仮想通貨取引所は、日本のみならず世界中に存在しています。
特に、現在は中国を中心にアジア地域で仮想通貨取引所が盛んに設立されていますね。
今回は、海外の仮想通貨取引所の中で、OKExという取引所をご紹介していきます。
OKExは中国の仮想通貨取引所の中で、着実に取引高を増やしてきている堅実な取引所です。
日本にいても利用できる取引所ですので、詳細な情報を一緒に確認していきましょう。
OKEx取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | OKEx |
独自トークン有無 | OKB |
設立日 | 2014年 |
運営会社 | OKEx |
取引所がある国 | 中国 |
公式ホームページ | www.okex.com |
日本語対応 | - |
日本人対応 | 〇 |
アプリ対応 | 〇 |
取扱銘柄数 | 100種類以上 |
公式ニュース(ブログ) | Announcement |
公式Twitter | @OKEx |
@okexofficial | |
Reddit(提示版) | - |
公式ブログ | medium.com |
YouTube | - |
TelegramID | OKEx官方中文群正版 |
OKEx取引所とは/歴史
OKExは2014年に設立されました。
中国発の仮想通貨取引所であるBinance、Huobiと並んで、中国の三大仮想通貨取引所と呼ばれており、その規模は世界最大級です。
現在、拠点は香港に加えて、マルタ島へも拠点をつくることが発表されています。
マルタ島に拠点を設ける理由は、仮想通貨関連の法律が整備されているためです。
仮想通貨取引所にとって、法律の問題はどうしてもついて回ります。
法律が整備されていない国では、仮想通貨そのものが取引停止になる可能性もゼロではありません。
その点、仮想通貨関連の法律が整備されているマルタ島は、仮想通貨取引所にとって魅力的なのです。
ちなみ、OKEx以外に、Binanceもマルタ島に拠点をもっています。
OKEx取引所の基軸通貨一覧
BTC | ETH | USDT | OKB |
OKEx取引所の特徴
OKExは今のところ日本語対応はしていません。
英語や中国語、ロシア語やフランス語、スペイン語など多くの言語に対応していることから、今後の日本人ユーザーの増加次第では日本語対応が実装される可能性もあります。
ただ、日本語対応が行われるまで待っていてはいつまでもOKExを使って取引ができませんので、翻訳ツールを使ってOKExを利用していく必要があります。
サイト内の情報を把握するには翻訳ツールがあった方が分かりやすいですが、実際にツールを使って取引を行う際は、基本的な単語さえ覚えてしまえばそこまで苦ではありません。
OKExでの取引を通じて、英語も一緒に学んでしまうぐらいの意気込みをもってしまえば、自身の成長にもつながりますよ。
OKEx取引所の手数料一覧
それではOKExの手数料をそれぞれ確認していきましょう。
OKExは、過去30日間の取引量に応じて手数料が安くなる制度を敷いています。
現物取引であれば、100BTCを超える取引量に到達すれば、そこから徐々に手数料が安くなっていきます。
ただ、個人で保有量が100BTCを超えるのは中々至難ですので、実質、手数料低減の恩恵は受けにくいですね。
とはいえ、多額の取引量をマークしている方であれば、他の取引所よりも手数料が安くなるので、この制度を利用する価値はあります。
先物取引、スワップ取引の場合、個人で扱える取引量が現物よりも多い傾向にあるので、手数料低減の下限が10000BTCと高くなっていますで注意してください。
入出金手数料に関しては、OKExのホームページ上で公開されていません。
どうやら、固定の率があるわけではなく、時期によってコインごとに異なってくるようです。
若干、不透明な印象がぬぐえないので、やみくもに入出金を繰り返さないようにしましょう。
OKEx取引所の売買(取引)手数料
取引量(BTC) | メイカー(買い) | テイカー(売り) |
<100 | 0.100% | 0.150% |
≥100 | 0.140% | 0.090% |
≥500 | 0.130% | 0.080% |
≥1000 | 0.120% | 0.070% |
≥5000 | 0.100% | 0.060% |
≥10000 | 0.080% | 0.050% |
≥20000 | 0.060% | 0.030% |
≥50000 | 0.050% | 0.020% |
OKEx取引所の先物取引手数料
取引量(BTC) | Taker手数料 | Maker手数料 |
<10000 | 0.030% | 0.020% |
≥10000 | 0.030% | 0.015% |
≥20000 | 0.030% | 0.010% |
≥30000 | 0.030% | 0.005% |
≥60000 | 0.025% | 0.000% |
≥100000 | 0.025% | -0.005% |
≥200000 | 0.025% | -0.005% |
≥300000 | 0.025% | -0.010% |
OKEx取引所のスワップ取引時の手数料
取引量(BTC) | Taker手数料 | Maker手数料 |
<10000 | 0.070% | 0.020% |
≥10000 | 0.065% | 0.015% |
≥20000 | 0.060% | 0.010% |
≥60000 | 0.050% | 0.000% |
≥100000 | 0.050% | -0.005% |
≥200000 | 0.040% | -0.010% |
≥300000 | 0.035% | -0.015% |
- 板を作る注文 = メイカー(Maker)
- 既存の板で約定させる注文 = テイカー(Taker)
OKEx取引所を利用するメリット
OKExには日本の仮想通貨取引所には見られない様々なメリットがあります。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
仮想通貨の取り扱い数が豊富
OKExでは、計100種類以上もの仮想通貨銘柄を売買することができます。
この取り扱い数は、日本国内の取引所と比べると、圧倒的に多いです。
マイナーコインを多く扱っているため、取り扱い数が豊富となっています。
もちろん、BTCやETHなどメジャーなコインも網羅しているので、マイナーコインに興味ないという方でも問題なく利用できますよ。
口座開設の際に身分証明書が必要ない
国内の仮想通貨取引所では、口座開設を行う際に運転免許証など身分証明書の提出を求められます。
これが意外と手間がかかって、提出するのが煩わしいことも多いですよね。
OKExでは口座開設の際に身分証明書を提出する必要がありません。
個人情報をフォームに入力して登録するだけで取引を開始することができます。
仮想通貨売買の成約が決まりやすい
OKExは、世界の仮想通貨取引所の中でも、取引量が非常に多く、一時期はトップ3の取引量にまで達したこともあります。
取引量が多いということは、それだけ売買注文の成約が決まりやすいということです。
取引量が少ないところだと、売買の注文を出しても中々注文が確定しないという自事態が多発します。
OKExでは、スムーズに取引を進めることができるので、余計な心配をせずに取引に集中することができます。
OKEx取引所を利用するデメリット
OKExのメリットを解説してきましたが、メリットもあればデメリットも必ず存在します。
ただ、見方を変えれば、デメリットを把握することでOKExを存分に活用することができるともいえます。
デメリットに関しても1つずつ確認していきましょう。
中国当局の規制により、取引が停止する可能性がある
OKExは中国当局の管理下にあります。
中国は、昔ほどではありませんが現在も当局が経済活動に介入してくるケーズがあります。
特に、仮想通貨の取引は資金洗浄に利用されることがあるため、中国当局も監視の目を光らせています。
OKEx事態が不祥事を起こさなくても、他の取引所が摘発され、その影響が波及してくる可能性もあります。
すべての資金、資産を中国の仮想通貨取引所に入れることはリスク分散の面で適切ではありません。
メジャーな仮想通貨保有の場合は、OKExと日本国内の仮想通貨取引所をバランスよく利用するのがベターです。
中国国内の仮想通貨に関する法律、規制案には常に目を光らせておくようにしましょう。
日本円での入金ができない
OKExでは、日本円の入金、出金ができません。
日本語対応していないという面からも明らかですが、日本のユーザーの利用を加味していないため、日本人にとっては少々不便な面も見られます。
とはいえ、他の海外仮想通貨取引所も日本円の入出金に対応しているところは少ないので、OKExに限ったことではありません。
BTCを媒介にして取引する仮想通貨取引所が大半ですので、あらかじめBTCを保有しておけば問題なく利用できます。
OKEx取引所を他の取引所と比較
OKExが日本の仮想通貨取引所と比べて具体的にどのくらい優れているのか、確認してみましょう。
今回、比較対象とする取引所は、国内大手であるbitbank、GMOコイン、FISCOとします。
取扱仮想通貨の種類を比較
OKEx | 108種類 |
GMOコイン | 5種類 |
FISCO | 3種類 |
Bitbank | 6種類 |
取扱仮想通貨の種類は、OKExが圧倒的に多いですね。
108種類という数字は、海外の仮想通貨取引所の中でも上位クラスの豊富さです。
マイナーコインが充実している表れと言えます。
国内取引所だと、どうしてもマイナーコインの取り扱いがほとんどないので、マイナーコインの購入を検討されている方は、OKExの利用をおすすめします。
取引手数料を比較
OKEx | 最大0.2% |
GMOコイン | 0.01% |
FISCO |
|
Bitbank |
|
OKExの取引手数料は、国内の取引所と比べるとやや高いですね。
ただ、OKExでは取引量に応じて手数料が設定されます、上限の手数料が0.2%ですので、取扱仮想通貨の豊富さを踏まえれば、この手数料は許容範囲ですね。
送金手数料(BTC)
OKEx | 不明 |
GMOコイン | 無料 |
FISCO | 0.001BTC |
Bitbank | 0.001BTC |
OKExの送金手数料は、公式ホームページで公開されていないため、不明となっています。
時期によって手数料が変動するようです。通常、送金手数料は固定されていることが大半ですので、この点、OKExは少々使い勝手が悪いと言えます。
送金手数料の面では、国内取引所に分がありそうです。
OKEx取引所の登録方法
それでは、OKExの登録手順を確認していきましょう。
- まずはじめに、OKExのホームページにアクセスしましょう。
- トップページの右上にある「Sign Up」と書かれたボタンをクリックしてください。
- 情報の入力画面に移動したら、まずメールアドレスを入力します。
- アドレスを入力したら、「Get code」と書かれたボタンをクリックします。
- そうすると、入力したメールアドレス宛にコードが送られてきます。
- 送られてきたコードを「Email code」の欄に入力してください。
- コードを入力したら、次はパスワードを入力してください。
- 入力完了後、下部にある「Sign Up」をクリックして登録完了となります。
OKEx取引所で購入できるおすすめコイン3選
それでは、OKExで購入できるおすすめのコインを厳選して3つご紹介していきます。
独自トークンOKB
OKExは独自トークンとしてOKBを発行しています。
OKBを利用することで、以下のメリットを享受できます。
- OKBを基軸通貨として取引すると取引手数料が無料になる
- OKB保有者には、毎週金曜日に取引手数料収益の50%が還元される
OKBを基軸通貨に置くことで、他の通貨と交換する際の手数料がゼロになります。
OKBはOKExでのみしか使えないという面もありますが、取引手数料が無料になるのは非常にありがたいですね。
さらに、取引手数料収益の50%がOKB保有者に還元されるということで、こうなるとOKBを利用しないてはありません。
ネオ(NEO)
ネオ(NEO)は中国で開発された仮想通貨で、ETHと同様、スマートコントラクトを搭載しています。
スマートコントラクトとは、特定の選択が行われた際に、自動的に契約が交わされるシステムのことで、これにより仮想通貨取引を滞りなく進めることが可能になります。
技術的な基盤がしっかりしているため、ブロックチェーン専門家たちからは、BTCに代わる基軸通貨になり得るとして高い評価を受けています。
イオス(EOS)
イオス(EOS)は2017年6月に発行された仮想通貨です。
EOSの最大の特徴は、取引の処理速度の速さです。
スマートコントラクトを搭載したETHよりも速い処理速度を誇っています。
EOSには、EOSソフトウェアと呼ばれるブロックチェーンが基盤として存在しており、このソフトウェアによってETHよりも速い処理速度を実現しています。
時価総額を着実に増やしており、一時期は時価総額5位まで上昇したこともあります。
今後さらに時価総額を伸ばしてくる可能性がありますので、投資対象として抑えておきましょう。
中国取引所OKExのまとめ
OKExは独自トークンのOKBをはじめとして、多種多様な仮想通貨を取り扱っています。
OKBに関しては、保有しているだけでメリットが得られますので、積極的に利用していきたい所です。
もちろん、メジャーな通貨も網羅して扱っていますので、マイナーコインに手を出しづらいと思われている方でも不自由なく利用できます。
登録は数分で完了しますので、OKExの登録が済んでいない方は是非、登録をしてもらい、OKExの利便性を確かめてみてくださいね。