少なくないかもしれません。

仮想通貨をしっかり保管するための方法の一つとしてペーパーウォレットがあります。

今回は日本人に人気のリップル(XRP)をペーパーウォレットで保管する方法や、おすすめ、保管時の注意点などをお伝えします。

今後が期待される人気通貨のリップル(XRP)の、安全な資産保管の一つとして知っていただけたら幸いです。

ペーパーウォレットの特徴

仮想通貨を守る手段としてのペーパーウォレットとはどのようなものなのか。

その特徴について触れておきましょう。

仮想通貨を保管しておくものにウォレットがありますが、大きく分けて「ハードウェアウォレット」と「ソフトウェアウォレット」の2種類に分かれます。

その中でもペーパーウォレットがどのようなものなのか、使う時の注意点などもお伝えします。

オフラインで管理ができる

ペーパーウォレットは読んで字のごとくですが、紙媒体に情報を印刷したウォレットになります。

つまり、ネットと繋がっていないオフライン状態で管理するため、ハッキングや不正送金などのネットを介した脅威からリップルなどの仮想通貨を守ることが可能になります。

ハッキング被害はネットにつないだ状態での管理により発生しますが、オフラインであればその危険性は一気に減ります。

これがペーパーウォレットの大きな特徴で、その安全性からペーパーウォレットを導入する人も増え始めています。

最近では、ハッキングや不正送金は少なくなり話題に上がる回数も減ってきましたが、一個人でも被害に遭う可能性は十分にありますので、この対策は打っておきたいところです。

無料で作成が可能

ペーパーウォレットを作る場合、お金がどれくらいかかるのか気になる人もいるかと思います。

ネットから切り離してリップルなどの仮想通貨が保管できるハードウェアウォレットは、価格帯は様々ですが、高いものでは数万円、一般的には1万円前後の費用がかかります。

しかし、同じくネットから切り離して通貨の保有ができるペーパーウォレットは無料で作成することが可能なのです。

1万円〜数万円するハードウェアウォレットと比べると、コスト面では大幅な削減ができるという特徴があります。

ハッキングの不安がありネットから切り離して通貨を保有したいけれど、ハードウェアウォレットを購入する金額に躊躇してしまう…という人にはおすすめです。

そんな無料で作成できるペーパーウォレットは、サービスを展開しているサイトで作ることができます。

目に見える形で管理ができる

ペーパーウォレットは情報を紙に印刷して保管します。

つまり、いつでも手の届くところ、目に見える形で保管ができるという安心感があります。

時々話題にもあがりますが、ウォレットのIDや秘密鍵(パスワード)を忘れてしまい、ウォレットや取引所に保管しておいた通貨を取り出せなくなるということあります。

特に秘密鍵は、それがないとウォレットにログインすることができない上に文字列が複雑です。

メモする際に間違えていたり、パソコンのメモ帳にコピーをしたつもりで一文字欠けていた、保存されていなかったということが起こると、ログインはほぼ不可能になってしまいます。

しかし、ペーパーウォレットはそれらを含めた情報が印刷されているので、情報を読み取ることができれば秘密鍵忘れで通貨を取り出せないという事態は避けられるでしょう。

ついうっかりというミスで大切な資産をロックしてしまわないためにも、ペーパーウォレットは安心感の高さという魅力があります。

ペーパーウォレットを扱う上での注意点

ペーパーウォレットは、ハッキングや不正送金という観点からみると安心感のある仮想通貨保管方法の一つですが、扱いに注意しなければならない点もあります。

取り扱いに失敗して、大切なリップル(XRP)が取り出せないという最悪の事態を避けるためにも、注意点は押さえておきましょう。

ここからペーパーウォレットの注意点についてお伝えします。

破損に弱い

ペーパーウォレットは紙媒体です。

サイズは違いますが、チラシや書類の類と同じになります。

衝撃や湿気、火気に弱いという点に注意が必要です。

チラシや書類にも言えることですが、文字が欠けたり、シワになっては使い物になりません。

特にペーパーウォレットはQRコードなどが記載されていますので、少しでも傷がついたり、濡れて印刷された部分がにじんだりすると、情報を読み取ることは不可能になります。

大切なものだからと言って財布やカバンに入れていた結果、印刷部分が擦れたり折れ曲がったりして情報を読み取れなくなるという事態には注意が必要です。

極力衝撃や圧力、湿気や火気とは距離を置いて保管をしましょう。

小さくても構いませんので、金庫などに入れておくと安心です。

持ち運びには向かない

仮想通貨のメリットの一つとして、アプリやサイトを通して気軽に取引や送金、決済が行えるという点が挙げられます。

スマホやタブレット、ノートパソコンなどは持ち歩いてネットにつなぎ、取引や送金などを手軽に行えます。

しかしペーパーウォレットは、前述しましたが印刷部分が破損するとデータを読み取れなくなってしまいます。

破損の恐れが高くなりますので、持ち運びには向いていません。

取引や送金を行うものはアプリやサイトを使い、長期的に保管したいものはペーパーウォレットを使うなど、目的に応じて使うウォレットを選択しましょう。

保管が難しい

ペーパーウォレットはハッキングの恐れから資産を守ることに長けていますが、保管が難しいという点は大きな注意点となります。

破損に弱く、湿気や火気のも弱い、持ち運びには向いておらず紛失リスクもあるペーパーウォレット。

他のウォレットと比較すると、やや保管が難しいというのが難点です。

しかし、保管方法さえしっかりしていれば、情報や資産を失う可能性はほぼ0となるため、安心感が違います。

あなたの投資戦略にあった使い方をしていきましょう。

リップル(XRP)に使えるペーパーウォレット

XRP

ここまでは、ペーパーウォレット全般に関する特徴や注意点などをお伝えしてきました。

ここからは今回のテーマであるリップル(XRP)を保管するためのペーパーウォレットについて見ていきましょう。

ペーパーウォレットは、対応しているサイトで作成しますが、通貨によって作成するサイトが違うという点が特徴です。

日本で人気の高いリップル(XRP)をペーパウォレットで保管する場合は、どのようにしたら良いのか、どんなサイトを使用したら良いのかをお届けしていきます。

GitHub

リップル(XRP)を保管するための有名なペーパーウォレットを作成できるサイトとしてGitHubがあります。

GitHubは日本語に対応していないため、Google Chrome(グーグルクローム)など、翻訳機能のあるブラウザで利用するのがおすすめです。

英語は得意不得意もありますので、利用する際は、あくまで使いやすい自分にあったサイトを選ぶようにしましょう。

bithomp

bithompというサイトでも、リップル(XRP)専用のペーパーウォレットを作成することが可能です。

サイトにアクセスをすると、トップページに完成イメージが画像で掲載されています。

しっかりとペーパーウォレットとして機能する点だけでなく、デザインがオシャレという見た目にも力を入れているサイトと言えるでしょう。

画像を見ると気がつくかもしれませんが、ペーパーウォレットを折りたたむことができる設計になっており、点線に沿って折りたたむと「XRP paper wallet」という文字が正面に来るようになっています。

一目でリップル(XRP)のペーパーウォレットだということがわかりますし、見た目にもオシャレというちょっと嬉しい便利な設計が魅力です。

Ripple XRP Paper Wallet

サイト名からも想像ができますが、Ripple XRP Paper Walletも簡単にリップル(XRP)のペーパーウォレットを作成することができるサイトです。

サイトの画面中部にある「GENERATE A PAPER WALLET」という部分をクリックするだけで簡単にペーパーウォレットの作成が可能。

あとはそれをプリントアウト(印刷)をすれば完成です。

サイトは日本語に対応していませんが、非常に簡単な作り方ですので、試してみる価値はあるでしょう。

リップル(XRP)のペーパーウォレットを作る際の注意点

ここまではリップル(XRP)を保管できるペーパーウォレットの特徴や扱う上での注意点、ペーパーウォレットの作成サービスをご紹介してきました。

簡単に作成できるという点が特徴ですが、英語が苦手な人にとっては日本語に対応していないだけで難しいという印象を受ける人もいるかもしれません。

しかし、ペーパーウォレットを作成する基本的な手順としては

  1. サイトにアクセス
  2. ペーパーウォレットをサイト上で作成する
  3. ダウンロードをする
  4. 印刷をする

この流れになります。

英語がわかりにくいという以外はそれほど難しい点はありません。

英語が苦手な場合は、Google Chrome(グーグルクローム)などの翻訳機能を駆使して作成するのがおすすめです。

 

ここからは、ペーパーウォレットを作成する段階で気をつけておくべきことをお伝えします。

作成さえ出来てしまえばあとは保管するだけですが、最後まで気を抜かずにペーパーウォレットを作成しましょう。

ネット回線経由のプリンターを使わない

ペーパーウォレットの最大のメリットは、ネットから切り離されたオフライン環境下にあることです。

最近では、ネット経由でコンビニなどでも印刷が可能ですが、ペーパーウォレットの情報はネット上を経由しないに越したことはありません。

いつ、どこで、どんな攻撃をされるかわかりませんので、印刷をする場合はオフライン環境下で印刷を行いましょう。

ちょっとした注意点ですが、ネットを経由しないというだけで安全性がグッと増すのです。

シークレットモードを使う

これはできればのことですが、Google Chrome(グーグルクローム)には「シークレットモード」という閲覧履歴やダウンロードデータなどが残らないモードがあります。

ペーパーウォレットにアクセスするためのパソコンを個人で使用している場合は大丈夫ですが、もし誰かと共有しているパソコンの場合はシークレットモードを使ってサイトにアクセスすることをおすすめします。

いつ、どんな時に情報が漏れるかわかりませんので、資産にまつわることはしっかり防衛線を張ったり、閲覧履歴を残さないようにしましょう。

リップル(XRP)保管におすすめのペーパーウォレット

ペーパーウォレットを作成する際は、各サイトの特徴や作成時の注意点を踏まえて進めていくわけですが、ここではおすすめのウォレットを2つご紹介します。

bithomp

まずは「bithomp」。

ペーパーウォレットの完成形が折りたたみ式でオシャレという点もありますが、それ以上に、折りたたまれることを前提に設計されているという点ががおすすめポイントです。

紙に情報を印刷することは良いのですが、印刷部分が少しでも破損するとデータが読み込めなくなります。

うっかり紙を折り曲げてしまって印刷部分に傷が入ってしまうと危険です。

そういった点を考えると、bithompのペーパーウォレットは、最初から折りたたまれることを前提に設計されているため、情報保管時の安心感が高くなるのです。

Ripple XRP Paper Wallet

もう一つのおすすめは「Ripple XRP Paper Wallet」です。

公式サイトにアクセスをしてみるとわかるのですが、とにかく作りやすいということが大きなポイントになります。

手軽に作成を行えるということも重要な点です。

簡単に作成できるため、使用目的ごとに複数のペーパーウォレットで管理することも可能になります。

まずは手軽に作成してみたいという人は「Ripple XRP Paper Wallet」を使ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回はリップル(XRP)を保管するためのペーパーウォレットについてお届けしました。

いくつかのペーパーウォレットサイトがありますが、作りやすさや出来上がりの状態などをサイト選択の判断材料にしていきましょう。

リップル(XRP)は日本で人気のある通貨ですが、世界的にも注目されている通貨の一つです。

今後の可能性に投資をしている人も多いかもしれませんが、資産をしっかり保全することも投資家として大切なことです。

今後のリップル(XRP)の価格上昇で、扱う金額が高くなることも十分に考えられます。

増えた資産は、ペーパーウォレットなどのオフラインで安全な形でしっかり保管をしていきましょう。

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